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Nabari Ningaikyo Blog
Posted by - 2026.07.22,Wed
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Posted by 中 相作 - 2013.07.31,Wed

 7月もきょうでおしまいとなりました。


 あす8月1日には、藍峯舎版『屋根裏の散歩者』の発送がスタートすることになっております。

 株式会社藍峯舎:Home

 乱歩蔵びらきの会のみなさんも、名張市議会議員のみなさんも、どうぞ奮ってお申し込みください。

 とか、あれなみなさんをおちょくるのはここまでとして、お知らせをひとつ。

 といってもメールでお知らせいただいた情報なのですが、なんと足穂の「弥勒」が映画になったそうです。

 検索してみると、去年の2月にこんな記事が。

 シネマトゥデイ:永瀬正敏主演で昭和の作家・稲垣足穂作品初の映画化!『弥勒』制作決定!!(2012年2月18日)

 昭和の作家、っつーのはなんだかなあ、とは思いますけど、林海象監督が「弥勒」の企画を温めてる、という話はかなり以前から耳にしていたのですが、いつのまにか完成していたとはまったく知りませんでした。

 彌勒 MIROKU 公式サイト:Home

 7月に京都で上映されたあと、8月には神戸、あとは日程未定ながら秋に京都、神奈川、東京、以降はいまだ予定なし、といったところみたいですけど、大阪あたりでやるときゃみにいかねーとな、と思います。

 予告編、当ブログにも掲載しときますね。


 さ、五十六億七千万年の未来に思いを馳せながら、ビール飲んでこよっと。
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Posted by 中 相作 - 2013.07.28,Sun

 えー、とうとう7月28日、乱歩忌を迎えてしまいました。


 やはり暑い日となりましたが、その乱歩忌もビールとともに昏れなずむころおい、きょうも『屋根裏の散歩者』は届かなかった、とただお嘆きのかたもいらっしゃるかもしれません。

 きょうも来るかと待ちわびて、きょうも来ないとあきらめた。

 そんなあなたにお贈りするのはこの一曲です。


 とか聴きながらうるうるしてる場合ではなくて、版元の藍峯舎から頂戴した業務連絡メールによれば、『屋根裏の散歩者』は製本の最終段階で若干の遅延が生じたため、予約分の発送開始は月が明けて8月1日になります、とのことです。

 あしからずご了承のうえ、もうしばらくお待ちください。

 ご予約は随時鋭意絶賛受付中です。

 株式会社藍峯舎:Home

 いっぽう、先日注文したこちらは無事に到着いたしました。

 国書刊行会:薔薇の鉄索

 さっそくぱらぱらひもときましたが、乱歩関連では「幻影城」1975年増刊号「江戸川乱歩の世界」に掲載された「石榴」の原画一点が収録されているのみでした。

 私は「幻影城」という雑誌には興味関心いっさいなしに打ち過ぎてしまいましたので、村上芳正さんの「石榴」が収められた「江戸川乱歩の世界」も発行時にはまったく縁がなく、かなりあとになってから手にはしたのですが、村上さんのことは失礼ながらまったく記憶に残っておりませんでした。

 さはさりながら、『薔薇の鉄索』の刊行には祝意と敬意を捧げたいと思います。

 「石榴」の原画はこちらの絵葉書でもごらんいただけます。

 弥生美術館・竹久夢二美術館 ブログ:村上芳正展・オリジナルグッズのご紹介(その1)

 そんなこんなで、藍峯舎版『屋根裏の散歩者』、ご予約いただいたみなさんのお手許には、たぶん8月5日、平井通のお誕生日までには届くものと思われます。

 以上、乱歩忌のたいせつなお知らせでした。
Posted by 中 相作 - 2013.07.24,Wed

 えー、まだです。


 藍峯舎版『屋根裏の散歩者』、刊行はまだのようです。

 そのかわり、と申しあげてはなんですけど、というか、かわり、とかいってたらお叱りを受けてしまいますけど、国書刊行会からこんな豪華本が出ました。

 国書刊行会:薔薇の鉄索

 村上芳正さんと乱歩にはほとんど接点がないんですけど、まったくないというわけでもないみたいですから、とりあえず一部、注文いたしました。

 まだ現物は届いてないんですけど、高価な豪華本をみることもさわることも頬ずりすることもなしに買う人間がいるのかしら、と思った昔もありましたものの、というのはつまり藍峯舎の第一弾が出たときのことですけど、案外あっさり買ってしまうもんだな、と思い知りました。

