Aで始まる人は誰?
Adviser? それとも、Avenger?
一応はアドバイザーです。そういうことになっています。これも「名張まちなかブログ」には記したことですが、私は名張市乱歩関連事業アドバイザーとして名張市立図書館にこんなアドバイスを進めたり進めようと考えたりしていました。
(いち)乱歩関連資料を収集する、っつーのなら、乱歩関連資料、っつーのはいったいどんなものなのか、どんな資料を集めればいいのか、そのあたり、ちゃんと考えて、ちゃんと決めようね。
(に)収集した資料をどう活用するのか、それを念頭において考えてみると、乱歩関連資料としてなにを集めればいいのかが、よくわかってくるかもしれないね。
(さん)どうして乱歩関連資料を収集しているのか、それをよーく考えてみようね。
(よん)収集資料にもとづいて乱歩作品個々のデータをまとめていく、みたいなことを考えてみてはどうだろう。
(ご)インターネットを活用して、データベースを発信するのはどうだろう。
以上、とりあえず五項目です。最初にアドバイスしたのは(よん)だったのですが、ちょっと難易度が高すぎたようでしたのでとりさげることにし、あらためて(いち)をアドバイスしました。で、乱歩関連資料の収集方針を明文化してみようということになったのですが、なんかもうぐだぐだになってきてしまいました。
▼名張まちなかブログ:青蓮寺湖駅伝乱歩コスプレ(2011年2月18日)
関連箇所を引用しておきます。
なんか、とてもおかしな感じなんよね。
予想はできていたことなんだけど、なんかほんと、もうぐだぐだな感じなんよね。
どういうことかというと、ま、アドバイスはこうである。
(いち)乱歩関連資料を収集する、っつーのなら、乱歩関連資料、っつーのはいったいどんなものなのか、どんな資料を集めればいいのか、そのあたり、ちゃんと考えて、ちゃんと決めようね。
で、ちゃんと考えて、ちゃんと決める、ということが、名張市立図書館の手で進められつつある。
とりあえず、収集の方針みたいなものを明文化してみようね、とアドバイスして、その作業が進められつつあるわけなんだけど、これがもうぐだぐだ。
はっきりいって、無理。
無理であることが明白。
名張市立図書館が乱歩関連資料の収集方針を明文化するのは無理、ということはいまや明白である。
しかしまあ、最終的な結論はまだである。
もうちょっとやってみようか、みたいな感じのアドバイスをしてある。
つまり、まだ引導は渡していない。
しかし、とにかくぐだぐだである。
ひどいものである。
たとえば、どうひどいか。
おれ個人の考えは、以前からもいってるとおり、乱歩の自己収集を継承するのがよかろうっちゃ、ということである。
この考えに賛意を表してくれる乱歩の関係者やファン、探偵小説マニアは、たぶん少なからず存在しているはずである。
では、名張市立図書館はどう考えているのか。
収集方針を明文化してみようね、とのアドバイスを受けて、文章が試作される。
それがアドバイザーに提示される。
読んでみる。
乱歩の自己収集をどうこう、みたいな文言が記されてる。
おれ、びっくりする。
なんなんだよ、と思う。
それはそうであろう。
乱歩の自己収集がどんなものなんだか、おれにはある程度、理解できている。
しかし、名張市立図書館にはまったく理解できていない。
これから先も、理解できるようになるための努力はなされない、と予測される。
理解できてもおらず、理解しようとするつもりもないくせに、乱歩の自己収集がどうのこうの、などとしれっと書いてどうする。
うそじゃねーかそんなもん。
そんなとこで大うそかましてどうする。
しかし、驚くにはあたらぬであろう。
以前から記しておるとおり、お役所のみなさんってのは、ほんとに平気でうそをつくわけ。
息をするようにうそをつく、ということばがそのままあてはまる。
そんなことはありません、とはいえぬであろう。
名張市役所のみなさんには、そんなことはありません、手前どもはうそなどつきません、とは絶対にいえぬであろう。
じゃあ、あれはなんなんだ、年末から年始にかけての名張市長お忍び大作戦の巻はいったいなんだったんだ、といわれたら、名張市役所のみなさんにゃぐうの音も出んのではないかいな。
ほんと、あれはいったい、なんだったんだろうな。
