暑いです。
もう夏だと思います。
さて、きのうのつづき。
──名張市ってのはなんかほんとにそうらしいな、という認識がかなり定着してきたといってよろしく、そういえば、先月、有栖川有栖さんの講演会があった日……
というところのつづきですが、有栖川有栖さんの講演会があった日の夜、名張市内某所で、というか、つぼ八名張駅西口店でのことですけど、遠来のお客さんと焼酎かっくらって口角泡を飛ばしておりますと、名張市ってのはなんかほんとにあれらしいな、ということがようやく共通理解として定着してきたらしいな、ということが実感されました。
つまり、名張市立図書館ってのは、かなりおかしいわけです。
どこがおかしいか、というのはこれまでさんざっぱら記してきましたからここにはくり返しませんが、というか、ひとつ指摘するだけにしておきますが、開館以来ほぼ四半世紀にわたって乱歩関連資料を収集しながら、その目録をいっさいつくってなかったなんてのは、明らかに異常なことなわけです。
しかし、その異常さに、ここいらあたりのひとたちはまったく気がつかない。
図書館の館長と職員はもちろん、図書館協議会や教育委員会さえ、そうした異常にいっさい気がつかなかったわけなの。
ごくごくひとりよがりに、それがふつー、と思ってたわけ。
古本買ってきて本棚に飾っとくのが資料収集なの、と思いこんでたわけ。
しかし、一般的な眼から、つまり、本を読むことが好きだ、とか、よく図書館で調べものをする、とか、そういうひとたちの眼からみれば、そんなのはまともな資料収集なんかじゃまったくない、名張市立図書館は異常な図書館だ、ということになるわけです。
そんな図書館がいったいどこにあるっていうんだ、みたいな感じで、そもそも信じられる話ですらないわけね。
そんなのうそに決まってんだろ、というレベルの話なわけです。
しかし、うそでもなんでもなくて、それが名張ってとこの現実です、ということが、ようやくひろく理解されてきたらしくて、先日の大宴会でも、それじゃ、名張市立図書館には、もうなんにも期待できないよね、という空気が支配的となり、そこへ私がまた、あそこまで主体性を放棄しちゃったらだめ、もうだめ、全然だめ、などととどめを刺したりいたしましたので、そうこうしてるうちに、先日も記しましたとおり、「遠来のお客さんから、たとえば、名張市立図書館からいちばんひどい目に遭わされたのは、やっぱ慶應義塾大学推理小説同好会OB会よねー、みたいな話が出てきて、というのも、その遠来のお客さんも名張市立図書館からそこそこひどい目に遭わされた経験をおもちだったわけですけど、でもやっぱ被害者の筆頭は慶應よねー、ということになったわけ」みたいなことになったわけ。
だからこれ、しつこくもいうけど、図書館や教育委員会にとどまらず、名張市という自治体の問題であり、市長責任が問われてしかるべき問題なわけです。
そんなものを問うてみたとてどうなるものでもないですけど、ま、漫才のネタにはなりまさーね。
でもって、先日の大宴会では、これから先はどうなるの? という話題にも移行したんですけど、名張市の将来、明るいわけではさらさらなく、ここには記しませんけどいろんな要素を勘案した結果、つか、大宴会には一部名張市民もまぎれこんでいたのですが、市民の意見も勘案して考慮した結果、名張市はいまよりもっとひどくなる、という結論にたどりついたりしてしまいました。
うーん。
いかん。
いかんいかん。
こんなことじゃいかんぞ。
というわけなんですけど、とりあえず、きのうのつづきでした。
えーっと、それでまあ、伊賀南部環境衛生組合はひきつづきがんばってください。
きょうも暑かったなあ。
まいんち暑くて大変だけど、名張のみんなあ、めげずにがんばってくれやあ。
とくにほれ、伊賀南部環境衛生組合のみんなあ、ほんとーにがんばってけろやあ。
三重県の震災がれき受け入れ騒動においてきわめて重要な役どころを演じ、一度ならず二度三度とわるあがきに死力を尽くしたにもかかわらず、くその役にも立たんな、といわれてそれでおしまい。
そ、それじゃあんまりじゃねーか。
とか思ってたら、こんどは労災事故ってんだから大変だね。
その後、どうなったのかな。
こうなりました。
▼伊賀タウン情報YOU:労災事故連絡遅れを事務局長が陳謝 伊賀南部環境衛生組合議会全協(2013年5月21日)
さすがだな。
さすが、みごとなまでになんの考えもなく、ただただぽてちん知事さんの腐れきんたまを地域住民に押しつけようとするだけだった、つか、押しつけようとして押しつけることができなかったとってもあれな組合だけのことはあるな。
