忍者ブログ
Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2017.07.22,Sat

 さて、慶應義塾大学推理小説同好会OB会の寄贈図書の件、メンバーのかたに一度名張までご足労願えませんか、と厚かましいお願いを申しあげましたところ、先日19日の水曜日、おそらく東京でだと思いますけど、メンバーのおひとりでOB会と名張市立図書館の橋渡し役を務めていただき、4月にお亡くなりになった中井洽さんをしのぶ会が開かれたそうで、中井さんと同世代のOB会員がお集まりになったその席で、とりあえず名張に足を運んでやろう、との方針を固めていただいたそうです。

 ありがたいことだと思います。

 日程は未定です。

 慶應義塾大学推理小説同好会といえば、紀田順一郎先生の『蔵書一代』、なんとも重たい内容で、じつはこの夏、余儀なく過去を振り返ってなんとも重たい気分になる、ということが重なり、こりゃどっかで験直しと洒落込まないとな、と思案しているところです。

 そういえば、鷲田小彌太先生も蔵書の処分を決意されたとブログにお書きであった、と検索してみたところ──

 鷲田小彌太の仕事:読書日々 825(2017年4月14日)

 鷲田先生、「蔵書を99%(?)以上を処分する」とのことで、これもまた、蔵書一代。

 ところで鷲田先生、『涙香、「新青年」、乱歩』をご紹介くださっておりました。

 鷲田小彌太の仕事:読書日々 835(2017年6月23日)

 ありがたいことだと思います。

 鷲田先生にお読みいただいた『涙香、「新青年」、乱歩』は、じつはこれ。


 2014年12月、高井信さんからプレゼントされた一冊で、この世に三冊、高井さんと北原尚彦さんと私、この三人のもとにしか存在していなかった稀少本ですが、今年5月、鷲田先生に当地へおいでいただいたあと、ご馳走になったお礼にと、当地の銘酒「乱歩誕生」といっしょにお送りしたものです。

 私が所蔵していたら死蔵されているだけですが、鷲田先生にお読みいただき、そのうえで札幌あたりの古書市場に流通したとしたら、ちょっと面白い話だな、と、高井さんには申しわけないような気もしたのですが、そうしたほうがこの『涙香、「新青年」、乱歩』も生きるであろうと考え、あとになって、あ、サイン入れときゃよかった、と天を仰いだりもいたしました。

 こちら、電子書籍となっております。

 Amazon.co.jp:涙香、「新青年」、乱歩: 附 「陰獣」から「双生児」ができる話

 どちらさまも、よろしければぜひお買い求めください。
PR
Posted by 中 相作 - 2017.07.21,Fri
ウェブマガジン

コミックガム
 平成29・ 2017年7月19日 ワニブックス

怪人二十面相
 たくま朋正
 原作:江戸川乱歩
 第壱話

 コミックガム:怪人二十面相
Posted by 中 相作 - 2017.07.19,Wed

 数日前、ある人と電話で話していて、あれどうなりました? とのお尋ねをいただきました。

 あれ、というのは、このエントリにも記しましたけど──

 2017年7月13日:もっとも望ましくないかたちからより望ましい方向へ

 名張市のまちなか再生事業で無駄に立派な公衆便所つきの名張地区第二公民館として整備された旧細川邸やなせ宿です。

 このところ、慶應義塾大学推理小説同好会OB会の寄贈図書の問題で、あらためて、ああ、あれは惜しいことをしたな、あの土蔵を乱歩関連で活用できていればな、しかし、なにしろ、名張市だもんな、と思い返される旧細川邸やなせ宿。

