日本の大衆芸術

日本の大衆芸術
　森秀人
　昭和39・1964年12月20日第一刷　大和書房　大和選書4

推理の哲学
　P77－90
　推理小説の特質と歴史──作家と作品にみる
　推理小説の可能性──批判の武器として
児童と文学
　p91－102
　新らしい英雄の創造──リアリティとの背反の中から

　▼国立国会図書館サーチ：日本の大衆芸術

乱歩文献データブック補遺

昭和2年●1927

探偵・映画　創刊号

昭和3年●1928

猟奇　第3号
猟奇　10月号　ロオマン・ナムバア
猟奇　11月号　シネマ・ナムバア
猟奇　12月号　クリスマス・ナムバア

昭和4年●1929

猟奇　2月号　クラシツク・ナムバア
猟奇　3月号　えろちつく・なむばあ
猟奇　4月号　エイプリル・フール・ナムバア
猟奇　5月号　一周年記念号
猟奇　6月号　小酒井不木追悼号
猟奇　7月号　海外傑作号
猟奇　8月号　微笑掌篇集
猟奇　9月号　妖異集
猟奇　10月号　珍奇集
猟奇　11月号　万華集

昭和5年●1930

猟奇　1月号　新春特輯号
猟奇　3月号　紅毛茶番集
猟奇　4月号
猟奇　5月号　二周年記念増大号
熱狂せる読者の声

昭和6年●1931

猟奇　3月号　更生創刊号
猟奇　4月号　四月馬鹿号
猟奇　6月号　新緑浪漫号
猟奇　7月号　猟奇実話号
猟奇　9月号　荒唐無稽号
猟奇　12月号

昭和7年●1932

猟奇　1月号
猟奇　2月号
猟奇　3月号
猟奇　4月号
猟奇　5月号
探偵小説の乱歩氏来津

昭和10年●1935

江戸川乱歩先生の『闇の声』について

昭和13年●1938

「大金塊」予告▲

昭和14年●1939

『暗黒星』『美女桜』の休載についてのお断り
休載お断り〔地獄の道化師〕
探偵小説『大金塊』について

昭和24年●1949

女体地獄

昭和27年●1952

お化けを大いに楽しもう／ニタリ、ニタリで風変りな東京谷中の怪談会

昭和31年●1956

青鉛筆
早川書房に乱歩賞

昭和33年●1958

探偵小説にあらわれた地獄絵巻　悪魔の唄　江戸川乱歩の『盲獣』

昭和34年●1959

“探偵小説すべての原型”／ポー生誕百五十年に語る江戸川乱歩氏

昭和35年●1960

私の言葉　江戸川乱歩（作家）

昭和37年●1962

戯曲「黒蜥蜴」

昭和39年●1964

日本の大衆芸術

昭和46年●1971

解題　個人的思出を通して

昭和47年●1972

春画で絵描きの実力がわかる

昭和51年●1976

映画の中の金田一耕助の思い出

昭和52年●1977

わが青春のミステリ・クラブ

昭和57年●1982

「猫町紀行」あとがき

昭和61年●1986

わが師二人

平成6年●1994

乱歩の闇は何処に　江戸川乱歩生誕百年に寄せて

平成17年●2005

ミステリーはぼくの夢　 読む・知る・発見　あいち人物館

探偵・映画 創刊号

探偵・映画　創刊号
　昭和2・1927年10月1日　第1巻第1号　共同出版社
　編輯：京都探偵趣味の会
　A5判　106ページ　30銭

関連
江戸川乱歩氏の近状
　p29

　一寸法師を公けにして後、氏は牛込の居を払つて戸塚の新寓に自適静養されてゐる、過去を一劃記として再び筆を執事のときは、必ず目醒しひ飛躍を試みられるであらう。
　近信に曰く。

　探偵・映画の発刊をお喜び申上げます。京阪神の探偵熱はどうも本来のものらしく、いつまでもさめないのに感心します。探偵趣味はやつぱり関西畑のものかも知れませんね。
　昔で云へば西鶴でも秋成でも関西人だし、現在の作家でも、名古屋以西に多く、我々もやつぱり大阪式ネバリ屋ですからね。関西探偵趣味の隆盛を祈ります。
　秋にもなれば一度京に上つて、あなた方のクラブへもお邪魔したいと存じてゐます。御無沙汰お詫びを兼ねてお喜びまで。

