あんまり面白がるのも不謹慎だとは思うけど、伊賀地域における震災がれき受け入れ問題、やっぱ面白い。
7月1日の説明会ではっきりしたのは、地元の同意や了解は絶対に得られないだろう、ということだよね。
伊賀地域が、というか、伊賀南部環境衛生組合が震災がれきを受け入れる場合、地元の承認がどうしても必要だ、みたいなことが条件になるのであれば、がれき受け入れは永遠に不可能だ、ということになるだろう。
この場合、地元、ということばで表現されるエリアはどこか、ということが問題になるわけだけど、とりあえず、伊賀市青山地区、すなわち、旧青山町、ということにして話を進めると、旧青山町エリアに住むひとたちの承認は、逆立ちしたってもらえないと思うぞ。
というのも、震災がれきの問題はべつにしても、旧青山町エリアの住民感情は、伊賀市の行政運営にたいして、かなり批判的だと推測されるからだ。
たとえば、伊賀市の新庁舎問題がある。
伊賀市の庁舎が老朽化して、じゃあ建て替えっか、ということになった。
いろいろと問題はあったんだけど、ポイントのひとつになったのは、新庁舎を現在地に建てるか、それとも別の場所に建てるか、ということだった。
旧青山町エリアのひとたちにしてみれば、現在地よりもっと自分たちの地域に近いところ、さらには、伊賀地域外からのアクセスも考慮して、より便利な場所に建てるべきだ、ということになる。
地元のひとたちの言に、ちょこっと耳を傾けてみたことがあるんだけど、てめーこら伊賀市の市役所へ行くのに二回も踏切を渡らなきゃならんのだぞ二回もよー、とか、将来、名張市が伊賀市に吸収合併されることになるわけなんだから、そうなったとき伊賀市の中心となる場所に市役所をつくっとかないとまずいよねー、とか、わけがわかるんだかわかんないんだかよくわかんなかったんだけど、とにかくそういう意見がさまざまにありながら、現在地での改築には反対だ、という点で地域の声はひとつにまとまっていた。
しかし、そうした要望は、結局のところ、容れられることがなかったのであった。
みたいな経緯もあったから、旧青山町エリアの住民感情は、伊賀市の行政運営にたいして、現在ただいま、けっして好意的なものではない。
そこへもってきて、震災がれき受け入れ問題である。
地元の承認がすんなりゲットできるわけがない、ということにならざるをえないであろう。
つまり、こじつけめいた話になってしまうけれど、市町村合併のしこりのようなものが、今回の問題にも微妙に影を落としている、といっていいのかもしれない。
問題をもっともっと面白くながめるために、さらにこじつけめいたことを記すとすれば、垂直性と水平性の対立、という構図が、ここへ来ていよいよはっきりしてきた。
つまり、震災がれきを全国に拡散する、という政府の方針があって、それが地方に迎え入れられつつある、というか、押しつけられつつあるのが、現在ただいまの状況である。
国から都道府県へ、都道府県から市町村へ、という垂直的な力学が働いているわけだ。
ま、こんな感じか。
国
↓
都道府県
↓
市町村
ところが、7月1日の説明会で際立ったのは、地域社会に潜在していた水平的な力学だった。
説明会には、伊賀市住民自治協議会の青山地域六地区が、くつわを並べた。
こんな感じだ。
阿保-上津-博要-高尾-矢持-桐ケ丘
地元六地区が、水平に働く力学のもとにひとつにまとまり、国の方針にまっこうから異を唱えた。
図式化すると、こんなことになろうか。
国
↓
三重県
↓
伊賀市+名張市
↓
×
↑
阿保-上津-博要-高尾-矢持-桐ケ丘
「伊賀市+名張市」とあるのは、本来なら、「伊賀南部環境衛生組合(伊賀市+名張市)」とでもすべきところなんだけど、煩を避けてこうした。
このあたり、じつは、かなりややこしい。
地方自治体の最高意思決定機関は、先日も記したとおり、地方議会である。
しかし、この一件、伊賀市議会や名張市議会は、まったく関与しておらんような印象である。
それでいいのか、よくないのか、つまり、震災がれきを受け入れて処理することにかんして、議会の承認が必要なのか、必要ではないのか、そのあたりがどうもあいまいなんだけど、伊賀市と名張市は、そんなの必要ない、という判断なのであろう。
つまり、予算がともなっていない、すなわち、予算を審議する必要がない、だから、議会に諮ることはしない、ということだ。
したがって、「伊賀市+名張市」というのは、要するに、両市の首長による判断と決定だ、ということになる。
これもまた、かなりややこしい話で、こういった場合の判断と決定は、ふつうなら首長ひとりがおこなえばいいんだけど、今回の件では、ふたりの首長がかかわらざるをえない。
双頭の蛇、ゆうやつやね。
こらてめーら創価学会のくそったれと公明党のうんこたれなんてしょせん双頭の蛇じゃねーか、と昔、どっかで三島由紀夫が怒っとったわけやけど、伊賀市と名張市の双頭の蛇は、創価学会と公明党の双頭の蛇みたいななかよしさんではないから、ほんとーにいろいろややこしいんだけど、しかしまあ、そのへんのことは、あんまり深く考えずに話を進めよう。
さて、垂直性と水平性の対立は、いったいどうなったのか。
7月1日の説明会では、国の方針を押しつけようとした三重県と伊賀市ならびに名張市が、すごすごと退却するはめになった。
追い返された、といった印象すらある。
ただし、捲土重来は予告されていて、今月中にも一般住民を対象にした説明会が開催される、ということになっている。
なんか、話は思いきり飛んでしまうけど、どっか織田信長の伊賀攻めを思い出させるよね、とぞ思う。
ここで地域の歴史を確認しておくと、四方を山に囲まれたこの伊賀ってとこは、長きにわたる戦国時代において、戦国大名の登場をみない土地であったのね。
一般的には、中央から地方に派遣された守護というお役人が、土地との結びつきを強めていって、守護大名と呼ばれる存在になる。
さらに時代が進むと、中央政府の力が弱くなってしまって、中央から派遣された大名による領域支配なんて、もうがたがたになってしまうわけなのね。
地元の有力者が地域のボスをやっつけたり、家来だった人間が主君を滅ぼしてトップに立ったり、みたいなことが一般的になってきて、こうした時代の趨勢を、下克上、と呼ぶ、ってのは、たぶん学校で習ったはずだよね。
さて、お立会い。
地元の有力者を家臣団として組織し、その頂点に立って一国を支配したもののふが、世に戦国大名と呼ばれた存在であった。
ところが、この伊賀っていうのはひどいところで、中央から送り込まれてきた守護なんて、ばーか、腐れ役人のいうことなんかいちいち聞いてらんねーんだよばーか、ばーかばーかこのうんこたればーか、みたいな感じで、おらおらおらおらと反抗ばかりしておったのじゃ。
かといって、地元の有力者のひとりがトップに立ち、ほかの有力者を従えた戦国大名として君臨する、みたいなこともなかった。
ならば、伊賀のガバメントはどうなっておったのか、というと、よその多くの土地では戦国大名に仕えていた土着の有力者層、つまり、国人とか、土豪とか、地侍とか、そういった連中が連合体をつくり、合議のもとに伊賀一国の統治を進めていた。
すなわち、中央から押しつけられた垂直的な支配構造は拒絶し、地元の有力者による水平的な自治が実現されていたわけなのであって、今回の件でいえば、下の図式みたいな垂直的な構造は、伊賀じゃあっさり蹴飛ばされとったわけ。
国
↓
都道府県
↓
市町村
そのかわりに、下の図式みたいな水平的な構造が、伊賀における統治システムとして機能しておった、ゆうわけやね。
阿保-上津-博要-高尾-矢持-桐ケ丘
国人や土豪や地侍と呼ばれる有力者層は、けっして仲がいいわけではなくて、むしろいさかいやもめごとが日常茶飯事だったんだけど、外から伊賀に敵が攻め込んできたときには、固く団結して敵と戦った。
そうした有力者たちによる伊賀一国を単位とした連合体が、いわゆる伊賀惣国一揆ってやつだったのよね。
でもって、水平的なガバメントが確立されておった伊賀の国に、織田信長を頂点とする垂直的な支配原理がなだれを打って攻め込んできた、というのが、織田信長の伊賀攻め、世にいう天正伊賀の乱なのであった。