 名張市旧細川邸やなせ宿:Home

 施設予約状況はこんなありさまです。

 名張市旧細川邸やなせ宿:施設予約状況

 和室も、中蔵も、屋外スペースも、予約はまったくのゼロです。

 一億円かけて整備した旧細川邸やなせ宿、完全に無用の長物となり果ててます。

 しかし、おかしいなあ。

 中蔵の予約はゼロのはずなのに、公式サイトではこんなのが告知されてる。


 ようわからんなあ。

 また名張市名物のインチキなのかなあ。

 それはまあいいとして、このやなせ宿にはもうひとつ蔵があって、川蔵と呼ばれてますけど、そっちは喫茶店になってます。

 一日にどれくらい、お客さんが入っているのであろう。

 千客万来、ということになってればいいんですけど。
Posted by 中 相作 - 2017.07.17,Mon

 この件のつづきでございます。

 2017年7月11日:名張市の市長がこんなことおっしゃってるわけですが

 さて、リスト、名張市立図書館から連絡がありましたので、もらってきました。

 最初のページがこれ。


 A4サイズで六十一ページあって、ざっとながめましたところ、書籍三千四百三十四点、雑誌四百九十七点が列記されています。

 いうまでもないことですが、こういうリストは寄贈を受けた時点で作成されているのが普通です。

 ところが、名張市立図書館は普通ではありませんから、リストをつくることには考えが及びません。

 寄贈図書どころか、税金で購入した乱歩関連資料のリストさえ作成していませんでした。

 ここ名張市においては、館長をはじめとした図書館関係者なんて、図書館のことを何もご存じないわけです。

 それがいったいどうして、いまごろになって、寄贈図書のリストを作成したのか。

 どうしてこの期に及んで、名張市立図書館は、というか名張市は、普通のことをする気になったのか。

 もしかしたら、背景に何かの動きがあって、行政が歪められたのではないか。

 何も考えず、できるだけ働かない、という地方行政の王道が、なんらかの力が働いたせいで歪められてしまったのではないか。

 そのあたりのことは、またあらためて「市長への手紙」で確認したいと思いますが、とりあえず思いつくのは、昨年12月の名張市定例会一般質問。

 議事録がこれ。

 DiscussNetPremium:平成28年第373回(12月)定例会 12月07日-02号

 引用しておきましょう。

◆ 議員(川合滋)
 そして、名張と言えば江戸川乱歩生誕の地であるわけです。乱歩の研究をする人が乱歩研究をしようとしたときに、ああ、名張市立図書館に行けば乱歩研究ができる、こんなふうに思われるのは至極当然のことだろうと思います。今、名張市立図書館は、乱歩研究の本丸という状況にあるのでしょうか。どうもそうは思えない、そんな状況です。そのことについてもお尋ねをいたしたいと思います。

◎教育次長(高嶋正広)
 それから、江戸川乱歩資料としての図書館の役割ということでございますけれども、昭和62年に現図書館が開館した際、それまで収集してきた資料や乱歩さんのご遺族からお借りした資料を展示する江戸川乱歩コーナーを図書館内に設置をいたしました。その後も関係資料の収集に努めるほか、乱歩資料を嘱託員が編集した江戸川乱歩リファレンスブックを全3巻発行するなどして、乱歩研究に資することに努めてまいりました。しかしながら、さらに研究を進めるためには、それを専門とする職員の配置など、課題も多いのが現状でございますが、今後寄贈された資料の活用策も含めて検討していきたいと考えております。

 名張市教育委員会は、どうして大うそばかりつくのであろう。

 あるいは、単にばかなのであろうか。

 なんで図書館が研究なんてことをしなければならんのか。

 図書館がしなければならんのは、資料の収集と保管であり、その体系化である。

 どうして研究などというお門違いなことを口走らなければならんのであろうか。

 研究のお役に立つだけでじゅうぶんなのであって、図書館が研究そのものに手を出さなければならん道理などどこにもないし、ましてや研究のための専門職員を配置する必要なんてまったくない。

 ここらあたりに関しても、「市長への手紙」で市長にお願いして、教育委員会をおおいに叱り飛ばしていただくことにしようかな。

 それはそれとして、「今後寄贈された資料の活用策も含めて検討していきたい」とあるあたりがきっかけになって、リストが作成されることになったのかもしれません。

 さて、くだんのリスト、慶應義塾大学推理小説同好会0B会のおひとりに上掲のスキャン画像を一点、メールでお送りし、ほかのメンバーのみなさんにご転送いただきました。

 そんなリストがあるのなら、図書寄贈者のみなさんにご郵送くださいと「市長への手紙」でお願いしたのに、「当事者からご依頼があれば対応させていただきます」などと読む者をして大きくのけぞらせるような回答があって、いくら事務方が書いた文章でも市長名義なら当然市長発言ということになりますから、名張市の市長はなんと礼儀知らずなんだろう、とお思いになったかたもいらっしゃるかもしれません。

