Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2011.01.18,Tue
書籍
漂流 本から本へ
筒井康隆
平成23・2011年1月30日第一刷 朝日新聞出版
小B6判 カバー 218ページ 本体1300円
初出連載:朝日新聞 2009年4月5日ー2010年7月25日
主要関連箇所
江戸川亂歩『少年探偵團』
第一章 幼少年期 一九三四年〜 > p14ー16
初出:朝日新聞 2009年4月12日
江戸川亂歩『孤島の鬼』
第一章 幼少年期 一九三四年〜 > p29ー31
初出:朝日新聞 2009年5月17日
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江戸川亂歩『少年探偵團』
日本が大東亜戦争へ突入した年にぼくが入学したのは、南田辺小学校ではなく南田辺国民学校だった。その年からそう改められたのだった。疎開するまでの三年半、いちばん仲がよかったのは万年級長の高松英雄君。成績のよくないぼくといつも遊んでくれて、他の生徒とは話が合わないようだった。喧嘩した時、彼の方から仲直りに来たからだ。
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江戸川亂歩『孤島の鬼』
昭和十九年、日本の敗色が濃くなってきたころ、ぼくは四年生で縁故疎開をした。吹田市千里山の、母方の祖父の従兄弟で松山藤雄というお爺さんの家へ、家族と離れ、ひとりで疎開したのだ。なぜぼくひとりだけだったのか、よくわからない。食糧事情が悪くなってきたので、一人でも食い扶持を減らそうとしたのかもしれないし、空襲による一家全滅を避けようとしたのかもしれない。
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朝日新聞出版:漂流
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