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Posted by 中 相作 - 2011.02.16,Wed
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 平成23・2011年2月15日 産経新聞社、産経デジタル
 
【産経抄】2月15日
 Home > オピニオン > 産経抄 > 記事
 
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2011.2.15 02:36
 
 日本の探偵小説の父と呼ばれる江戸川乱歩は、本物の探偵になろうと思ったことがある。回想録によると、当時、日本一の探偵との評判だった岩井三郎の事務所を訪ねている。
 
 ▼「探偵には推理力が必要だ。私は推理の才能はあるから、使ってみてください」。こんなふうに採用を持ちかけたが、「考えておきましょう」と体よく追い返されたそうだ。岩井にしてみれば、探偵に必要なのは、推理力より粘り強さだと言いたいところだろう。
 
 ▼もちろん警察の捜査にもあてはまる。最近ではそれに加えて、さまざまなハイテク機器を使いこなす技術も求められる。東京・中目黒の大原道夫さん(87)夫妻殺傷事件で威力を発揮したのが、そのひとつである防犯カメラだった。
 
 ▼犯行当日、福島県いわき市からバスで東京駅に到着、電車を乗り継いで現場に向かう木村義昭容疑者(65)の姿が、はっきりとらえられていた。しかし、動機が解明されなければ、事件が解決したことにはならない。木村容疑者は調べに対して、「娘が韓国で入院しており、治療費が必要だった」と供述している。借金もあったらしい。
 
 ▼ただ、金目当ての場当たり的な犯行とすれば、おかしな点が目立つ。木村容疑者は、現場に土地勘がないはずなのに犯行後、迷うことなく最寄り駅に到着している。大原さんを刃物で切りつける間、「金を出せ」と要求したとの証言も出てこない。地元では、「裕福」で「温厚な人なのに」との驚きの声があがっていた。
 
 ▼それにしても、動機がはっきりしない猟奇的な事件が多すぎる。「何の動機がなくても、人は殺人のために殺人を犯す」。作品の登場人物にこう語らせた乱歩は、そんな時代を予言していた。
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