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Nabari Ningaikyo Blog
Posted by - 2025.10.16,Thu
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Posted by 中 相作 - 2016.02.07,Sun

 寒い日がつづきますが、名張に春を呼ぶ、とかいわれてる八日戎は、きょうが宵宮、あすが本祭りどすのえ。


 寒いから、出かける気にはなれませんけど。

 さて、青空文庫の1月のアクセスランキングが発表されました。

 「二銭銅貨」はどうか、銅貨だけに、銅貨はどうか、毒蛇はどこじゃ、みたいな感じで見てみると、XHTML版が六位、テキスト版はなんと首位どすのえ。

 青空文庫:青空文庫 アクセスランキング

 新顔だからアクセスが集中した、ということなんでしょうけど、同じく新参者の谷崎潤一郎は、「春琴抄」がXHTML版十一位、テキスト版三位という結果でした。

 ついでですから、1月1日に加わった新顔です、と青空文庫で告知されていた十三人のランキングを調べてみました。

 以下、XHTML版の順位を基準に、上位から下位へ。

江戸川乱歩「二銭銅貨」
 XHTML版 6位 / HTML版 1位

谷崎潤一郎「春琴抄」
 XHTML版 11位 / HTML版 3位

高見順「死の淵より」
 XHTML版 108位 / HTML版 63位

中勘助「島守」
 XHTML版 138位 / HTML版 80位

米川正夫「身体検査」(ソログープ・フョードル)
 XHTML版 142位 / HTML版 44位

式場隆三郎「発端・電話事件」
 XHTML版 143位 / HTML版 117位

梅崎春生「桜島」
 XHTML版 152位 / HTML版 78位

安西冬衛「大大阪のれいめい」
 XHTML版 184位 / HTML版 184位

大坪砂男「浴槽」
 XHTML版 197位 / HTML版 110位

山川方夫「その一年」
 XHTML版 213位 / HTML版 163位

河井酔茗「ゆづり葉」
 XHTML版 237位 / HTML版 151位

森下雨村「三十六年前」
 XHTML版 257位 / HTML版 179位

蔵原伸二郎「岩魚」
 XHTML版 296位 / HTML版 134位

 山川方夫はもう少し上でもいいような気がいたします。

 米川正夫は、というかソログープは意外な健闘。

 河井酔茗はというと、いったい誰?
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Posted by 中 相作 - 2016.02.01,Mon

 それにしても寒おすなあ。

 本日は曇天なのに青空とはこれいかに、みたいな感じで、青空文庫に乱歩作品第二弾が登場いたしました。


 いっぽう、こちら乱歩の生誕地では、こんなお祭りが近づいております。


 去年、たぶん三十年ぶりくらいで7日の宵宮に出かけてみたんですけど、夜のまちが暗くてびっくりしました。

 以前は商店街の店々が遅くまで開いていて、店の明かりが通りを照らしていたんですけど、いまや店なんてごくわずか、露店の照明がぼんやりした光を投げるばかりで、子供時代の宵宮のにぎわいを記憶している身としては、名張のまちのひとかたならぬ衰退をあらためて実感した次第。

 名張市内乱歩ツアーをご計画のかたは、厳寒の当地でまちの衰退を目のあたりにするのもご一興かもしれません。

 福娘のお嬢さんも出迎えてくれますし。


 蛭子神社のすぐ近くには、乱歩ゆかりの料亭、清風亭もありますし。
Posted by 中 相作 - 2016.01.31,Sun

 第一弾はこちら。

 2016年1月12日:長田育恵さんの受賞を祝す

 今度は南北賞です。

 時事ドットコム:鶴屋南北賞に長田育恵さん(2016年1月27日)

 鶴屋南北戯曲賞はミステリー文学大賞と同新人賞に並ぶいわゆる光文三賞のひとつですが、北村薫さんが大賞を受賞していらっしゃったことは、いまウェブニュースを検索して初めて知りました。

 産経ニュース:日本ミステリー文学大賞に北村薫さん(2015年10月28日)

