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Posted by 中 相作 - 2016.05.09,Mon
ウェブニュース

毎日新聞
 平成28・2016年5月5日 毎日新聞社

作品展|文士の人形に魂込め、作中風景に 深川江戸資料館
 加藤隆寛
 Home > カルチャー > 記事

作品展
文士の人形に魂込め、作中風景に 深川江戸資料館


毎日新聞2016年5月5日 21時02分(最終更新 5月5日 21時02分)



「本人が生きていたら『おもしろいな』と笑ってもらえるような作品にしたい」と語る石塚さん(左)=江東区白河の深川江戸資料館で

 著名な小説家らの人形を作中の風景や模型の中に置き、その世界観ごと写し取る東京都江東区在住の異色人形写真作家、石塚公昭さん(59)の個展が8日まで、同区白河の深川江戸資料館で開かれている。「リアル」と「幻想」のはざまで命を吹き込まれた、どこかユーモラスな文士らの表情に、来場者が見入っている。【加藤隆寛】

 燃えさかる金閣寺をバックにたばこをくゆらせる三島由紀夫。「怪人二十面相」さながら、気球から垂れた縄ばしごにぶら下がり拳銃を構える江戸川乱歩--。石塚さんの作品は、粘土の人形と実写した風景や人物、静物の模型などを巧みに組み合わせて「作家の世界」を表している。

 「作り物でなければできない表現をしたい」と石塚さん。目指しているのは単なる精巧さではなく、愛読してきた作家たちが「自分にはこう見える」という世界観の提示だ。

 例えば、妖しげな光に照らされた女性の足を物陰からじっと見る永井荷風の姿は「ストリップ通いが趣味だった」というエピソードに着想を得た。エッセーや挿絵、伝記などからの情報もふんだんに取り込んでおり、乱歩が弟2人と営んでいた古書店も、古い家屋や古書の山、看板、蓄音機の写真などを合成して雰囲気たっぷりによみがえらせた。

 今回初めて、高さ約2メートルの巨大パネルに写真をプリントし、約30枚を展示。高さ40~50センチの人形も二十数体を展示している。仙台市から訪れていたフォード由香さん(47)は「挑戦的な作品で本物よりリアル」と話していた。入館料は大人400円、小中学生50円。問い合わせは同館(03・3630・8625)。

〔都内版〕
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