Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2018.03.12,Mon
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デイリー新潮
平成30・2018年3月1日 新潮社
遺構発見の「浅草十二階」 漱石と啄木の“足跡”
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デイリー新潮
平成30・2018年3月1日 新潮社
遺構発見の「浅草十二階」 漱石と啄木の“足跡”
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遺構発見の「浅草十二階」 漱石と啄木の“足跡”
週刊新潮 2018年3月1日号掲載
■画像■現在の跡地■
夏目漱石『坊っちゃん』の一節にも〈野だのようなのは、馬車に乗ろうが、船に乗ろうが、凌雲閣へのろうが、到底寄り付けたものじゃない〉と、登場する浅草・凌雲閣。1890年に竣工した日本初の12階建て、エレベータ付の塔は、一躍東京のシンボルとなったものの、1923年の関東大震災で倒壊、歴史を閉じた。
その遺構が先日、震災から95年の時を経て、ビル工事現場から発見された。
地元関係者の話。
「実は『十二階』はどこにあったのか正確な資料もなく、だいたいの所までしか分かっていなかった。でもこれでハッキリしました」
とはいえ、
「文化財でもなんでもないので、遺構が発掘されたからといって、工事は中止にならず、着々と進むようです。現場を観に来た人の多くは、出土したレンガを持ち帰っていましたよ」(同)
『坊っちゃん』以外にも、凌雲閣の姿は文学作品の中に数多く描かれている。
「すぐに思い浮かぶのは、石川啄木ですね」
とは、作家の壬生篤氏。
「『一握の砂』には、凌雲閣を詠んだ歌が収められていますし、その周辺、俗に言う“十二階下”に広がっていた銘酒屋(私娼を抱えて営業していた居酒屋)街に、入り浸っていました」(同)
さらに、
「田山花袋は『浅草十二階の眺望』というエッセイで、最上階から見える風景を絶賛していました。江戸川乱歩の短編『押絵と旅する男』の中では、最上階が重要な舞台として登場します」(同)
その一方で、
「意外かもしれませんが、あの永井荷風は、随筆で少し触れた程度で、『十二階』をあまり書いてない」(同)
理由はというと、
「後年、荷風は“あそこは東京の人が行く所じゃない”という旨の発言をしていました。荷風にとって『十二階』は、観光客が行く所という認識だったのでは」(同)
遺構は再び埋もれるが、文士達の足跡は残り続ける。
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Posted by 中 相作 - 2018.03.08,Thu
演劇
モガリノミヤ
■画像■
▼TUFF STUFF:HYBRID PROJECT アトリエ公演 6th Satellite RAMPO chronicle【モガリノミヤ】
モガリノミヤ
平成30・2018年3月3日─7日
シアターブラッツ(東京都新宿区新宿1-34-16)
HYBRID PROJECT アトリエ公演 6th Satellite RAMPO chronicle
原作:江戸川乱歩
総合演出:奥村直義
脚本・演出:桃原秀寿
キャスト:藤重政孝、高橋ふみや、永瀬千裕、テジュ、國友久志、並木鉄平、三橋栄香、灯敦生、保永奈緒、浦野知也、石坂文広
Aキャスト:澤田遊、織上真衣、三嶋紗緒里、工藤麻友里、薮内大河、木谷遥、三宅里佳
Bキャスト:湯木優輝、相沢友紀、上岡福音、澤畑絵里子、祐村要、水口なつみ、星野愛衣
■画像■
▼TUFF STUFF:HYBRID PROJECT アトリエ公演 6th Satellite RAMPO chronicle【モガリノミヤ】
Posted by 中 相作 - 2018.03.07,Wed
3月
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デイリー新潮
平成30・2018年3月1日 新潮社
遺構発見の「浅草十二階」 漱石と啄木の“足跡”
Entry
人事
古賀新一
平成30・2018年3月1日死去 病気 81歳
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朝日新聞デジタル
平成30・2018年3月3日 朝日新聞社
(みちのものがたり)谷根千の「へび道」 東京都 クネクネがひたすら続く暗渠
Entry
演劇
モガリノミヤ
平成30・2018年3月3日─7日
シアターブラッツ(東京都新宿区新宿1-34-16)
HYBRID PROJECT アトリエ公演 6th Satellite RAMPO chronicle
Entry
新聞
伊勢新聞
平成30・2018年3月4日 伊勢新聞社