 まことおめでたいことに存じます。

 とかいってるあいだに1月もきょうでおしまいですが、パブリックドメインとなった乱歩作品の進撃の巨人ぶりには瞠目すべきものがあります。

 気づくのが遅くなりましたけど、ラジオでもやってますし。

 2016年1月30日:江戸川乱歩短編作品集

 電子全集も順調です。

 小学館:江戸川乱歩 電子全集2 明智小五郎 活躍編

 そうかと思うと、「ARIA」でnaked apeさんによる漫画の連載が始まった「孤島の鬼」は、いっぽうでこんな企画も進行中だそうです。


 「これまでのあらすじ」も入る、ということですから、小説の本篇には姓しか書かれていない語り手、箕浦金之助のフルネームに、読者はようやく『孤島の鬼』という本のなかで出会うことができるようになる、ということになるのかしら。

 なんとも楽しみな一冊です。

 箕浦と諸戸という美青年コンビの姓について記しておきますと、箕浦というのは三重県の津市あるいは愛知県の名古屋市あたりに比較的よくある名前なのか、近鉄津駅のすぐそばには箕浦内科というお医者さんがあって、外科じゃなくてよかったな、と近鉄電車の窓から眺めるたびに思い返しますし、十年ほど前に名古屋商工会議所の会頭をお務めだったのは箕浦さんとおっしゃるかたでしたし、そういえばやはり十年ほど前、私が地域の名門、三重県立名張高等学校で非正規雇用の怪しい先生をしていたとき、同僚に諸戸という女性の先生がいらっしゃって、立ち入ったことをお聞きしますがとご主人の出身地をうかがってみたところ、あまりよく憶えてはいないのですが、伊勢湾に面した三重県内某所だったような気がいたします。

 いっぽうの諸戸は、これはもう名の聞こえた大財閥、桑名に生まれて山林王と称された諸戸清六の名から来たものであると思われ、さすがに諸戸屋敷こそありませんけど、諸戸家ゆかりの邸宅や庭園はいまや観光スポットに。

 桑名市観光ガイド:六華苑(ろっかえん)
 桑名市観光ガイド:諸戸氏庭園(もろとしていえん)

 三重県内乱歩ツアーをご計画のかたは、諸戸財閥ゆかりの地をコースに入れてみるのもご一興ではないでしょうか。

 今年は伊勢志摩サミットたらいうのもありますし。

 三重県:伊勢志摩サミット・三重県

 以上、本日はやや暖かい日となりましたので、なんとなく明るい気分になり、思いつくままよしなしごとを記してみました。

 しかし、著作権が切れた乱歩作品、このままとんでもないことになってしまうのかしら。

 ほんと、困ったことだなあ。
Posted by 中 相作 - 2016.01.27,Wed

 恐れていたことが、予想の範囲内ではもちろん、思いもかけぬ形でも、次々と現実のものになっているみたいです。

 オンデマンドとはなあ。

 POD、つまりプリントオンデマンドとかいうらしいんですけど。

 PR TIMES:新春特別企画!今年に著作権切れとなった5作品 NextPublishingでPOD出版—谷崎潤一郎の「春琴抄」、江戸川乱歩の「二銭銅貨」など—(2016年1月18日)
 RELEASE PRESS:『江戸川乱歩 名作ベストセレクション』(1~4巻)が、Amazon PODストアで販売開始!! 「怪人二十面相」「黄金仮面」「少年探偵団」「妖怪博士」の人気4タイトルを収録!(2016年1月25日)

 一ダースなら安くなりますけど、オンデマンドなら高くなるのではないかいな。

 たとえば、インプレスR&Dの『二銭銅貨』がポケット版で本体四百円、ゴマブックスの『怪人二十面相』が本体千八百九十円とは、どうよこれ。

 のみならず、こんなんまであります。

 幻冬社コミックス:なめこ文學全集
 なめこぱらだいす:なめこ情報局 >「なめこ文學全集」にまさかの江戸川乱歩「人間椅子」が登場!デンシバーズで無料配信中(2016年1月26日)

 乱歩の著作権が切れてまだ一か月も経たんというのに、これはいったいなんなんだ、と思います。

 こういった一連の動きが、乱歩作品パブリックドメイン化直後の一時的な現象に終わりますように、とこの世のすべての神仏に心からお祈りしたい気持ちでいっぱいどっせほんまに。
Posted by 中 相作 - 2016.01.22,Fri

