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Nabari Ningaikyo Blog
Posted by - 2024.05.19,Sun
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Posted by 中 相作 - 2018.04.25,Wed

 えーっと、悶絶するほどびっくりいたしましたので、一粒で二度おいしい、とばかり、きょうも行っときます。

 赤で行きます。

 中 相作 様

 市長への手紙をお寄せいただきありがとうございました。

 平成30年4月6日付でお尋ねのありましたことについて、以下のとおり回答させていただきます。

 乱歩関係資料を収集する方法として、購入はせず書誌データだけを収集して記録しておくことについては、貴重なご提案として受けとめさせていただきます。しかしながら、資料の購入に掛かる経費は必要としないものの、日々の出版情報の中から乱歩関係資料となる書誌データを収集し、それを記録するためには、それなりの時間と労力を継続してかけていく必要があります。したがいまして、市立図書館の運営形態の現状の中でそういったことができるかどうかについて見極めてまいりたいと考えています。

 平成30年4月13日

 名張市長 亀井利克


 4月13日といえば、任期満了にともなう名張市長選挙投票日の前々日である。

 そんな日に滑り込みでこうした回答を送ってよこしたということは、もしかしたら「市長への手紙」や市立図書館に関係する職員のあいだに、現職市長名義の回答に人が卒倒し悶絶するほどレベルの低い責任回避や自己保身のための文言をてんこ盛りに盛り込んで現職を貶め、結果として対抗馬に肩入れしてやろうという計算が働いたのかもしれぬなあ。

 ちなみに、選挙結果はこちらとなっております。

 名張市:第17回名張市長選挙 投票・開票結果

 いやいや、連中にそこまでの知恵はないか。

 というより、お役人のみなさんがそこまで明確に意思表示をすることなんてあり得ないか。

 なにしろ小ずるいだけは小ずるくて、しっぽつかまれるような真似は絶対せんからなあ。

 しかし、あれなことは間違いなくあれなわけなんですから、この4月13日付回答なんて、お役所を無能と怠慢のお花畑として維持したいという悲壮な決意が太く長いしっぽとなっておいでおいでをしている、みたいな印象が拭いがたくあって微笑ましくもくそ腹立たしい。

 なんなんだ。

 ほんとになんなんだろうなこいつらはいったい。

 とにかくまあ、きょうのとこは赤で行っときました。
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Posted by 中 相作 - 2018.04.24,Tue

 炎の大連投もいよいよ五日目、4月6日金曜が最終日となりました。

 2018年4月11日:大連投無事終了

 で、お答えはこんなんでございました。

 卒倒しないように気をつけてください。

 中 相作 様

 市長への手紙をお寄せいただきありがとうございました。
 平成30年4月6日付でお尋ねのありましたことについて、以下のとおり回答させていただきます。

 乱歩関係資料を収集する方法として、購入はせず書誌データだけを収集して記録しておくことについては、貴重なご提案として受けとめさせていただきます。しかしながら、資料の購入に掛かる経費は必要としないものの、日々の出版情報の中から乱歩関係資料となる書誌データを収集し、それを記録するためには、それなりの時間と労力を継続してかけていく必要があります。したがいまして、市立図書館の運営形態の現状の中でそういったことができるかどうかについて見極めてまいりたいと考えています。

 平成30年4月13日
 名張市長 亀井利克

 いったい何が書かれてあるのか、にわかには理解できませんでした。

 「日々の出版情報の中から乱歩関係資料となる書誌データを収集し、それを記録するためには、それなりの時間と労力を継続してかけていく必要があります」ってあなた、それが図書館のお仕事じゃありませんか。

 それこそが図書館の資料収集というものではありませんか。

 それもしないで名張市立図書館のお役人衆、毎日いったい何していらっしゃるのかしら。

 「手前どもは何も考えさせていただかないことにさせていただいております」

 とか、

 「手前どもはできるだけ働かさせていただかないようにさせていただいております」

 とか、

 「手前どものお仕事は毎日毎日お役所へ間抜け面を並べにくることでございます」

 とか、そんなこと本気でおっしゃってるお役人のみなさんや、みなさんほんとに大丈夫でいらっしゃいますか。

 みなさんお役人衆は大丈夫でも、われわれ市民はみなさんのレベルの低さに思わず卒倒してしまいますがな。

 死ぬほどびっくりしたから白抜きで強調しときますけど──

資料の購入に掛かる経費は必要としないものの、日々の出版情報の中から乱歩関係資料となる書誌データを収集し、それを記録するためには、それなりの時間と労力を継続してかけていく必要があります。