「作業マニュアルの手順を踏まなかったことが事故につながった」ってんですから、さすが伊賀南部環境衛生組合だ、とあきれ返るしかないんですけど、えーっとまあ、これがここいらのレベルなわけです。
▼毎日jp:伊賀衛生組合の労災事故:市議会に状況などを説明−−名張 /三重(2013年5月22日)
でもって、組合に内在していた深い亀裂が表面化してきた直接的な原因の件については、「早く報告すべきだった。作業員が、すぐに職場復帰したため、安心し、緊急性の意識がなかった」とのことですから、さすがだな。
さすがだ。
隠蔽体質にはいよいよ磨きがかかってきたみたいだね。
都合のわりーことはできるだけ表沙汰にしたくない、ってのはよく理解できますけど、どーせ新聞でばれるんだから、ということにすら思いいたらんのか。
さすがだ。
さすがである。
さすがじゃのう。
さすがなりけり。
がんばれがんばれ。
伊賀南部環境衛生組合はがんばれがんばれ。
ちなみに、「作業マニュアルの手順を踏まなかった」なんてのは、ちょっと信じられないことだとおっしゃる向きも多かろうかと思いますけど、ここいらじゃごくふつうにあることなの。
つまり、外的な規範を念頭に置く、ということがないわけ。
まったくひとりよがりに、無根拠に、ま、こんなもんじゃねーの? ってんでことを進めてしまう。
ちゃんとしたマニュアルがあるというのに、いっさい顧慮しない。
そんなことあんのかよ、っつーと、あんのよ。
ここいらじゃふつーにあんのよ。
外的な規範、っつーのを、地域住民の意向、というふうに理解すれば、外的な規範である地域住民の意向をいっさい無視して知事の腐れきんたまを地域住民に押しつけようとする、なんてことはふつーにあるわけ。
外的な規範、っつーのを、図書館法、というふうに理解すれば、外的な規範である図書館法に眼を通すこともなくただ古本を買ってきて飾っとくことが資料収集だと決めつける、なんてことはふつーにあるわけ。
まさかそんなばかなことが、とお思いのかたも、もういらっしゃらないかもしれません。
なにしろ、このブログにおいて、名張市という自治体がいかにとんでもないか、ということをくり返しくり返し述べてきましたし、またそのとんでもなさを実証する事例がいくらでも、たとえば震災がれき受け入れ騒動がそうなんですけど、いくらでもいやというほど転がってますから、名張市ってのはなんかほんとにそうらしいな、という認識がかなり定着してきたといってよろしく、そういえば、先月、有栖川有栖さんの講演会があった日……
というところで、たいしたものではありませんけど用事発生。
卒爾ながら、またあしたね。
とにかくまあ、名張のみんなあ、がんばってけろてばよお。
きょうもまた暑くなりました。
暑さしのぎになるかと思ったロス・マクドナルドの『さむけ』は、所期の目的にはあんまり関係のない内容でしたが、読み終えて超びっくり。
超、ってのもいまさらなんだかあれですけど、読みはじめた日、このブログに「シンプルな筋立てでなかなか面白く」などと記したのがいまはただただこっ恥ずかしく、この作品にはじつはとんでもなく複雑なプロットが秘められていて、人物関係の全貌が明らかになってくる終盤などは切迫感すらおぼえながらおおいに堪能いたました。
それにしても、だれが考えついたのかは知りませんけど、カバーの袖に登場人物の一覧を掲げるというのはなんと秀逸なアイデアであることか。
『さむけ』を読み進みつつ、いったいいくたび袖のお世話になったことでしょう。
いやー、そこらのしょうもない叙述トリックがどうたらこうたらという話はどうでもいいとして、もうちょいロスマク読んでみよう、と本棚を探したらウィチャリーとかはあったわけです。
もとよりストーリーなんてまったくおぼえてなくて、ハヤカワ・ミステリ文庫の『ウィチャリー家の女』、奥付を眺むれば発行日は「昭和五十一年四月三十日」、つーことは、えーっと、51+25=76で、2013−1976だから、えーっと、三十七年も前かよ、とか思いつつひもといてみたんですけど、いやもう活字が細かくて超びっくり。
ほんと、超、ってのもいまさらほんとにあれなんですけど。
こうやって写真をごらんいただくだけでは活字の小ささは実感していただけないかもしれませんけど、とにかく読みづらいの。
ちなみに、上の写真で文庫本の右側にかぶさってるのは薄い板状の拡大鏡もどきで、こんなもののお世話にならないとすらすら読み進めないというありさまです。
どーしよーもねーなー。
