かたやきや地酒、名張名物を紹介 駅の展示場 40年ぶり新装

ウェブニュース

伊勢新聞
　平成26・2014年4月1日　伊勢新聞社

かたやきや地酒、名張名物を紹介　駅の展示場　40年ぶり新装
　Home > Web News > 記事

2014/4/1(火)

かたやきや地酒、名張名物を紹介　駅の展示場　40年ぶり新装



【名張市物産コーナーのリニューアルを祝う関係者たち＝名張市の近鉄名張駅で】

【名張】観光シーズンを迎え、近鉄名張駅に三十一日、名張市の和菓子やかたやき、地酒など名張名物を紹介する物産コーナーが新装オープンした。

　同コーナーは畳三畳分のスペースで、忍者の携行食かたやき、伝統のまんじゅう、伊賀肉を使ったしぐれ煮、名張生まれの作家・江戸川乱歩にちなむ洋菓子、伊賀焼の花器、人気上昇中の「へこきまんじゅう」、きれいな水とコメを使った伊賀酒、青蓮寺のブドウ・イチゴ、瓦、漬物など約三十点を紹介。

　七月に行われる愛宕の火渡り、花火、みこしが繰り出す秋祭りなど四季の行事を写真で紹介する大パネルも展示し、乗降客にアピールしている。

　展示コーナーはおよそ四十年前に設置され、そのまま放置状態が続いていた。観光客から「名張名物は何？」と聞かれるようになり、リニューアルされ、再び役目を果たすことになった。

　オープン式典で、物産振興会の杉本誠一郎さん(61)や前田國男副市長は「観光振興につなげたい」とあいさつ。吉原雅彦駅長は「物産コーナーが改札の中にあるのは珍しい。駅と市が親密だった表れで、市の発展に協力していきたい」と話した。同駅は一日一万五千人近くが利用している。