ウェブニュース：きょうから水戸映画祭 故深作欣二監督の作品上映も

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　平成23・2011年2月19日　東京新聞（中日新聞東京本社）

 

きょうから水戸映画祭　故深作欣二監督の作品上映も

　北爪三記

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きょうから水戸映画祭　故深作欣二監督の作品上映も

 

2011年2月19日

 

　過去の上映作品の中から、評価が高かった作品などを集めて上映する「水戸映画祭」（ＮＰＯ法人シネマパンチ、水戸市芸術振興財団主催）が十九、二十の両日、水戸市五軒町の水戸芸術館ＡＣＭ劇場で開かれる。二十五回目の今回は、水戸市出身の映画監督、故深作欣二さんの作品「黒蜥蜴（とかげ）」上映などの特別企画もある。

 

　上映作品は、昨年二月の第六十回ベルリン国際映画祭で、主演の寺島しのぶさんが最優秀女優賞に当たる「銀熊賞」に選ばれた「キャタピラー」（若松孝二監督）をはじめ、韓国映画「息もできない」（ヤン・イクチュン監督）、「トイレット」（荻上直子監督）。

 

　深作監督の生誕八十年を記念した特別企画として、江戸川乱歩原作、丸山（美輪）明宏さん主演の「黒蜥蜴」（一九六八年）。「さくらん」（蜷川実花監督）は、浅井俊裕・同館現代美術センター芸術監督が「映画と美術」と題して上映前にプレトークをする。

 

　文化庁の優秀映画鑑賞推進事業である「日本映画が好き２０１１」も両日、同時開催。「煙突の見える場所」（五所平之助監督、五三年）、「お早よう」（小津安二郎監督、五九年）、「裸の島」（新藤兼人監督、六〇年）、「名もなく貧しく美しく」（松山善三監督、六一年）を上映する。

 

　入場料は映画祭は一作品千円、日本映画が好きは各日五百円。問い合わせは、同館＝電０２９（２２７）８１１１＝まで。チケット予約は同館チケット予約センター＝電０２９（２２５）３５５５＝へ。　（北爪三記）