Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2010.09.29,Wed
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平成22・2010年9月28日 産経新聞社、産経デジタル
【集う】第56回「江戸川乱歩賞」授賞式(9日、東京・内幸町の帝国ホテル)
戸津井康之
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2010.9.28 07:42
■20100929a.jpg
受賞者の横関大さん(左から3人目)を囲む東野圭吾さん(左端)ら選考委員の5氏
「半年以内に受賞作超えよ」
日本の探偵小説の礎を築いた江戸川乱歩(1894~1965年)。この大作家の名を冠した江戸川乱歩賞は、プロ・アマを問わない公募の文学賞で、推理作家の登竜門として知られる。栗本薫さん、東野圭吾さん…と、多くの名だたる書き手を輩出してきた。
ふだんは市役所に勤める第56回受賞者の横関大(よこぜき・だい)さん(35)は8年前、こう決意した。「毎年1本の長編小説を応募する」と。以来、8回連続で挑戦し、最終選考に残ること4度目で悲願の賞をつかみとった。
そんな苦労人の受賞者の前で、先輩作家たちが、激励の言葉を述べていく。
賞を主催する日本推理作家協会の理事長で選考委員も務める東野さんは「私も二十数年前、作家として生きる、その願いのためだったら何だってやる気でいた」と語り、新たな乱歩賞作家の門出を祝福。選考委員の天童荒太(あらた)さんは「何度も挑戦し、ついに成果を得た受賞者に拍手を送りたい」とたたえた。
大勢の編集者、出版関係者らが見守る中、横関さんがスピーチに立った。「スタート地点としてこれ以上ないほどの場所に立ったことは自覚しています」。かみしめるように言葉を選んで決意を述べていく。「長い助走だったが、遠回りをしたとは思っていない。最終選考で落選しても、不思議と悔しさは感じなかった。むしろ鍛えられているという感覚すらあった」と作家を夢見て書き続けた日々を振り返った。
乾杯の音頭を取った作家の逢坂剛さんが、厳しい言葉でエールを送った。「半年以内に受賞作を超える新作を書くこと。できなければこの世界では生きていけない」
横関さんは正賞の江戸川乱歩像を胸に抱え、家族らに囲まれて記念写真に収まる。長年の苦労と、先輩作家の数々の言葉がよぎったのだろう。安堵(あんど)の表情を浮かべ、そして、口をきつく結んだ。(戸津井康之)
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