能面顔の「ひやわん」、キモカワイイで勝負

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　平成28・2016年7月26日　読売新聞社

能面顔の「ひやわん」、キモカワイイで勝負
　田上秀樹
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能面顔の「ひやわん」、キモカワイイで勝負

2016年07月26日 17時41分



亀井市長（左）らと健闘を誓うひやわん（三重県名張市役所で）

　能面をイメージした三重県名張市のＰＲキャラクター「あれっこわい犬　名張のひやわん」が、昨年に続いて「ゆるキャラグランプリ２０１６」にエントリーした。

　昨年は、計１７２７の＜出場キャラ＞のうち５１１位と苦戦したが、「今年はぜひ１００位以内に」と亀井利克市長。地元の期待に、ひやわんは「応援してだあこ！　ひやわんの旋風を吹かせるわて」と意欲満々だ。

　方言で「細い路地」を意味する「ひやわい」と、犬を組み合わせて名づけられたひやわん。能楽を大成した観阿弥の創座の地・名張にちなんだ“能面顔”に、市出身の小説家・江戸川乱歩が生み出した「怪人二十面相」のマントを羽織る。

　伊賀組紐くみひもの首輪の中央に、忍者の非常食「かたやき」のペンダントがある。

　広く知ってもらおうと、昨年初めてエントリーしたゆるキャラグランプリ。その実績を糧にと、今春からは、市民らでつくるひやわんのマネジャー組織「隠なばりひやわん倶楽部」が県内外のイベント参加や、ツイッターによる情報発信で売り込みを加速させている。

　ひやわんの生みの親で、市出身（京都市在住）のデザイナー・宮原佑貴子さんも６月、ひやわんのホームページ（http://hiyawan.jp/)を開設。写真などを交えてＰＲ。イベント出演は２４日現在で１８件と、既に昨年中の２０件に迫る。「正統派キャラではなく、ちょっと怖いけど愛嬌あいきょうがある『キモカワイイ』キャラとして勝負したい」と、同倶楽部事務局の生杉哲寛さんは話す。

　投票は、同グランプリの公式サイト（http://www.yurugp.jp/)で１０月２４日午後６時まで受け付け、パソコンや携帯電話、スマートフォンなどから１日１回投票できる。確定した得票数と順位は１１月５、６日に松山市で開かれるイベントで発表される。（田上秀樹）

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