江　戸　川　乱　歩　

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猟奇 5月号

猟奇　5月号
　昭和7・1932年5月1日　第5年第5輯　猟奇社
　A5判　52ページ　10銭

関連
れふき
　p22－23

再録：「猟奇」傑作選　幻の探偵雑誌6（p452－455）　ミステリー文学資料館編　光文社文庫　平成13・2001年

猟奇同人
　p23

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猟奇 4月号

猟奇　4月号
　昭和7・1932年4月1日　第5年第4輯　猟奇社
　A5判　48ページ　10銭

関連
れ・ふ・き！
　p14－15

再録：「猟奇」傑作選　幻の探偵雑誌6（p447－451）　ミステリー文学資料館編　光文社文庫　平成13・2001年

猟奇同人
　p45

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猟奇 3月号

猟奇　3月号
　昭和7・1932年3月1日　第5年第3輯　猟奇社
　A5判　48ページ　10銭

関連
れ・ふ・き！
　p14－15

再録：「猟奇」傑作選　幻の探偵雑誌6（p443－446）　ミステリー文学資料館編　光文社文庫　平成13・2001年

　▼名張人外境：乱歩文献データブック > 昭和7年●1932

猟奇 2月号

猟奇　2月号
　昭和7・1932年2月1日　第5年第2輯　猟奇社
　A5判　48ページ　10銭

関連
れふき！
　p20－21

再録：「猟奇」傑作選　幻の探偵雑誌6（p439－442）　ミステリー文学資料館編　光文社文庫　平成13・2001年

猟奇同人
　p45

　▼名張人外境：乱歩文献データブック > 昭和7年●1932

猟奇 1月号

猟奇　1月号
　昭和7・1932年1月1日　第5年第1輯　猟奇社
　A5判　56ページ　10銭

関連
猟奇戦線・1932
　綾木誠
　p20－21
猟奇同人
　p55

猟奇戦線・1932

綾木誠　　

　〔略〕
　1932年度に活躍するものは誰か？　といへば、やはり江戸川乱歩、甲賀三郎、大下宇陀児と指を折らねばならない。
　江戸川乱歩は、サツカリン的猟奇小説の多量生産時代の末期を過ぎやうとしてゐる。だが、「探偵小説」に「探偵趣味」のペエヂなんかを横領しておぞし（ママ）き悪趣味の逆宣伝を試みるつもりらしい。ヂヤアナルの英雄だ。たとへ瀆職罪で喰ひこんでも大臣級に人物がなるのと同じか？
　〔略〕

　▼名張人外境：乱歩文献データブック > 昭和7年●1932

猟奇 12月号

猟奇　12月号
　昭和6・1931年12月1日　第4年第7輯　猟奇社
　A5判　48ページ　10銭

関連
れふき！
　p10－11

再録：「猟奇」傑作選　幻の探偵雑誌6（p434－438）　ミステリー文学資料館編　光文社文庫　平成13・2001年

猟奇派・1931年
　綾木誠
　p12－14
猟奇同人
　p47

猟奇派・1931年

綾木誠　　

　〔略〕
　江戸川乱歩が、コンマ以下の雑誌に稼いでゐる涙香調──あくまでも、ねらひだけだが──の雑文（敢ていふ）を繙いて読みふける猟奇市民はおそらくないであらう、あつたにしても、そこにあるから読んで置かうといつただけの理由で、こちらでもハンデキヤツプをつけて読む──それだけだ。もつとも、猟奇文学が、たゞ単にそれだけの理由で存在するものとしたら、ペンを折るべしだ。
　〔略〕

　▼名張人外境：乱歩文献データブック > 昭和6年●1931

猟奇 9月号 荒唐無稽号

猟奇　9月号　荒唐無稽号
　昭和6・1931年9月1日　第4年第6輯　猟奇社
　A5判　86ページ　20銭

関連
れふき
　p46－51

再録：「猟奇」傑作選　幻の探偵雑誌6（p431－433）　ミステリー文学資料館編　光文社文庫　平成13・2001年

猟奇同人
　p84

　▼名張人外境：乱歩文献データブック > 昭和6年●1931