 しかし、おそらく、実際のところ、名張市立図書館には慶應義塾大学推理小説同好会0B会の図書寄贈者のリストが存在していないものと思われます。

 だったら正直にそういえばいいのに、図書寄贈者を当事者呼ばわりしてあんなことほざきやがんだもんなあ。

 名張市の市長が礼儀知らずだ、なんて思われるのは、市民のひとりとしても願い下げなんだけどなあ。

 なお、寄贈図書の活用については、まだいろいろと確認しなければならないことがあるのですが、もしもOB会のみなさんに当地までおいでいただけるのでしたら、市長とご面談いただく場で図書館長なり教育長なりから説明があるはずですから、この点はペンディングということにしております。
Posted by 中 相作 - 2017.07.14,Fri

 松籟社から出た紀田順一郎先生の新刊が当地の書店に並ばない、というのはまあわかります。

 しかし、講談社の新刊が回ってこないというのは出版不況の進行を如実に物語る事実であって、ついでにいえば名張市の衰退も物語られているのかもしれません。

 この本ですけど。

 講談社BOOK倶楽部:乱歩と正史 人はなぜ死の夢を見るのか

 紀田先生の新刊といっしょに本屋さんに取り寄せてもらうことにいたしました。

 しかし、講談社選書メチエは以前から当地の書店では見かけなかったかな、とも思い返されます。

 なにしろまあ、読書には不向きな土地柄です。

 全国の地方自治体が田舎への移住を呼びかけることがブームになってますけど、本好きな人は名張市への移住なんてゆめゆめお考えになりませんように。
Posted by 中 相作 - 2017.07.13,Thu

 さて、寄贈図書の問題ですが、話が動くとすれば、おそらくもっとも望ましくないかたちで動くのではないか、と推測されます。

 つまり、登録だの整備だのを済ませた寄贈図書が一般の開架に分散して収蔵され、ミステリ関連寄贈図書としての一体性や体系性を失ってしまうのではないか、ということです。

 本来であれば寄贈図書専用の書架を設け、日本全国津々浦々のミステリファンに寄贈を呼びかけて、蔵書のさらなる充実を図ることが望ましいわけですが、まずスペースがありません。

 これは日本全国津々浦々、どこの公立図書館もほぼ似たような状況だと伝えられますが、とにかく図書を保管する空間が足りない。

 ですから、こんなことにもなってしまうわけです。

 2017年5月3日:蔵書の寄贈と廃棄の問題

 思い起こせば2005年、乱歩が生まれた新町にある旧細川邸を国土交通省のまちづくり交付金でまちなか再生事業の目玉として整備するというのであれば、せめてふたつある蔵のひとつくらい乱歩関連施設として活用し、死蔵された寄贈図書をその蔵で公開するのがいいと思いまあす、とご丁寧にパブリックコメントを提出してわかりやすく提案してやったというのに、提案の意味や価値がまったく理解できなくて、ただただ一部市民との癒着結託だけでことを進めてしまったんだものなあこの名張市とかいう地方自治体は。

 都民ファーストでも市民ファーストでもなく、いってみれば癒着結託ファーストか。

 だが癒着結託も考えもので、名張市のまちなか再生事業における第一次癒着結託隊の隊長さんはその後ご商売がいけなくなり、いまや店舗もなくなってしまった始末だし、第二次癒着結託隊の隊長さんはその後ぽっくりお亡くなりになったではないか。

 たたりじゃ。

 まちなかのたたりじゃ。

 名張のまちの地霊のたたりじゃ。

 それにしては、癒着結託の相手たる行政サイドの人間はみなぴんぴんしてしれっとしたものである。

 星新一ではないけれど、人民は弱し官吏は強し、といったところか。

 ま、過ぎたことは仕方がありません。

 乱歩が自宅の蔵を書庫として利用していたのと同様に、旧細川邸の蔵のひとつをミステリ関連寄贈図書の書庫に改装することは、いうまでもなくいくらだって可能でしょう。

 名張市がどれほど財政難だからといって、その程度のことは朝飯前です。

 しかし、名張市にはそうすることの意味や価値がまったく理解できません。

 ですから、寄贈図書も一般の図書と同じ扱いとするしかないと思われます。

 そもそも、これもまた日本全国津々浦々、ただもう無料貸本屋業務をこなすだけで汲々としております、みたいな図書館がほとんどのはずで、それ以上の図書館運営などなかなか望めません。

