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Posted by 中 相作 - 2016.01.21,Thu
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 平成28・2016年1月19日 読売新聞社

「城北文化の殿堂」に幕…豊島公会堂
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「城北文化の殿堂」に幕…豊島公会堂

2016年01月19日



63年の歴史に幕を閉じる豊島公会堂(豊島区東池袋)

◆老朽化で解体 新ホールに

 戦後を通して文化・娯楽の場として親しまれ、「城北文化の殿堂」ともいわれた豊島公会堂(豊島区東池袋)が今年3月、老朽化のため63年にわたる歴史に幕を閉じる。戦後復興期の建設には作家の江戸川乱歩ら多くの地元住民から寄付が寄せられ、今も企業や学校がイベントに利用している。解体された跡地には、2019年に7階建ての新たなホールができる予定だ。

◆63年の歴史 江戸川乱歩ら寄付で建設

 1952年11月にオープンした公会堂は、当時珍しかった鉄筋コンクリート3階建て。飾り気のない四角い柱が並ぶ正面の外観や狭くて低いホールの観客席、一抱えもある35ミリフィルム映写機など、昭和の雰囲気を色濃く残している。

 93年に発行された記念誌「豊島公会堂の40年」によると、公会堂は空襲で大きな被害を受け、旧公会堂も焼失した区に芸術文化の殿堂を作ろうと計画された。完成当初は規制ぎりぎりまで座席や通路の幅を削って約1300席を設けており、都内でも1000席を超える規模のホールは珍しかったという。

 建設にあたっては、3000人を超える区民らから約1200万円の寄付が寄せられ、玄関ホールに掲げられた銘板には寄付をした個人や企業の名前が並ぶ。池袋に住んでいた作家の江戸川乱歩も、1万円の寄付者の中に本名「平井太郎」で名を連ねている。

 公会堂ではコンサートや映画会、区民の集会など多くのイベントが開かれた。完成直後は戦争で夫を亡くした妻の激励会などの行事が開かれたが、次第に人気歌手・都はるみさんのショー(65年)、NHKのど自慢の公開録音(76年)など、華やかなイベントも行われるようになり、映画のロケで吉永小百合さんも訪れた。

 座席数は後年の改築で802に減ったが、池袋周辺でこの規模のホールは少なく、利用が終了する2月末までのスケジュールは企業の研修会や幼稚園の学芸会などでほぼ埋まっている。

 4月から始まる工事で公会堂は解体され、跡地には2019年、コンピューターグラフィックスで制作した仮想アイドルの常設劇場などを備えた7階建ての新ホール(計1300席)が完成する。

 公会堂を管理運営する「としま未来文化財団」の担当者は「区の歴史とともに皆さまに楽しんでいただいた。残り少ない期間だが、最後まで役目を果たしてほしい」と語った。

2016年01月19日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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