江戸川乱歩の女
小松史生子
Entry
催事
江戸川乱歩の世界 うつし世は夢、夜の夢こそまこと
平成30・2018年3月4日、11日
三重県総合文化センター(三重県津市一身田上津部田1234)
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毎日新聞
平成30・2018年3月6日 毎日新聞社
SUNDAY LIBRARY|岡崎武志・評『蒼き山嶺』『イップス』ほか
岡崎武志
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平成30・2018年3月7日 ワニブックス
怪人二十面相
たくま朋正
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NEWSポストセブン
平成30・2018年3月9日 小学館
舞踊家・田中泯 人間って、はっきり言って野蛮です
春日太一
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怪人二十面相 上巻
たくま朋正
原作:江戸川乱歩
平成30・2018年3月10日初版 ワニブックス ガムコミックスプラス
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平成30・2018年3月10日 西日本新聞社
政界の黒幕、インド緑化の父… 夢野久作一族の企画展 芦屋町・芦屋歴史の里で開催[福岡県]
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平成30・2018年3月11日 伊勢新聞社
江戸川乱歩の女
小松史生子
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平成30・2018年3月11日 ナターシャ
小泉今日子が黒チャイナ姿披露「お蘭、登場」ビジュアル&公演詳細発表
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平成30・2018年3月12日 ナターシャ
喜多村緑郎ら自主公演「怪人二十面相」に河合雪之丞「情けが身にしみる」
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江戸川乱歩作品集 Ⅲ パノラマ島奇談・偉大なる夢 他
江戸川乱歩
編:浜田雄介
平成30・2018年3月16日第一刷 岩波書店 岩波文庫31-181-6
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青空文庫
平成30・2018年3月16日
超人ニコラ
江戸川乱歩
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横光利一と〝ふるさと〟伊賀
平成30・2018年3月17日第一刷 三重県立上野高等学校同窓会、横光利一研究会
Entry新聞
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平成30・2018年3月18日 伊勢新聞社
江戸川乱歩の女
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文豪ナンバーワン決定戦
監修:福田和也
平成30・2018年3月19日第一刷 宝島社
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平成30・2018年3月19日 毎日新聞社
企画展|志摩で名張のPR 文化や歴史、特産品紹介 /三重
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平成30・2018年3月23日 毎日新聞社
旧制五中|跡地に石碑 OBらが除幕式 瑞穂区 /愛知
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山田風太郎、画才も発揮 推理小説雑誌「宝石」に挿絵 養父の記念館に寄贈
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平成30・2018年3月25日 伊勢新聞社
江戸川乱歩の女
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大衆文化 第18号
平成30・2018年3月26日 立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センター
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平成30・2018年3月26日 愛媛新聞社
来月8日|友近座長のライブツアー開始 ロバート・秋山など豪華メンバー
