Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2014.09.02,Tue
猟奇 7月号 海外傑作号
昭和4・1929年7月1日 第2年第7輯 猟奇社
A5判 64ページ 20銭
関連
れふき
p24-25
本田緒生
p36-40
▼名張人外境:乱歩文献データブック > 昭和4年●1929
昭和4・1929年7月1日 第2年第7輯 猟奇社
A5判 64ページ 20銭
関連
れふき
p24-25
再録:「猟奇」傑作選 幻の探偵雑誌6(p322-326) ミステリー文学資料館編 光文社文庫 平成13・2001年
私の不木先生(二)本田緒生
p36-40
私の不木先生(二)
本田緒生
〔略〕
夜平井兄から廿四日朝の特急で訪ねるとの報がありました。あなたの方へも通知は行つたでせうが、何とか三十分か一時間都合出来ませぬか。おなたの都合で得月あたりで晩餐をとることにしてもよろしい。さういふことにすればあなたから一寸得月へ電話をかけて頂きたいと思ひます。(七月廿日)
〔略〕
〔略〕先日も江戸川乱歩氏が訪ねて来てくれまして正午から夜分まで語り合ひました。若しあなたの宿所がわかつて居たならば早速通知して来て頂いたものをと今更残念に思ひます。〔略〕
(大正十四、三、五)〔略〕
御手紙有難う御座いました。江戸川君は大へん残念がつて居りました。私の家で八時迄話し、それから松村君と二人で國枝氏をたづね、同夜十一時過ぎに帰られたさうです。〔略〕
(不明)〔略〕
拝啓、其後毎日御執筆と思ひます。今日平井兄からの書信に十二日夜毎日新聞社で「探偵趣味の会」を開いたといつて来ました。いづれあなたの方へも御通知があつたことでせうが、こんどはあなたにも是非出席して貰ひたいといつて居ります。〔略〕
(一四、四、一四)〔略〕
〔略〕私の書くものが多少でも読まれるのは私が「科学者」であるがためで、物珍らしいから読まうといふ程度のものです。だから犯罪探偵事件を書くのです。芸術としては何の価値もありません。
ところがあなたや江戸川君に人々の望む所のものは、芸術としての匂ひ高い探偵小説なのです。あなたの天分は質に於てルブランと全く同じだと思ふのです。〔略〕
(十四、五、一〇)
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