乱には、第一次と第二次があった。
第一次の乱は、織田信長の次男、信雄が信長に無断で伊賀を攻め、ぼろぼろのけちょんけちょんにやられて追い返された。
つまり、震災がれき問題に関連させて比喩的にいえば、7月1日の説明会において、伊賀市住民自治協議会の青山地域六地区が横一線にくつわを並べ、三重県と伊賀市ならびに名張市を完膚なきまでにやりこめてしまったのが、第一次の乱、ということになる。
でもって、信雄敗退の二年後、ついに信長が立って伊賀を攻め、一木一草も残さず攻め滅ぼしたのが、第二次天正伊賀の乱なのであった。
だから、今月中にも開催されるという一般住民対象の説明会が、第二次の乱、ということになるわけなんやけど、だったら、やっぱ、どうしたって、現代の信長として、われらがぽてちん知事さんにお出ましをいただかないとはじまんねーよなー、とは思うんだけど、それはとても無理だろうね。
われらがぽてちん知事さん、とても伊賀にはおいでいただけないであろうし、ついでに憶測を記しておけば、ぽてちん知事さんの翻意を期待することにも無理があるだろう。
つまり、こういった構造には変化がない、ということだ。
国
↓
三重県
知事さんってのは、もともとは、中世の守護みたいな感じで、中央から派遣されてきたお役人だったんだけど、戦後になってから、都道府県民の選挙で選ばれる、ということになった。
だから、知事さんはそのまま政府の意向の体現者である、なんてことはまったくないんだけど、今回の場合、ぽてちん知事さんは政府の意向をそのまま体現しようとしていらっしゃるわけだし、翻意の可能性はきわめて低い。
だったら、知事さんの下に眼を向けてみよう。
国
↓
三重県
↓
伊賀市+名張市
この「伊賀市+名張市」が、最大のポイントになる。
伊賀市と名張市の市長さんも、知事さん同様、地域住民の選挙によって選ばれた存在であり、政府の意向をそのまま地域社会に押しつける、みたいなことのための存在ではない。
地域住民の権利や利益、あるいは安全や安心、さらには幸福といったもののために働く存在であって、国や県の意向に反撥しなければならないことも、往々にしてあるはずだ。
今回の震災がれき受け入れ問題では、たとえば伊勢市の市長さんが、一貫して拒否の姿勢を明確にしている。
こんな感じだ。
国
↓
三重県
↓
×
↑
伊勢市
だから、伊賀市と名張市も、かりに地元の意向に真摯に耳を傾け、そのうえで最終的な判断と決定をおこなうとすれば、こんな感じになるしかないのではないか。
国
↓
三重県
↓
×
↑
伊賀市+名張市
↑
阿保-上津-博要-高尾-矢持-桐ケ丘
つまり、地域住民の意を体して、「伊賀市+名張市」のレベルで国と県に叛旗をひるがえす、ということになるしかないのではないか。
むろん、民意が絶対、ということではまったくない。
なにしろ、なんかもう日本をとっとと終わらせたくてしかたないんだろうな、としか思えない民主党政権を誕生させたのも、かつてこの国を席捲した圧倒的なうえにも圧倒的な民意だったわけなんだから、民意の取り扱いには最大限の注意が必要だ。
とはいえ、7月1日の説明会で明らかにされた民意は、新聞報道を通じて、多くの地域住民の共感を得たのではないかと推測される次第であるし、近く開かれる一般住民を対象にした説明会でも、参加者からはおそらく同様の声が多く寄せられることになると思われる。
だから、そうした声に真摯に耳を傾けたうえで、「伊賀市+名張市」のレベルにおける判断と決定として、震災がれきは受け入れません、と表明してしまえば、そりゃもう絶対あれだぞ、伊賀地域の住民のみならず、三重県民からも、いやいや、三重県外からもこの伊賀市と名張市に、熱い共感と高らかな拍手喝采がともどもに寄せられてくるはずだぞ。
きのうのウェブニュース。
▼伊勢新聞:松阪市議会 「県と対立するつもりない」 がれき受け入れに市長(2012年7月3日)
きょうのウェブニュース。
▼朝日新聞デジタル:知事、「再議」を検討(2012年7月4日)
▼中日新聞 CHUNICHI Web:愛知県議会、50年ぶり記名投票へ(2012年7月4日)
京都ではこんな動きが。
▼YOMIURI ONLINE:がれき処理受け入れ 京都だけに(2012年7月4日)
な。
状況は刻々と変化している。
われらがぽてちん知事さんのように、一心不乱の猪突猛進、ってのもありだろうけど、機に臨み変に応ずる、とか、君子は豹変す、とか、そういった線もやっぱりありなのであって、ことここにいたっては、初志貫徹なんて愚の骨頂、といったことになるのではないかいな。
「伊賀市+名張市」の首長さんにおかれてはだな、国や県から派遣されたのではなく、地域住民から選挙で選ばれたおふたかたでいらっしゃるのじゃから、君と世界の戦いでは世界に支援せよ、ではないけれど、国や県と地域住民との戦いではいったいどっちを支援すべきか、よーくお考えいただければ幸甚これにすぎるものはないとぞ思う。
しっかしまあ、四百三十年ほど前の天正伊賀の乱は、第一次は地域住民の勝ち、第二次は地域住民の負け、という結果に終わったんだけど、震災がれきの受け入れをめぐる平成伊賀の乱、第一次の乱で三重県と伊賀市ならびに名張市を蹴散らした地元勢は、今月中にも火蓋が切られる第二次の乱においてもひきつづき、みんごと勝利を手中にできるのであろうか。
いやもうほんっとに眼が離せねーよなあまったく。
なッ、なんじゃこりゃあッ。
どッ、どうしたんじゃあッ。
てッ、天狗のしわざかあッ。
いッ、伊賀の山奥には天狗がおるのかあッ。
とか、われらがぽてちん知事さん、びっくりなさったのではあるまいか。
きのう、伊賀市内でおこなわれた住民説明会の件である。
昨日の報道。
▼伊賀タウン情報YOU:震災がれき 事前説明会 伊賀市青山地区で 反対意見相次ぐ(2012年7月1日)
本日の報道。
▼MSN産経ニュース:震災がれき処理 協力要請に反対相次ぐ 組合、伊賀で説明会 三重(2012年7月2日)
▼毎日jp:東日本大震災:がれき受け入れ、平行線 伊賀・青山で初の説明会、安全強調に住民反発 /三重(2012年7月2日)
▼中日新聞 CHUNICHI Web:がれき受け入れに反対相次ぐ 伊賀で説明会(2012年7月2日)
▼伊勢新聞:震災がれき 伊賀で処理、理解求める 住民説明会(2012年7月2日)
な。
ほんと、なッ、なんじゃこりゃあッ、てッ、天狗のしわざかあッ、って感じじゃろ?
新聞で事前に報道されてた内容に照らし合わせると、全然、といっていいほど、ちがくね?
ちがいすぎじゃね?
だいたいが、出席者が多すぎるではないか。
事前の報道では、伊賀市青山地域六地区の住民代表が参加する、と報じられておった。
一般的には、組織の代表は、ひとりである。
だから、ごく簡単な算数の問題だけど、六地区の代表が集まれば、その人数は六人である。
それがなんで、二十五人も参加しとるんじゃ。
わけわかんね。
それに、そもそもこの説明会、ねらいは震災がれきの安全性を説明することにあったはずだ。
だというのに、なんなんだいったい。
産経新聞の記事によれば、名古屋大学大学院准教授の森泉純さんが、こんなことをおっしゃったというではないか。
「人体影響はある、なしのどちらともいえないという状態で、永遠の議論」
なんなんだろうな。
まがりなりにも御用学者の先生が、ここまで正直でどうするよ。
伊賀地域に震災がれきを受け入れさせるためには、たとえ白いものでも黒と主張し、腐ったきんたまでも絶対に腐っておりませんと太鼓判をおすのが、いやしくも御用学者先生のあるべき姿ゆうもんやないか。
それがなんじゃ。
「人体影響はある、なしのどちらともいえない」とかあなたそんなね、確たるものや、信頼できるものなんて、この問題ではどこにも存在しておりません、みたいなほんとのことをあっさり明かしてしもうてからに、御用学者の風上にもおけん先生やけど、ひととしてまっとうなご発言であったとは思われる。
それにしても、なんか、無茶苦茶じゃね?