 昨年12月24日に開設されたキュレーションサイト「P+D MAGAZINE」の「東雅夫の幻妖ブックデジタル」で、藍峯舎が紹介されました。

 ついでに、といっては語弊がありますが、というか、「P+D MAGAZINE」は小学館系のサイトですから当然といえば当然なのですが、小学館の乱歩電子全集もとりあげていただいております。

 P+D MAGAZINE:【第2回】東雅夫の幻妖ブックデジタル

 いっぽうでは時代の先端を行く電子書籍でオリジナルの全集が配信され、いっぽうでは反時代的とさえ呼べる造本の豪華本が出版されてるわけですから、しかもそれが没後五十年を過ぎての話なんですから、月並みなフレーズにはなりますけど、乱歩というのは時代を超越した作家だな、とあらためて思わされます。

 藍峯舎の『幻想と怪奇』はめでたく完売となりましたが、小学館の電子全集のほうはもちろんお買い求めいただけます。

 小学館:江戸川乱歩 電子全集1 明智小五郎 登場編

 次回配信は今月29日の予定となっております。
Posted by 中 相作 - 2016.01.21,Thu

 電子書籍をつくってみるか、という話のつづきです。

 2016年1月11日:電子書籍の悩乱

 「まけないぴろたんへこへこまがじん」を電子書籍化してみたわけですが、そういえば、武雄市図書館はどうなったのかな。

 ツイッターを検索してみました。




 いやー、いよいよ大騒ぎになってきたみたいです。

 するってえと、まけないぴろたんこと名張市議会清風クラブの福田博行先生は? と見てみると。


 ゲロってらっしゃるそうです。

 つまり、これどすな。

 facebook:福田 博行さんの写真アルバム

 福田博行先生と、ついでに樋渡啓祐先生とを心から応援するわが「まけないぴろたんへこへこまがじん」としては、ここらでひとつ強力な支援を、とは思うんですけど、時間の余裕がないしなあ。

 電子書籍をつくってみるか、の件では、本文に後註のリンクを埋め込んでゆく作業がどうにもうまく行かなくて、暇があれば試みてるんですけど、もしかしたらおれはばかなのか? と絶望的な気分になるのがいつものこと、とても両先生の周辺にまでは手が回りません。

 とりあえず、福田先生と樋渡先生は見殺しにして、もうちょっと電子書籍にチャレンジしてみたいと思います。

 それと、ひとつお知らせですけど、23日土曜の深夜、正確にいえば24日の午前1時から、こんなテレビ番組があるそうです。

 BS朝日:japanぐる~ヴ

 「若手イケメン俳優、最新舞台特集」で、「ネクストブレイク必至のイケメン俳優たちが江戸川乱歩の世界に挑戦する」ってんですから、たぶんこのことだと思うんですけど。

 2016年1月20日:パラノイアサーカス

 若手イケメン俳優に興味がおありのかたは、夜更かしをしてぜひどうぞ。

 電子書籍の話がどっか行ってしまいましたけど、まあ、また今度。
Posted by 中 相作 - 2016.01.20,Wed

 寒い。

 きのうきょうと、当地はとにかく寒い。

 とはいえ、雪は全然たいしたことありません。

 ツイッターで雪の画像を検索すると、きのう日没後の名張駅界隈、こんな感じだったようです。


 それにしても、きょうも寒くて、いやになります。

 さて、SMAPの今後も気になりますけど、あいかわらず気になるのがパブリックドメインの件。

 乱歩の名とともにパブリックドメインが語られている記事は──。

 gooいまトピ:次期【NHK朝ドラ】のモデル「暮しの手帖」昭和40年版をダイジェスト紹介(2016年1月8日)
 デイリーポータルZ:「実話ナックルズ」風に江戸川乱歩の表紙を作ってみた(2016年1月13日)
 弁護士ドットコムNEWS:「パブリックドメイン」に谷崎潤一郎や江戸川乱歩の作品ーーどんな意味があるのか?(2016年1月17日)

 で、たとえばこんな本も出るみたいです。

 basilico:盲獣

 収録は、「盲獣」「闇に蠢く」「陰獣」の三篇。

 そりゃまあパブリックドメインなんですから、どこがなにを出版したっていいわけなんですけど、いまこれを出さなきゃならん、という感じでもなさそうですし、こんなのが雨後の筍のごとき状態を呈したら困っちゃうな、とも思いますし。

