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Nabari Ningaikyo Blog
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Posted by 中 相作 - 2017.09.29,Fri

 とにかく名張市立図書館はだめである、と私もさじを投げている。

 だからずいぶん以前から、厳密にいえば平成14・2002年に乱歩邸が立教大学に譲渡され、その翌年に名張市立図書館の江戸川乱歩リファレンスブック3『江戸川乱歩著書目録』が発行されたときあたり、乱歩の遺産を立教大学が継承してくれましたので、名張市立図書館も立教大学に後事を託して乱歩関連資料の収集に終止符を打つことにいたします、とでも宣言すれば、まったく筋の通っていない話ではあるのだが、名張市民なんてみんなばかなんだから、一も二もなく納得してくれるであろうと考え、教育長にじきじきに提案したところ、名張市あたりでは教育長なんてのもむろんばかであるうえ人の道すら心得ていないから、ただそれっきりの話で終わってしまった。

 ただしその当時の私は、きれいさっぱり終止符を打ってしまえばいいじゃん、と考えていただけでした。

 しかしいまの私は、さらに考えを深めて、名張市立図書館が曲がりなりにも、いやまあ実際曲がりすぎだろうがという話なんですけど、開館以来収集してきた乱歩関連資料、どっかまともな図書館に一括寄贈してその図書館に乱歩の面倒を見てもらってはどうか、みたいなことに思い至っております。

 で、どこの図書館がいいか、というと、それはもう名張市のおとなり、伊賀市しかないわけです。

 むろん北海道だって沖縄だって、受け入れていただけるのであればどこの図書館でもいいんですけど、個人的には調べものに気軽に足を運べる近隣の図書館がいい。

 で、伊賀市しかないであろう、と。

 そこでこんな檄を飛ばしました。

 平成27年(2015)に没後五十年を迎えた江戸川乱歩(本名=平井太郎)は、わが国に探偵小説の基礎を築いた小説家として広く知られ、その作品はいまも多くの読者に読み継がれている。

 乱歩は明治27年(1894)、名張町に生まれ、翌年には亀山町に転居、さらに名古屋市に居住して旧制中学卒業までを過ごしたが、早稲田大学在学中の大正3年(1914)、東京で伊賀出身の川崎克と出会って生涯にわたる交流を結んだ。

 克の次男秀二とも親交があり、昭和27年(1952)には秀二の選挙応援のため名張町を訪れて、乱歩自身の言葉でいえば「ふるさと発見」を果たしている。

 また、平井家は代々、津藩藤堂家に仕えた家柄で、正徳5年(1715)から寛延2年(1749)まで、三代にわたって上野城下徳居町に居住していたことが判明している。

 名張市立図書館は昭和44年(1969)の開館以来、江戸川乱歩の関連資料を収集し、昭和62年(1987)の新築移転を機に館内に乱歩コーナーを開設、乱歩の遺族から貸与された遺品などを展示しているほか、平成9年(1997)から15年(2003)にかけて「江戸川乱歩リファレンスブック」全三巻を発行して収集資料の活用に努めてきた。

 しかし、収集資料の増加にともなって収蔵スペースが不足し、また、名張市のきわめて深刻な財政事情を受けて資料収集のための予算も捻出しがたい状況となっている。

 いっぽう、伊賀市では市庁舎の新築移転が進行中で、現在の庁舎はリノベーションによって図書館を中核とした公共施設に生まれ変わることが計画されており、乱歩関連資料の保管と活用のためのスペースを確保することが可能であると判断される。

 上記の事情から、伊賀地域とゆかりの深い江戸川乱歩の文業を残りなく集成し、正しく継承してゆくために、伊賀市と名張市の両市立図書館が連携して乱歩関連資料の収集と管理、活用を進めることとする。

 伊賀市立図書館は、図書資料および非図書資料(逐次刊行物,ファイル資料,視聴覚資料など)を担当し、その収集、保管、書誌データの作成と公開、データベースの構築、初出資料のデジタル化、リファレンスサービスなどを行う。

 名張市立図書館は、平井家から無償永久貸与を受けている文机や衣服など乱歩の遺品をはじめ、書簡、写真、色紙、短冊、パネルなどの展示資料を、ひきつづき館内乱歩コーナーで展示する。

 名張市立図書館が収集した図書資料および非図書資料は伊賀市立図書館に一括して移管し、それ以降の図書資料および非図書資料の収集と管理、活用は伊賀市立図書館の予算で進める。

 念のために記しておきますけど、伊賀市も名張市も知的レベルはきわめて低いです。

 しかし、名張市立図書館の乱歩関連資料を一括譲渡した時点で、伊賀市立図書館に対して、いわば名張市立図書館を反面教師として、図書館が収集すべき資料は図書である、といったようなそこらの高校の図書委員レベルの基本を頭に入れていただき、いっぽうで収集対象を明確に定めてそれ明文化する、みたいな多少の読み書き能力が要求される作業を進めていただければ、最低限のことはできるのではないか。

 もしもできないのであれば、そのときこそ伊賀市も名張市も乱歩から完全に手を引き、ついでのことに平成16・2004年のいわゆる平成の大合併では実現できなかった合併を今度こそ現実のものとして、伊賀市と名張市が対等合併する、みたいなことでいいのではないでしょうか。

 新しい市名は、あほ市。

 三重県あほ市、いい名前です。

 ところが、伊賀市の雲行きがなんだか結構怪しくなってきてしまいました。
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