 いやはや、これがかりそめにも図書館運営に携わる人間の口から出た言葉なんでしょうか。

 たとえば三重県立図書館は、「みえの本」というのを毎月一回発行していて、公式サイトでも公開してます。

 三重県立図書館:みえの本(三重県関係出版物速報)

 これは、「県立図書館が各新聞等から入手した情報をまとめた、三重県に関する出版物の速報」であり、「県立図書館の所蔵データではありません」とのことです。

 この「みえの本」の乱歩版を出すだけの話です。

 新聞などから入手した乱歩に関する出版物の速報をまとめることくらい、図書館にとっては朝飯前の作業であって、というか、それができなきゃ資料収集なんて一歩も前へ進まんではないか。

 しかも、乱歩に関する出版物なんて、新刊として世に送られるものなどごく限られた数でしかないではないか。

 たとえば今年に入って一月から三月まで、目を皿のようにして探し回ったところで乱歩の単著はたったの二冊である。

 だというのに、この回答はいったいなんなんだろうな。

 何をほざいているのであろうな。

 手前どもはまじめにお仕事することがいやでございます、と天下堂々、誰はばかることなく公言して恬として恥じるところがないのだからなあ。

 もう一度、全文を引用しときましょう。

 白抜きにして文字も大きくしてやる。

 中 相作 様

 市長への手紙をお寄せいただきありがとうございました。

 平成30年4月6日付でお尋ねのありましたことについて、以下のとおり回答させていただきます。

 乱歩関係資料を収集する方法として、購入はせず書誌データだけを収集して記録しておくことについては、貴重なご提案として受けとめさせていただきます。しかしながら、資料の購入に掛かる経費は必要としないものの、日々の出版情報の中から乱歩関係資料となる書誌データを収集し、それを記録するためには、それなりの時間と労力を継続してかけていく必要があります。したがいまして、市立図書館の運営形態の現状の中でそういったことができるかどうかについて見極めてまいりたいと考えています。

 平成30年4月13日

 名張市長 亀井利克


 いかがですかみなさん。

 名張市のお役人のこちらが卒倒しそうになるほどのレベルの低さ、多少なりともおわかりいただけましたか。

 こんな連中の相手をしなければならんのだからなあ。
Posted by 中 相作 - 2018.04.23,Mon

 炎の大連投は4月5日木曜、四日目を迎えました。

 2018年4月10日:越えてあふれてどこに出る

 こんなお答えをいただきました。

 中 相作 様

 市長への手紙をお寄せいただきありがとうございました。
 平成30年4月5日付でお尋ねのありましたことについては、本日別途、名張市教育委員会より回答させます。

 平成30年4月13日
 名張市長 亀井利克

 で、名張市教育委員会の回答がこれ。

中 相作 様

 市長への手紙をお寄せいただきありがとうございました。
平成30年4月5日付でお尋ねのありましたことについて以下のとおり回答させていただきます。

資料について十分な知識を持った職員、資料を収集するための予算、収集した資料を整理して保存するための場所、これらのことが図書館を運営していくうえで重要な要素であり課題であるといわれています。特定の作家を対象とした資料収集を行うときは、これらのことはさらに重要となります。市立図書館では、日常業務の中で課題解決の方法を考えつつ、可能な範囲で資料収集に取り組んでいるところです。

平成30年4月13日
名張市教育委員会

 こりゃいったいなんなんだろうな。

 4月5日付「市長への手紙」でお願いし申したのはこげなこつでしたばい。

 平成28年12月定例会一般質問で教育次長が「課題も多いのが現状でございますが、今後寄贈された資料の活用策も含めて検討していきたい」とお答えになっていらっしゃいますが、具体的にどのような課題があり、それぞれの課題ついてどのような検討が進められてきたのか、教育次長のご回答をお願い申しあげます。

 まったく答えになってませんがな。

 答えになってないことももちろんですが、ここにもまたお役人の第一義は責任回避であり、そのための便法が主体性の放棄であるというお役所の鉄則が貫かれていることに一驚を禁じえません。

