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Posted by 中 相作 - 2015.08.26,Wed
ウェブニュース

OK Music
 平成27・2015年8月20日 OKLife

生き急ぐスピードと摩擦の間で生まれる音楽
 宮本英夫
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生き急ぐスピードと摩擦の間で生まれる音楽

デビュー5周年イヤーを駆け抜けるamazarashiから届いたニューシングルは、TVアニメ『乱歩奇譚 Game of Laplace』のオープニングテーマ曲となった「スピードと摩擦」。危うい緊張感の中で疾走する言葉が指し示すメッセージについて、秋田ひろむ(Vo&Gu)にメールインタビューに答えてもらった。

2015.08.20

取材:宮本英夫 / Vol.132 Interview /

──ニューシングル「スピードと摩擦」についての質問の前に、近況について聞かせてください。2015年の上半期は、amazarashiにとってどんな日々でしたか?

シングルの制作(2月リリース「季節は次々死んでいく」)が終わってからは結構時間が空いたので、曲作りに専念してました。あとは次のライヴに向けていろいろ考えたり、今後のこととか考えたりしてました。デビュー5周年ということもあって、アコースティックアルバム(5月リリース『あまざらし 千分の一夜物語 スターライト』)や渋谷WWWでのライヴ以降、ひと区切り付いたような気分で、ちょっとほっとしたような、でも落ち着いてる場合じゃないなと、気を引き締めてたところです。

──ニューシングル「スピードと摩擦」はフジテレビ“ノイタミナ”の『乱歩奇譚 Game of Laplace』オープニングテーマ曲ですが、ちなみに江戸川乱歩、お好きですか?

昔、何作か読んだことがあります。主題がトリッキーなものが多いんですけど、読んでるうちに納得してしまう、なんだか腑に落ちてしまう、ナチュラルに狂気を発露してる作家、というイメージを持ってます。

──アニメサイドからの依頼の言葉は、どんなものでしたか?どんなテーマのもとに曲作りを始めましたか?

江戸川乱歩をテーマにした作品であるということと、資料をいただいて、そこから既存の曲の中でどれがいいだろうか考えました。僕らが持ってる曲調の中でも尖った部分がイメージと合うかなと想像して、今回の曲を提出しました。

──歌詞は命題があって結論があるというよりは、ひたすらに情景描写と心理描写を叩き付けていく、極めて衝動的なものだと感じます。最初に浮かんだイメージを、どのように膨らませていきましたか?

この曲は外枠ありきで考えていて、ずっと韻を踏む、言葉数の区切りもずっと同じ…みたいな感じで、詩の定型を始めに考えて、そこから歌詞とメロディーを考えました。長めの川柳みたいなイメージです。言葉の単調な繰り返しの中から“スピードと摩擦”というテーマを思い付きました。疾走してるんだけど、どこか危ういような、それは人の生き方にも通じるような気がしたので、それをテーマに作りました。

──“スピードと摩擦”というフレーズについて。この7文字に込めた思いとは?

焦って生きてるんだけど、急げば急ぐほど世界との摩擦が増えてくような、そんな気がしてて。それは最近の僕の気分でもあったと思うんですけど、そういう意味の言葉だと思います。

──秋田さんの歌が素晴らしく、激しく、でもしなやかで、胸に響く歌声でした。歌入れの時に、特に気にしたことはありますか?

歌を始めて7、8年経つんですけど、ちょっとこなれてきたのか、上手く歌おうとしてしまう瞬間があって。それは良くないなと思っていて、もっと衝動的に歌うように気を付けてます。前々アルバムの『夕日信仰ヒガシズム』辺りからそういうふうな考えになりました。

──カップリングの「風邪」ですが、これはどんなテーマで作っていった曲ですか?

風邪をひいた時に作りました。風邪の時は思った以上に頭が働かなくて、苦肉の策ではあったんですけど、朦朧とした中で無理矢理作ったら面白いんじゃないかと思って、こんな曲になりました。「スピードと摩擦」と3曲目の「名前」をつなぐインタールード的なポエトリーリーディングです。

──同じくカップリング「名前」についてなのですが、この曲でテーマにしたことは?

思えば、肩書きとか呼び名とか、そういうものにずっと悩まされてきたなという想いがあって、こういう曲を作りました。自分が不確かな時期は他人の評価に振り回されてしまうことが多かったので、自分を鼓舞する意味でも、メッセージソングとしても、このテーマを歌わなきゃと思ってこういう歌詞になりました。

──シングルの初回限定盤には、5月のニコニコ生放送からのフル映像を収録していますが、気に入っているところ、観どころを教えてください。

結構クオリティーが高くて僕も驚いたんですけど、映像とか音響とか、生でこれができるんだ、ってくらいの完成度の作品です。手前味噌ですが、絶対観たほうがいいです。

──5周年記念ライヴシリーズについてうかがいます。6月の渋谷WWW、この号が出る頃には終わっていますが8月の豊洲PITと、どんなテーマを持ってやっていますか?そして今後の展開は?

5周年ですので、みんなに感謝を伝えるのが一番かなと思ってます。それは言葉とかじゃなくて、僕らの成長を見せるのが一番喜んでくれるだろうなと思ってて、そういうライヴを考えてます。今後のことに関しても、もっといろんな場所でそういうライヴができたらいいなと考えてます。

──2015年の下半期に向けて。何をしたいか、どんなものを見せたいか、読者のみなさんに向けてひと言いただけますか?

せっかくデビュー5周年なんで、もっとライヴとかやりたいなと思ってます。新しい曲も作ってるので、今年は無理かもしれないけど、早いうちに届けられるように頑張ります。
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