事前の報道からイメージできたのは、行政の手駒だけをこそこそ集め、安全性とやらをむにゃむにゃ説明し、それをもって地域社会の了解をとりつけたことにしてしまう市民不在の説明会、みたいなことやったんやけど、なんなんだなんなんだ、参加住民からいいだけいちゃもんつけられとるがな。
ウェブニュースから引いてみよう。
伊賀タウン情報YOU
「さまざまな問題が残るので、広域処理の問題は振り出しに戻してもらいたい」
「伊賀の特産物が売れなくなる。がれきは受け入れたくない」
MSN産経ニュース
「今日の説明だけでは心配」
「汚染を拡散させるな」
「原発事故が発生した場合は現地に放射能を閉じこめるのが世界的な常識。拡散は理解できない」
「この状態で住民説明会を行うのはやめてほしい」
「とくに青山の将来を担う子供を抱える親は不安だ」
中日新聞 CHUNICHI Web
「汚染を広げるのはやめてほしい」
「県のガイドラインは信用できない」
「焼却施設近くには保育園や学校があり、親は大きな不安を抱える」
伊勢新聞
「放射性廃棄物は発生場所に閉じ込めるのが世界の常識。助け合いとして拡散するのは間違い」
「風評被害が出た場合、地元の保育園や学校はどうなるのか」
「原発神話にしか聞こえず、絶対に受け入れられない」
「自治協の承認を得たとは思ってほしくない」
なんかもう、ぼろぼろじゃん。
ふくろにされるために、お邪魔いたしました、みたいな。
しかしなあ、先日も記したことやけど、地域住民の声なんかに耳を傾けとった日には、われらがぽてちん知事さんのご意向には、とても添えなくなってしまうぞ。
だからこそ、少数精鋭主義で行政の手駒を集め、電光石火で説明会を済ませてしまう、という段取りになっておったのではなかったのかいな。
だというのに、どうして、二十五人も参加させたりしたのであろうな。
そんなことしたら、地区の代表者に安全性を説明する、という趣旨なんかどっかへ行ってしまって、参加住民がそれぞれに意見を述べまくる場、みたいなことになってしまうのは眼にみえておるではないか。
なにしろ、中日新聞のウェブニュースに掲載された写真では、元青山町長さんのお姿も確認できるほどである。
あの元町長さんは、ただの元町長さんじゃありゃせんのやぞ。
おそれおおくも代々木だぞ代々木。
てめーらこら代々木系なめてんじゃねーぞこら、理路整然としゃべりまくるぞこら、みたいなことはどうだっていいんだけど、それにしてもいまごろ、われらがぽてちん知事さんは、いやー、まいった、まいったまいった、もうちょっとつかえるかと思ってたんだけど、伊賀市とか名張市とか、あのへんの連中はやっぱつかえねーよなー、みたいな感じで、えらく落胆していらっしゃるのかもしれないね。
伊賀地域住民のひとりとして、なんとも面目ない、ような気もしてくる。
しかも、まだある。
当初の予定では、一般住民を対象にした説明会を開くかどうかは、地区代表者に決めてもらう、とか、そんなようなことになっとったはずやけど、それもうやむやになってしもうたのか。
地区代表者の意向なんか関係なしに、伊賀南部環境衛生組合の判断で、一般住民を対象にした説明会が今月中にも開かれる、みたいなことが報じられとるやないか。
なーにやってんだろうなあ。
かりに、われらがぽてちん知事さんサイドがだな、伊賀青年会議所を裏から動かす、みたいことを発想できる切れ者を擁して、権謀術数のかぎりを尽くしてくれておるのだとしても、かんじんの伊賀の現場があほばかり、というのではどうしようもないではないか。
せっかくの権謀術数も水の泡、木津川のうたかたと消えにけり、では困るではないか。
ぽてちん知事さんの立場も立つ瀬も、なーんにもありゃせんがや。
それにしても、こんな展開になってしまった以上、もう荒れるしかないと思うぞ。
一般住民を対象にした説明会、なんて開こうものなら、ほとんど嵐を呼んじまうぞ。
クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦、みたいなことになるのは、いまから眼にみえとるがな。
しっかりしろおら。
つか、どーすんだよまったく。
一般住民を対象にした説明会の会場で、伊賀南部環境衛生組合が、これは震災がれき受け入れの可否を問う説明会ではありません、といくら声を大にしていってみたところでだな、そんな屁理屈はまったく通用せんのやないか。
出席者から反対の意見があいついだあと、閉会に際して、本日いただきましたみなさんのご意見は、僭越ながら右から左へ聞き流すことにいたします、とはとてもいえんやろ。
だったら、そのあと、どうすんの? ということになる。
地域住民の声を無視して、震災がれきを強引に受け入れる、などという肚のすわったことが、はたしてここらのみなさんに、おできになるのであろうか。
そんなことするより、いわゆる民意を根拠として、地域住民からこんなにたくさん反対の声が寄せられまして、安全性についてどのように説明しても理解を得ることができませんので、もう震災がれきの受け入れは断念いたします、みたいな流れにもってったほうが、よっぽどいいと思うぞ。
松阪市は、岩手県と宮城県の状況の変化を根拠に、震災がれきの受け入れを中止した。
群馬県にある大泉、邑楽、千代田の三町は、細野豪志環境大臣の発言によって住民への説明責任を失った、といささかわかりにくいことを根拠に、やはり震災がれきの受け入れを中止した。
同様に、地域住民の反対を根拠に、震災がれきの受け入れを中止する、というのも、ありだと思う、というより、それこそがごく自然で、まっとうなことだと思う。
だいたいが、震災がれきをわざわざ全国に拡散して処理する、ということこそが、不合理で不自然で、なんとも理不尽なことではないか。
だから、今月中にも開かれるという住民説明会が、じつはチャンスになるはずだ。
受け入れを断念するうえで、とても大きなチャンスになるはずだ。
きのうの会場には、出席する権利がないにもかかわらず、伊賀市と名張市の市民が四十人ほど詰めかけた、と報じられてるわけだけど、こんどの説明会場には、たぶん、伊賀地域住民以外の参加もあるはずで、しかも、いうまでもなく、そのほとんどすべてが震災がれきの受け入れに反対しているひとたちでもあるはずだ。
だから、こんど開催する説明会を根拠として、つまり、一般住民を対象にした説明会を開催いたしましたところ、伊賀地域内外からこれだけの数の参加がございまして、震災がれき受け入れに反対する声がたくさんたくさん寄せられましたので、その声を無視することはとてもとてもできません、よって、伊賀地域は震災がれきを受け入れないことにいたします、ということにしてしまえばいいではないか。
そうじゃろ?
それから、もうひとつ記しとくと、一般住民を対象にした説明会を開催する、というのであれば、そりゃもう是が非でも、われらがぽてちん知事さんのご来駕をお願いするべきじゃろうな。
つか、なんでぽてちん知事さん、きのうの説明会においでいただけなかったんじゃろうな。
三重県が策定したガイドラインにもとづいて、はじめて開催される説明会ではないか。
ぽてちん知事さんおんみずから、説明会の会場に足をお運びになって、県民に直接、お考えをきっちりお伝えになる、というのがふつうやと思うんだけど、どうしておいでいただけなかったのじゃろうな。
名張青年会議所の創立五十周年記念式典にはおいでになれて、みずから主導なさった震災がれき広域処理のための説明会にはおいでになれない、なんてのは、ちょっとおかしなことだと思うぞ。
だから、伊賀南部環境衛生組合としては、ぽてちん知事さんの育児休暇の日程なんかも確認したうえで、ぜひとも説明会にご出席いただき、心ゆくまで熱弁をふるっていただけるよう、こんどの説明会の予定をしっかり調整することが必要だと思う。
無理か?
無理なことなんか、全然ないと思うぞ。
つか、それやんないと、なんにもはじまんないと思うぞ。
なあ。
伊賀南部環境衛生組合のみなさんだって、内心では、えーけーてめーこら現場まかせにばっかしてないで手柄立てたいんだったらおめーがつらみせてちゃんと説明してみろよおら、とか、そんなふうにお思いなんじゃろ?
7月1日である。
えッ?