 「資料について十分な知識を持った職員」「資料を収集するための予算」「収集した資料を整理して保存するための場所」といった調子で、自分たちの力ではどうしようもない外的条件を課題として列挙し、自分たちの無能と怠慢を正当化しようとする姿勢は、それが公務員の王道ではあるというものの、あまり眺めのよいものではおじゃりませぬなあ。

 というか、吐きそうだぜ。

 「重要な要素であり課題であるといわれています」とか、なーにひとごとみたいにいってんだろうなあ。

 おめーら自身の問題だろうが、と麻呂はいいたい。

 そもそも名張市立図書館のオープンは昭和44・1969年7月のこと、開設準備中だった同年4月に川崎秀二先生からいきなりお尻を叩かれて、大あわてで乱歩関連資料の収集に手をつけたのでありましたがな。

 以来四十九年、すなわちほぼ半世紀が経過しておるというのに、なーにばかなことおっしゃってんだか。

 これもまたもう一度、同じこつばお願いし申さねばならんなあ。
Posted by 中 相作 - 2018.04.22,Sun

 昨日付エントリの補足説明を記しておきますと、例の『花森安治』は、名張市立図書館が乱歩関連資料として収集したということにはなりましたが、もともと一般の図書として購入したものであり、現在も館内乱歩コーナーの書棚に配架されているわけではなく、図書館の普通の蔵書として普通に架蔵されているだけ、ただそれだけのことなんです。

 ほんとに小手先の小細工、まさにただ、タグつけときました〜、というだけの話なんです。

 そもそも名張市立図書館の乱歩コーナーというのがいったい何をしたいんだかよくわからない意味不明なスペースで、そのあたりのことは小学館の電子書籍版乱歩全集のインタビューでちょこっと述べ、このブログにも引用しております。

 2017年12月3日:これが手前どもの資料収集どす

 引用の末尾に「名張市立図書館による乱歩関連資料の収集は、すでに終わってしまった話であると見るのが正解やとは思いますけど」とありますけど、すでに終わってしまったということを公式に認定していただき、さあこれからどうしましょうかということを考えるために、こうして「市長への手紙」を活用している次第であるとお考えください。

 さて、炎の大連投三日目は4月4日水曜日のことでした。

 2018年4月9日:名張市長選挙が始まりました

 こんなお答えをいただきました。

 中 相作 様

 市長への手紙をお寄せいただきありがとうございました。
 平成30年4月5日付でお尋ねのありましたことについては、本日別途、名張市教育委員会より回答させます。

 平成30年4月13日
 名張市長 亀井利克

 で、名張市教育委員会の回答がこれ。

中 相作 様

 市長への手紙をお寄せいただきありがとうございました。
平成30年4月4日付でお尋ねのありましたことについて以下のとおり回答させていただきます。

慶應義塾大学推理小説同好会OB会有志の皆様との話し合いの際、同会から寄贈いただいた資料を市立図書館情報システムに蔵書として登録する方法について登録画面をプリントした資料をもちいて説明させていただいたところ、手つかずであった寄贈図書公開のための準備が始まったことを一定ご理解いただいと思っています。登録作業は手入力で進めているため、作業の進捗状況はまだまだ道半ばといったところですが、準備が整えば、部分的にでも公開していきたいと考えています。
ネーミングライツパートナーの再募集に関しましては、平成30年3月27日付で市長から回答いたしましたように、引き続き情報収集等を行ってまいりたいと考えています。その際には、今回いただいたご提案も参考にさせていただきます。

平成30年4月13日
名張市教育委員会

 例によって例のごとく、お答えいただかねばならぬことにお答えていただいておりません。

 4月5日付「市長への手紙」では、こんなことをお聞きいたしました。

 慶應義塾大学推理小説同好会OB会のみなさんは、どうして名張市にさじをお投げになったのでしょうか。

 昨年9月21日、この言葉をその耳で直接お聞きになった教育次長と図書館長のお答えをお願いいたします。

 まったくお答えいただいておりませんから、教育次長と図書館長のお答えを再度お願いすることになります。

 ちなみに、回答中に「同会から寄贈いただいた資料を市立図書館情報システムに蔵書として登録する方法について登録画面をプリントした資料をもちいて説明させていただいた」とあるのは、くだんの『花森安治』同様、パソコン上で寄贈図書のデータに小手先の小細工をほどこしただけであるということを説明いたしました、ということです。

