忍者ブログ
Nabari Ningaikyo Blog
Posted by - 2024.04.25,Thu
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

Posted by 中 相作 - 2015.01.03,Sat
ウェブニュース

YOMIURI ONLINE
 平成27・2015年1月1日 読売新聞社

『破線のマリス』 野沢尚著
 和
 Home > 本よみうり堂 > 書評 > ロングセラーの周辺 > 記事

『破線のマリス』 野沢尚著

2015年01月01日 08時00分

テレビ報道の裏側、あぶり出す



 インターネットに押され気味であっても、テレビの影響力の大きさは変わらない。
 ネット上の話題もテレビ発の場合が多いし、健康に良いと紹介された食品が、スーパーマーケットから消えることもある。

 それでは、テレビで放送されていることは信用できるのか。総務省の調査によると、信頼度は7割弱。テレビドラマの脚本家として活躍していた著者が、報道番組の裏側をあぶり出した小説が本書だ。

 ニュース番組の映像編集を担当する契約社員の女性は、人気コーナー「事件検証」を任されたやり手だ。視聴者の目をくぎ付けにするすべを知り尽くし、「偏向報道」と抗議されるような刺激的な映像を作り出す。

 局側は苦々しく思っていても、コーナーの視聴率が良く、彼女との契約を延長する。しかし、そんな彼女がわなにはまってしまう。江戸川乱歩賞受賞作で、2000年には映画化された。

 今年9月からテレビ局を取材している。放送倫理・番組向上機構(BPO)では今も、様々な問題が取り上げられる。夭逝ようせいした著者にどう思っているのか、聞いて見たかった。(和)



 1997年、講談社刊。2000年に講談社文庫に入り、現在、25刷31万7000部。

2015年01月01日 08時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
PR
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
開設者
 中 相作:Naka Shosaku
ブログ内検索
バーコード
カウンター
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
忍者ブログ [PR]