そんなことはともかく、乱歩の『海外探偵小説作家と作品』を開いてみますと、ロスマクの項はいまだ『ウィチャリー家の女』も『縞模様の霊柩車』も『さむけ』も発表されていない昭和29年にハヤカワ・ミステリ『人の死に行く道』の巻末解説として執筆されたもので、アントニー・バウチャーに依拠して通り一遍の紹介でお茶を濁してるだけという印象が否めません。
とはいえ『さむけ』は、ハードボイルド嫌いだった乱歩をも驚かせ、喜ばせたであろうと思われる次第なのですが、さてどんなもんでしょうか。
乱歩といえば、新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館の旧乱歩邸特別公開、ブログ記事をざっと検索してみました。
▼辻かおるの出前通信:旧江戸川乱歩邸の特別公開(2013年5月17日)
▼どんぺりもってこい:江戸川乱歩邸(2013年5月17日)
▼あんどうのブログ:江戸川乱歩邸を見学してきました(2013年5月18日)
▼葉月のブログ:旧江戸川乱歩邸(2013年5月18日)
いっぽう、当地で乱歩といえば、なんといっても新登場の乱歩像。
▼デイ・トリッパー:長谷寺(2013年5月9日)
「誰も乱歩像には無関心なようだった」とのことです。
▼自然大好き 中年 マッターホルン 男の旅日記:1.『香落渓』(こおちだに):『江戸川乱歩』生誕の地から、一気に『青蓮寺ダム』(しょうれんじダム)を越え、新緑の渓谷へ・・・^~^v:『名張駅』~『屏風岩』(三重県名張市)〔2013.05.18〕(2013年5月18日)
「この地で生誕した『江戸川乱歩』が大歓迎(笑)...!」とのことです。
えーっとまあ、名張のみんなあ、めげずにがんばってくれやあ。
池袋駅西口界隈を会場にしたイベントの案内が立教大学のサイトにも掲載されておりました。
▼立教大学:イベント・講演会 > 第8回新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館開催(5月16日~29日)
うっかり「『幻影城』と呼ばれた土蔵」なんてことが書かれてますけど、ま、みなかったことにしておきたいと思います。
きょうあすの二日、ギャラリートークも行われますので、どちらさまもどうぞお運びを。
それにしても、去年までみたいな暑い盛りの開催ではなくなって、これでよかったのではないかと思います。
ちなみに、旧乱歩邸はこの本でも紹介されてます。
▼エクスナレッジ:文豪の家
つづきまして、竹中英太郎の話題です。
おふたりのかたからご教示をいただきましたので、さっそくお知らせ申しあげます。
まず一件目。
「宝石」の昭和33年10月号に「狐狗狸の夕べ」という座談会が掲載されてます。
▼名張人外境 > 乱歩文献データブック > 昭和33年●1958 10月
講談社の『乱歩 下』、学研M文庫の『黒蜥蜴』で読むことができますが、以下、学研M文庫のほうから杉村春子と乱歩の言を引用。
杉村 水谷準さんがやってらしたあの時分、怪奇な挿絵を描いた人があったでしょう。気持のわるくなるような絵。
江戸川 竹中英太郎でしょう。あの人は戦争中に満州へ渡ったと聞いているが、その後の消息がわかりません。なにかの右翼団体に関係していたようです。あの絵からはちょっと想像できないような政治的な性格があったのですね。
このくだり、読んだはずなのにまったく記憶してませんでした。
昭和33年の時点で乱歩は英太郎の消息を耳にしておらず、もしかしたらずっと知らないまま昭和40年に死去したのかもしれません。
つづきまして二件目。
昭和51年10月の「愛書家手帳」第三号に長瀬宝の連載「さし絵の中の女」第三回「陰獣の静子」が掲載されました。
▼名張人外境 > 乱歩文献データブック > 昭和51年●1976 10月
このページに言及があります。
長瀬宝が乱歩に英太郎の消息を尋ねたところ、「満州へ行って死んでしまったよ」との返事が返ってきたといいます。
ですから、そんな感じで口にしたことはあったとしても、竹中労が「竹中英太郎は満州へ行って死んだって書いちゃった」と話していたような事実、つまり乱歩がそういった文章を書いたという事実はなかったものと思われます。
満州へ渡って消息不明になったのであれば、たぶん死んじゃったんだろうな、と思ってしまうのは当然のことで、あれだけの才能のある画家が生きて帰ったのであれば、ふたたび絵筆をとってその消息が聞こえてくるはずだ、と乱歩は考えていたのかもしれません。
ちなみに、「愛書家手帳」は愛書家くらぶ発行所が発行した雑誌で、編集兼発行者は斎藤夜居。