さっばりわけがわからん。
しかし、わけはさっぱりわからんながら、ただひとつ歴然たる事実として示されているのは、名張市長が秘書室あたりにたいし、市民にうそをつくように、とお命じになった、ということであろう。
なんでそんなうそが必要だったのか、どうしてわざわざお忍びにしなきゃなんなかったのか、そのあたりのことはさっぱりわからんわけだけれど、ま、お役所の人間ってのはやっぱ、市民に平気でうそをつきやがるんだな、とおれは思った。
というか、おれなんかこれまでにさんざっぱら、名張市役所のみなさんからうそをつかれたり、ごまかされたり、だまくらかされたりしてきたから、はじめて思った、というのではなくて、あらためて思った、ということになるのじゃがな。
ついでに書いとくと、この名張市長お忍び大作戦の巻、あるいは、名張市長雲隠れ大騒動の巻、みたいなタイトルでもいいと思うけど、この件ではもうひとつ、思ったことがあった。
それは、やっぱ神さまっているんだな、ということである。
神さまったって漫才の神さまということになるんだけど、とにかくこんな上ネタ、漫才の神さまからの思いがけないお年玉だっちゃ、というしかないわな実際。
それはそれとして、いくらうそをつくのが得意だからといって、わけもわかんないくせに乱歩の自己収集がどうのこうのとか、そんな大うそ書いてどうするの、という話なわけである。
うそじゃねーかそんなもん、というアドバイザーのことばを受けて、名張市立図書館はどうしたのか。
じゃあ消します、といって、乱歩の自己収集がどうのこうの、というフレーズを削除してしまったのである。
おれ、びっくりする。
なんなんだよ、と思う。
ほんと、なんにも考えてないんだな、ひとのことばを借りただけだったんだな、それを意味も考えずコピー&ペーストしただけだったんだな、と思ってびっくりする。
もとより予想されたことではあったけれど、ちゃんと考えて、ちゃんと決める、というごくあたりまえのことが、名張市立図書館にはまったくできない、ということなわけな。
アドバイザーとしては、ただただ泣けてくる。
こんなことがあったところへ、名張市民以外のみなさんには何が何やらさっぱりおわかりにならないでしょうけれど、ディスカウントスーパー騒動というのが勃発しました。名張市が公有地にディスカウントスーパーを誘致する方針を決定し、それを発表したところ関係方面からいっせいに断固反対の十字砲火、ために名張市、じゃあやめます、とあっさり方針を撤回して誘致を断念してしまったというゆくたてです。
つまりいっしょなわけです。目先のことだけごまかしとけばいいやというのが名張市の基本的なスタンスですから、乱歩関連資料の収集方針を明文化してみろといわれて、眼の前に転がっていた乱歩の自己収集なんて言葉をそのまま使用してその場しのぎに走り、てめーこらそんなことでいいと思ってんのか、といわれると、じゃあ消します、という。公有地の活用策を考えなければならなくなってごくごく浅はかな思いつき、眼の前に転がっていたディスカウントスーパーの誘致話に飛びついてその場しのぎを決め込もうとしたものの、てめーこらそんなことでいいと思ってんのか、といわれると、じゃあやめます、という。こだまでしょうか、いいえ、名張市。
私は例によってぶちきれました。名張市乱歩関連事業アドバイザーとしてアドバイスしてきたのは、あるいは、これからアドバイスしようと考えていたのは上に掲げた五項目ということになるのですが、それをおおざっぱにいってしまうと、ちゃんと考えてちゃんと決めよう、ということになります。ところが名張市にはそれができない。ただの思いつきで表面上のつじつまを合わせるだけでこと足れりとしてしまう。そんなことじゃだめじゃろーがといくたびもいくたびも道を説き、気が触れたようになってものの道理を諭してみてもいっさいは無駄なわけです。われらが名張市の行政運営は、どこを切っても無能と怠慢が顔を出し、無責任と不勉強が馬脚を顕します。
金太郎飴でしょうか、いいえ、名張市。
さてさて、私はいったいAdviserなのでしょうか、それともAvengerなのでしょうか。たのしーい、なかまーが、ぽぽぽぽーん。
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