 どちらさまも、あっさりどうぞ。

 株式会社藍峯舎:Home

 村上芳正さんの作品展は、こちらで絶賛開催中です。

 弥生美術館・竹久夢二美術館:Home

 そうかと思うと、藍峯舎版『屋根裏の散歩者』絶賛予約受付中の古書きとらのツイッターで、お恥ずかしや、当ブログのエントリをご紹介いただいていたではありませんか。


 だから、やっぱ、もう少しまじめに、自分が書いた評伝「真珠社主人 平井通」のことを当プログでお知らせしてですね、購入をご検討いただく際の参考にしていただけるように話を進めなくちゃな、とは思うんですけど、自分が書いた文章について書く、というのは、なんか、こっ恥ずかしくってなあ。

 そんなこんなで、こちらもご紹介申しあげておきます。

 古書きとら:藍峯舎『屋根裏の散歩者』江戸川亂歩著 池田満寿夫挿畫

 そうかと思うと、乱歩が生まれた当地では、乱歩忌の前日、こんな催しが大々的にぶちかまされるそうです。

 中日新聞 CHUNICHI Web:名張にコスプレ好き集まれ 27日に「撮影会」(2013年7月24日)

 いやー、「名張出身の推理小説家江戸川乱歩や忍者にちなみ、「名探偵コナン」や忍者漫画の「ナルト」などの姿で登場した」ってんですから、天国の乱歩もさぞや大喜びしていることでしょうなあ。

 つか、そんなわけねーだろ。

 それどころか、なんでなの? 乱歩にちなんでなんでコナンなの? とお思いの乱歩ファンのかたもいらっしゃるかもしれませんから、こうなったら、やっぱ、名張市議会議員の先生がたの出番じゃね? と私は思います。

 じつはこれ、京都精華大学の情報館へ『池田満寿夫全豆本版画集』をみにいったときの記事を検索したとき、同時期の記事として眼に飛び込んできましたゆえまざまざと思い出したんですけど、2005年の夏7月に、名張市議会議員の先生がた全員、怪人二十面相のコスプレ行脚を恥ずかしげもなくぶちかましていただいたものでしたなあ。

 探してみたら、まだ生きてる記事がありました。

 動画もあるでよ。

 インターネットTV YOU:夜の大阪ミナミに21人の「怪人二十面相」が出没 名張をPR(2007年8月22日)

 やってけろ。

 名張市議会議員の先生がた、怪人二十面相のコスプレ、またやってけろ。

 日本コスプレ委員会のみなさんが名張でコスプレイベントを開催してやるとおっしゃってくれてるんだから、GMTとしてもそのご厚志にお応えせんわけにはいかんじゃろ。

 だったら、ここはいちばん、名張市議会議員の先生がたの出番だよな、っつーのは衆目の一致するところだと思います。

 どーかひとつ、おそろいの衣装に身を包み、手前ども名張市議会議員二十人は全員が全員、そろいもそろって、大きな声ではいえませんけどあれなんです、ということを年にいちどの名張川納涼花火大会という大舞台でひろく発信していただきたいものでございますなあ。

 しかも、検索してみたら、2005年7月の先生がたのコスプレも、ちゃんと受信してくださったかたがいらっしゃるわけですから。

 紙魚子の小部屋:「文学的三恐」(2006年7月9日)