「日本の古本屋」で検索してみると、「限定350部 創刊~13号(8、9は合併号) 12冊一括 発行者斉藤夜居 並」で二万一千円、とかだったりしますから、「陰獣の静子」のコピーがお入り用のかたはメールでお知らせください。
それでは本日はこのへんで。
きょうはいいお天気になりました。
東京あたりはどうでしょうか。
池袋では昨日、恒例となったこの催しがスタート。
▼第8回新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館:Home
さっそくウェブニュースが。
▼池袋経済新聞:「新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館」-街ぐるみで美術展(2013年5月16日)
旧乱歩邸の特別公開はきょうが初日です。
あす18日とあさって19日にはギャラリートークあり。
ギャラリートークといえば、「魔性の女挿絵イラストレーション展」が好評を博しているらしい弥生美術館では6月22日にギャラリートークあり。
▼弥生美術館・竹久夢二美術館:Home
ウェブニュースはこちら。
▼YOMIURI ONLINE:日本文学「魔性の女」400点(2013年4月27日)
こちらもよろしくどうぞ。
▼2013年4月22日:魔性の女挿絵集 大正~昭和初期の文学に登場した妖艶な悪女たち
好評といえば、こちらでは「竹中英太郎・労父子展」がひきつづきにぎわっているようです。
▼湯村の森 竹中英太郎記念館:Home
ウェブニュースはこちら。
▼朝日新聞デジタル:竹中英太郎・労の父子展 甲府の記念館10年目記念(2013年5月14日)
記事が尻切れとんぼになってますが、全文はこちらで、掲載画像をダウンロードしてやや拡大すれば、なんとか読むことができます。
▼湯村の森 竹中英太郎記念館:竹中英太郎記念館 館長日記 > 朝日新聞に掲載されました・・・・・(2013年5月14日)
いいお天気がつづいて、どの催しにも多くのひとが足を運んでくれますように、と記しておく次第ですが、東京や山梨はいいとして、おめーんとこはどうなんだよ、とかツッコミを入れられそうな気もいたします。
当地においてはですね、とくにまあ、なーんもありません。
たとえば、竹中英太郎記念館の全面的なご協力を仰ぎ、当地で英太郎&乱歩展みたいなのを開催したりすると、乱歩の銅像もできたそうだから、とかいって、関西一円や名古屋圏あたりからも来てくれるひとがあるように思うんですが、そんな催しはまったく望めないと思います。
なにしろあなた、名張市だもの。
開催するとなれば、ギャラリートークのひとつやふたつ、格安料金でお引き受けしてもいいんですが、しかしおらほの場合、名張市内でトークするっつーと、ほとんどの時間が行政批判で過ぎてしまうべがらなあ。
やっぱ、やめどいたほが、よぐねが?
んだすんだす。
やめどげやめどげ。
そういえば、と思い出して唐突に記しますが、平井通の評伝を書くとき、ささやかに集めた資料のなかに英太郎関連のものもありましたので、ここでささやかにお知らせしておきたいと思います。
噂発行所から出ていた「月刊噂」の昭和47年11月号(第二巻第十一号)にこんなのが掲載されていました。
▼2013年3月26日:春画で絵描きの実力がわかる
有光書房の社長だった坂本篤から竹中労がインタビューした記事で、最初のほうに乱歩と弟の通のことが出てくるのですが、英太郎がらみのくだりを引いておきましょう。
竹中 しかし乱歩という人は本当はマジメなというか、わりあいに常識人だった。
坂本 あの人は案外マジメな人なんだよ、だが……男色研究は存外知られていませんね。竹中さんのお父さんの英太郎さんも、乱歩さんの挿絵をよく描いていましたね。
竹中 はじめはなんかやかましく注文つけていたようだけど、そのうちすっかりまかせきっていたみたいでした。家にも見えましたし、子供心にもなんとなく憶えてますわ。
坂本 乱歩さん自身は、小説に書く世界や、あるいは世間でいわれているほど異常な人じゃなかった。
竹中 ほんと、マジメな人ですね。ウチのおやじが満州へ行ってもう一回革命をやるんだといってた時なんか、乱歩さん、もうすごく心配してわざわざウチに来てやめろなんていっていた。で、乱歩さんはこれを信じこんじゃって、戦後、竹中英太郎は満州へ行って死んだって書いちゃった。ところがそれが生きてるわけだ(笑い)。
竹中 甲賀三郎さんにいわれて「陰獣」の挿絵をおやじが描いてからというものは、竹中英太郎でなければ、夜も日も明けないみたいな感じだった。
