Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2014.09.06,Sat
猟奇 5月号 二周年記念増大号
昭和5・1930年5月1日 第3年第4輯 猟奇社
A5判 74ページ 20銭
関連
れふき
p22-23
大下宇陀児
p24-25
鑑定室──四月探偵小説総評
小舟勝二
p58-61
▼名張人外境:乱歩文献データブック > 昭和5年●1930
昭和5・1930年5月1日 第3年第4輯 猟奇社
A5判 74ページ 20銭
関連
れふき
p22-23
再録:「猟奇」傑作選 幻の探偵雑誌6(p356-359) ミステリー文学資料館編 光文社文庫 平成13・2001年
癖大下宇陀児
p24-25
鑑定室──四月探偵小説総評
小舟勝二
p58-61
癖
大下宇陀児
〔略〕
癖といへば、作家連の文章にも、無論いろいろの癖がある。
乱歩さんのものに、「すべくもあらなんだ。」「私は知らなんだ。」「彼はそこにをらなんだ。」といふらなんだがある。これはきつと、乱歩さんのお国言葉ではないだらうか。
〔略〕
鑑定室──四月探偵小説総評
小舟勝二
〔略〕
★文芸倶楽部
〔略〕
猟奇の果 江戸川乱歩
明朗で快活な。充分に大衆的な乱歩だ。何んとなく乱歩の商品見本のやうな気がする。この長篇は顔も声も姿もそつくり同じだといふ二人の男に、読者の興味をつないで、既に二ケ月連載されて来たが、今月号では嘘のやうに何から何まで生きうつしのこんどは女性を提出した。読者は然し、どこまでも合理的な結論を求めやうとして読みつゞけてゆくわけだが、作者側からいつてこれ程難かしい連載物もたんとはあるまい。十枚ぐらゐづゝ区切つて小さな標題がついてゐるのが、この作者のものとしては非常に面白い。誰にも分り易い乱歩!だから気の利いた商品見本のやうだといふのである。
〔略〕
★雄弁
幽鬼微笑 大滝 鞍馬
★講談倶楽部
蜘蛛男 江戸川乱歩
一つは和洋個有名詞の混交した涙香式作品一つは新聞の社会記事的筆触で書かれた冒険探偵小説である。連載長篇物だが飛び飛びにしか読んでゐない。もちろんこれらの作品を故人渡辺温の署名に依る作品と比較することは、愚かしさの骨頂ではあるが、私はこれにあつて彼れにないもの、彼れにあつて此れにないものをとつくり考へやうと思ふのだ。 〔略〕
▼名張人外境:乱歩文献データブック > 昭和5年●1930
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