Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2017.06.06,Tue
Posted by 中 相作 - 2017.06.05,Mon
いっこ前のエントリの『乱歩と清張』くらい、当地の本屋さんに並んでいてもおかしくないと思うんですけど、見当たりません。
嘆きたくなります。ですから、とりあえず、ネット上の情報だけでエントリを仕上げました。
本がますます売れなくなって、出版市場が縮小しつづけてるのはたしかでしょうけど、というか、全国出版協会の発表によると──
▼全国出版協会:2016年の出版市場(紙+電子)を発表しました
売り上げは減少の一途ですけど、電子書籍は伸びてるとのことです。
そういえば、「二銭銅貨」をキンドル本で出す計画は、『江戸川乱歩偽自叙伝』のせいで大幅に遅れてしまいそうで、困ったことだなあ。
というか、小学館の電子全集、5月配信分のダウンロードを忘れていたことを思い出しましたが、それはともかく、全国的に本が売れなくなって、当地の本屋さんには新刊がますます回ってこなくなり、名張はいよいよ知性には無縁な土地柄になってきているみたいです。
ところで『江戸川乱歩偽自叙伝』の件ですが、さすがに乱歩になりきって私という一人称で乱歩三冊目の自伝を書くというのは僭越に過ぎましょうから、というか、ばーか、とかいわれてとくに乱歩ファンのみなさんから石を投げられてしまいましょうから、私ではなく彼という三人称で乱歩について語ることにすればいいのではないか。
タイトルはどうするか。
「彼」というのでは最初の自伝そのままですから、ちょっとひねって、「複雑な彼」。
三島由紀夫かよ。
てゆーか、安部譲二かよ。
Posted by 中 相作 - 2017.06.05,Mon
Posted by 中 相作 - 2017.06.04,Sun
いささか驚いたことに、というか、私はなんだかしょっちゅう驚いてるみたいなんですけど、当地の本屋さんにこの本が並んでおりました。
▼まんだらけ:江戸川乱歩からの挑戦状1 SF・ホラー編 「吸血鬼の島」あッ、といささか驚きつつ、一冊だけ並んでいたのを買い求めてまいりました。
著作権が切れたとなると、それはもういろんなものが出回るわけですけど、こういうのはどうなんでしょう。
とにかく、目を通してみることにいたしますけど。
Posted by 中 相作 - 2017.06.04,Sun
ウェブニュース
SANSPO.COM
平成29・2017年5月31日 産経デジタル
喜多村緑郎、劇中でタンゴを披露 「初体験だけど日本舞踊に通じるところがあった」
Home > 芸能 > 記事
SANSPO.COM
平成29・2017年5月31日 産経デジタル
喜多村緑郎、劇中でタンゴを披露 「初体験だけど日本舞踊に通じるところがあった」
Home > 芸能 > 記事
2017.5.31 16:00
喜多村緑郎、劇中でタンゴを披露 「初体験だけど日本舞踊に通じるところがあった」
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舞台「六月花形新派公演 黒蜥蜴」の稽古を公開した左から春本由香、河合雪之丞、喜多村緑郎、永島敏行、秋山真太郎=東京・日本橋室町
新派俳優の喜多村緑郎(48)が31日、東京・三越劇場で舞台「六月花形新派公演 黒蜥蜴」(江戸川乱歩原作、6月1~24日)の稽古を河合雪之丞(46)、劇団EXILEの秋山真太郎(34)、春本由香(24)、永島敏行(60)らと公開した。
稽古前に取材に応じた明智小五郎役の喜多村は、劇中で披露するタンゴを「初体験だけど日本舞踊に通じるところがあった。ご期待ください」とニヤリ。
女盗賊・黒蜥蜴(河合)の手下、雨宮潤一役で新派初参加する秋山は、「メークした雪之丞さんを見て、女性が(楽屋に)入ってきたと思った。板の上で愛し続ける役なのでそこを見てほしい」とアピールした。
Posted by 中 相作 - 2017.06.04,Sun
雑誌
東京学芸大学紀要 人文社会科学系 I 第68集
平成29・2017年1月31日 東京学芸大学学術情報委員会
西洋近代が日本文化にもたらした空間感覚の変容について 江戸川乱歩の「屋根裏の散歩者」から長谷川町子の『サザエさん』まで
赤司英一郎
p150─141
▼東京学芸大学リポジトリ:人文社会科学系 > 東京学芸大学紀要 人文社会科学系 I (ISSN:18804314) > 西洋近代が日本文化にもたらした空間感覚の変容について : 江戸川乱歩の「屋根裏の散歩者」から長谷川町子の『サザエさん』まで
▼NDL-OPAC:西洋近代が日本文化にもたらした空間感覚の変容について : 江戸川乱歩の「屋根裏の散歩者」から長谷川町子の『サザエさん』まで
東京学芸大学紀要 人文社会科学系 I 第68集
平成29・2017年1月31日 東京学芸大学学術情報委員会
西洋近代が日本文化にもたらした空間感覚の変容について 江戸川乱歩の「屋根裏の散歩者」から長谷川町子の『サザエさん』まで
赤司英一郎
p150─141
▼東京学芸大学リポジトリ:人文社会科学系 > 東京学芸大学紀要 人文社会科学系 I (ISSN:18804314) > 西洋近代が日本文化にもたらした空間感覚の変容について : 江戸川乱歩の「屋根裏の散歩者」から長谷川町子の『サザエさん』まで