もう7月1日なの? という印象だよね。
つまり、今年ももう半分がた、終わってしまった、ということである。
あッ、というまじゃん。
いやー、まんずまんず、月日のたつのは、はえーもんだなっし。
ぼーっとしてるうちに、なんだかんだでことが進められ、いつのまにか、えッ? もう再稼働なの? みたいなきのうきょうだけど、国民不在にして問答無用なり、とかそんなことばっかやってると、まんずまんず、こんなことになっちまうべなあ。
▼朝日新聞デジタル:大飯再稼動阻止へ道路封鎖 市民ら100人、もみ合いも(2012年7月1日)
▼SANSPO.COM:大飯原発3号機、再稼動反対で道路ふさぐ(2012年7月1日)
▼福井新聞:再稼働中止要望書提出時もみ合い 抗議集会で一時騒然(2012年7月1日)
▼中国新聞:大飯原発前道路の封鎖続く 再稼働抗議グループ(2012年7月1日)
えれーことだがや。
ここへ来てメディアに大きくとりあげられるようになった首相官邸前デモも、いよいよ盛りあがってるみたいだし。
▼Google:首相官邸 デモ のニュース検索結果
いやー、国民不在にして問答無用なり、みたいなことばっかやってやがるとしまいにゃ怒るぞおら、おらおらおらおらあッ、ってわけなんだろうね。
ただまあ、いくら抗議活動が盛りあがり、そこそこのうねりが生じたとしても結局、大きな流れはとどめようがない、ということになってしまうのであろうな。
▼TBS News!:大飯3号機 今夜起動、事故後初(2012年7月1日)
おはなしかわって、こちら三重県の伊賀地方、市民不在にして問答無用なりの例の一件は、いったいどうなったのか、というと、とくにどうこういうことなく、ことは粛々と進んでゆくはずである。
要するにまあ、市民不在にして問答無用なり、みたいなことはここらじゃ日常茶飯事であって、それにそもそも震災がれきの受け入れなんて、地域住民の口の端にもほとんどかかってないのではないか。
地域住民のみなさんも、ちょっとぼーっとしすぎだと思うぞ。
そもそもこの一件、大きく動いたのは4月20日のことであった。
僭越ながら当ブログ、さっそく反応した。
▼2012年4月21日:三重県がまたなにか押しつけてきたらしいな
この4月21日付エントリにあるとおり、まちBBSでもいち早く、ごくごくわずかながら、震災がれきの受け入れが話題になって、疑問や反対を表明するレスが投稿されたんだけど、それからというもの、削除屋さんがおっとり刀の大車輪で獅子奮迅の大活躍、けけけ、こーりゃおもしれーや、あちきも負けてらんないな、けけけけけ、とか思って、不適切投稿をくりかえしたものであったなあ。
4月25日には、
──ねえ、だれかあたいと、おちんこしない?
4月26日には、
──削除屋さん、あたいとおちんこ、しよッ。
4月27日には、
──削除屋さん、あたいとおちんこ、しまくらない?
4月28日には、
──削除屋さん、あたいとおちんこ、やりまくろうぜッ。
と怒濤の寄り身で投稿し、そして、とうとう、4月29日のことであった。
──ねえ、そこの削除屋さんったら、あたいとおちんこ、やりましょうよ。
とか投稿したところ、削除屋さんにホスト規制という奥の手をつかわれてしまたあるよぽこぺん。
以来、まちBBS、こんな平穏なありさまである。
▼○名張市について書き込んでみましょうPART13○:最新レス50
サイゼリアが撤退したのか、とか、はま寿司が進出するのか、とかみたいな話題が主流を占めて、震災がれきのことなんて、すっかり忘れ去られていまにいたる。
いっぽう、最初からまったく反応がなかった伊賀市のほうは、とみてみると。
▼【忍者】伊賀市ってどうよ!?PART8【芭蕉】:最新レス50
おお、6月28日木曜になってようやく、「まもなく、東北のガレキがやってくるな」とかいうレスが投じられて、いささか話題になっとるけど、この反応の遅さと投稿内容の低劣さは、さすが伊賀市じゃな、というべきか。
いや、しかし、おなじ伊賀市でも伊賀青年会議所だけは、妙にレスポンスが早かったよね。
メディアでも報じられとった。
▼伊賀タウン情報YOU:震災がれきの広域処理市議へのアンケート結果公表 伊賀JC(2012年6月22日)
▼MSN産経ニュース:伊賀市議の過半数ががれき受け入れ賛成 青年会議所アンケート 三重(2012年6月24日)
▼毎日jp:東日本大震災:震災がれき受け入れ 全伊賀市議アンケ、「よい」過半数16人 「NO」は4人、「検討中」8人 /三重(2012年6月27日)
伊賀青年会議所の公式サイトには、アンケートの結果が掲載されておる。
▼伊賀青年会議所:「安全な震災がれきの広域処理に関するアンケート」回答結果(pdf)
なんか、あほみたいなアンケートやな。
つか、あほそのものやな。
最初の設問がもう、ええだけファンタスティックやないか。
質問1. 国や県の「安全な震災がれきを全国で分かち合って処理する」方針について、議員としてどのように考えますか。
いったい、どこのあほじゃ。
どこのあほが、こげなあほな質問、考えおったんじゃ。
「安全な震災がれき」とは、またいったい、なんのことなんじゃろうなあ。
どこまでファンタスティックやねん。
震災がれきが安全かどうか、それがわからんから、ここまでの騒ぎになっとるのやないか。
安全ということにかんして、確たるものや、信頼できるものが、どこにもないから、あっちでもこっちでも大騒ぎしとるのやないか。
「安全な震災がれき」が存在する、みたいなことを前提にしたアンケートなんて、おとぎばなしみたいにファンタスティックなものでしかない、ちゅうよなことは、たぶんそこらの高校生にも理解してもらえるはずやと思うんやけど、伊賀青年会議所はどうして、ここまであほなアンケートをぶちかますことになったのであろうなあ。
「安全な震災がれき」を前提にすれば、受け入れを容認する意見が多くなるのはあたりまえの話であって、げんに最初の設問では、伊賀市議会議員の先生がた二十八人のうち、賛成は二十一人、反対は四人、という結果になっておるのである。
いやー、もしかしたらこのアンケートには、万にひとつのことかもしれんけど、震災がれきの受け入れをそれとなく援護射撃する、といった目的が秘められているのかもしれないな。
裏で絵図が引かれていた、と考えられなくもない、ような気がする。
むろん、邪推だ。
なんの根拠もない邪推だが、しいてごくごく薄弱な根拠をあげるとするならば、こんにちはッ、県民に腐れきんたまを押しつける男ッ、三重県知事の鈴木えーけーでございますッ、わはッ、わはわはッ、わはわはわはわはッ、でおなじみのわれらがぽてちん知事さんが、じつは鈴鹿青年会議所の現役メンバーでいらっしゃる、という一事である。
▼鈴鹿青年会議所:会員企業情報3
ま、ただの邪推だからこれ以上のことはいわんけど、そんなような感じでこの一件、つまり、伊賀地域における震災がれき受け入れ問題というこの一件において、裏であれこれ絵図を引いてる人間がほんとに存在するんだとしたら、ぽてちん知事さんサイドにはかなりの切れ者がついている、ということになるのかもしれない。
どこが切れ者だって、伊賀地域に眼をつけたのが、まず鋭い。
伊賀とか名張とか、あのへんの連中は官民ともにレベルが低く、ものごとをちゃんと考えることができませんから、ちょろいちょろい、ばかみたいにちょろくて御しやすいと思います、みたいなことをその切れ者が上申し、それがめでたく容れられて、ここ伊賀地域が腐れきんたまを押しつけるターゲットとして決定されてしまったのだとすれば、それはもう非の打ちどころがないほど正しい判断だ、といわざるをえない。
げんに、松阪市や伊勢市では、ちょっとした騒動や反対もあったようだけど、伊賀市や名張市と来た日にはほぼ無風状態、まことに唯々諾々とぽてちん知事さんのいいなりになっておるではないか。
それに、考えてみれば、焼却施設の場所が絶妙だよね。
伊賀市奥鹿野、というところにある伊賀南部クリーンセンター、という施設で震災がれきが処理されることになるんだけど、名張市民にしてみれば、名張市ではなく伊賀市内の施設だから、がれき受け入れ問題はどこか対岸の火事めいた印象を帯びてしまう。
ところが、伊賀市内の施設といっても、市町村合併以前でいえば旧青山町なんだから、多くの伊賀市民にとっても、じつは身近な場所ではない。
ここで確認しておくと、市町村合併で伊賀市が誕生する以前、伊賀地域には七つの市町村が存在しておって、便宜的に二分するならば、北伊賀と南伊賀、ということになっておった。
北伊賀は、上野市をはじめとした五市町村。
南伊賀は、名張市と青山町の二市町。
それが、市町村合併によって名張市以外の六市町村が合併し、伊賀市として発足した。
以前から連携があった北伊賀の五市町村に、南伊賀の町がひとつくっついた、というのが伊賀市発足の構図だから、旧上野市をはじめとした北伊賀の住民にとって、旧青山町という南伊賀の山奥にある奥鹿野とかいう土地なんて、親しみなど全然ないエアポケットみたいな場所であり、そこで震災がれきを処理すると聞かされたところで、やはり対岸の火事めいた印象を抱いてしまうしかないのではないか。
そんなことまで計算して、ここ伊賀の地にぽてちん知事さんの腐れきんたまを押しつけることが決められ、その援護射撃の一環として伊賀青年会議所によるアンケートが実施された、というのであれば、うーむ、敵もさるものひっかくもの、といわざるをえないわけだけど、ま、それはさすがに勘ぐりすぎということになるのかもしれないね。
