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Nabari Ningaikyo Blog
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Posted by 中 相作 - 2015.01.02,Fri

 新年も二日目となりました。

 どんなお正月をお過ごしでしょうか。

 当地は、あいかわらず冷え込みが厳しく、起きてみると雪が積もっておりました。

 寒いはずどす。

 さて、年末にひきつづいて、鬱々と煩悶しながら記しますが、「伊賀一筆」第一号をお読みいただいたかたはご存じのとおり、漫才と手記でお届けした「僕の図書館戦争」シリーズは、いまだ完結にいたっておりません。

 完結篇は、今年の秋に発行されるはずの「伊賀百筆」第二十五号に掲載してもらうことになるのかな、みたいなことを「伊賀一筆」第一号に書いておきましたところ、伊賀百筆編集委員会からさっそく連絡をいただき、むろんまだ正式決定ではなくて、内々の意向、というやつなのですが、まあ二十ページくらいならなんとか、といったようなことでした。

 しかし、漫才で二十ページ、というのは、情報量でいうと微々たるもので、「伊賀百筆」の誌面でいうと、一ページはこんな感じになります。


 とはいえ、話そのものはごく単純で、名張市立図書館が、手前どもにはまともな資料収集もできなければ、収集資料の活用もできませんし、だいたいが、市民生活にまったく関係のない乱歩関連資料をなぜ収集しなければならないのか、そのあたりもまるでわかっておりません、と正直に宣言し、乱歩にさよならを告げてしまえばいいわけです。

 「伊賀一筆」第一号の手記にも記しましたけど、本は読むものだ、ということさえ理解できてないようなお役人さまが、図書館長でーす、とか平気で口走って、乱歩関連資料というのは展示品や陳列物のことだと決めつけてしまって疑わない、というのが実態どす。

 で、なにしろお役人さまだから、自分たちの非は絶対に認めない。

 したがって、過ちに終止符を打つ、ということができない。

 かといって、心を入れ替えてまじめにお仕事する、ということもできない。

 乱歩関連資料の収集と活用について、ちゃんと考えて、ちゃんと決めて、その意義と必要性を市民にちゃんと説明して、みたいなことが、そもそもできない。

 しかも、日本の地方が衰退一直線なのと同様に、地方の公共図書館もやっぱり衰退一直線。

 きのうは、こんなウェブニュースも報じられました。

 Business Journal:図書館に異変?館数激増でも利用者増えず…ハローワークと連携し貧困者支援?(2015年1日1日)

 こんなご時勢なんですから、名張市立図書館が、手前どもは乱歩関連資料の収集から手を引いて、無料貸本屋に徹することにいたします、と宣言するというのも、それはそれで、ありだと思うんですけど。

 というか、図書館は無料貸本屋である、と信じ込んでる無知な首長さんが、結構たくさんいらっしゃるみたいですから、むしろそうやって宣言することこそが、衰退と縮小の時代の流れに棹を差すことになるのかもしれません。

 ちなみに、本家本元の武雄市長さんは、佐賀県知事選挙にご出馬。

 佐賀新聞:=県知事選 本社世論調査= 【本記】(2015年1月1日)

 武雄市長さんの真似をしようとした松阪市長さんは、こんなことに。

 中日新聞:<大義はどこに・松阪市長突然の辞意>(上) 図書館の計画白紙(2014年12月20日)
 中日新聞:<大義はどこに・松阪市長突然の辞意>(下) 再選でも議会構成変わらず(2014年12月21日)

 樋渡啓祐さんとか、山中光茂さんとか、図書館が無料貸本屋だと信じて疑わないようなひとが幅を利かせ、それなりに支持を集めてるわけですから、名張市立図書館が無料貸本屋であることをカミングアウトしても、べつに問題はないのではないか。

 とはいえ、たとえカミングアウトして、乱歩とおさらばしたとしても、名張市立図書館がすでに所蔵してる乱歩関連資料をどうするか、という問題は残ります。

 問題ったって、蔵書を体系化してデータを公開すれば、とりあえずそれでOKなんですけど、はばかりながら名張市立図書館、そんな簡単なことさえ全然できません。

 たとえば、国立国会図書館なら、「伊賀一筆」第一号が出た、となると、こんなふうにデータを整理して公開するわけです。

 国立国会図書館:NDL-OPAC > 伊賀一筆

 しかし、名張市あたりでは、とても無理じゃろうな。

 とはいえ、いい方法が、ひとつだけ、ないこともありません。

 つまり、私が、名張市立図書館の館長になればいいわけです。

 けっして不可能な話ではなく、名張市は市立図書館長を民間から公募しまーす、と条例で決めてしまえばいいわけです。

 私はそんなのに死んでも応募しませんけど、とかいってしまうと身もふたもありませんから、公募に応じてみごと館長に選ばれた、ということにして、もしもそうなったら一年で、というのは無理かもしれませんけど、二、三年もあれば、館長の権限と裁量で、いかようにでも決着をつけられると思います。

 しかし、名張市や名張市教育委員会に、そんな勇気はとてもない、と思われます。

 ですからまあ、新年の展望、とかいってみても、とくになし、ということになるしかないみたいです。

 新年早々、どうもあいすみません。
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