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平成30・2018年3月26日 中日新聞社
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深海
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平成30・2018年3月28日 毎日新聞社
自主公演|新派「怪人二十面相」
小玉祥子
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平成30・2018年3月29日 報知新聞社
喜多村緑郎、妻の貴城けいと「怪人二十面相」で久々共演し、ほれ直す
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平成30・2018年3月29日 文藝春秋
友近「江戸川乱歩の世界観を笑いで表現したい」|この人のスケジュール表
Entry
書籍
日本探偵小説を知る 一五〇年の愉楽
編:押野武志、谷口基、横濱雄二、諸岡卓真
平成30・2018年3月30日第一刷 北海道大学出版会
Entry
書籍
乱歩と隆の物語 優秀作品衆 第二集
編:尾崎徹
平成30・2018年3月30日初版第一刷 恋する鳥羽の会
Entry
電子書籍
江戸川乱歩電子全集 第20巻 随筆・評論 第5集
江戸川乱歩
平成30・2018年3月30日 小学館 小学館eBooks
Entry Entry
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センター通信 第12号
平成30・2018年3月30日 立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センター
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演劇
怪人二十面相 黒蜥蜴二の替わり
平成30・2018年3月30日、4月1日
サンシャイン劇場(京都豊島区東池袋3-1-4)
Entry
書籍
江戸川乱歩 幻想と猟奇の世界
版画:多賀新
解説:落合教幸
平成30・2018年3月31日初版第一刷 春陽堂書店
Entry
Posted by 中 相作 - 2018.03.07,Wed
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朝日新聞デジタル
平成30・2018年3月3日 朝日新聞社
(みちのものがたり)谷根千の「へび道」 東京都 クネクネがひたすら続く暗渠
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平成30・2018年3月3日 朝日新聞社
(みちのものがたり)谷根千の「へび道」 東京都 クネクネがひたすら続く暗渠
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(みちのものがたり)谷根千の「へび道」 東京都 クネクネがひたすら続く暗渠
2018年3月3日03時30分
■画像■車や自転車が次々と行き交う「へび道」=東京都文京区と台東区の区境■
下町は思わぬ発見を期待しながらぶらりぶらり。東京駅の北約5キロの「谷根千(やねせん)」もそうだ。江戸川乱歩が名探偵・明智小五郎を誕生させた小説『D坂の殺人事件』の舞台とされる団子坂を下り、人や車の行き来でにぎやかな不忍(しのばず)通りを横断。初代・三遊亭円朝の幽霊画コレクションで著名な三崎坂沿いの…
■画像■周辺には寺や古民家など地域の歴史を感じさせる風景が残っている=東京都台東区■
■画像■へび道■
■画像■大名時計博物館■
■画像■根津神社■
■画像■森鴎外記念館■
■画像■「あめぴょん」■
■画像■地図■
残り:4051文字/全文:4201文字
Posted by 中 相作 - 2018.03.03,Sat
Posted by 中 相作 - 2018.03.02,Fri
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ステージナタリー
平成30・2018年2月18日 ナターシャ
名古屋の“演劇力”集結、愛知出身の小酒井不木を巡る「科学する探偵」
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ステージナタリー
平成30・2018年2月18日 ナターシャ
名古屋の“演劇力”集結、愛知出身の小酒井不木を巡る「科学する探偵」
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名古屋の“演劇力”集結、愛知出身の小酒井不木を巡る「科学する探偵」
2018年2月18日 16:50
■画像■名古屋市芸術創造センター演劇アカデミー修了公演「科学する探偵~名古屋から乱歩を支えた作家・小酒井不木の生涯~」チラシ表■