 引用しときます。

 実のところ最初、全く違うことを書くつもりで、ネットサーフィンしていた。下調べをしていたのだが、調べれば調べるほどテンションが下がってしまった。知らぬが花、ということも、世の中にはある。潔く三重県名張市の観光広報に協力していた怪人二十面相の話題はあきらめることにした。

 それに昨年の話だし。
 はなばなしく道頓堀に屋形船で複数の二十面相が登場し、食倒れ人形を「二十面相」化したことも、名張市で一日郵便局長になったことも、盆踊り大会や成人式などのイベントに出没したことも、昨年度までだった。あまり観光に貢献できなかったのだろうか? あるいは怪人やドロボーという職業にクレームがついたのだろうか。

 今年の4月からは、メディア上では、怪人二十面相より何の音沙汰も無くなった。それに昨年、新聞記事でみたときには、わくわくした出来事も、インターネットの動画でみると奇妙につまらないのだ、明智くん。キャスティングに手違いがあったのかもしれない。そもそも二十面相がわんさか屋形船に乗ってBGMが「♪ボ、ボ、ボクらは少年探偵団!」って・・・チガうやろー! それはほとんど「対岸の彼ら」ではないか。

 まだありました。

 紙魚子の小部屋:「名張市PR大作戦パート2」(2006年12月6日)

 引用。

 朝ごはんのときに、H氏が新聞をめくって「おっ、またしても名張、やりよった」とつぶやいた。

 えっ、名張? 聞き捨てならない地名に、新聞を覗き込む。

 江戸川乱歩ゆかりの地、怪人二十面相で町おこしを企てた街、しかしどうもいまひとつ盛り上がりに欠ける惜しい町である。起死回生をかけて、今度は何をやらかしたのか?

 名張市をPRするためには、やはりドロボーや怪人よりも、まっとうに正義を味方につけた方がよろしかろう、と判断したのだろうか。今回はローカルヒーローの登場である。ふとよぎる一抹の不安。

 残念ながら一抹の不安は的中した。その名も「伊賀牛集団 部位3(ぶいすりー)」なのだ。とほほである。もう、これだけで、コケてしまう。確かに、たしかに、伊賀牛は美味しい(らしい)。

 しかしである。素直に食べ物としての美味しさを表現すればいいのに、ツノを生やして、首から下は仮面ライダーをパクっても、全然牛に見えないのだ、これが。よくてハサミムシにしか、見えない。逆効果やろー。ハサミムシは逆立ちしても美味しそうでは無い。

 その上「霜降りレッド」「牧草グリーン」「金賞イエロー」と個別に適当な名前までつけられてしまい、あろうことかテーマ曲「Meat(Meetとかけてある) YOU」に合わせて、ダンスまでおどるらしいのだ。

 確かに「戦隊モノ」は、いまウケている。仮面ライダーも大人気だ。だからといって、安易に企画を立ててしまうのは、いかがなものか。「部位3(ぶいすりー)」の着ぐるみの中に入る人の気持を、ちっとは考えてあげないと。もう、この記者会見の時点で、私の中ではカーテンが降りてしまっている。

 でも、だが、しかし。
 和歌山県の森林組合で売り上げ不調の備長炭をPRするため、萌えキャラ「びんちょうタン」(単に頭に備長炭を1本乗せただけの少女の萌えキャラ)をマスコットキャラクターとして採用した所、問い合わせが殺到し「備長炭」が売れに売れたという記事を読んだ事がある。

 この企画を最初、鼻で笑っていた森林組合の人達(たぶん大多数)は、さぞやおどろいたことだろうが、私だって驚くよ。現代日本人の求めているものって、一体・・・と「ちびまるこちゃん」のナレーションのように悩んでしまう。

