第60回「江戸川乱歩賞」、下村敦史氏の「無縁の常闇に嘘は香る」

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　平成26・2014年5月14日　新文化通信社
　
第60回「江戸川乱歩賞」、下村敦史氏の「無縁の常闇に嘘は香る」
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第60回「江戸川乱歩賞」、下村敦史氏の「無縁の常闇に嘘は香る」

5月12日、同賞を主催する日本推理作家協会が発表した。講談社、フジテレビジョンの後援。応募総数は３４９編で、最終候補５作から選んだ。
同13日、東京・音羽の講談社で記者会見を行った。選考委員の有栖川有栖氏は、受賞作について「（最終候補の）相対評価ではなく、絶対評価でＡ」と絶賛。今野敏理事長も「自信をもって世に出せるものを送り出せた。ぜひ期待してほしい」と話した。
受賞した下村氏は京都府出身。これまで同賞に９回連続で応募し、最終候補にも４回残ったほどの実力派。「喜びよりも戸惑いのほうが大きい。向上心をもって書き続けたい」と話した。同賞受賞作以外に未発表の小説が30編ほどあるという。
受賞作は８月上旬、講談社から刊行する。贈呈式は９月５日午後６時から、東京・日比谷の帝国ホテルで。



受賞者の下村氏（右）と今野理事長

(2014/5/14)