 つづきまして、田中登監督の「江戸川乱歩猟奇館 屋根裏の散歩者」の話題。

 映画ナタリー:ロマンポルノの旗手・田中登特集上映、「色情めす市場」「丑三つの村」など20本(2016年1月13日)
 CINRA.NET:ピエロ映画を夜通し上映、『ピエロ嫌い克服ナイト』に4作品(2016年1月14日)

 いっぽうテレビでは、23日と24日にこれがあります。

 NHK ONLINE:シリーズ・江戸川乱歩短編集 1925年の明智小五郎

 11日放映の「D坂の殺人事件」は、意表をついたミニチュアの道具立てが面白く、台本が原作に忠実だった点もおおいに好ましさを感じさせましたが、なんといっても満島ひかりさんが明智小五郎を演じた大けれんが嬉しいドラマでした。

 23日の「心理試験」は全篇、足利市でロケされたそうです。

 映像のまち あしかが:全編足利ロケ!シリーズ・江戸川乱歩短編集 1925年の明智小五郎『心理試験』が放送されます!!

 名張市でもなんか撮影してもらえばいいのに。
Posted by 中 相作 - 2016.01.13,Wed

 本日もおめでたい話題をひとつ。

 藍峯舎の『幻想と怪奇』、おかげさまで完売になったとのことです。


 予約受付の開始からわずか一か月ちょい。

 特装本二十五部はわずか十分で、上製本百七十五部もあっというまに売り切れるとは、お釈迦さまでもご存じなかったのではないかと思いますけど、ともあれまことにおめでたいことです。

 こいつは春から縁起がいいかも。

 というか、今年のおめでたいことはこれでおしまいかも、という不吉な予感がしないでもありませんけど。
Posted by 中 相作 - 2016.01.12,Tue

 新年も十二日目となりました。

 年末から年始にかけて、やたら訃報が目についたような印象がありますけど、ここらでおめでたい話題をひとつ。

 てがみ座の長田育恵さんが、昨秋初演された「地を渡る舟」の脚本で文化庁芸術祭演劇部門新人賞を受賞なさいました。

 くわしくは長田さんのブログでどうぞ。

 夜明けのポルカ:文化庁芸術祭演劇部門 新人賞 受賞のご報告 [脚本](2015年12月25日)

 長田さんとは一昨年6月、兵庫県豊岡市で開催された「日本劇作家大会2014豊岡大会」で「乱歩の恋文」が再演された際、晴れがましくもちょっとだけ言葉を交わす機会があり、会場で購入した「乱歩の恋文」の台本にサインを頂戴しときゃよかったな、とあとで気がついた次第でしたが、昨日、3月に公演される新作のお知らせと「てがみ座通信」第六葉が届いて、それで初めて新人賞のことを知りました。

 新作「対岸の永遠」の情報は、こちらでどうぞ。

 演劇ユニットてがみ座:Home

 新作の特設サイトが開設されたら、またあらためてご案内申しあげますが、ひるむことなく同時代に向き合い、少しでもその深部に迫るドラマを、という長田さんの劇作家魂とでも呼ぶべきものが、いま読むことのできる新作の簡略な紹介文からも力強く伝わってくるような気がします。

 やや遅ればせながら、心からの祝意をここに表し、同時に新作の成功を僻遠の地からお祈りする次第です。
Posted by 中 相作 - 2016.01.11,Mon

 ひとつ電子書籍でもつくってみるか、と思い立ち、つくってみました。

 試作品の素材は、これにしました。


 この「まけないぴろたんへこへこまがじん」第一号はいわばPDF版の電子書籍なわけですが、これをePub版につくりかえるわけです。

 表紙画像もテキストもそのまま使用しましたが、目次をつくる練習として小見出しをひとつ増やし、二、三の人名にルビをつけてみました。


 しかし、まいったな。

 アップルのiBooksなら問題はないんですけど、アドビのDigital Editionsで読もうとすると、なぜか途中でソフトが終了してしまいますがな。

 どうしてなのであろうか。

 困ったものじゃなあ。
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