いや、いかんいかん。
まーた震災がれき問題にかかずらって、名張市立図書館のことも、幻影城プロジェクトのことも、あした以降に先送り、ということになってしまったではないか。
しかし、まあ、このきょうという日は、震災がれき受け入れ問題のほかに、大飯原発再稼働のことも気にかかる大変な一日であるから、いたしかたないかもしれない。
でもって、最新ニュースはどうよ、というと。
▼TBS News!:道路封鎖、大飯再稼働への抗議活動続く(2012年7月1日11時32分)
▼朝日新聞デジタル:大飯原発への道路封鎖続く 200人が「命守れ」訴え(2012年7月1日12時1分)
▼NHK NEWS WEB:大飯原発3号機 原子炉起動へ(2012年7月1日12時8分)
▼毎日jp:大飯原発:市民グループが道路封鎖 再稼働に抗議200人(2012年7月1日15時36分)
当地も雨やけど、福井も雨か。
雨なんか、降りやがってなあ。
とはいえ、いまは降ってないみたいだから、犬と散歩に行ってくるか。
いやはや、大変な一日だっていうのに、とりあえずやることといったら、犬つれて散歩することしかみあたらないんだから、なんだか内心忸怩たるものがあるよねほんとに。
暑いね。
こう暑くなると、犬も大変だ。
犬も大変だけど、もっと大変なのが、うーわんわん、震災がれきの拡散問題だ。
全国的に、風雲急を告げてきたらしい。
福岡県の話題。
▼朝日新聞デジタル:来月宮城と協定 北九州がれき受け入れ(2012年6月29日)
▼YOMIURI ONLINE:がれき風評対策 500社・団体訪問へ(2012年6月29日)
▼YOMIURI ONLINE:「政府内に風評対策チーム」首相、北九州市長と会談で(2012年6月29日)
そうかと思うと、群馬県じゃこんなことに。
▼MSN産経ニュース:がれき受け入れ中止表明 環境相発言に怒り 西邑楽3町 群馬(2012年6月29日)
▼東京新聞 TOKYO Web:岩手県「4市町の協力不要に」 前橋市、方向転換迫られる(2012年6月29日)
なんかもう、わけわかんね。
三重県はどうよ。
▼朝日新聞デジタル:1組合3市町で 県が住民説明会(2012年6月28日)
▼MSN産経ニュース:がれき処理へ説明会 知事、県議会全員協で明らかに 三重(2012年6月28日)
▼毎日jp:東日本大震災:県内がれき受け入れ 5市町が説明会開催へ--名張、伊賀、熊野、尾鷲、多気 /三重(2012年6月28日)
▼中日新聞 CHUNICHI Web:県内4カ所でがれき受け入れ検討(2012年6月28日)
▼伊勢新聞:震災がれきの受け入れ 5市町で説明会開催へ(2012年6月28日)
われらが知事さん、岩手や宮城がどうのこうの、みたいな感じで状況が変化しても、けっしてぶれることなく、震災がれきに真摯に向き合っていらっしゃるようだ。
中日新聞に掲載された写真なんて、なんかもう、すごいからね。
なんつか、武者絵さながら、不退転の決意を表情にみなぎらせていらっしゃるではないか。
じつに凛々しく、雄々しい面構えでいらっしゃる。
こりゃ本気だろうね。
機に臨み変に応ずる、とか、君子は豹変す、とか、そういったことばとはまったく無縁に、一歩たりとも引くことなく、ただただひたすら、こんにちはッ、県民に腐れきんたまを押しつける男ッ、三重県知事の鈴木えーけーでございますッ、わはッ、わはわはッ、わはわはわはわはッ、の既定路線を驀進されるおつもりらしい。
うーむ。
こうなると、われわれ三重県民としては、どうすりゃいいんだろうね。
だれかがあなたの右の頬に、腐れきんたまを押しつけたなら、左の頬もお向けなさい、とかいったような崇高な心で、事態を甘受しなければならんのであろうか。
そのだれかは、腐れきんたまを押しつけたあと、あなたの顔をまたいでゆくことであろう。
これがほんとの、マタイ伝、なんちゃって。
あほなことゆうとる場合か。
あほなことゆうとるあいだに、知事さんによる包囲網、どんどんどんどんせばまっとるやないか。
朝日新聞の表現を借用するならば、一組合三市町、つまり「伊賀南部環境衛生組合(名張市、伊賀市)と多気町、尾鷲市、熊野市」で住民説明会が開催される運びとなり、その一番槍をつとめるのが、えへん、伊賀市と名張市のすっとこどっこいツートッブだってんだからなあ。
伊賀市と名張市なんて、やっぱろくなもんじゃねーよなー、みたいな感じで、県内他地域のみなさんから、白いうえにも白い眼を向けられておるのではないかしら。
とか思って、鬼女板のスレをみてみたら、えらいことだ。
こんなレスがあったど。
▼【断固】三重がれき受け入れ反対の奥様2【阻止】:155
名張市役所に、どっかの奥様から、恐怖の電凸があったらしいな。
いやー、大丈夫か、担当職員のみなさん。
たーまんねーなー、とか思ったら、鬱病の診断書出して、とっとと休んでしまえばいいんだ。
無理するな無理するな。
そこらの奥様がたからなにか質問されたって、この問題にかんしては、確たるものや、信頼できるものなんて、どこにも転がってないんだから、まともな答えなんてできるわけありゃせんのよ。
それにしても、ぼおくのぱんつはぴいかぴかッ、でおなじみのぽてちん知事さんのおかげで、包囲網に囲い込まれた自治体は、ほんと、大変なことになってるみたいだな。
夏場の犬より、うーわんわん、はるかに大変なことになってる。
とりあえず注視されるべきは、7月1日、伊賀市の青山公民館に行政の手駒だけを集め、一般住民はシャットアウトして開催される住民説明会だろうな。
どうなるのだろうね。
さ、暑さで大変な犬つれて、ちょこっと散歩に行ってこよう。
風雲急を告げてきた、ような気もする。
まず、きのうもお世話になったブログから、「がれき受け入れ断念」の見出しが躍る本日付中日新聞の記事をどうぞ。
▼安心して暮らしたい 三重:6/27 中日新聞 記事紹介(2012年6月27日)
ついでに、「受け入れ必要ないかも」の見出しが躍るおとといの夕刊三重もどうぞ。
▼安心して暮らしたい 三重:6/25 夕刊三重 1面記事(2012年6月27日)
そうかと思うと、こんなニュースが。
▼日テレNEWS24:震災がれき処理費用予算案可決 三重県議会(三重県)(2012年6月27日)
うーむ。
「三重県議会の本会議が27日開かれ、震災がれきを受け入れて処理するための費用約7400万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を可決した」ということなんだけど、間がわるいっちゃ間がわるいわけで、その意味では知事さんもお気の毒だというべきか。
三重県の定例会は6月1日に開会された。
▼中日新聞 CHUNICHI Web:がれき経費盛り込む 県の一般会計補正予算案(2012年5月30日)
「歳出では、がれき処理の関連費用に計七千四百万円を計上。主な内訳は、受け入れに向けた市町での住民説明会や被災地への視察など二千二百万円▽試験焼却の委託費千四百万円(七施設分)▽放射線測定の委託費など三千八百万円。いずれも国が全額負担する」とあるんだけど、これはいうまでもなく、岩手県と宮城県のがれき量が見直される前に組まれた補正予算だ。
6月定例会がはじまってから、じつは岩手と宮城の震災がれきは当初の見込みより少なかった、みたいなことが報じられて、たとえば愛知県では焼却施設の新設が断念された。
松阪市でも、夕刊三重によれば、6月定例会に提出された補正予算案には「広域処理の検討における視察や市民へのアンケートに掛かる予算407万円」が組み込まれていたんだけど、岩手県から「今から新しい自治体への(受け入れの)必要性は、必ずしも必要ではない」との情報が入り、宮城県からも「県内での処理が進み、状況が変化してきた」と伝えられたのを受けて、補正予算案に組み込まれた事業ではあったけれど、市長さんは「視察やアンケート調査は状況によっては実施しない可能性がある」との判断をお示しになるにいたった。
三重県の知事さんも、松阪市の市長さん同様、状況の変化に素早く反応なさればよかったではないか、という意見もあるかもしれんけど、がれき処理関連費用の補正予算額が七千四百万円、「県内には受け入れ可能な焼却施設が十五施設あり、その半数の七施設分の費用を盛り込んだ」とえらく勢い込んでつんのめったような予算編成みたいだから、視察やアンケートを白紙に戻すことと同日に談ずることはできないかもしれない。
とはいうものの、日テレNEWSによれば、「三重県はこれまで、いなべ市のセメント製造会社を処理施設の候補の一つとして検討していたが、その後の協議の結果、今後は処理が可能な施設を持っている他の自治体と住民に対して協力を求めていく方針」とのことで、わはッ、わはわはッ、わはわはわはわはッ、でおなじみのわれらが知事さん、「市民の安全確保を最優先にして、準備を進めていきたい」とおっしゃったそうなんだけど、この記事をみるかぎり、岩手と宮城のがれき量が少なかったことへのレスポンスはあったのか、なかったのか、そのあたりのことはいっさい不明である。
