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Posted by 中 相作 - 2011.07.02,Sat

雑誌

 

センター通信 第5号

 平成23・2011年4月1日 立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センター

 B5判 8ページ

 

p1-3

ブランゲ文庫に見る占領期の乱歩

 井川充雄

p3-4

猿のお七、牛のお七

 丹羽みさと

p5

資料紹介『一年間の早稲田生活より得たる感想』

 落合教幸

p6

『一年間の早稲田生活より得たる感想』

 平井太郎

p7ー8

「江戸川乱歩、蔵の中から」展

 高塚彩奈

p8

編集後記

 落合

 

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 ブランゲ文庫に見る占領期の乱歩

 

井川充雄  

 

 戦時下には当局に睨まれ、事実上の休業を余儀なくされた乱歩は、疎開先で終戦を迎えた。池袋一帯も空襲で焼け野原となったが、乱歩の家は奇跡的に焼け残った。しかし、一九四五年十一月はじめに疎開先の福島から東京に戻ったあとも、乱歩は新作の執筆に取りかかることはしなかった。その代わり、戦争で途絶えていた英米の探偵小説を読みあさることに時間をあてた。

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猿のお七、牛のお七

 

丹羽みさと  

 

 江戸川乱歩の作品には、魅力的な人物が数多く登場する。変装を得意とする怪人二十面相や、その好敵手である稀代の探偵、明智小五郎、そして明智を補佐するBD(ボーイズ・ディテクティブ)バッチを付けた小林少年などがその代表だろう。このほか、舞台化されている作品の内、「黒蜥蜴」(『日の出』昭和九年一月~十二月)の女賊、緑川夫人や、野獣のような爪を持つ「人間豹」(『キング』昭和九年一月~翌年五月)の殺人鬼、恩田なども、妖しい魅力で人々の心を捉えてきた。

 

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資料紹介『一年間の早稲田生活より得たる感想』

 

落合教幸  

 

 『探偵小説四十年』は、江戸川乱歩の探偵小説の歴史であると同時に、自伝的な性格も持った本である。しかし、のちに乱歩となる青年平井太郎の、大学時代に関する記述は意外なほど少ない。「高等学校の入学試験を受けようとしていたとき、父の破産に会い、当時は苦学の困難であった官立学校を思いとどまって、それの可能な私学を志したのだが…」と簡潔に記されている。

 

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『一年間の早稲田生活より得たる感想』

 

平井太郎  

 

 僕は『活溌なる精神は健康なる身体に宿る』といふ格{言}は『活溌なる精神は健康なる肉体を作る』と改むべきものではあるまいかといふ感じが近頃甚だ深いので左に少しくその事に付いて述べて見やうと思ふ。

 

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「江戸川乱歩、蔵の中から」展

 

高塚彩奈  

 

 二〇一〇年十月二十八日から十一月二十五日までの期間、Echika池袋ギャラリー(東京メトロ副都心線池袋駅構内)にて、「江戸川乱歩、蔵の中から」展を開催いたしました。主催は豊島区で、センターが展示品として資料を貸し出しました。

 

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立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センター:旧江戸川乱歩邸

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