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Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2011.01.24,Mon
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 平成23・2011年1月22日 産経新聞配信 産経デジタル
 
歌舞伎多面性にワクワク 壽初春大歌舞伎
 亀岡典子
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産経新聞 1月22日(土)15時32分配信
 
■20110124a.jpg
 
歌舞伎「江戸宵闇妖鉤爪」(写真:産経新聞)
 
【ステージ】
 
 大阪の初春は肩ひじ張らず誰もが楽しめる狂言立て。藤十郎の「男の花道」、幸四郎、染五郎の乱歩歌舞伎もエンターテインメント性たっぷりで歌舞伎の多面性にワクワクする。
 
 その「男の花道」は、江戸時代の名女形、加賀屋歌右衛門(藤十郎)と、彼を失明の危機から救った医者・土生玄碩(はぶげんせき)(幸四郎)の厚い友情譚。役者にとって命より大切な舞台をとるか、人間にとって大事な恩をとるか、ぎりぎりの二者択一を迫られた歌右衛門が、玄碩の命を救うため舞台を中座して駆けつける。
 
 藤十郎の歌右衛門はいまを盛りの女形の色香をたっぷりにじませながら失明への恐れをおののくように表現。玄碩のもとに急ぐ場面では客席への階段を一気にかけ降りてひた走る。そのリアルな必死さこそ歌右衛門の真心であろう。幸四郎の玄碩は権力にこびない武骨な男の信念を描いて藤十郎といいコンビであった。
 
 藤十郎は「吉田屋」の伊左衛門では上方和事の二枚目を体現。やわらかみ、豊かさ、色気、おかしみなどが絶妙の味わいとなって肉体からぼんやりとにじみ出る。近年、藤十郎の和事芸は自在の境地。夕霧は扇雀。華やかな美貌にふと寂しさがにじむ風情がいい。
 
 江戸川乱歩の小説を初めて歌舞伎化した「江戸宵闇妖鉤爪(えどのやみあやしのかぎづめ)」は、歌舞伎の無限の可能性を示唆して興奮させられる。染五郎が企画、幸四郎が演出した新作で、3年前の東京の初演より引き締まり、恐怖と深みが増した。
 
 原作は昭和初期が舞台だが、時代を幕末に設定。殺人を繰り返す人間豹こと半人半獣の恩田乱学(染五郎)の出生にまつわる悲しみや怒りも掘り下げられ、人間の心の闇が浮き彫りにされる。おどろおどろしい見世物小屋や乱学の母(吉弥)が拾ってきた赤子たちの悲しいエピソードなど乱歩らしい妖しの世界も現出。恩田と明智小五郎(幸四郎)らとの立ち回りではワイヤーアクションを用いたり、大凧に乗っての宙乗りの逃避行などビジュアル的にも派手で、展開もスピーディーだ。
 
 ほかに翫雀が家の芸に挑んで爽やかな後味の「土屋主税」、我當、秀太郎が義太夫狂言の味わいをしっかり見せた「八陣守護城」。26日まで。(亀岡典子)
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