「陰獣」初稿なんて残ってねーよ

　きのうのエントリにおきまして、まんまと横溝正史の口車に乗せられてしまい、

 

　──いまでも乱歩家に保存されているのではないか。

 

　──いまでも乱歩家に保存されているのではないか。

 

　──いまでも乱歩家に保存されているのではないか。

 

　と記した「陰獣」の初稿、じつは保存されていなかったそうです。立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センター関係者の方から、残ってねーよそんなもん、とメールでお知らせをいただきました。いやー、それはそうだろうなあ、残ってないだろうなあ、とは私も思っていたのですが、正史のガセネタについうかうかと乗せられてしまいまして。

 

　ちなみに先日、同センターが発行した「旧江戸川乱歩邸・ガイドブック」ですが。

 

　▼冊子：旧江戸川乱歩邸・ガイドブック（2010年10月18日）

 

　なかには草稿を紹介するページもあって、見開きはこんな感じです。

 

　■20101101a.jpg

 

　来年あたり、左側ページの下中央にある「踊る一寸法師」の草稿を翻刻して公開することが予定されているとのことで、楽しみに待ちたいと思います。