 だから、私の中でどんなにカーテンが降りていたって、名張市は気にする事無くPRにいそしんで欲しい。ほんと、蓋を開けてみない事には、結果はわからないものなのである。

 いやー、じつにありがたいことです。

 名張市民のひとりとして、ここに紙魚子さんへの深甚なる謝意を表する次第です。

 だからまあ、めげるな名張市。

 失敗しても失敗しても、めげることなくPRにいそしめ。

 ひろい世間にゃ名張市のことを生温かい目で見守っててくださるかたがある、ということを深く深く胸に刻んで、進め名張市、失敗への道を。

 そんなこんなで、全国の名張市ファンのみなさん、7月27日の土曜日にはぜひぜひ名張市においでください。

 名張市議会議員の先生がたも怪人二十面相のコスプレでお待ち申しあげている、かどうかはわかりませんけど、とりあえず先生がたってのはこのみなさんです。

 名張市:窓口一覧 > 総務調査室 > 市議会議員名簿 > 議員名簿

 といったような次第で、怪人二十面相のコスプレはちょっと無理かもしれませんけど、名張市議会議員の先生がたにおかれましては、郷土が生んだ乱歩の豪華本、購入をご検討いただければまことにありがたく存じます。

 なんぼでも政務調査費で行けると思いまっせ。

 なにとぞよろしくお願い申しあげます。
Posted by 中 相作 - 2013.07.22,Mon

 参院選三重選挙区の高橋千秋先生、劣勢を挽回することはおできになりませんでした。


 YOMIURI ONLINE:三重で自民・吉川氏が初当選…民主は議席守れず

 先週金曜の名張市夏見における街頭演説でも、選挙戦も終盤とあって、かなりお疲れのようだとお見受けしたわけですが。

 それに、ほら、みてごらん。


 高橋さんのズボンの左脚に、「あぶない」と赤で書かれたでっかいタグがつけられとるじゃろう。

 やっぱ、危なかったんじゃな、とかばかなことゆうとる場合ではなくて、藍峯舎版『屋根裏の散歩者』の前宣伝をころっと忘れてしもうとるがな。

 株式会社藍峯舎:Home

 7月下旬刊行、ということは、もういつ出てもおかしくない、ということですけど、まあこういうものは、下旬に入ってすぐ出たりするとあまり面白くありませんから、7月28日の乱歩の命日あたりをめどとして心待ちにしたいと思います。

 乱歩の命日といえば、その前日に立教大学で催される関連イベント、再度お知らせしておきます。

 立教大学:立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センター主催 紀田順一郎氏講演「日本人の蔵書志向と江戸川乱歩」


 ちなみに当地、乱歩の生まれ故郷である名張市におきましては、乱歩忌だからといって、7月28日、とくになにかある、みたいなことはないみたいです。

 なにもやんなくたってべつにいいんですけど、乱歩蔵びらきの会、とかいうあたり、なんかやったほうがいいんじゃねーか、とも思います。

 そんなことはまあいいとして、乱歩蔵びらきの会のみなさんにもですね、近日刊行の藍峯舎版『屋根裏の散歩者』、ぜひともご購入いただければと思います。

 かっこつけるにゃうってつけですぜ。

 しかし、どうも、乱歩が生まれた名張という土地は、あんまり本に縁のない土地柄みたいで、オークワ名張店という大型店のなかにあった本屋さんがなくなってた、という話はきのう記しましたけど、むろん本屋さんが姿を消しつつあるのも全国的な現象で、いまさら不思議がる必要もないと思いますけど、名張ってとこはとくにそうした傾向が強いのか、例のTSUTAYAってありますね、あの名張店が去年の4月にオープンしたんですけど、今年5月の連休明けにすたこら撤退してしまいました。

 TSUTAYAもはだしで逃げ出す土地柄、ということでしょうか。

 そういう土地柄ですから、図書館も推して知るべし、ってことになるんですけど、どうせなら名張市もいっそ、佐賀県武雄市のきじるしみたいな市長さんの真似をして、市立図書館の運営をTSUTAYAに丸投げしたらどうよ。