竹中 乱歩さん、艶本集めたりする場合、カネ払いの方はよかったんですか。
坂本 カネ払いが悪かったら、あれだけの物は集まらないですよ。
竹中 おやじが絵を描く時に、そういう物を持ってきて参考資料にしろみたいなことがよくあった。それで、必ずちゃんと取りにきますね。きちっと、完全に引きあげていきますよ。
竹中 ぼくも戦後、新宿の“いすず”でお目にかかった時に、よっぽど竹中英太郎の伜だといおうと思いながら、結局、いわずにお話して別れたんですが、その時もやっぱり岩田準一やおやじの話が出ましてね。つまり“よか稚児だった”というふうな話なんです。これは、伜だということはいうまいと思いました。
甲賀三郎とあるのは、正しくは横溝正史です。
岩田準一や竹中英太郎が乱歩のよか稚児だった、というのも信じがたい話ではありますが、まあ労さんはこうおっしゃってた、ということです。
しかし、英太郎の満州行きを乱歩がやめさせようとしていた、といったエピソードからは、一部でささやかれている英太郎と乱歩の確執なんて、じつはなかったんじゃないかという疑問が生じてこないでもありませんが、いったいどんなもんでしょうか。
もうひとつ、乱歩が戦後、英太郎が満州で死んだ、といったいどこに書いたのか、それがさっぱりわからないのですが、当地で英太郎&乱歩展が開かれるとなれば、そのあたりもひとつ調べてみなくちゃな、ということになるわけですけど、そんな心配だけはまったく必要ないでしょう。
とにかく当地には、なーんにもありません。
ちなみに、「伊賀百筆」用の漫才ですっかり人気者、伊賀南部環境衛生組合はお気の毒に、あいかわらずご難つづきみたいです。
▼伊賀タウン情報YOU:熱風浴び作業の男性やけど 伊賀南部クリーンセンター(2013年5月14日)
するとどうじゃ。
組合に内在していた深い亀裂が、あたかも熱風にあぶりだされたかのごとくに表面化してきたではないか。
▼伊賀タウン情報YOU:災事故の報告遅れ 伊賀市長が不快感 伊賀南部環境衛生組合(2013年5月15日)
▼伊勢新聞:伊賀のごみ処理施設 市長に事故連絡なし 組合に強い不快感(2013年5月16日)
けけけ。
なんかおもしれーなあおい。
いや、案ずるな案ずるな。
漫才のネタにはせんから、案ずることはないぞ。
いつまでも伊賀南部環境衛生組合のことばっかゆってるわげにもいがね。
名張市立図書館被害者友の会のネタもかまさねばなんね。
それにしても、ご難つづきの伊賀南部環境衛生組合は、いぢどおはらいでもしでもらっだほがよぐねが?
伊賀南部クリーンセンターがある奥鹿野の近くの老川つーとこで、おらほの親戚が怪しげな神社やってるだども、そら神社はどごも怪しげだども、そごでよげればいぐらでも紹介しでやっぞ。
遠慮せずにゆうでご。
いやー、姫林檎の木の下で世界へのみずみずしい好奇心に眼をいきいきと輝かせている小春ちゃんのおとといの写真、あれがまたずいぶんと好評だったものですから、とかわれながらよくいいますけど、きょうも一枚、と思って夕方の散歩を終えたあと、庭でカメラを構えてみたのですが、犬は少しもじっとしていません。
しかたないので以前、小春ちゃん用に買った乳母車に放り込んでみました。
どうして犬のために乳母車を買ったのか、というあたりのことは語りはじめると長くなりますから省略いたしまして、氷川瓏の小説に出てきたのはさしずめこんなのででもあったろうかと思われる籐製ユーズドの乳母車から身を乗り出し、拙宅の横の道を近所の犬が飼い主とともに遠ざかってゆくのを見送っているところを一枚。
それにしても暑い。
夕方の散歩から帰って犬とばたばたしてたら、もう汗ぴっしょりでした。
暑いからってんで買ってみた『さむけ』ですが、読みはじめてみるとシンプルな筋立てでなかなか面白く、叙述なんとかみたいな小手先のトリックを弄した当節のミステリなんかより、とかいってるとミステリファンのみなさんからお叱りを受けてしまいますから話題を変えましょう。
今年の乱歩賞が決まりました。
▼時事ドットコム:乱歩賞に竹吉優輔氏(2013年5月13日)
さ、そろそろビールでも、つか、第三のビールでも飲んでくっか。
暑い。
きょうは暑い。
急に暑くなった。
みなさんお住まいのところはいかがでしたでしょうか。
当地はとにかく暑くなっちゃって、ちょっと本屋さんをのぞいても、なんかあちーなー、寒くなるような本ないかしら、とか思ってしまい、ためらうことなくロスマクの『さむけ』を買っちめーやした。
まーだ読んでなかったのかよ、とお蔑みの諸兄姉もおいででしょうけど、へえへえまだでごぜーやした。
