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Nabari Ningaikyo Blog
Posted by - 2024.05.06,Mon
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Posted by 中 相作 - 2015.12.30,Wed

 きたー!

 キンドルカバーきたー!

 こんなんです。


 サイズを比較するため、文庫本を添えてみました。

 しかし、こんな写真じゃ、カバーがほとんど見えんがな。

 まあ、これなんですけど。

 Amazon.co.jp:Inateck Kindle Paperwhite用保護カバー PUレザーケース マグネット付き ブラウン(Kindle Paperwhite専用)

 上の写真、あえて直射日光のもとで、といっても冬至から十日ほど過ぎた冬の陽ですけど、とにかく直射日光を浴びた状態で撮影したんですけど、この写真じゃちょっとわかりづらいものの、キンドルホワイトペーパーの画面、ちゃんと判読可能です。

 さて、年末進行と重なったため「RAMPO Up-To-Date」に記録するだけで打ち過ぎてしまいましたが、平井隆太郎先生のご逝去は一部の全国紙伊賀版でもとりあげていただきました。

 こちら朝日新聞。

ウェブニュース
朝日新聞デジタル
 平成27・2015年12月17日 朝日新聞社
「名張の理解者」悼む声
Entry

 こちら毎日新聞。

 地方版の記事が翌日、別カテゴリでも配信されました。

ウェブニュース
毎日新聞
 平成27・2015月12月17日 毎日新聞社
平井隆太郎さん死去 名張の振興、協力に感謝 乱歩の長男、しのぶ声 /三重
 鶴見泰寿
Entry

ウェブニュース
毎日新聞
 平成27・2015年12月18日 毎日新聞社
大学倶楽部・立教大 江戸川乱歩長男・平井名誉教授死去 「名張の振興協力に感謝」
 鶴見泰寿
Entry

 朝日新聞のウェブニュースは尻切れとんぼですから、12月17日付伊賀版の当該記事を、天下御免の無断転載。


 この記事には、お経は読んでも乱歩は読まない高野香洋さんのコメントも出てきてますけど、名張市立図書館が乱歩の遺品を寄贈していただいた、とあるのは高野さんの記憶違いで、あれはあくまでも借用、厳密にいえば永久無償貸与というかたちになっております。

 だからこそ、書類一式をば整えて、名張市長と私が平井憲太郎さんをお訪ねし、ひきつづきよろしくお願いいたします、とご挨拶を申しあげたわけですがな。

 しかし、そんな勘違いはまあいいとして、名張市あたりで図書館長をお務めになってるかたのレベルといいますか、限界といいますか、そういったものがこの記事にはよく示されてます。

 つまり、乱歩どころかそもそも本を読まないひとが図書館長に収まったりした日には、資料収集というものを展示や陳列のレベルでしか考えることができない、ということです。

 いや、考えることができない、というよりは、思いつくことができない、というべきか。

 むろん展示や陳列だって、できるのであればやるに越したことはありませんし、平井隆太郎先生のご協力をいただけたのはもとよりありがたいことではありますけど、それは図書館の資料収集においては傍系の業務なわけです。

 展示や陳列に目の色を変えるのもいいけれど、それ以前にやらなきゃならんことがあるだろーが、といったことが、ここらのお役人にはまったく理解できません。

 そんなことじゃいかんだろーが、といってみたところで、じゃあなにをすればいいのか、それを思いつくことができない。

 あたりめーだ。

 資料収集は思いつきじゃできません。

 考えるべきことをちゃんと考えなくちゃできません。

 ただし、考えるったって、そこらの高校の図書委員にだって余裕で考えられることです。

 そんなことすら考えられない。

 それがここ名張市のお役人というやつですから、七重の膝を八重に折り、きょうここのえに匂いぬるかな、どちらさまもどうぞご寛恕くださいね。

 しかし、それにしてもひどいものだな。

 今年の夏、古いコピーのたぐいを整理していたら、中島河太郎先生が1985年11月、「婦人公論」の臨時増刊号にお書きになった「乱歩と生地」という短い随筆が出てきました。

 内容はすっかり忘れておりましたが、いろいろと思い当たるところがありました。

 冒頭を引用。

 今年は江戸川乱歩の没後二十年にあたる。せんだって三重県名張市の教育長と図書館長が上京して、新築計画中の図書館に江戸川乱歩記念室を整備したいという意向を洩らされた。
 四日市市立図書館の丹羽文雄記念室や、彦根市立図書館の舟橋聖一記念文庫がお手本らしいが、実は名張の計画は一度頓挫している。

 1985年といえば、昭和も暮れがたの60年。

 すでに読まれることが少なくなっていた作家の記念室だの記念文庫の真似をする、みたいな程度のことしか思いつけないのが、ここらあたりのレベルであり限界である、ということです。

 ちっとは考えればいいのに、とお思いのかたもいらっしゃるでしょうけど、そもそも考えるための知識を身につけてないわけですから、つまり、お経は読んでも乱歩は読まず、ということは、乱歩という作家のことをなにも知らないわけなんですから、乱歩を丹羽文雄や舟橋聖一といっしょくたにして、新しい図書館にちょっとしたコーナーをつくり、乱歩の遺品や著書を展示陳列してうわっつら飾っときゃそれでいいや、とかそんなレベルで終わっちゃうのよね。

 そうゆうことじゃ困るんだけどなあ。

 なんか、むらむらとむかっ腹が立ってきましたので、フルバージョンで行っときます。

「こんにちはッ」
「そのパターンまだやりますのか」
「お経は読んでも乱歩は読まぬッ」
「なんですねんそれ」
「腹が張っても屁はこかぬッ」
「知りませんがな」
「三重県名張市立図書館初代館長というのは誤りで名張市教育委員会のご教示によれば名張市立図書館第六代館長の高野香洋でございますッ」
「どなたですねんそれ」
「資料収集のしの字も知らぬッ」
「こっちこそ知りませんがな」
「図書館法のとも知らぬッ」
「知らんゆうのに」
「さ」
「どないしました」
「檀家まわり行かさしてもらわさしてきやさしていただかさしてもらわしてこ」
「好きなようにしたらよろしがな」
「はんにゃはらみたほんまによ」
「ほんまにお経読むんですか」
「かんじざいぼさつほんでからよ」
「君しまいに名張市仏教会あたりから叱られますよ」
「ぎゃーてーぎゃーてーほんまによ」
「そのほんまによとかほんでからよとかゆうのがまたようわからんわけですけど」
「ごこうのすりきれほんでからよ」
「そんなん落語の寿限無ですがな」
「大きなお寺ができましたあッ」
「お寺つくってましたんか」
「当寺院では家族葬でもお布施は同額となっております」
「いったいどこのお葬式ですねん」

 しかし、私は、たぶん、死ぬまでこの芸風で突っ走るしかないのであろうな。

 それはそれとして、藍峯舎版『幻想と怪奇』、写真を撮るのがもったいないような気がして、というか、開いたり立てたりすると本が傷むのではないかという気もして、購入したひとが写真入りでツイートしてくれるのを待ってるんですけど、まだみたいです。

 せめてこちらをどうぞ。


 さ。

 お掃除でもしよっと。
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