やっぱもう少し、いわゆる推移を見守る必要があるだろうな、とかゆうとる場合やのうて、図書館の件に戻りつつ幻影城プロジェクトの話に移行せにゃならんわけなんだけど、えーい、つづく。
あしたかあさってに、つづく。
なんか急に暑くなったんじゃね? とか思いながら帰宅したら、消費税あげあげ法案が衆議院を通過しとった。
こんなのは既定の路線だからべつに驚きもせんかったけど、むしろローカルのこのニュースにちょっとびっくり。
▼毎日jp:東日本大震災:がれきの受け入れ解消か--松阪市長 /三重(2012年6月26日)
わはッ。
わはわはッ。
わはわはわはわはッ。
ぼおくのぱんつはぴいかぴかッ。
とかあほなことゆうとる場合じゃありゃせんがや。
えらいことだがや。
松阪市の市長さん、市議会の質疑で、「岩手、宮城両県からの情報によると、東京都をはじめ埼玉、群馬、静岡などでがれきの受け入れが進んだ結果、松阪市が可燃がれきを受け入れる不可欠性がなくなってきた」とおっしゃったというではないか。
わはッ。
わはわはッ。
わはわはわはわはッ。
ぼおくのぱんつはぴいかぴかッ。
とかあほなことゆうとったらあかんちゅうのに。
不可欠性がどうのこうの、とかまたえらい難しそうなことおっしゃっとるんやけど、これはいったい、どういう意味か。
要するに、受け入れるべき可燃がれきがのうなってしもた、ゆうことかしら、とか思ってさらにあっちこっちチェックしたところ、本日付中日新聞のスキャン画像に遭遇した。
▼安心して暮らしたい 三重:6/26中日新聞記事紹介(2012年6月26日)
この記事によれば、松阪市の市長さん、「広域処理が不可欠という大前提が崩れてきた」とおっしゃったそうな。
これならわかる。
なにはおいてもまず広域処理が必要だ、みたいな状況ではなくなってきた、ということだろう。
なにしろ、岩手県から、「最終調整中だが、今から新たに自治体に委ねる必要がない可能性が出てきた」との連絡があった、ゆうんやからね。
当然、伊賀市や名張市にも、同様の連絡はあったはずだ。
松阪市の市長さんは、こうした状況の急変にたいし、「広域処理の不可欠性という点で大きな変化が起こっている中で、予算のあり方を検討していく」といわゆる機敏な対応を示していらっしゃるらしいんやけど、われらが伊賀地域はどないするんやろね。
わはッ。
わはわはッ。
わはわはわはわはッ。
ぼおくのぱんつはぴいかぴかッ。
ほんと、ぴかぴかぱんつで喜んどる場合じゃありゃせんのやけど、ま、とりあえずは、もうしばらくいわゆる推移を見守ることにしようか。
いやいや、そんなことより幻影城ブロジェクト、そろそろ本腰を入れねばおえんぞなもし。
こんにちはッ。
県民に腐れきんたまを押しつける男ッ、三重県知事の鈴木えーけーでございますッ。
わはッ。
わはわはッ。
わはわはわはわはッ。
ぼおくのぱんつはぴいかぴかッ。
わはわはわはわはわはわはわはわはッ。
みんな、ぼくのこと、ぴかぴかぱんつのえーけー、って、呼んでね。
わはわはわはわはわはわはわはわはわはわはわはわはッ。
いやまあ、ぴかぴかぱんつのことはどうでもいいとして、ほんとにわれらがぽてちん知事さん、あいかわらずつんのめるみたいにして、一心不乱に猪突猛進していらっしゃるみたいだな。
▼中日新聞 CHUNICHI Web:がれき処理で来月1日説明会 伊賀の組合(2012年6月24日)
もう、こんなとこまで、来とるわけよ。
しかし、どうも、ようわからん話ではある。
7月1日に開催されるというこの説明会、まずわからんのは、「焼却施設がある伊賀市青山地域の住民代表者」だけが対象だ、という点だよね。
つまり、一般の地域住民はシャットアウトなわけ。
でもって、この日の説明会で「理解が得られれば、同月中旬に施設周辺の一般住民にも説明していく予定」ゆうことなんやけど、一般住民を対象にした説明会を開くうえで、どうして、「焼却施設がある伊賀市青山地域の住民代表者」の理解が必要なんじゃろうな。
どうして、「代表者にまず説明し、一般住民への説明会を開いていいか決めてもらう」、みたいなことになってしまうのであろうな。
どうして、伊賀南部環境衛生組合が、みずからの判断と責任にもとづいて、主体的に開催を決定する、ということにならんのであろうな。
ま、十年一日のごとく主体性の放棄と責任の回避に明け暮れていらっしゃるみなさんは、なにやらせたってこの程度のことしかできない、ということか。
しかし、こうなると、ほんとにわかんなくなってくるのは、伊賀地域は震災がれきを受け入れて処理いたします、という決定が、いったいだれによって、あるいはどこによってなされるのか、という一点だ。
伊賀南部環境衛生組合が決定した、ということになるのであろうか。
そんなたかだか組合でしかないようなとこがだな、震災がれきの受け入れにかんして、いったいどこまでの権限を有してるっていうんだよ。
地方自治体の最高意思決定機関である地方議会は、つまり、伊賀市議会と名張市議会は、震災がれきの受け入れにかんして、直接的にはいっさい関与しておらん、ということになるのであろうか。
換言するならば、震災がれきの受け入れにかんする責任の所在はどうよ、ということになるんやけど、この点をまともに説明できる人間なんて、どこにもおらんと思われる。
ただまあ、はっきりしていることも、ないわけではない。
なにがはっきりしているのか、というと、7月1日の説明会は「がれき受け入れの可否を問う場ではない」ということだ。
これはもうはっきりと、そういった明言がなされておるのじゃ。
がれきを受け入れることにたいしては、賛成の住民も、反対の住民も、どちらもいることじゃろうけど、どっちの意見にも耳は貸さないぜ、ということである。
ちなみに、これまでに耳を貸す機会があったのかというと、いうまでもなく、そんなものはなかった。
だから、要するに、震災がれきの受け入れ問題には、地域住民の声なんていっさい反映されてません、ということだ。
市民不在でございます、ということだ。
いつもいつものことやけど、伊賀市および名張市におきましては、市民不在の行政運営を鋭意展開させていただいております、ゆうことやね。
行政の手駒だけを集めて説明会とやらをこそこそ開催し、安全性とやらをむにゃむにゃ説明し、それをもって地域社会のご理解をいただいたということにさせていただきたいなと思わさせていただいております、ということだ。
逆にいうと、地域住民の声を反映させたりしたら、震災がれきの受け入れができなくなってしまう、つまり、こんにちはッ、県民に腐れきんたまを押しつける男ッ、三重県知事の鈴木えーけーでございますッ、わはッ、わはわはッ、わはわはわはわはッ、でおなじみのぽてちん知事さんのご意向に添えなくなってしまう、ということが、関係者にはよく理解できているらしい、ちゅうことになるわけやね。
まったく、お役所のみなさんってのは、小ずるいことだけは一人前以上なんだからなあ。
わはッ。
わはわはッ。
わはわはわはわはッ。
ぼおくのぱんつはぴいかぴかッ。
わはわはわはわはわはわはわはわはッ。
しかしまあ、このままで行くってえと、責任の所在はあいまいなまま、はたまた、地域住民の意向は完全に無視されたまま、われら伊賀市ならびに名張市に住まいする市民は、ぴかぴかぱんつのえーけーことぽてちん知事さんの腐れきんたまのお先棒、問答無用でかつがされることになるのであろうなあ。
なんかそういうのって、ほんとにやだよなあ。
なんか、このところ、雑用が多くて、まいった。
あれこれの段取りがわるかった、ということも手伝って、先週など週に三回、名張市のおとなりさんである伊賀市に足を運ぶ羽目になった。
でもって、はじめて、ハイトピア伊賀、とやらに行ってみた。
▼毎日jp:ハイトピア伊賀:オープン1カ月 にぎわい予想以上 周辺波及効果これから /三重(2012年6月15日)
歩を踏み入れてみて、こらあかんわ、と実感した。
毎日の記事にもあるとおり、テナントが埋まってなくて、空きスペースのウインドーに「COMING SOON」とか貼り紙をしてあるのが、まず痛々しい。
テナントとして営業してる飲食店も、あまり長持ちはせんのやないか、という印象であった。
地下駐車場に駐車できる台数が極端に少ない、というのも問題だ。
関係者はいったい、なにを考えとったのであろうな。
市民の声はどうよ、と、まちBBSをみてみる。
▼【忍者】伊賀市ってどうよ!?PART8【芭蕉】:693-695
B利権、とかそういうのは、あんまり関係ないと思うけどね。
▼【忍者】伊賀市ってどうよ!?PART8【芭蕉】:729
▼【忍者】伊賀市ってどうよ!?PART8【芭蕉】:731
ありゃ。
削除屋さん、ここでもご活躍みたいだ。
レス番733以降に、ごそっと削除があるがな。
しかし、BathyScapheで閲覧すると、なぜか読むことができる。
読めなくなってるレスもあるけど、とりあえず、レス番733以降を以下に転載しとこう。
733 名前: 東海子 Mail: 投稿日: 2012/06/21(木) 15:31:32 ID: eGS3f0Hw
ハイトピア伊賀は土建利権だろ
初めからからわかりきったこと あんなとこ誰が行くか
734 名前: 東海子 Mail: sage 投稿日: 2012/06/22(金) 05:35:31 ID: fXqySM3g
例え土建利権でも、もっと思いきって拡大させれば国内の金回りよくなるんじゃない?
