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Posted by 中 相作 - 2018.01.30,Tue
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YAHOO!ニュース
 平成30・2018年1月26日 Yahoo Japan

Stage『黒蜥蜴』
 河合祥一郎
 Home > 雑誌 > 記事

Stage『黒蜥蜴』

1/26(金) 9:00配信
中央公論

 江戸川乱歩の原作を三島由紀夫が戯曲化した『黒蜥蜴』は、乱歩のミステリーと三島の耽美性とが見事に融合した傑作だ。美輪明宏が長年主演してきたことでも知られ、二〇一七年は新派公演(河合雪乃丞主演)もあった人気作だが、ついに世界的な演出家デヴィッド・ルヴォーが、彼の敬愛する三島のこの戯曲に挑戦する。音楽、映画、ダンスの要素も組み合わせた新たな演出になるという。
 ハリウッドの撮影所をイメージした舞台の時代設定は二〇二〇年前後の近未来。美貌の女盗賊“黒蜥蜴”(中谷美紀)は美の探求者であり、犯罪さえも美しい芸術に仕上げる謎の女だ。
 彼女は宝石商・岩瀬庄兵衛(たかお鷹)の娘・早苗(相楽樹)を誘拐すると脅迫状を出し、私立探偵・明智小五郎(井上芳雄)の目の前で、まんまと犯行に成功する。岩瀬の上客の緑川夫人こそ黒蜥蜴本人であり、夫人が連れてきた美しい青年・雨宮潤一(成河)はその部下だったのだ。
 明智は直ちに早苗を奪還するが、黒蜥蜴は家政婦ひな(朝海ひかる)に手引きさせ、再び娘を誘拐、明智との対決は続く。
 黒蜥蜴の美学に触れた明智は次第に彼女に惹かれていく。そして黒蜥蜴もまた、心を明智に盗まれたと告白する。やがて、二人の妖艶にしてロマンティックな駆け引きは、思いもかけぬ展開を迎えることになる。
 乱歩のトリックも楽しめれば、三島の残酷なエロティシズムも味わえるエンターテインメントだ。魅力あるキャストに期待が高まる。その他の出演者も宮菜穂子をはじめとする手堅い布陣。

1月9日(火)~28日(日)東京・日比谷、日生劇場
2月1日(木)~5日(月)大阪・梅田、梅田芸術劇場メインホール

河合祥一郎 東京大学教授

最終更新:1/26(金) 9:00
中央公論
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