▼NDL-OPAC:西洋近代が日本文化にもたらした空間感覚の変容について : 江戸川乱歩の「屋根裏の散歩者」から長谷川町子の『サザエさん』まで
Posted by 中 相作 - 2017.06.03,Sat
あとまたわかんないのが、読者層をどんなふうに想定すべきか、という問題。
つまり、乱歩のことをどれくらい知ってる人を対象に書けばいいのか、ということです。たとえばこのブログなんて、擦れっ枯らしの乱歩読者に向けて書いてるようなものなんですけど、本にするとなると、そんなわけにもいかんのではないか。
この点に関しては最近、ちょっとびっくりしたことがあって、というのは、集英社新書の4月の新刊で山崎雅弘さんの『「天皇機関説」事件』が出ました。
▼集英社:「天皇機関説」事件
実証的で時宜に適った好著なんですけど、とてもわかりやすく書かれていることにいささか驚いてしまいました。
むろん論述も明快でわかりやすいんですけど、本文中のさほど難解でない語句にも丁寧に丸括弧で註釈が挿入されています。
任意のページから拾ってみると──
東京帝国大学(今の東京大学)
法人(法的に擬人化した概念)
権限(権力)
「あとがき」によると、わかりやすさは山崎さんが強く意識していたことでもあったようで、新書という出版形態では当然のことでもありましょうけど、しかしここまで徹底してわかりやすさを追求するのか、と本の内容には直接関係のないところでえらく感心してしまった次第です。
むろん『江戸川乱歩偽自叙伝』もわかりやすく書かなければなりませんけど、乱歩のことをどの程度知ってる人を対象にすればいいのやら、どの程度委曲を尽くせばいいのやら、どうもようわかりません。
というか、それ以前に、しょせんいろものなんだもんなあ。
Posted by 中 相作 - 2017.06.03,Sat
ウェブニュース
中日新聞ブラス
平成29・2017年5月23日 中日新聞社
乱歩や牧水の書簡見つかる 鳥羽の遊郭「津の国」跡
ホーム > 中部9県 > 三重 > 記事
中日新聞ブラス
平成29・2017年5月23日 中日新聞社
乱歩や牧水の書簡見つかる 鳥羽の遊郭「津の国」跡
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乱歩や牧水の書簡見つかる 鳥羽の遊郭「津の国」跡
2017/5/23 紙面から
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遊郭跡から見つかった江戸川乱歩らの書簡=鳥羽市教委で
鳥羽市の旧市街地にあった遊郭「津の国」跡から、地元ゆかりの推理作家江戸川乱歩(一八九四~一九六五年)や歌人若山牧水(一八八五~一九二八年)らの書簡が見つかった。いずれも、遊郭で生まれ育った文化人・宮瀬規矩(きく)(一八九六~一九七一年)宛てで、市教委は夏ごろに一般公開する予定。
Posted by 中 相作 - 2017.06.02,Fri
これも吝嗇の愉しみと呼ぶべきか、文庫落ちを待っていた奥泉光さんの集英社文庫『東京自叙伝』をぼちぼち読み進めているところですが、きょう、読んでる最中、この作品の叙述スタイルにヒントを得て、とてもいいことを思いついてしまいました。
評伝のようなもの、などと寝ぼけたこといってないで、乱歩になりかわって乱歩の自叙伝を書けばいいのである。最初の企ては中絶に至ったとはいえ、乱歩は二冊もの自伝を残した人で、いやまあ最初のは一冊の書籍にはまとめられておりませんが、二冊目なんて昭和24年から35年までかかって書きあげられた恐ろしく分厚い一冊ですから、そんな人の評伝となるとどうしても二の足を踏んでしまいます。
しかし、『探偵小説四十年』に書かなかったこと、書けなかったことも少なからずあったはずで、そこらのことを悪霊となった乱歩が自叙伝に洗いざらいぶっちゃけて書き下ろすという趣向はいかがでしょう。
それはもうひどいもので、横溝の野郎はなにかっつーと突っかかってきやがってだいたいがあの「呪いの塔」とかいう駄作はいったいなんなんだばーか、とか、当たるをさいわい悪口雑言罵詈讒謗の限りを尽くすわけです。
しかしこれはまったく根拠のないことでもなくて、乱歩と正史の不和と和解については、たとえば都筑道夫のこんな証言があります。
▼2010年11月8日:〔*18〕推理作家の出来るまで
どうせもう死んでんだし、てゆーかそもそも悪霊になってんだから、何も気にせず憚ることなく臆することなく好きなことほざいてやるぜこのすっとこどっこい、みたいな自叙伝を乱歩になりかわって私が書く。
面白いではないか。
ものすごく面白そうではないか。
電光石火でタイトルも決まった。
──江戸川乱歩偽自叙伝
うーん。
困ったな。
どう考えてもいろものではないか。
Posted by 中 相作 - 2017.06.02,Fri
催事
乱読夜話 乱歩、「陰獣」パノラマ読み
平成29・2017年6月17日(土)
古書からすうり(三重県名張市中町363)
乱歩文学の極北「陰獣」
上田豊太
午後6時─6時20分
座談会
午後6時20分─9時
▼Twitter:古書からすうり
乱読夜話 乱歩、「陰獣」パノラマ読み
平成29・2017年6月17日(土)
古書からすうり(三重県名張市中町363)
乱歩文学の極北「陰獣」
上田豊太
午後6時─6時20分
座談会
午後6時20分─9時
▼Twitter:古書からすうり
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