 いやいや、TSUTAYAには逃げられちゃったんだからもう無理か。

 いやー、惜しかったなあ。
Posted by 中 相作 - 2013.07.21,Sun

 おととい夕刻のことにおじゃりまする。


 そこらで夕飯でも食べようか、ってんで、名張市内の夏見というところでひとと待ち合わせをし、時間つぶしにオークワ名張店の本屋さんをのぞこうと思ったら、本屋さんがあった場所はゲームコーナーになっていて、ちょっとびっくり。

 近くのブックオフ三重名張店に立ち寄ったら、古本を押してのけて中古のゲームソフトが幅を利かせていたので、またびっくり。

 店から出てふらふらしていると、ごくささやかな人だかりがあって、なにやら演説らしきものが聞こえてきました。


 参院選三重選挙区で苦戦を伝えられる現職、高橋千秋先生が最後のお願いに立っていらっしゃいました。


 二分か三分ほど、演説を拝聴してみたんですけど、名張市の衰退ぶりは半端ない、と高橋さん、正直なところを打ち明けていらっしゃいました。

 一時は高度経済成長の波に乗り、関西圏からの流入人口を受け入れて、三重県でいちばん元気なまちが名張市であった。

 それがどうよ。

 この活気のなさはどうよ。

 いまや、三重県でいちばん元気のないまちになってんじゃね? とのことでした。

 高橋さん、近鉄大阪線桔梗が丘駅の駅頭でも演説なさったそうで、はじめて参院選に出馬した当時、桔梗が丘は活気にあふれるまちだったけど、いまじゃ高齢者しか歩いてなくて、ちょっとびっくり、みたいなこともおっしゃってました。

 べつにメモをとったわけではなく、うろおぼえで書いてるだけですから、正確な文字起こしにはなってませんけど、大略そういった感じのおはなしで、さもありなん、と深く納得されました。

 地方の衰退は全国でふつうにみられる現象で、名張市だけがとくにひどいというわけでもないと思いますけど、そこらの丘や山を都市資本による住宅地開発とやらに丸投げし、一時的に人口が急増したのはいいけれど、増えたひとたちは年を取り、そのひとたちの子供が地元で暮らすのはだいたいが高校卒業まで、進学や就職でとっとと名張市を離れてしまい、せいぜい盆暮れに里帰りするだけだっちゃ、ってんで、名張市の人口は21世紀に入ったとたんに減少に転じ、高齢化が国の平均をはるかに上回る勢いで進行して、桔梗が丘駅前の近鉄百貨店桔梗が丘店はスケールダウンして近鉄百貨店ショップ桔梗が丘になり、駅前にほど近い桔梗が丘商店街はしーんとしたシャッター街になりはて、その商店街を2015年度を最後に廃校となる三重県立名張桔梗丘高校の女子生徒がたまに団体で通りかかってるのを目撃するとそれだけでなにやらうれしく、車を横付けしてひとり千円ずつおこづかいをあげようかという殊勝な気持ちにさえなるほどなんですけど、それもこれも世の趨勢、なにもお役所の責任というわけではない、っつーことはわかっているのでおじゃりますものの、だからといってまぬけづら並べてへらへらしてりゃいいってものでもありません。