中途半端にやるから結局、極一部の連中が一時的に甘い汁を吸っただけで終わっちゃってると思うんだよねぇ。
735 名前: 東海子 Mail: 投稿日: 2012/06/22(金) 17:50:25 ID: upOkGzzw
早い話、市の職員が散歩がてらメシ食いに行くのみ稼動だろ。
見ててごらん。マッハでテナント潰れるし
736 名前: 東海子 Mail: 投稿日: 2012/06/22(金) 17:53:22 ID: upOkGzzw
5階 公共公益施設 (生涯学習センター)
伊賀市教育委員会(生涯学習課・中央公民館・上野公民館)
4階 公共公益施設 (保健センター・子育て包括支援センター・男女共同参画センター)
伊賀市(健康推進課・地域医療対策課・こども家庭課・人権政策・男女共同参画課)
わかるだろ? 新築に引っ越した部署みれば
737 名前: Mail:
738 名前: 東海子 Mail: 投稿日: 2012/06/24(日) 10:42:28 ID: LzsW6sZQ
ハイトピア・・・ようやく伊賀の中心部に「きれいな公共施設のトイレ」が出来た。
今までは小さな子供を連れて行けるトイレがなくて困っていたが、、、
そういう意味ではハイトピアは利用価値が高い!!
そういう意味ではね。。。
739 名前: 東海子 Mail: 投稿日: 2012/06/24(日) 10:49:59 ID: 5aJDWuFw
うーむ。
みごとなまでの大失敗に終わった名張市のまちなか再生事業においては、再生の拠点となるはずやった旧細川邸やなせ宿が、結局のところ、無駄に立派な公衆便所つきの名張地区第二公民館なんかつくって喜んでんじゃねーよばーか、とかおちょくられて終わりやったんやけど、伊賀市における駅前再開発の拠点として整備されたハイトピア伊賀もまた、いやー、立派な公衆便所ができてよかったよかった、ほんとーによかった、というだけの施設になってしもうたのかもしれないね。
けけけ。
けけけけけけけけ。
残念ながら、ハイトビア伊賀の評判、あんまりよろしくないようだけど、評判がよろしくない、といえば、おなじく評判がよろしくなかった武雄市の一件、どうなったのであろうな、と思って調べてみると、定例会はこんなことになっとった。
▼佐賀新聞:条例改正案を可決 武雄市図書館ツタヤ委託計画(2012年6月21日)
この6月定例会で、指定管理者制度の導入が、正式に決まった。
つづく7月臨時会で、ツタヤの会社を指定管理者にすることを決める、という流れになるらしい。
佐賀新聞の記事によれば、定例会の賛成討論において、「行政の直営では人件費、委託費を切り詰めるのは限界」との発言があったそうだけど、これはもう、行政サイドの本音を残りなく代弁することばであろうな。
先日も書いたことだけど、行政には労働力を安く買い叩くことができない。
つまり、「行政の直営」では、コストカットがもう「限界」、ゆうことやね。
だから、そういったあたりのあこぎな真似はすべて民間企業におまかせして、手前どもは涼しい顔してコストカットを進めます、というのが行政サイドの小ずるい本音なのであって、メディアやネットで話題になったカードだの個人情報だのといったことは、もともと副次的な問題だったはずである。
いつもいつもゆうことやけど、行政なんてものはな、地域住民のことなんて、これっぽっちも考えとりゃせんのよ。
お役所のお役人さまがたと来た日にはな、一から十まで、てめーらだけが大事なのな。
てめーらのことしか眼中にない。
てめーらの身勝手な都合をぐいぐいぐいぐい、ぐいぐいぐいぐい地域住民に押しつけてるだけの話なんよ。
おお、そうじゃ。
押しつけてる、で思い出したけど、あのかたは、その後、どうしていらっしゃるのであろうな。
こんにちはッ、県民に腐れきんたまを押しつける男ッ、三重県知事の鈴木えーけーでございますッ、わはッ、わはわはッ、わはわはわはわはッ、でおなじみ、われらがぽてちん知事さんの件なんじゃけど、というか、震災がれき受け入れの件なんじゃけど、その後どうなったのかしら、とウェブニュースを検索してみたところ、こんなのがあった。
▼MSN産経ニュース:焼却施設、建設中止を検討 震災がれきで愛知県(2012年6月19日)
なんじゃこりゃ。
「岩手、宮城両県で広域処理が必要な可燃のがれきの総量は当初見込みの135万トンから約7割減の43万トンに、木くずは120万トンからほぼ半分の62万トンにそれぞれ下方修正された」とはまた、ずいぶんな話ではないか。
そりゃまあ、震災がれきの量を推計するなんて、これまでにだれひとりとしてやったことのない作業なんだから、そこそこ誤差が生じるのは当然じゃろう。
しかし、当初の見込みより七割も少なかった、ってんだから、ずいぶんな話だ、といわざるをえない。
なんかもう、すべてのことをもういちど、根っこのとこから考え直さなきゃだめなんじゃね? という気がする。
われらが三重県も、まさしく岩手県と宮城県のがれきを受け入れることになっておった。
▼河北新報ニュース:岩手・宮城のがれき受け入れ 三重県と確認書締結(2012年4月28日)
おとなりさんの愛知県では、わざわざ焼却施設の新設までして震災がれきを受け入れるぞッ、という知事さんの声涙ともにくだらんばかりのご決断が、えーっとあのー、がれきの量がびっくりするほど少なかったのよねー、との理由ですっかりご破算になってしもうたわけなんやけど、がれきの量がどうのこうの、という以前に、広域処理なんてのがそもそもおかしな話なのであって、名古屋市の市長さんがおっしゃるとおり、そんなのはとんでもなく「変なこと」だと思う。
▼中日新聞 CHUNICHI Web:がれき広域処理に苦言 河村市長(2012年6月19日)
では、われらが三重県の知事さんのお考えは、というと、あいかわらずこんな状態でいらっしゃるらしい。
▼中日新聞 CHUNICHI Web:知事、がれき処理に重ねて意欲(2012年6月14日)
6月14日の時点では、岩手と宮城のがれきの量が見直された、というニュースはまだ報じられておらんかったと思われるけど、がれきの量にかかわりなく、われらが知事さん、つんのめるみたいにして、わっせ、わっせ、わっせ、と受け入れを進めたいご意向であらせられるようじゃ。
それはまあな、知事として手柄を立てたい、というお気持ちは理解できぬわけでもないけれど、でたらめなことばっかやってる低能政府のお先棒をかつぐことで手柄を立てたい、みたいな了見でいらっしゃるのは、いかなる弁明の余地もないほどいただけねーよなー。
こんなことなら、おんなじように手柄を立てたくて立てたくてしかたがない武雄市の市長さんのほうが、いくらきじるしめいていたって、まーだ自分のおつむをつかって横紙破りなことを考えていらっしゃるだけ、こんにちはッ、県民に腐れきんたまを押しつける男ッ、三重県知事の鈴木えーけーでございますッ、わはッ、わはわはッ、わはわはわはわはッ、でおなじみの三重県のぽてちん知事さんより、いくらかましなんじゃね? といわざるをえない、とかうっかり思った次第やけど、よう考えてみたらあれじゃねーか、武雄市の市長さんもいち早く震災がれきの受け入れを表明なさって、ところが結局はすごすご断念するにいたらはりましたんえ、という暗い過去をおもちであったじゃねーか。
▼佐賀新聞:武雄市がれき受け入れ断念 住民理解難しく(2011年12月2日)
いやー、三重県の知事さんも、武雄市の市長さんも、ほんとにもう手柄を立てたくて立てたくてしかたないみたいでいらっしゃるんやけど、おっ立てんのはてめーのぽこちんだけにしとけやおら。
んまあッ、お下品ッ。
お下品お下品ッ、ほんっとーにお下品ッ。
いっぽう、地域住民の声はどうか。
▼○名張市について書き込んでみましょうPART13○:最新レス50