 ちなみに、昨年9月21日、名張市立図書館で慶應義塾大学推理小説同好会OB会有志のかたから名張市立図書館へお寄せいただいた苦言のひとつは、

 「何かをやりますと約束はするが、いつまでにやりますと期限を明示することがない」

 といったことでした。

 上の回答でも、「作業の進捗状況はまだまだ道半ばといったところですが、準備が整えば」と見事に期限は明示されていません。

 ネーミングライツパートナーの再募集についても、「引き続き情報収集等を行ってまいりたいと考えています」とあるだけで、いつ検討を行います、とはいっさい記されておりません。

 お役所ではどうやら、期限を決めないというのが決まりになっているらしく思われます。

 いやまったく困ったものだなあ。
Posted by 中 相作 - 2018.04.21,Sat

 お役所の楽しい仲間たちのみなさんによる驚いたり呆れたり感心したりしてしまう多彩な手口のあれこれ、きょうもつぶさに見てまいりましょう。

 4月3日火曜日は炎の大連投二日目となりました。

 2018年4月8日:名張市長選挙告示日です

 お聞きしたのは、この一点。

 平成28年4月に発行された『花森安治』を名張市立図書館が乱歩関連資料として収集したという情報を、名張市民はいったいどうすれば知ることができるのでしょうか。

 こんなお答えを頂戴いたしました。

 中 相作 様

 市長への手紙をお寄せいただきありがとうございました。
 平成30年4月3日付でお尋ねのありましたことについて、以下のとおり回答させていただきます。

●『花森安治』の増補新版を収集対象としたことについて

 平成30年1月15日付及び平成30年2月8日付で回答しましたように、旧版と増補新版の内容紹介を比較する過程を経て収集対象と判断しました。

●『花森安治』を乱歩関連資料として収集したという情報を、名張市民はどうすれば知ることができるかについて

 名張市立図書館では、ホームページから蔵書の検索ができるようにしています。「乱歩関係資料」や「江戸川乱歩」等をキーワードにして検索すると資料の一覧が表示されるので、それにより知ることができます。特定の資料名で検索した場合は、資料の詳細情報を見ることにより知ることができます。

 平成30年4月13日
 名張市長 亀井利克

 担当職員のかたにもうひとつ読解力が欠けているのか、4月3日付「市長への手紙」では『花森安治』を収集対象としたことに関しては何もお聞きしていないのですが、「旧版と増補新版の内容紹介を比較する過程を経て収集対象と判断しました」とのお答えを頂戴いたしました。

 このお答えは以前からくり返し頂戴しているもので、何の答えにもなっていない、ということもまたそのたびに指摘しております。

 煩をいとわず贅言を連ねておきますと、リニューアル版『花森安治』が収集対象であることは論をまちませんが、三重県でトップの財政難に苦しむ名張市において、また、乱歩関連資料の収集能力を著しく欠いた名張市立図書館において、つまり文庫本の単著にさえ見落としがごろごろしてるような資料収集しかできない図書館において、こんなリニューアル版を購入したことがはたして適切だったのかどうか、その点に関する市長判断をお聞きしたわけなんですけど、手前どもは間違っておりません、手前どもは間違っておりません、手前どもは間違っておりません、とまったく答えになっていないそんな答えばかりがばかのひとつ覚えみたいに返ってきて、こちとらいいだけうんざりしていたところなんです。

 ですから『花森安治』が収集対象かどうかという話には別れを告げて『リメイクの日本文学史』に進もうかと考えていたのですが、せっかく『花森安治』の話題を蒸し返していただいたわけなんですから、もう少し『花森安治』の関連質問をつづけたいと思います。

 さて、本題のほう。

 名張市立図書館では、ホームページから蔵書の検索ができるようにしています。「乱歩関係資料」や「江戸川乱歩」等をキーワードにして検索すると資料の一覧が表示されるので、それにより知ることができます。特定の資料名で検索した場合は、資料の詳細情報を見ることにより知ることができます。

