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Posted by 中 相作 - 2018.01.09,Tue
ウェブニュース

産経ニュース
 平成30・2018年1月6日 産経新聞社、産経デジタル

舞台「黒蜥蜴」中谷美紀 美への共感が生む「美しい人」
 橋本奈実
 Home > エンタメ > 記事

2018.1.6 08:06

舞台「黒蜥蜴」中谷美紀 美への共感が生む「美しい人」

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作品ごとに役のイメージにあった物を使用。「今回は黒がぴったり。洋服も黒が増えた」と話す中谷美紀 (彦野公太朗撮影)

 女優、中谷美紀(41)が9日から、日生劇場(東京都千代田区)で舞台「黒蜥蜴(とかげ)」に主演する。女盗賊・黒蜥蜴と名探偵・明智小五郎(井上芳雄)の対決を描いた江戸川乱歩の傑作を、三島由紀夫が戯曲化した作品。これを世界的な英演出家、デヴィッド・ルヴォーが手掛ける。命がけで美を求める黒蜥蜴を演じる中谷は、役柄に「どこか共感してしまう」と話す。(橋本奈実)
                 


 日本語かくあるべし、というような美しい言葉を話し、物腰も端正な顔立ちも、美を具現化したような中谷。「(美しくなるよう)必死です」と笑うが、「私自身、美しいものが大好きで、美しいものを見たい、触れていたいという思いはあります。そこが役に感情移入する一番のポイントです」と話す。

 中谷が演じる緑川夫人=黒蜥蜴は、耽美(たんび)主義者で美しいものを手に入れるためには手段を選ばず、奇想天外なトリックを駆使し、宝石商(たかお鷹)の娘、早苗(相楽樹)を誘拐。明智と互いに変装を繰り返し、知恵比べを重ねる。中谷自身、美を愛する思いは同じだが、美意識は多少異なるという。

舞台「黒蜥蜴」中谷美紀 美への共感が生む「美しい人」

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 「まず私は命を賭(と)してまでとは思わない。『常若(とこわか)の精神』(常に若くみずみずしい)だけでなく、古い器にそこはかとない美しさを感じ、女性のしわや白髪にも美を見いだします」

 中谷は原作と三島戯曲の魅力を感じていたものの、当初は「三島由紀夫の美文を、いかに血の通った言葉としてお伝えするかを考えると、私には務まらないのでは」と迷いもあったという。しかし米ニューヨークでルヴォーと対面、出演を決意した。

 「心に響く作品を作られる方だけに、人の心を操る天才。私の不安も承知の上で、温かなまなざしで受け止めてくださる。ついて行こうと思いました」

 ルヴォーは、日本での演出作品も多く、三島作品も過去、「サド侯爵夫人」を手がけている。完璧な美を求める「黒蜥蜴」にも思い入れが深く、中谷も「言葉の魔術師の魔法に、千秋楽までかかっていたい」と“ルヴォーマジック”に応える。

 映像を軸とした女優業は四半世紀。舞台歴は平成23年からと浅いが、初舞台「猟銃」で紀伊国屋演劇賞個人賞を受賞。25年の「ロスト・イン・ヨンカーズ」では読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞した。

舞台「黒蜥蜴」中谷美紀 美への共感が生む「美しい人」

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 それでも「舞台は怖い。毎回、これが最後だと思っています」と控えめだ。

 普段は、自身の美と健康のため、食生活は玄米やそば中心。最近、ロードバイクにも乗り始めた。「風が体を通り抜け、すごく気持ちがいい」。公私ともに、やはり“美しい人”だった。

 28日まで。ほかに出演は朝海ひかる、成河(ソンハ)。(電)0570・077・039。



美貌の女盗賊”をイメージしたブラックレザーのドレス姿も披露 (舞山秀一撮影)
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