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Nabari Ningaikyo Blog
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Posted by 中 相作 - 2018.01.31,Wed

 こちら名張市です。

 市長選挙が近づいております。

 伊勢新聞:<まる見えリポート>三つどもえの名張市長選 「4期16年」評価に注目 三重(2018年1月29日)

 しかし、いくら市長選挙が近づいたからといって、べつに遠慮することもないのではないか、と考え直し、本日、名張市公式サイト「市長への手紙」を利用して質問を送信いたしました。

 件名は「寒中お見舞い申しあげます」。

 内容は次のとおりです。

 お世話さまです。1月3日と4日の両日、名張市公式サイト「市長への手紙」を利用してお送りした質問へのご回答、どうもありがとうございました。しかし、例によって例のごとく不得要領で意味不明な内容でしかなく、再度お尋ねすべきことが多々あるのですが、名張市長選挙が近づいてまいりましたので、これ以上の質問は市長選挙が終わるまで先送りすべきかとも考えましたものの、そんなごたいそうな問題ではまったくないと考え直し、ひきつづきお尋ねすることにいたしました。

 その前にお知らせしておきますと、1月5日、小学館から『江戸川乱歩電子全集』の特別限定無料版が配信されました。昨年10月に配信された同全集第16巻のインタビュー「カリスマ嘱託の驕慢と頽落」も収録されており、専用の無償アプリをダウンロードすればパソコンやスマートフォン、タブレット端末でもお読みいただけます。名張市の職員のみなさん、議員のみなさん、市民のみなさんにひろくお薦めいただければ幸甚です。ただし収録は全文ではなく、冒頭から「あ。そうやったんですか。やっぱり信頼を獲得するまでには、ちょっと時間がかかりますから。私のように胡散臭いと、とくにあきません」までとなっております。

https://www.amazon.co.jp/小学館電子全集-特別限定無料版-『江戸川乱歩-電子全集』-江戸川乱歩-ebook/dp/B078N3FJHL/ref=sr_1_1?s=digital-text&ie=UTF8&qid=1515872657&sr=1-1&keywords=小学館電子全集%E3%80%80特別限定無料版+『江戸川乱歩+電子全集』

 ついでにもうひとつお知らせしておきますと、少部数出版を手がける藍峯舎から来月、江戸川乱歩の『陰獣』が発行されることになり、現在予約を受け付けているところですが、限定二百二十部で一部税込み一万八千円という豪華本ですから、名張市立図書館の蔵書として購入するかどうか、名張市の財政事情と相談してご判断いただきたいと思います。

http://www.rampousha.co.jp/#inju

 それでは、1月3日と4日にお送りした質問に関連してさらにお尋ねいたしますが、一度にたくさんのことをお聞きしても対処にお困りかもしれませんから、少しだけにしておきます。

 まず河出書房新社『花森安治』について。「旧版を所蔵しているのであればわざわざ血税つかってリニューアル版を収集対象とする必要はないのではないか、という考えかたもあるものと思われます。どうして旧版のほかにリニューアル版まで収集対象とするのか、ご説明ください」とお願いしたところ、「旧版とリニューアル版(増補新版)とを別の資料と考え収集対象としました」とのお答えをいただきましたが、そんなことをお聞きしたわけではありません。この増補新版はNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の人気を当て込んでリニューアルされたもので、別丁を入れて二百四十ページほどの書籍に乱歩の対談が十二ページ収録されているだけ、もとより両者の内容に違いはありません。乱歩作品が時代にどう受容されたかを跡づける意味でリニューアル版も当然収集の対象となることはいうまでもありませんが、財政難にあえぐ名張市の市立図書館が購入すべきかどうか、というよりも、乱歩の単著にさえ驚くほど見落としがある名張市立図書館の乱歩関連資料収集において、こんなリニューアル版を購入することにどんな意味があるのかという気さえいたしますが、そうした観点に立って、「旧版とリニューアル版(増補新版)とを別の資料と考え収集対象としました」との判断が妥当であったと考えるのか否か、お答えいただきたいと思います。

 つづいて、視聴覚資料、コミックなどについて。1月3日付「市長への手紙」にも記しましたとおり、「私がお聞きしたのはこうした資料を除外している根拠であって、資料収集の原則やルールではありません。視聴覚資料、コミック、定期購読以外の雑誌を除外するという原則ないしはルールはどういった根拠にもとづいて設定されているのか、ということです」ということをお聞きしております。「乱歩関連資料についても一定の基準を設けて収集を行っていますのでご理解いただきますようお願いします」との仰せですが、とても理解できません。いったいどういった根拠にもとづいてどういった基準が設けられているのか、具体的にご説明ください。

 また、「乱歩関連資料には当然のことながら視聴覚資料やコミックも含まれます」とのご見解をお示しいただきましたが、乱歩関連資料であると認識しながら視聴覚資料やコミックを収集しないことの責任は、いったいどうお考えでしょうか。図書館としての後世に対する責任をどう考えるか、ということです。

 しつこいようですが、ついでですからもう一点。1月28日の朝日新聞にこんな記事が掲載されました。伊賀版では30日の掲載でしたが、この記事に関して名張市立図書館はどう対処したのか、その点もお知らせいただきたいと思います。

https://www.asahi.com/articles/ASL1M75TDL1MONFB027.html

 以上、よろしくお願い申しあげます。

 それにしてもまだるっこしい。

 乱歩関連資料の収集なんて名張市立図書館の手にはとても負えないんですから、これからはどっかと連携してやりまーす、ということにしてしまえばそれで済む話なんですけど、お役人というのはみずからの無能や怠慢を絶対に認めようとせんからなあ。
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