Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2011.01.31,Mon
書籍
東京創元社 文庫解説総目録
編:高橋良平、東京創元社編集部
平成22・2010年12月24日初版 東京創元社
A6判 カバー 函 二分冊 本体5000円
東京創元社 文庫解説総目録
1150ページ
東京創元社 文庫解説総目録 資料編
410ページ 別丁4
主要関連箇所
江戸川乱歩
創元推理文庫/国内ミステリ > p285ー289
推理小説について
江戸川乱歩、花森安治、戸板康二
第二部 > 世界推理小説全集 全80巻 > 資料編p113ー122
初出:推理(世界推理小説全集第20巻月報) 1956年3月25日
新しい推理小説を語る
江戸川乱歩、木々高太郎、植草甚一、中島河太郎、谷口正元、厚木淳
第二部 > 現代推理小説全集 全15巻 > 資料編p166ー181
初出:推理(世界推理小説全集第31巻月報、第48巻月報) 1957年3月25日、4月15日
西洋怪談を語る
江戸川乱歩、平井呈一、中島河太郎、相合谷鍵一、田中源助、厚木淳(司会)
第二部 > 世界恐怖小説全集 全12巻 > 資料編p247ー270
初出:創元 1959年8月号
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江戸川乱歩 (一八九四ー一九六五)
大正十二年の〈新青年〉誌に掲載された「二銭銅貨」は乱歩のデビュー作であり、またわが国で初めて創作の名に価する作品の誕生であった。以降、「パノラマ島奇談」等の傑作を相次ぎ発表、『蜘蛛男』以下の通俗長編で一般読者の、『怪人二十面相』に始まる少年物で年少読者の圧倒的な支持を集めた。推理小説の研究紹介や、新人作家育成にも尽力した巨人である。
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推理小説について
江戸川乱歩、花森安治、戸板康二
江戸川 私は実はこの企画の御相談を受けたときに、今まであまり翻訳されていない作品は売れるだろうが、『アクロイド殺害事件』のように大正以来何回となく出ているものは、ちょっと不安な気持だったのですがこの全集には新訳の魅力というものがあるので、私共が予想したより以上に多く売れたのです。過去を顧みて探偵小説が非常に売れたのは、昭和の初期博文館や春陽堂、平凡社、改造社、この四社が同時に小型全集を出しました。このほか「世界大衆文学全集」のなかに探偵小説があり、その当時は約二十万の読者があったわけです。今度は東京創元社が大きくやって大いに売れたということは、僕はいい本がいい出版社から出たからだと思う。
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新しい推理小説を語る
江戸川乱歩、木々高太郎、植草甚一、中島河太郎、
谷口正元、厚木淳
谷口正元、厚木淳
本格は行き詰りか?
谷口 どうも今日はお忙しいところをわざわざお運び下さいまして、有難うございます。今度創元社で、最新の推理小説の傑作をいろいろ選んで全集としてまとめて出そうという企画をたてましたので、これを機会に先生方に、探偵小説、推理小説のよもやまのお話をして頂きたいと思います。
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西洋怪談を語る
江戸川乱歩、平井呈一、中島河太郎、相合谷鍵一、
田中源助、厚木淳(司会)
田中源助、厚木淳(司会)
ゴシック・ロマンスとパズル小説
司会 今日はお化けの好きな三人の先生と、アマチュアで愛書家である相合谷さんにお集まり願って、恐怖小説というものの面白さを話していただこうという趣向です。江戸川先生は戦後に向うのいろんな推理小説のことを、いろいろご紹介してくださいましたが、同時に「怪談入門」というのを、お書きになりました。先生がああいうものをお書きになった動機みたいなことから話していただきたいのですが。
江戸川 僕は推理小説の先祖はパズル小説だと思っていたんだ。ところが、シーボーンという人の編んだ選集の序文にね、ゴシック・ロマンが推理小説の前身だという説が書いてあって、そういうことを今まで気がついていなかったんだ。もともと怪談ものは好きだから、系統的に読みたいと思ってね。そういう動機ですよ。実際、まあポオが探偵小説を書いたのは、ゴシック・ロマンの影響がまだある時分で、一方で怪奇ものもポオは書いているわけだ。その同じポオが推理学的な探偵小説を編み出したということは、やっぱりそういう縁があるということだね。だから探偵小説の好きな人は、怪談が好きな人が多いんじゃないかな。
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