ハヤカワ文庫でたぶん新装版になったのか、字が大きいのはうれしいんですけど気になるお値段が千円以上もしましたのでちょっとびっくり。
そんなこんなで話は突然変わりますが、いまはなきチャンバラトリオの南方のかしら、検索したらこんな動画がありました。
聞きたくない聞きたくない、あんた嫌い、お仕置きでございます。
とか、ほとんどの諸兄姉はご存じないかもしれんけど、いや懐かしいなあ。
聞きたくない聞きたくない、いやな性格、あんたなんか嫌い、つんッ。
とか、笑ったなあ。
とかいってる場合じゃなくて、「伊賀百筆」用の漫才はどうよ、というと、伊賀の蔵びらき事業のことがずらずらずらずら長くなって困ってるんですけど、あの事業で出版した『子不語の夢』の価値というものをこのあたりのあれなみなさんにはまったく理解していただけておらず、話の順番としてはそのあたりをしっかり力説しとくことが必要になりますのでついつい、みたいな感じでまた三ページだけ書きましたので、お暇でしたらまあどうぞ。
かんじんの乱歩騒動にはいったいいつたどりつくのやら、みたいな様相を呈してまいりましたが、今後ともよろしくお願いいたします。
こんにちはッ。
名張市立図書館被害者友の会のほうから来ましたッ。
おらおらおらおら。
初代館長呼んでこいよおら。
こんにちはッ。
お経は読んでも乱歩は読まぬッ。
腹が張っても屁はこかぬッ。
名張市立図書館の初代館長でございますッ。
資料収集のしの字も知らぬッ。
図書館法のとも知らぬッ。
さ。
檀家まわり行かさしてもらわさしてきやさしていただかさしてもらわしてこ。
はんにゃはらみたほんまによ。
かんじざいぼさつほんでからよ。
ぎゃーてーぎゃーてーほんまによ。
ごこうのすりきれほんでからよ。
大きなお寺ができましたあッ。
いや。
いやいや。
いくら初代館長さんにおでましいただいたって、なにかがどうにかなるわけではありませんから、まあいい……
とか、YouTubeで座頭市みながら原稿書いてたらいきなりチャントリが出てきたでござるの巻、みたいなことになってしまいました。
お懐かしや。
ひたぶるにお懐かしや。
南方のかしら、山根リーダー、結城のてっちゃん、あや子の養子。
南方のかしらの真摯な卑屈さにはいつもいつも心を洗われますぜ、とか感涙にむせんでてもしかたありませんけど、興味がおありのかたはぜひどうぞ。
ではまた、YouTubeで座頭市のつづきみながら漫才の原稿を書くでござるの巻。
と書いたあと、あれこれ雑務もこなしながら漫才を書いてたんですけど、あんまり進まなかったな。
そういえば、犬の小春をシャンプーにつれていったりもしましたし。
かなり薄汚れてきてましたから、このコメントに記しましたとおり、気にはなってたんですけど。
▼2013年5月3日:英太郎と労/絵画通じた親子の絆/竹中英太郎記念館で「父子展」> 天国でお喜びのことと思います(2013年5月5日)
それでまあ、ちょっとした事情からあまり時間がなく、シャンプーから帰ったあと怱忙のうちに撮影した小春ちゃんのグリンプスを一枚。
ま、薄汚れてたとこが白くなってることは白くなってます。
みたいなところで、本日はこれにて店じまいといたします。
名張市立図書館被害者友の会のことがどっか行っちゃいましたけど、またこんど、ということで。
縁起でもない話ですけど、奥西勝さんはいよいよかもしれません。
▼時事ドットコム:奥西死刑囚、一時危篤に=治療で持ち直す-名張毒ぶどう酒事件(2013年5月9日)
これ、いまさらいうまでもなく、冤罪なわけです。
あの2ちゃんねるでさえ、冤罪説が主流を占めてます。
▼ニュース速報+@2ch掲示板:【社会】名張毒ぶどう酒事件、奥西死刑囚が一時危篤(2013年5月10日)
図星を指されたりもしてます。
▼ニュース速報+@2ch掲示板:【社会】名張毒ぶどう酒事件、奥西死刑囚が一時危篤(2013年5月10日)> 16
▼ニュース速報+@2ch掲示板:【社会】名張毒ぶどう酒事件、奥西死刑囚が一時危篤(2013年5月10日)> 20
▼ニュース速報+@2ch掲示板:【社会】名張毒ぶどう酒事件、奥西死刑囚が一時危篤(2013年5月10日)> 26
▼ニュース速報+@2ch掲示板:【社会】名張毒ぶどう酒事件、奥西死刑囚が一時危篤(2013年5月10日)> 36
▼ニュース速報+@2ch掲示板:【社会】名張毒ぶどう酒事件、奥西死刑囚が一時危篤(2013年5月10日)> 90