 要するに、タグつけときました〜、というだけのことです。

 『花森安治』は乱歩関連資料として購入したものではありませんでしたが、たまたま乱歩の対談が収録されていることが判明いたしましたので、パソコン上で『花森安治』のデータに手を加え、この本は乱歩関連資料です〜、それがよくわかるようにタグつけときました〜、というだけの話なんです。

 じつは慶應義塾大学推理小説同好会OB会有志のみなさんからの寄贈図書もこれと同じ手口で処理されただけだったんですけど、いかにもきっちり活用させていただいております、みたいにしれっと涼しい顔していえるのがお役人衆の鉄面皮というやつです。

 ちなみに申しておきますと、お役人衆の第一義は責任回避であり、そのための便法が主体性の放棄です。

 ですから、市立図書館による乱歩関連資料の収集におきましても、その目的は、昨年8月16日に送信した「市長への手紙」への同年8月24日付回答によれば、こんなことでした。

1)資料収集の目的
収集の目的は、日本における探偵・推理小説の礎を築いた名張生まれの作家・江戸川乱歩を顕彰し、収集した資料により市民の皆さんに江戸川乱歩についての知識や興味・関心を高めていただくためです。

 かりそめにも「市民の皆さんに江戸川乱歩についての知識や興味・関心を高めていただくため」などとおっしゃるのであれば、せめて今月はこれこれこういった乱歩関連資料を収集いたしました、みたいな程度のことは名張市立図書館の公式サイトで告知してもいいと思うんですけど、実際にはなんにもいわないでただタグをつけるだけ、あげくは乱歩関連資料のことを知りたい市民は自分で検索しろよな、なんていってるのが名張市立図書館なわけです。

 お役人体質がひときわ鮮やかに光彩陸離、燦然として光を放っていると見受けられます。

 ま、このあたりももう少し関連質問で突っ込んでみようかな。

 というところで、次のエントリはまた名張市立図書館発行『江戸川乱歩執筆年譜』の訂正となります。

 乱歩が「宝石」に編集後記を書いたのは昭和35・1960年11月号の「編集者より」が最後だと思っていたのですが、翌年1月号の「編集者より」にも稿を寄せておりました。

 当該号はむろん手もとにあったのですが、うっかり見落としていた次第です。

 いやお恥ずかしい。

 というところで、次のエントリへどうぞ。

 画像もおまけでつけておきます。

 画像といえば、サムネールなしというのはいかにも愛想がありませんから、掲載してある画像を古い順にクラウドへ追いやって残りバイト数にやや余裕を生じさせ、そこへモノクロの小さな画像を掲載することにいたしました。

 なお、画像では乱歩の文章のあとが空白となっておりますが、実際には大坪直行さんの文章が掲載されております。

 それでは、次のエントリへどうぞ。
Posted by 中 相作 - 2018.04.20,Fri

 名張市長選挙から早幾日。

 選挙前に投稿した炎の大連投への回答が、かなり大急ぎで選挙前に送信されてきたことはすでにお知らせしました。

 万にひとつでも新しい市長が誕生したら「市長への手紙」の回答に一貫性や整合性といった面で問題が出てくるかもしれない、とお考えになってのことであったのかどうか、ともあれお役人のみなさんが選挙前に大急ぎで回答してくださったという寸法です。

 それではさっそく一日目から。

 2018年4月7日:新年度は嵐とともに

 お答えはこんなんでした。

中 相作 様

 市長への手紙をお寄せいただきありがとうございました。
 平成30年4月2日付でお尋ねのありましたことについて、以下のとおり回答させていただきます。

 市立図書館のネーミングライツパートナーの再募集については、平成30年3月27日付で回答いたしましたように、平成28年2月以降、再募集についての検討を進めるための情報収集等は、随時市立図書館職員が行っていますが、日時を定めて検討会を開催するといったことは行っていません。

 平成30年4月13日
 名張市長 亀井利克

 だったら最初っから正直にそういってくれりゃいいものを。

 そもそものことを申しますと、3月5日付「市長への手紙」でこんなことをお願いしたわけです。

 名張市は平成28年、財政難を少しでも補うことを目的に、ということであると判断される次第ですが、市立図書館のネーミングライツ・パートナーを募集しました。

 残念ながら一件も応募がなかったとのことではありましたが、その後、再募集したという話は耳にいたしません。

 しかし、財政難を少しでも補おうとする努力は不断につづけられるべきであり、ネーミングライツ・パートナーの募集がただ一度だけで終わっているのは、市民のひとりとして納得できることではありません。