 しかも名張市の場合、人材の払底が半端ありません。

 図書館関係なんて、そりゃもうひどいもんです。

 ミステリをテーマにした独創的で魅力的な図書館運営を、なんてことは逆立ちしたって不可能です。

 なにしろ何もわからなくて二十年以上も寄贈図書をほったらかしにしていたような図書館ですから、ようやく寄贈図書の活用に手をつけるとなっても一般の図書と同じに扱うことしかできないのではないか。

 ですからここはひとつ、慶應義塾大学推理小説同好会OB会のみなさんに名張市の考えをお聞きいただき、OB会のご要望ご助言ご提案を名張市にお伝えいただくことで、より望ましい方向に話を進めることができればいいのだがなあ、と思う次第です。
Posted by 中 相作 - 2017.07.12,Wed

 いかがですか。

 名張市というのは、なんともひどいところでしょう。

 二十年以上もほったらかしにしていた寄贈図書、いったいどうするつもりなのか図書寄贈者のみなさんにお伝えくださいな、とお願いしたところ、「当事者からご依頼があれば対応させていただきます」とのことである。

 要するに図書寄贈者の住所氏名、どこにも控えておらんということなんでしょうけど、名張市への移住をお考えの方には、やめときなはれ、と申しあげたい。

 しかもこれ、市長名義の文書だからなあ。

 この文書を読んだ人が名張市長にどういう印象を抱くか、この文書を作成した事務方は考えておらんのかな。

 事務方はもう少し、名張市の副市長を見習うべきではないのか。

 思い起こせば2014年、乱歩生誕百二十年に沸いていたわけではまったくなかった名張市において名張市はやくざにやさしいまちづくりあーこりゃこりゃ事件が勃発したとき、市議会の答弁で決裁権がどーたらこーたら小理屈を並べ立て、こんにちはッ、市長に迷惑はかけられないが市民には平気で迷惑をかけられる男ッ、地域の名門ばりこのどおきでございますねてえッ、みたいな大見得をお切りになった副市長を見習うべきではないのか。

 そんなことはともかくとして、依頼があれば対応すると名張市の市長さんがおっしゃってるんだから、ならば依頼においでいただこう、ときのう、慶應義塾大学推理小説同好会OB会のおひとりにこんなメールをお出ししました。

 件名は「厚かましいお願いを申しあげます」。

 個人情報への配慮から、このエントリに転載するにあたって一部の地名、人名を伏せ字といたします。

○○○○様

 ご無沙汰しております。暑い日がつづきますが、お元気のことと存じます。さっそくですが、慶應義塾大学推理小説同好会OB会のみなさんから名張市立図書館にご寄贈いただいた図書に関して、一度、貴会有志のみなさんに当地までおいでいただきたく、厚かましいお願いを申しあげるためにメールをさしあげる次第です。以下、順を追って記します。

 5月24日、○○○にお住まいの○○○○○さんとおっしゃる乱歩ファンの方から、名張市公式サイトの「市長への手紙」を利用して、名張市立図書館に死蔵されている寄贈図書について質問した、との連絡がありました。○○○さんは名張市のひどい回答に呆れ果て、名張市を完全に見限っておしまいになりましたが、私は○○○さんの質問を引き継ぎ、「市長への手紙」でいわば再質問を行いました。経緯は次のとおりブログで報告しております。

http://nabariningaikyo.blog.shinobi.jp/Entry/4759/

 きのう回答が寄せられましたので、きょうブログで公開しました。

http://nabariningaikyo.blog.shinobi.jp/Entry/4774/

 なんとも失礼な回答で、どうも申しわけありません。二十年以上もほったらかしにしておいたあげく、「当事者からご依頼があれば対応させていただきます」とはまたひどい話ですが、それはそれとして、いまだ海のものとも山のものともつかない話であるとはいえ、市長がここまで明言しているのですから、図書館サイドの構想を確認し、貴会のみなさんのご要望などをお伝えいただく場を設けるべきではないかと判断いたしました。この市長回答を空手形に終わらせないためにプレッシャーをかける意味でも、貴会のみなさんに市長とご面談いただくことが、といっても、実際には図書館長か教育長あたりになると思いますが、重要な布石になるのではないかと考えております。ご足労とお手数をおかけするのはまことに心苦しいのですが、ご検討いただければと思います。お聞き届けいただけるのでしたら、日程調整などを名張市に要請いたします。ほかの会員の方にもお願いを申しあげるべきなのですが、メールアドレスを存じあげない方も多く、このメールをご転送いただければ幸甚です。