ほんと、「時間稼ぎして死刑囚が死ぬの待ってる」ってのは図星だと思いますけど、なんかもうどーしよーもねーなーおい。
小ずるいことが平気でまかり通るわけよ。
時間稼ぎしてりゃ死刑囚が死ぬとか、時間稼ぎしてりゃ定年退職を迎えるとか、その場しのぎを際限もなくくり返してればそれでOK、なんてことじゃほんとに困るんだけど、検察であれ地方行政であれ、腐れ公務員の小ずるい体質には変わりがないわけです。
ま、どーしよもねーなー。
「伊賀百筆」の漫才にも書きましたけど、お役所のみなさんが真っ赤な顔してうつむいたままずっーと黙りとおしていらっしゃるとなると、われわれ一般市民サイドにはある瞬間、こんなあほ相手にしとってもしゃあない、という諦めが生じてくるざんす。
いやいや、ご心配にはおよびません。
「伊賀百筆」の漫才ではちゃんと、あほ、という二文字は伏せ字にしてますからご心配なく。
しかし、ほんと、どーしよーもねーなー、と思ってしまうのはたしかなことでございまして、こんな簡単なことがどうしてできないの? みたいなこともできなくて、ただただとにかく真っ赤な顔してうつむいたままずっーと黙りとおしたあげくに定年でご退職、とかそんなばかな話があるのかよ。
あるのよ。
お役所にはあるのよ。
腐れ公務員にはふつうにあるのよ。
ほんと、しゃーないんだから。
けどまあ、そこまで行くと、もう市長責任、っつーことになっちゃうわよね。
なにも考えず、なにも決めず、ただただ黙りとおしてめでたく定年でご退職、っつーのはご同慶のいたりではあるけれども、名張市立図書館が抱えてる問題は問題として残りつづけてるわけ。
で、以前からも申しておりますとおり、そうした問題というのは、名張市立図書館にはとどまらず、あるいは、あーこれ、あーこれこれ、あーこれこれあほさんあほさん、あーこれこれ名張市教育委員会のあほのみなさんや、あーこれこれ、あーこれこれあほさんあほさんあほのみなさん、でおなじみの名張市教育委員会にもとどまらず、これはもう完全に名張市という自治体の問題であり、市長責任が問われるべき問題なわけなのね。
げんに、先日、有栖川有栖さんの講演会のあとで催された大宴会でも、遠来のお客さんから、たとえば、名張市立図書館からいちばんひどい目に遭わされたのは、やっぱ慶應義塾大学推理小説同好会OB会よねー、みたいな話が出てきて、というのも、その遠来のお客さんも名張市立図書館からそこそこひどい目に遭わされた経験をおもちだったわけですけど、でもやっぱ被害者の筆頭は慶應よねー、ということになったわけであって、こうなったらもう名張市立図書館被害者の会でもつくんない? という話にはなりませんでしたものの、こりゃもうあれだぞ、名張市という自治体の問題だぞ、市長責任が問われてしかるべき問題だぞ、裁判沙汰になったとしたら被告は名張市長ということになるんだぞ。
しかしまあ、心配するな。
この問題では冤罪なんて起きっこないんだから、その点では心配は無用じゃ。
被害はたしかに出ていて、加害者は名張市立図書館に相違なく、証人だってたくさん存在する。
つか、おれが証人になってやろうか。
いやいや、むしろおれ、名張市立図書館被害者の会の代表に就任するべきかもしれないな。
そりゃそうだろうがよ。
名張市立図書館からいちばん被害をこうむったのは、いうまでもなくおれだろうがよ。
いっちょがんがんかましてやっかあ。
いやいや、ご心配なくご心配なく。
けっして冤罪ではないんだから、どうか枕を高くして眠ってくんな。
しかし冤罪ってのは、ほんとにひどいんだぞ。
えー、今年2月に封切られた映画の予告篇です。
私は本篇、まだみてないんですけど、とりあえず予告篇でもいかがでしょうか、っつーことで。
しっかしほんと、腐っとるよなあどこもかしこも。
こんにちはッ。
以下略。
昨日のぶらさがり会見における鈴木英敬三重県知事のご発言が、伊勢新聞でウェブニュースとして報じられました。
伊勢新聞 > Web News > 記事
2013/5/9(木)
【ぶら下がり会見する鈴木知事=県庁で】
憲法改正の発議要件を定めた憲法九十六条の改正について、鈴木英敬知事は八日のぶら下がり会見で「慎重な議論の中で、どうするか考えていった方がいい」と語った。
鈴木知事は「特別職公務員の知事としては憲法順守(の立場)。政治家としての意見」と前置きし、見解を述べた。「(憲法を)一定度、変えられるようにするのは一つの選択肢」と理解を示しながらも、「本当に(改憲の)要件が厳しいのか考えると、各国とも(日本と)似たような要件や、さらに厳しいところもある」と指摘。