名古屋市芸術創造センター演劇アカデミー修了公演「科学する探偵~名古屋から乱歩を支えた作家・小酒井不木の生涯~」が2月24・25日に愛知・名古屋市芸術創造センターにて上演される。
名古屋市芸術創造センター演劇アカデミー修了公演「科学する探偵~名古屋から乱歩を支えた作家・小酒井不木の生涯~」稽古の様子。
名古屋市芸術創造センター演劇アカデミー修了公演「科学する探偵~名古屋から乱歩を支えた作家・小酒井不木の生涯~」稽古の様子。
本公演は、次世代を担うアーティストの育成を目的に、愛知・名古屋市芸術創造センターが、名古屋を中心に活動するアーティストを講師に迎えて隔年で行っている演劇アカデミーの修了公演。オーディションで選ばれた十代から六十代までの受講生たちが、半年にわたるワークショップを体験し、プロの俳優と共に本作の舞台に立つ。
名古屋市芸術創造センター演劇アカデミー修了公演「科学する探偵~名古屋から乱歩を支えた作家・小酒井不木の生涯~」稽古の様子。
名古屋市芸術創造センター演劇アカデミー修了公演「科学する探偵~名古屋から乱歩を支えた作家・小酒井不木の生涯~」稽古の様子。
今回上演される「科学する探偵」は、劇団ジャブジャブサーキット・はせひろいちによる書き下ろしミステリー。愛知県蟹江町出身の医学者であり探偵小説作家の小酒井不木を巡る物語だ。キャストには演劇アカデミー受講生のほか、劇団B級遊撃隊の佃典彦、少年王者舘の天野天街、火田詮子、KUDAN Projectの小熊ヒデジが名を連ねている。
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Posted by 中 相作 - 2018.03.01,Thu
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日刊ゲンダイDIGITAL
平成30・2018年2月27日 日刊現代
「明智小五郎回顧談」平山雄一著
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日刊ゲンダイDIGITAL
平成30・2018年2月27日 日刊現代
「明智小五郎回顧談」平山雄一著
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「明智小五郎回顧談」平山雄一著
2018年2月27日
■画像■
著者は現役の歯科医師にして、江戸川乱歩研究の第一人者という肩書を持つ。そもそも明智小五郎の年代学に興味を持ち、私家版を発表したのが1989年のこと。それから、「明智小五郎読本」「明智小五郎事件簿」の企画に参加、それが縁で10年以上書きためていた本書が日の目を見ることになる。
この小説の特徴はたくさんの実在の人物、小説の人物が登場することにある。著者いわく、「時代背景を示唆する」ためだそうだが、フルネームは提示しない。読者に謎かけをしているのだ。
物語は明智の父親が誰か、一高・帝大時代の暮らしぶり、乱歩との邂逅、二十面相との秘められた関係など明智小五郎の謎めいた生涯を名探偵自身が独白していく。
(集英社 2200円+税)
Posted by 中 相作 - 2018.02.28,Wed
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北海道新聞
平成30・2018年2月26日 北海道新聞社
江戸川乱歩の日常生活は 小樽文学館で遺品写真展
徳留弥生
Home > ニュース > 文化・芸能 > 記事
北海道新聞
平成30・2018年2月26日 北海道新聞社
江戸川乱歩の日常生活は 小樽文学館で遺品写真展
徳留弥生
Home > ニュース > 文化・芸能 > 記事
江戸川乱歩の日常生活は 小樽文学館で遺品写真展
02/26 09:54
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会場には乱歩のモーニングやジャケット(右手前)などの写真も並ぶ
【小樽】日本を代表するミステリー作家、江戸川乱歩の遺品を撮影した写真を集めた企画展「うつし世のまこと 江戸川乱歩の遺品」が小樽市の市立小樽文学館(色内1)で開かれている。
埼玉県の写真家本多正一さんらの写真などを収めた「怪人江戸川乱歩のコレクション」(新潮社)が昨年12月に刊行されたのを記念して、24日に始まった。
写真約50点を展示。本に掲載した国民服や鳥打ち帽などの写真からは、乱歩の日常生活の一端を知ることができる。本多さんがこの企画展のために新たに撮った乱歩の愛用品のモーニングやジャケットなどの写真も並ぶ。4月22日まで。午前9時半~午後5時。入館料は一般300円など。毎週月曜と3月22日は休館。(徳留弥生)
Posted by 中 相作 - 2018.02.27,Tue
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コミックナタリー