 ご多用中、勝手なお願いをあれこれ並べ立てるのは心苦しい限りですが、よろしくお願い申しあげます。話は変わりますが、きょう、知人からの電話で「紀田順一郎先生の新刊、かなりショッキングな内容ですよ」と教えられ、当地の本屋さんにはとても並びませんので、取り寄せを依することにいたしました。どんな内容か、読むのがこわいような気もいたしますが。

2017/07/11

 文中、「実際には図書館長か教育長あたりになる」とありますのは、別に名張市の市長さんが逃げ隠れなさるかもしれん、という意味ではなくて、公務ご繁多でそもそも図書館の専門家ではいらっしゃいませんから、実際の対応とやらは図書館長か教育長が担当することになるであろう、という意味です。

 いやー、ほんとに面白くなってきたなあ。
Posted by 中 相作 - 2017.07.11,Tue

 暑い日がつづきます。

 暑さのせいでついついいらいらしてしまいますけど、あまりいらいらせずにお読みください。

 この件です。

 2017年6月30日:簡単なお知らせ

 昨日午後7時24分、こんなメールが届きました。

中 相作 様

 この度は、市長への手紙をお寄せいただきありがとうございました。
 慶應義塾大学推理小説同好会OB会からの寄贈図書に関する「市長への手紙」の回答の補足説明につきましては、以下のとおりです。

1)「図書館情報システムへの登録作業や図書への装備等」というのが具体的にどういうことなのか。こうした登録や装備によって何がどうなるのか。

 図書館情報システムへの登録作業とは、図書のデータ(書名、著者等)を図書館情報システム上の図書を管理するデータベースに登録する作業を言います。こうして作成した目録を「オンライン閲覧目録」(OPAC)といいます。
 図書への装備等とは、データベースに登録した図書に対して、その図書を識別するための資料番号および書架に並べるための請求記号ラベルを貼り付ける作業等のことです。図書の状態によっては補修作業も必要となります。
 こうした登録や装備によって、利用者自身が図書館内に設置している利用者用検索機や市立図書館のホームページからOPACにアクセスし、図書の検索や図書の取り置きの依頼(予約)ができるようになります。

2)「図書館情報システムへの登録作業や図書への装備等」がいつ着手され、いつ終了するのか。

 現在、寄贈図書をひとつの固まりとして識別できるようデータベースに登録するためのシステム改修について、図書館情報システムの保守業者と打ち合わせを進めています。あわせて、装備に必要な消耗品の準備をしているところです。これらの準備が整い次第、登録作業を進め、できるだけ早期に登録を完了したいと考えています。

3)寄贈図書はいつ公開されるのか。

 2)の作業の進捗状況を見ながら一部からでも公開してまいりたいと考えています。

4)寄贈図書をどう活用するのか。

 図書館情報システムに登録することにより、図書の検索、閲覧、貸出が可能となります。他の図書と同じように、市民の皆様に利用していただきます。

 また、ご依頼のありました、慶應義塾大学推理小説同好会OB会からの寄贈図書に関する「市長への手紙」の回答文と図書館で作成した簡易なリストを送付することについては、当事者からご依頼があれば対応させていただきます。
 なお、中様へのリストの提示については、別途、市立図書館からご連絡させていただきます。

 平成29年7月10日
 名張市長 亀井利克

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
「市長への手紙」事務担当
名張市秘書広報室
〒518-0492
 三重県名張市鴻之台1-1
TEL:0595-63-7402
FAX:0595-64-2560
MAIL: mayor@city.nabari.mie.jp
HP:http://www.city.nabari.lg.jp/
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

 市長名義の文書ではありますが、もとより事務方が作成した文章です。

 とはいえ、なにしろ市長名義なんですから、いうまでもなく市長発言ということになります。

 来年4月に改選を控えたデリケートな時期に、小ずるい先送りや鉄面皮なその場しのぎを重ねたあげく、「当事者からご依頼があれば対応させていただきます」などと無責任を絵に描いたようなことを発言されるのはいかがなものかと思います。

