秋の夜長を行灯で彩り 名張で10日からイベント

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　平成27・2015年10月9日　中日新聞社

秋の夜長を行灯で彩り　名張で10日からイベント
　中川翔太
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2015年10月9日

秋の夜長を行灯で彩り　名張で１０日からイベント



隠街道市をＰＲするポスター＝名張市役所で

　名張市で、あんどんの催しなどが開かれる。

　名張市では「隠（なばり）・街道市」が上本町、中町、本町などの名張地区一帯で十、十一日にある。十日は「光と影　えんむすび　行灯（あんどん）コンサート」を初めて実施する。

　あんどんは、新町や本町、鍛冶町などに約百基並び、十日の午後五時～午後八時に点灯される。コンサートは中町集議所横で午後六時～午後八時。あんどんに囲まれて二胡（にこ）やピアノ演奏による音色が楽しめる。

　イベントの主会場はイオン名張店近くの「一の鳥居」そばに設置する。十日午前九時のオープニングセレモニーを皮切りに、ご当地ゆるキャラ「ひやわん」の紹介や伊賀地域のミュージシャンによる演奏がある。

　十一日午前十時～午後二時ごろには地区一帯で「“ひやわん怪人二十面相”を探せ！！」を初開催する。街を歩く複数の怪人二十面相役から、マントの内側にひやわんが描かれたＴシャツを着て後ろに青いしっぽをつけた怪人を探す。見つけたら、ひやわんにちなんだ賞品の抽せん会に参加できる。

　両日の午前十時半～正午と午後一時～午後三時、やなせ宿近くの名張川沿いで、ミニＳＬに無料で乗ることができる。直線レールを五十～六十メートル走る。雨天中止。

　中町通り沿いを中心に飲食品や雑貨などの出店が約四十店が参加。鍛冶町の蛭子神社で七福神の衣装展示（両日）、江戸川乱歩生誕地碑広場で作品の紙芝居やスライドキネマが上演される（両日）。



昨年の隠街道市の様子。数多くの出店が並ぶ＝名張市上本町で

　街道市は住民らでつくる名張地区まちづくり推進協議会が主催し、十回目。十日は午前九時～午後四時。十一日は午前九時半～午後三時半。両日とも名張小学校グラウンド、名張公民館駐車場、北村酒造跡地が臨時駐車場となり、中町通り（午前九時～午後四時）と上本町通り（午前八時半～午後六時）が通行止めになる。協議会によると、両日で約四万人の集客を見込んでいる（昨年は約四万三千人）。辻本武久会長は「若い人からお年寄りまで楽しめるので、ぜひ来て」と呼び掛ける。（問）名張公民館＝０５９５（６４）２６０５

　（中川翔太）