 しかし、へらへらしてるわけですね、お役所のひとは。

 なぜか、というと、これもやっぱ、主体性の問題だと思われます。

 つまり、地方の衰退ってことが、お役所のみなさんにとっては、まったくのひとごとなんです。

 お役所のみなさんときた日には、主体性放棄の当事者意識ゼロ、それできれいに凝り固まってます。


 この「伊賀百筆」用漫才の前半にも記しましたけど、なにからなにまでひとごとですから、震災がれき受け入れ問題ももひとごとなら、まちなか再生事業もやはりひとごと、いうまでもなく名張市立図書館における乱歩関連資料の収集もまたひとごとで、それはもうびっくりするくらいのものでございましてな、あれは一年ほど前のことになりましょうか、名張市立図書館が死ぬほど当事者意識ゼロだということが、いやまあ、そんなことは以前から重々承知しているつもりではいたのですか、それがあらめたて骨身にしみて実感されるほど、え? そこまでいう? みたいなことがありましたので、だからもう、名張市立図書館はほんとににおしまいだ、ということにまちがいはないんですけど、先日来しつこく記しておりますとおり、名張市立図書館の新しい館長さんに期待を寄せてくださっている乱歩ファンのかたがいらっしゃるのですから、名張市立図書館の現在ただいまの意向ないしは方針といったものを確認しておいたほうがいいかもしれないな、ということで、名張市公式サイト「市長への手紙」を利用して、とりあえずただ一点、名張市立図書館が乱歩関連資料を収集してる目的はなによ、ということにかんする名張市立図書館の公式見解を明らかにしていただくことにしておりまして、むろんそれは「伊賀百筆」の漫才で公開することになりますから、どこへ出しても恥ずかしくない見解をお願いしたいものでございましてな、ま、せーだいおきばりやす、と申しあげておきたいと思います。

 とはいうものの、名張市立図書館に一縷の望みをつないでくださっているかたにとっては、たぶん、おそらく、まずまちがいなく、死ぬほど残念な結果に終わってしまうものと予想されますので、あまりショックをお受けになりませんよう、あらかじめ心のご準備をお願い申しあげておく次第です。

 で、問題は、そのあと。

 これはもう、図書館がどうの、教育委員会がどうの、というレベルの話ではないわけです。

 以前からいってることですけど、こうなると完全に、名張市という自治体の問題なわけね。

 名張市という自治体はほんとにどうしようもなくて、お金はないわ主体性放棄だわ当事者意識ゼロだわばかだわまぬけだわすかたんだわで、高橋千秋先生のご指摘をまつまでもなく、衰退という名の坂道をえらい勢いで転がり落ちていってるわけなんですけど、だったらなおのこと、いまの時点でちゃんとしておくべきことはちゃんとしておこうな、と私は思います。

 名張市立図書館における乱歩関連資料の収集にかんして、あるいは、乱歩関連寄贈図書の活用にかんして、疑問や不審、でなければ憤りを感じていらっしゃるかたは全国に少なからず存在していて、ふだんからそういうみなさんに接して名張市立図書館にたいするご意見ご要望ご批判をじかにお聞きしている身としては、そういった心あるみなさんの声なき声を代弁し、ここはいちばん、図書館長や教育長じゃ話になんねーから四の五のいってないで上の者を呼んでこいよ低能自治体、上の者を呼べっつってんだろーが、しまいにゃしばき倒すぞこの低能自治体、ってんで、要するに名張市長の判断と責任を問う、というステージにステップアップするのがクレーマーの常道にして王道でしょう。

 いやいや。

 こらこら。

 なにをぬかしとる。

 だれがクレーマーやねんこら。
Posted by 中 相作 - 2013.07.19,Fri

 苦労話でございます。


 というか、ありていに申せば、前宣伝でございます。

 藍峯舎の『屋根裏の散歩者』、今月下旬の刊行となっております。

 株式会社藍峯舎:Home

 ネット上にはなんか反応があるのであろうか、と思って検索してみると、いきなりこんなツイートが。


 「中国の方より予約が入りました」というのは、なんかすごいと思います。

 中国ったって、岡山とか広島とか、あのあたりじゃないでしょうから、とかベタなこといってると『屋根裏の散歩者』の売れ行きに影響が出るかもしれませんので、やや専門的な話題をつづりましょう。

 平井通がつくった真珠社豆本『屋根裏の散歩者』は、池田満寿夫のオリジナルエッチング十点を収めていることで知られますが、昭和34年、西暦でいえば1959年の4月に発行されて以来、収録の池田作品にはこの豆本でしか接することができない状態がつづいていました。

 しかし、2002年5月、信濃毎日新聞社が『池田満寿夫全豆本版画集』を発行し、真珠社豆本を彩った池田満寿夫作品全点がデジタルプリントでよみがえりましたので、遅ればせながらそれを知り、へーえ、とか思った私は2005年の夏7月、『池田満寿夫全豆本版画集』を所蔵している京都精華大学の情報館へ足を運び、現物を実見してまいりました。