 しかし、なんだか面白くなってきました。

 暑さに負けずに、いやもう暑さには負けてますけど、とにかくがんがん行きたいと考えております。

 こんにちはッ、松居一代ですッ、みたいな心意気です。
Posted by 中 相作 - 2017.07.04,Tue

 やんなきゃならないことがいろいろ重なって、『貼雑乱歩 ① 世に出るまで(仮題、変更予定)』はほったらかしです。

 知人の遺稿集に寄せる文章をようよう書きあげたのですが、長くつきあった故人について記すというのは、予想以上につらいことで、心の水位が大幅にさがってしまいました。

 まあ、そんなこともゆうておれないわけですが。

 ところで、台風三号はどうですか。

 うちのほうは現在ただいま、多少の雨は降ってますけど、風はなく、とくにどうということもない雨の日の夕暮れです。

 お酒飲んで寝よっと。
Posted by 中 相作 - 2017.07.02,Sun

 「帝国少年新聞」に関する印刷物は三種類、『貼雑年譜』にスクラップされ、こんな文章が書き添えられています。

コレヲ少年雑誌ノ投書家ナドニ送ッテ読者ヲ得ヨウトイフ虫ノヨイ考ヘデアッタ。今カラ考ヘレバ滑稽ノ至リ、少々低能ノ気味スラ感ジラレルガ、二十才トイフ若サノ無分別デアラウ。

 これは謙遜ではなく、乱歩はほんとに「低能ノ気味」を感じていたと見受けられますが、むしろよくこれだけの文章が書けたものだと思います。

 ちなみに平井隆太郎先生は、『乱歩の軌跡』にこうお書きでした。

中学三年の時、自製の雑誌の広告ビラを電柱に貼りつけてまわり、小学校の校門で子供達に売りつけた一種の事業家肌、アイデアマン的性格がここでも顔を出しているのである。これらの文章は、正直にいって到底二十歳の大学予科生の筆になるものとは信じ難いほど堂々たるもので、中学三年当時の日記帳の文章から見れば大した飛躍であった。一家の没落、アルバイトにつぐアルバイトの苦学生活の一体どこで勉強していたのであろうか。

 それでは「帝国少年新聞の三特徴」をどうぞ。

夙に本社が各種の方面から現今少年新聞の欠点を観察して全く欠点なき新聞紙を発行せんものと熟考に熟考を重ねてなつたのが即ち本紙である本紙の特徴は沢山あるが中にもこの三個条は本社の独創にかゝるものでこの中一個条のみを以てするも優に他の少年新聞に勝るものと信ずる。

△本紙は少年諸君の機関新聞たる事を自任す。
本紙は帝国少年の意志を発表する機関たらんとするものである苟くも少年諸君の発達を妨害するが如きものあらば本社員は直ちに筆を提げて陣頭に立ち天下の少年諸君と共にこの敵の滅亡を計る啻に言論を以て戦ふのみに満足はしない本社員の生命の継く限りあらゆる手段を尽して奮闘する決心である。

△本紙は少年必知の事件を平易に報導す。
普通の新聞には頗る難解の文字が用ゐてある殊に外国通信などは少年諸君には到底分らないそこで本紙は趣味ある方法で面白く分りやすく世界の形勢から地方の出来事に至る迄精しく報導してこの欠陥を補ふのである。

△本紙は少年諸君唯一無二の娯楽機関なり。
本紙の半分を費して娯楽機関とし毎号継続して長い少年小説や冒険小説を掲載する其他お伽噺滑稽小説等山の如く少年諸君に清き楽しみを与へる。

 三種類の印刷物というのは、「主意書」が一枚、「推薦状」が一枚、あとは「帝国少年新聞地方支部について」「帝国少年新聞の三特徴」「帝国少年新聞の内容!! 内容!!!」をいっしょくたにして一枚、ということになります。

 企画倒れに終わった構想ではありましたが、平井先生は「父としても計画を立て夢をふくらませることだけでかなりの充足感を味わっていたのであろう」と推測していらっしゃいます。
カレンダー
06 2017/07 08
S M T W T F S
24 25 26 27 28 29
30 31
開設者
 中 相作:Naka Shosaku
ブログ内検索
バーコード
カウンター
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
忍者ブログ [PR]