平成30・2018年2月22日 ナターシャ
乱歩入門マンガ、江戸川乱歩×たくま朋正の「怪人二十面相」上巻発売
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コミックナタリー
平成30・2018年2月22日 ナターシャ
乱歩入門マンガ、江戸川乱歩×たくま朋正の「怪人二十面相」上巻発売
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乱歩入門マンガ、江戸川乱歩×たくま朋正の「怪人二十面相」上巻発売
2018年2月22日 22:16
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「怪人二十面相 -少年探偵シリーズ-」上巻
江戸川乱歩原作によるたくま朋正「怪人二十面相 -少年探偵シリーズ-」上巻が、2月24日に発売される。
Webマンガサイト・コミックガムにて連載中の本作は、乱歩の「少年探偵」シリーズのコミカライズ作品。昭和の東京を舞台に、怪人二十面相と対峙する探偵・明智小五郎と小林少年の活躍を描く。
発売を記念し、一部書店では購入特典を用意。アニメイトと全国のフェア参加店ではそれぞれ限定のイラストカードが、コミックガムの特約店では描き下ろしペーパーが付属する。参加書店リストはワニブックスの公式サイトにて確認を。
Posted by 中 相作 - 2018.02.26,Mon
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盛岡経済新聞
平成30・2018年2月21日 ラヂオもりおか
野村胡堂・あらえびす記念館で江戸川乱歩の企画展 2人の交流をテーマに
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平成30・2018年2月21日 ラヂオもりおか
野村胡堂・あらえびす記念館で江戸川乱歩の企画展 2人の交流をテーマに
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野村胡堂・あらえびす記念館で江戸川乱歩の企画展 2人の交流をテーマに
2018年02月21日
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企画展に展示されている野村胡堂と江戸川乱歩の肖像
![]()
「野村胡堂・あらえびす記念館」(紫波町)は現在、企画展「野村胡堂と江戸川乱歩 ふたりの作家の交流の記憶」を開催している。
同展は紫波町出身の作家・野村胡堂と江戸川乱歩の交流をテーマにしたもの。同館の常設展示では胡堂にまつわる資料や本人が集めたレコードコレクションなどを紹介しているが、その中にも胡堂と乱歩の交流を示す資料が並ぶ。
2人の交流のきっかけは、報知新聞社に勤めていた胡堂が雑誌「写真報知」へ掲載する小説の連載を乱歩に依頼したことだったという。乱歩にとっては初めての執筆依頼で、胡堂は原稿料などで乱歩を支え、作家活動を後押しした。その後、対面した2人は、少年時代に熱中した作家・黒岩涙香(るいこう)の作品や海外の探偵小説について話し、同じ趣味を持つ者同士としても交流を始めることとなった。
同館学芸員の畑山晶子さんは「2人の交流については大きく取り上げられる機会が少なく、知らない人が多いと言われている。面白いのが作家同士としてだけではなく好きなもので交流を深めたこと。趣味に対する2人の熱意やコレクターとしての側面にも注目してほしい」と話す。
企画展示では乱歩が胡堂へ宛てた書簡を中心に、2人が好んだ書籍などの資料31点を展示。乱歩が送った便箋7枚にも及ぶ書簡には、自分が集めた本のリストについて書かれ、好みの本を交換していた様子も見て取れる。
関連イベントとして25日には「乱歩を読む」と題した朗読会も開催。朗読する「透明怪人」は、乱歩の代表作「少年探偵シリーズ」の一つで、恐ろしい透明怪人を追い掛ける少年探偵団の冒険が描かれる。子どもや乱歩作品に初めて触れる人にも楽しめるように演出にも工夫を凝らす。
畑山さんは「『透明怪人』は少年向けの小説。胡堂の著書にも少年向けの作品があり、書き手としての共通点も見えると思う」と話し、「胡堂のファンはもちろん、乱歩好きの皆さんにぜひ楽しんでもらいたい展示。大正から昭和にかけて活躍した2人の意外なつながりや絆を知って」と呼び掛ける。
開館時間は9時~16時30分(入館は16時まで)。入館料は、一般=300円、小中高校生=150円。月曜休館。朗読会は事前の申し込みが必要。申し込みは電話(TEL 019-676-6896)もしくはFAX(FAX 019-676-6897)で受け付ける。朗読会入場料は500円(入場料込み)。
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