 どうしてネーミングライツ・パートナーを募集しないのか、ご説明をお願いいたします。

 どうして募集しないのか、説明してください、というお願いへの3月15日付回答。

 平成28年2月に、年間のネーミングライツ料を50万円以上とする市立図書館を対象としたネーミングライツ・パートナーを募集しましたが、応募くださる事業者等はありませんでした。ネーミングライツ料を減額しての再募集も検討したところですが、募集期間中にこの件に関しての問い合わせもなかったことから、再募集については今後の検討課題としました。

 一昨年2月に募集が不首尾に終わり、それを受けて再募集を検討した結果、「再募集については今後の検討課題としました」とのことです。

 そこで3月21日付「市長への手紙」には、こんなお願いを記しました。

 名張市立図書館のネーミングライツパートナー募集の件、「再募集については今後の検討課題としました」とのお答えをたまわり、また、「県内・県外の公立図書館におけるネーミングライツ導入の動向や、事業者の応募に関する意向等について情報収集を続けており」とのお知らせもいただいて、心から安堵いたしました。

 つきましては、最初の募集以降、再募集に関する検討がいつ、何回にわたって、誰によって行われ、どういった情報が収集されているのか、さらに、現時点でどのような検討結果が得られているのか、ぜひご説明いただきたいと思います。

 検討の進捗状況について説明を求めたところ、3月27日付でこんな回答が。

 平成28年2月以降、再募集についての検討を進めるための情報収集等は、随時市立図書館で行っています。
 平成28年2月時点で、公立図書館にネーミングライツを導入している自治体は全国で二つありました。その後の導入状況は、いずれも県外になりますが三つの自治体で導入したとの情報を得ています。それらとは別に一つの自治体では、図書館全体ではなく館内の一部の施設にネーミングライツを導入したとの事例も把握しています。また、市立図書館では、事業者の応募に関する意向を確認していますが、興味を示す事業者は今までのところございません。
 以上のように、公立図書館へのネーミングライツの導入は全国的に見ても少ない状況にありますが、市立図書館へのネーミングライツの導入については引き続き情報収集等を行ってまいりたいと考えています。

 そして、4月2日はついに炎の大連投一日目、「市長への手紙」にこんなことを記しました。

 そこで、3月19日付「市長への手紙」で、「再募集に関する検討がいつ、何回にわたって、誰によって行われ、どういった情報が収集されているのか、さらに、現時点でどのような検討結果が得られているのか、ぜひご説明いただきたいと思います」とお願いしましたにもかかわらず、3月27日付ご回答にまともなお答えはいっさい記されておりませんでした。

 もしかしたら、あれも、これも、と一度にお聞きしたことがいけなかったのかもしれない、と思いあたりましたので、とりあえず一問だけ、再質問することにいたします。

 名張市立図書館のネーミングライツパートナー再募集に関する検討は、いつ、誰によって行われたのか、お教えください。

 で、4月13日付回答がこんなんだったわけです。

 市立図書館のネーミングライツパートナーの再募集については、平成30年3月27日付で回答いたしましたように、平成28年2月以降、再募集についての検討を進めるための情報収集等は、随時市立図書館職員が行っていますが、日時を定めて検討会を開催するといったことは行っていません。

 つまり、全然検討していません、ということです。

 これを要するに、お役人が「今後の検討課題としました」とおっしゃった場合、その言葉が意味するところは「検討する気はありません。あっかんべー」ということなのであると知るべきでしょう。

 しかも、いったいいつ誰が検討したの、と尋ねられてもまずは適当にはぐらかし、再度質問されて仕方なく、検討なんかしておりません、とようよう正直に答えてくれるという難儀なかたがたです。

 いやー、お役人って、ほんとに困ったみなさんですね。
Posted by 中 相作 - 2018.04.16,Mon

 名張市長選挙は昨日投開票日を迎え、現職が五選を果たしました。

 伊賀タウン情報YOU:現職の亀井氏が5選 名張市長選(2018年4月15日)

