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Posted by 中 相作 - 2014.06.25,Wed
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YOMIURI ONLINE
 平成26・2014年6月23日 読売新聞社

豊岡ならではの公演盛況…兵庫で日本劇作家大会
 祐成秀樹
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豊岡ならではの公演盛況…兵庫で日本劇作家大会

2014年06月23日 08時10分

 日本劇作家大会が12日から15日まで兵庫県豊岡市で開かれた。

 主会場は城崎きのさき温泉にある城崎国際アートセンター。温泉地での滞在型制作を目的とする会場の特性に合わせて、現地で育まれた作品の上演を目玉に52の企画でにぎわった。

 日本劇作家協会などの主催。1994年の開始以来、地方都市で劇作家ら演劇人が市民と交流し、演劇を様々な角度から考える場になってきた。今回は2005年以来の開催。企画に中津留なかつる章仁さんら若手作家のアイデアを取り入れ、専門家も一般市民も興味が持てそうな公演やシンポジウム、講座などが開かれた。

 豊岡ならではの公演が楽しかった。例えば「乱歩の恋文」(作・長田おさだ育恵、演出・扇田せんだ拓也)。推理作家・江戸川乱歩の人物像を幻想的に描く作品を、古い芝居小屋の出石永楽館に合わせて作り変えた。薄暗い木造の空間でレトロな衣装の演技を見ると、大正時代に迷い込んだように思えてきた。

 温泉街もにぎわった。かつてのストリップ劇場で松野井みやびさんがストリッパーを演じたひとり芝居(作・演出・赤澤ムック)は迫真の演技が評判を呼んだ。「こうのとり短編戯曲賞」応募作の「街角リーディング」では、立ち止まる湯治客も多かった。竹下景子、辰巳琢郎、柳下大やなぎしたともさんらが出演したリーディング「をんな善哉ぜんざい」(作・鈴木聡、演出・中津留章仁)は702人も集客した。

 劇作家自身も表に出た。「対決!『劇作の鉄人』」は鉄人(マキノノゾミと鐘下辰男)と挑戦者(長谷川彩と鈴木アツト)が短編を書き上げ、投票で勝敗を決める企画。鴻上尚史こうかみしょうじ、横内謙介さんら人気劇作家が演じたシェークスピアの「夏の夜の夢」(演出・青木豪)も大受けだった。一方、シンポジウムでは「震災と演劇」「言論表現」「子育てと表現」など幅広いテーマが語り合われた。

 各企画の参加者数はのべ7402人。大阪から列車で2時間半かかる地方都市のイベントとしては上々だ。日本劇作家協会の坂手洋二会長は「人がじかに会うコミュニケーションを誰もが大事にしたいと思っていることを実感出来た」、中貝宗治豊岡市長は「地元の人が『豊岡の暮らしでいいんだ』と思える自信につながるのでは」と語っていた。(文化部 祐成秀樹)

2014年06月23日 08時10分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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