この名張市スレ、一時は震災がれき問題で盛りあがったんだけど、削除屋さんが大車輪の活躍を展開してくれたおかげで、いまや完全な無風状態である。
伊賀市スレにおいては、震災がれき問題なんて、ただのいちども話題になってなかったみたいだしね。
▼【忍者】伊賀市ってどうよ!?PART8【芭蕉】:最新レス50
おお、そうじゃ、あれがあったな、と鬼女板を思い出した。
▼【断固】三重がれき受け入れ反対の奥様2【阻止】:最新50
いやー、えらいことになっとる。
なんか、名張市役所にも、受け入れ反対の電話やメールが、各地の奥様がたから寄せられとるみたいやがな。
しかし、いくら電話やメールで抗議してみても、名張市役所のみなさんは、屁とも思うていらっしゃらないのではないかしら。
なにしろ、あのみなさん、公務員のあるべき姿そのままに、主体性を放棄し、責任を回避して、日々の業務をばかみたいにつつがなくこなしていらっしゃるわけじゃから、なーにいわれたって、蛙のつらにしょんべん、馬の耳に念仏、みたいなことで終わってしまうはずである。
それにそもそも、名張市に生まれ育ったこのあちきが絶対の自信をもって断言するわけなんやけど、名張市役所のみなさんってのはな、ほんとにもうな、のーたりんばっかなわけなのな。
そーりゃひどいもんだで。
いくら叱り飛ばしてやったところで、どうして自分が叱り飛ばされとるのか、それすら理解できんようなみなさんなんじゃから、電話やメールはただの無駄骨、ということになってしまうのではないか。
それにだいたいが、がれき受け入れに反対する電話やメールがこれだけ寄せられました、みたいなこと、名張市はけっして公表せんじゃろうしな。
だから、甲斐ない努力の美しさ、みたいな話で終わってしまうのを避けるためには、名張市公式サイトの「市長への手紙」を利用するのがいいかもしれないね。
がれき受け入れ問題にかんして、反対でーす、という意を伝えるのではなくて、なんでもいいから、ごくごく基本的なレベルのことを質問して、その回答を求めるわけ。
するってえと、担当セクションによる回答が、市長名義で頂戴できる。
これは必ず、頂戴できる。
でもって、おそらく、これはあちきの経験から、やはり絶対の自信をもって断言できることなんやけど、回答というのは、とんでもないほど無茶苦茶な内容であるはずだ。
だから、その回答をそのまんま、鬼女板のスレあたりで公開すれば、名張市という地方自治体のお程度のおよろしくなさは一目瞭然、それを喧伝することで、なにかしらの抑止力が働いてくれるかもしれないね。
いやいや、そんなことやってみても、しょせんは蟷螂の斧にすぎないか。
こりゃもう、どーしよーもねーんじゃね? とぞ思う。
しっかし、それにしたって、いつのまにか、伊賀市と名張市が震災がれき受け入れの元凶にして諸悪の根源、邪悪のタッグ、極悪のツートップ、みたいな感じになっておるのは困ったことだ。
まいったなどうも。
三重県の知事さんが、手柄を立てたい一心で、低能政府のお先棒を嬉々としてかつぎたがっておりましてな、でもって、その知事さんのお先棒を率先してかつぎたがってるのが、伊賀市と名張市でございましてな、とか、いまやそんな構図になってるみたいな感じなんやけど、名張市民のひとりとして、率直な意見をここに表明しておくならば、そんなの、やだ。
やだやだ。
絶対にやだ。
こんにちはッ、県民に腐れきんたまを押しつける男ッ、三重県知事の鈴木えーけーでございますッ、わはッ、わはわはッ、わはわはわはわはッ、でおなじみのぽてちん知事さんの腐れきんたまのお先棒なんて、かつがされるのはまっぴらごめんのこんこんちき、そんなのは死んだっていやだぞおい。
雨、どう?
うちのほうは、接近しつつある台風四号の影響で、雨も風もいよいよ激しい。
ついさっき、台風上陸の第一報が報じられたとこだし。
ま、どちらさまも、ご用心ご用心、ということだ。
さーあ、全力でみてみぬふりをかますぞーッ、と心に誓っちゃいるんだけど、どうも寝覚めの悪い日がつづいておる。
みてみぬふりの件、というのは、むろん、これ関係のことだ。
なんかもう、いまや脱力しまくりなんだけど、とにかく先日来、ぎゃあぎゃあぎゃあぎゃあ大騒ぎしてきたとおり、ほんとになんなんだこれはいったい、という話なのであって、脱力感から少しずつ回復しつつ振り返ると、佐賀県は武雄市の市長さんが、驚天動地の武雄市図書館ツタヤ丸投げプロジェクト、なんてのを派手に提唱された、というか、実質的にはすでに本決まりなんだろうけど、とにかく武雄市によってぶちあげられたプロジェクトがネットやマスメディアでひろく喧伝され、図書館ってそもそもなに? みたいな問いがウェブニュースでとりあげられるにいたった。
たとえば、先日も引用した東京新聞の6月12日付ウェブニュース「公立図書館 楽しめます 23区、民間委託が8割超」においては、「民間委託は従来の図書館になかったサービスを生み出し、利用者増につながっている。一方で、地域に関する資料の収集など、貸し出し以外で図書館が果たす機能の低下を心配する声もある」みたいなことも報じられた。
それはもう当然のことで、げんにあちきだって、少し以前のエントリに、「ツタヤに丸投げなんかしたら、いわゆる無料貸本屋としてのサービスは飛躍的に向上するかもしれんけど、地域独自の資料収集というのは壊滅的に劣化してしまうのではないか」という懸念を記したほどだ。
しかし、ちょっと考えてみたら、ここ名張市においては、「地域に関する資料の収集など、貸し出し以外で図書館が果たす機能」なんてのは、とっくの昔から低下しまくっとるわけであって、その端的な一例が、しつこいけどもね、これであった。
ほんとにね、なんなんだろうね、このざまはね。
名張藤堂家関連の資料が、伊賀文化産業協会の手で収集され、活用への道が開かれた、みたいなことになっとるわけよね。
名張市立図書館は、いったいなーにやってんの? という話なのである。
先日も記したとおり、名張市にとって、あるいは、名張市民にとって、名張の歴史を知るためのこの手の地域資料は、いうまでもないことやけど、乱歩関連資料よりはるかに重要な資料なのである。
乱歩関連資料なんてのは、名張市立図書館にとって、どうしても収集しなきゃならん資料ではない。
しかし、名張に関係する地域資料となると、やっぱ、名張市立図書館が収集しなくてどうするよ、ということになる。
ところが、伊賀文化産業協会によって『名張藤堂宮内家家老 鎌田将監家文書』がまとめられた、というこれまたまさしく驚天動地の事実をみるかぎり、名張市立図書館には地域資料のまともな収集なんて、全然できてねーんじゃね? と判断せざるをえない。
ほんとにいったい、名張市立図書館は、というか、名張市教育委員会は、というか、名張市はほんとに、いったいなーにやってんの? という嘆かわしい事態に立ちいたっておるわけなんやけど、そんなことはもうね、わしゃ知らん、ということにする、知ったことかよ、ということにする、面倒みきれねーよばーか、ということにしてしまう、というのが、みてみぬふりをする、ということなわけである。
ところで、台風四号、さーあどうよ、とか思ってるあいだに、なんか、当地の風雨は、すっかりおさまってしまったみたいだ。
なんなんだなんなんだ。
あらしのよるになんか、ならなかったじゃねーか。
どーしよーもねーなーまったく。
とはいえ、これから台風四号の襲来を受ける地方のみなさんは、どちらさまもご用心ご用心。
いやー、「脳男」映画化のウェブニュース群、ようよう片づいた。
なんんかもう、「脳男」を追っかけつづけて、われながら気が変になりそうであった。
きょうはこれから、ちょっとしたなにの予定が入っておるので、またあした、ということにする。
では、ちょっとしたなにの前に、お散歩お散歩。
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