 薄氷の勝利ではありましたが、勝ちは勝ちですから、名張市民は変革を望まず、既定路線の充実を期待しているということになるでしょう。

 さ。

 心安んじて「市長への手紙」にとりかかろっと。
Posted by 中 相作 - 2018.04.15,Sun

 いよいよ名張市長選挙投票日です。

 朝から雨になりました。

 選挙情勢はツイッターでご確認ください。

 Twitter:名張 市長 選挙

 ではここで、きのうにつづいて、名張市立図書館発行『江戸川乱歩執筆年譜』の不備を訂しておきたいと思います。

 昭和10・1935年8月18日付読売新聞に掲載された「郷愁としてのグロテスク」の初出時のタイトルは「郷愁としてのグロ作家」でした。

 いやどうも調べが手抜きですいませんでした。

 それでは次のエントリにお進みください。
Posted by 中 相作 - 2018.04.14,Sat

 泣いても笑ってもきょうが選挙戦最終日。

 任期満了にともなう名張市長選挙はあす投票日を迎えます。

 伊賀タウン情報YOU:名張市長選 候補者の横顔(2018年4月13日)
 伊勢新聞:名張市長選、あす投開票 現職、新人が三つどもえ 三重(2018年4月14日)

 今月2日月曜から6日金曜まで軽いきちがいになって送信した「市長への手紙」には、選挙戦もいよいよ終盤に入ったきのう回答を頂戴しました。

 もちろん回答は事務方が作文したもので、お忙しい選挙戦のさなかに市長さんが執筆してくださったものではありません。

 ではさっそく、とまいりたいところですが、なんといっても投票日前日であることに鑑み、「市長への手紙」をめぐる話題はまた選挙が終わってから、ということにして、本日は名張市立図書館発行『江戸川乱歩執筆年譜』の誤りを訂しておくことにいたしします。

 乱歩のエッセイ「幻影の城主」は、同書では昭和10・1935年12月3、4両日、東京日日新聞に発表されたとしておりましたが、実際には3日から5日まで三回にわたって掲載されたことが判明いたしました。

 どうしてこんな誤りが生じたのか、二十年ほど昔のことを振り返って思い当たることやいいわけしたくなることも出てはきましたが、そういうのはすべてあっさり省略し、次のエントリに正しいデータを記録いたします。

 日付を明示するため掲載面のスキャン画像も添えておきます。

 横光利一の連載小説もお楽しみください。

 長きにわたった誤りをご寛恕いただければ幸甚これに過ぎることはありません。

 それでは次のエントリにお進みください。
Posted by 中 相作 - 2018.04.13,Fri

 うーむ。

 お役所のばーか、みたいなことばっか書いてたら、お役所もとうとう頭に来たのか、介護保険料の支払い通知書とかなんとかそんな感じの文書を郵送してきやがりました。

 くっそー。

 いまさら、私が悪うごぜーやしたお代官さま、と詫びを入れても許してはもらえぬのであろうな。

 あーあ。

 お役所のばーか、みたいなことばっか書かなきゃよかったなあ。

 みたいなことは関係なしに記しますと、「昨年秋のこと、名張市単独では無理だけど伊賀市と連携すればなんとかなるのではないか、という考えが私の頭に閃光のようにひらめきました」と書いた11日水曜日付エントリをはじめとする一連の話題にけりをつけておきたいと思います。

 というか、ひらめいた直後の昨年10月1日、すでにこんな感じになってました。

 2017年10月1日:伊賀市迷走
 2017年10月2日:伊賀市迷走二重奏

 で、昨年10月2日付エントリで「乱歩関連資料の収集と活用を伊賀市立図書館に引き受けてもらう、という線も消えたと考えるしかないかもしれません」とお伝えした案件の現時点における結論は、というか、これはもう永遠の結論なんですけど、伊賀市のお役所が現在建築中の新庁舎に移転したあと空き家になった現在の庁舎に伊賀市の図書館が移転したらそこに名張市立図書館が収集した乱歩関連資料を移管してそれ以降は乱歩関連資料の収集と活用を伊賀市の図書館に引き受けてもらう、という線はもうだめ、完全にだめ、ということになりました。

 あしからずご了承ください。

 ご参考までに、伊賀市の現在の庁舎の写真、伊賀市公式サイトに掲載されてるのを無断転載しておきます。


 まあ、ぼろぼろなんですけど。
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