「九十六条があるから憲法が変えられないとか、時代に合わせた憲法にできないなどと、全部九十六条に寄せていくのはやや難しい」とした。
自民党などは改憲の発議要件を緩和する憲法九十六条改正を目指している。
朝日新聞にはこんなウェブニュースが。
朝日新聞デジタル > 地域 > 三重 > 記事
2013年5月9日
鈴木英敬知事は8日の記者会見で、改憲の発議要件を定めた憲法96条の改正をめぐる議論について、「改憲できない理由を全部96条に寄せていっていいのか。慎重な議論が必要だ」と述べた。
鈴木知事は記者団から見解を質問され、「公務員は憲法順守義務がある。あくまで政治家の立場での意見」と前置き…
尻切れとんぼで申しわけありません。
しかたありませんから、スキャン画像をどうぞ。
ほかの日刊紙はきれいにスルーしたみたいですけど、これはそこそこ重いニュースであって、日本全国みまわしたって、まあ大阪市長の橋下徹さんはべつですけど、九十六条問題にかんしてここまで明快に意見を述べ、疑義を呈した首長はいらっしゃらないのではないか。
たしかな見識に裏打ちされた勇気あるご発言だと思います。
鈴木知事に敬意を表する次第です。
よッ、男前ッ、とかいっちゃうとなんかおひゃらかしてるみたいな感じになってしまうのが芸人のつらいところなんですけど、ほかの問題はともかくとして、鈴木知事のこのご発言には僭越ながら支持を表明しておきたいと思います。
なにしろ岸信介おじいちゃんの霊が降りてきてるぱっぱらぱーの出戻り首相があれなもんですから、最近じゃアメリカからも、ちッ、うっぜーなー、みたいな眼でみられているような気配がなくもなく、なーんか妙ちきりんな空気になってきたよなー、というところでのこのご発言、私は県民のひとりとしてはじめてこの知事さんを誇りに思いました。
感動のあまり、「伊賀百筆」の漫才がいささか流れを変えてしまうかもしれません。
伊賀市や名張市がじつに役立たずだ、という線は変わりようがありませんけど。
ここでひとつ、お知らせです。
旧乱歩邸の記事が掲載された「日経PB」の件ですけど、この雑誌が定期購読オンリーで購入できず、本屋さんのお姉さんに なんとか入手しといてくんない? とお願いしておいた、ということはこのブログでお知らせいたしましたが、その後、無事に入手できました、という報告を記しませんでしたところ、「日経ビジネスは日経BP書店で1冊から購入できるようです」とメールでお知らせくださったかたがありました。
入手できたことをちゃんとお知らせしなかったせいで、いやとんだお手数をおかけしてしまいました。
反省しなきゃ。
お買い求めはこちらでどうぞ。
▼日経BP書店:Home
「RAMPO Up-To-Date」はこちらとなっております。
▼2013年5月2日:洋館と蔵のある江戸川乱歩の家
つづきまして、先月20日に当地で催されました有栖川有栖さんの講演会の話題。
講演後のサイン会でぼーっと行列していたところ、すぐうしろにいらっしゃった有栖川さんのファンとおぼしい女性おふたりづれの会話が耳に入ってきたのですが、うちおひとりがどうやら講演内容を筆記していらっしゃったらしいことがわかり、だったらいずれネット公開ありだな、と踏んでおったのがみごとにビンゴ、さっき検索してみましたところ、たぶんこれかなと思われるブログがヒットいたしました。
さっそくリンクをば。
▼おぉきに。:【乱歩と探偵小説】in名張・その1(2013年4月22日)
▼おぉきに。:【乱歩と探偵小説】in名張・その2(2013年4月22日)
▼おぉきに。:【乱歩と探偵小説】in名張・その3(2013年4月22日)
まことに正確な講演筆記となっております。
どうもお疲れさまでした、と申しあげておきたいと思います。
「その2」のエントリの最後に追記があって、「名張市の主催者さんがブログに先生のお写真をアップしてはります」と記されているのですが、これは誤解というものであって、私は主催者でもなんでもなく、ただの通りすがりのものでございます。
でもって、当ブログのこのエントリへのリンクも設定していただいてありました。
▼2013年4月21日:有栖川有栖さんの講演を拝聴してきました
いかんいかん。
リンクされたエントリを開いてみたら、いきなり腐れきんたまということばが出てきておるではないか。
「有栖川有栖さんの講演を拝聴してきました」というタイトルを信じて、いやいや、信じていただいていいんですけど、アクセスしてみたところ最初に出てきたのがこれだってんじゃなあ。
反省しなきゃ。
Powered by "Samurai Factory"
