書籍：51番目の密室

書籍

 

51番目の密室

　編：早川書房編集部

　平成22・2010年5月15日　早川書房　ハヤカワ・ミステリ1835

　新書判　カバー　398ページ　本体1700円

　初刊・旧版：37の短篇　世界ミステリ全集18　1973年6月30日　早川書房

 

関連箇所

魔の森の家

　カーター・ディクスン　訳：江戸川乱歩

　p77ー107

〈座談会〉短篇の魅力について

　石川喬司、稲葉明雄、小鷹信光

　p363ー393

 

…………………………………………………………………………………

 

魔の森の家

 

　戦争の三年前の、あの暑い七月の午後、ペルメル街（ロンドンの豪華なクラブが軒を並べる地区）で、一台のオープンカーが、保守党クラブの真向かいの歩道に近づいて来た。

　その車には二人の共謀者が乗っていた。

 

…………………………………………………………………………………

 

〈座談会〉短篇の魅力について

 

　編集部　一冊のミステリの短篇集に、三十七篇もいっぺんにはいるというのは、ちょっと例がないんじゃないかと思います。それだけに、読者の方々に、ミステリの短篇のあらゆるジャンルのものを堪能していただけるんじゃないかと、われわれとしても非常に誇りにしているわけです。

　まず、各短篇についていろいろ話し合っていただくまえに、これを編纂された石川さんから、編纂者の弁として、ひとことを……。

 

…………………………………………………………………………………

 

ハヤカワ・オンライン：51番目の密室