 それはどんなものであったか、かつてウェブサイトに記したところから引きますと──

 復刻といっても豆本そのままの姿ではなく、池田満寿夫のエッチングが添えられた見開きだけを拡大して製版印刷、製本はせず作品ごとに函に入れ、その九つの函をワンセットとして帙に納めたというしろものですから、大学図書館スタッフのお姉さんが「はい、これです」と持ってきてくれたときにはその大きさに驚かされました。ちなみに直方体をなす帙のサイズは縦二七・六センチ、横二一センチ、高さ一四センチ、ぱかっと開いたところはこんな塩梅。



 いちばん上に乗っかってるのが『屋根裏の散歩者』の函で、このなかにセイコーエプソンのピエゾグラフという技法でデジタルプリントされた池田満寿夫作品が一枚一枚、「屋根裏の散歩者」の解説を記したものなども含めれば合計十四枚が収められています。その一枚目、つまり表紙に相当するものはこんな塩梅。


 つまり、要するに、この『池田満寿夫全豆本版画集』では「屋根裏の散歩者」を通読することができないわけです。

 その点、藍峯舎版『屋根裏の散歩者』には「屋根裏の散歩者」が最初から最後まですべて収録されていますから、池田満寿夫のエッチングと乱歩の小説がどちらもたっぷり堪能できます。

 しかし、「屋根裏の散歩者」を読みたいんだったら、夏向けに西瓜のカバーがかけられた新潮文庫『江戸川乱歩傑作選』か、あるいは、「伊賀百筆」用の漫才から引きますと、

 「両手の人差し指を口につっこんで唇を思いきり左右にひっぱりながら岩波文庫とゆうてみてもどうしてもいわなみうんことしかいえないあの岩波文庫の岩波書店です」

 でおなじみの岩波文庫『江戸川乱歩短篇集』なんかを買えばいいのではないか、とお思いのかたもいらっしゃるかもしれませんけど、それはほんとにそのとおりなのよね。

 いやいや、こんなこといってたら前宣伝になりませんけど、乱歩の小説はいいとして、みどころはやはり池田満寿夫のエッチング十点が最新最高の印刷技術でよみがえる、といったあたりになりましょうか。

 池田満寿夫作品はいったいどんな感じなのか、ごらんいただきたいと思って、京都精華大学の情報館でカラーコピーしてきた『池田満寿夫全豆本版画集』収録の「屋根裏の散歩者」を探してみたのですが、どこへしまったんだかわかんなくなってしまってました。

 ようある話ですが、どうかご容赦ください。

 なんてことじゃ前宣伝にもなんにもなりゃしませんが、とにかく近日発売の豪華本『屋根裏の散歩者』、どうぞご期待ください。

 ですから、えーっとまあ、名張市民のみなさんも、郷土が生んだ乱歩の豪華本、購入をご検討いただければまことにありがたく存じます。

 無理ならいいです。

 以上、前宣伝でございました。
Posted by 中 相作 - 2013.07.18,Thu

 暑い。


 ということばが、エントリの起筆にあたってまず最初に浮かぶ。

 それくらい暑い。

 斎藤夜居の『蒼太の美学』という本があります。

 と、脈絡もくそもなく本題に入ってしまう。

 それくらい暑い。

 夕方、まともに西陽を浴びながら犬と散歩して帰宅し、シャワーして軽く缶ビールを傾けてそのあとパソコンに向かったというのに、まだ暑い。

 と、本題もくそもなく関係のない話題に流れてしまう。

 それくらい暑い。

 とか、いつまでやってんだか。

 斎藤夜居というのは、まあこんなひとです。

 Wikipedia:斎藤夜居

 その筋では結構ビッグネームだと思うのですが、その斎藤夜居にして、生没年はわかっても日付まではわからない、というわけですから、こりゃまたえらいところに足を踏み込んじゃったな、とあらためて思います。

 『蒼太の美学』はいうまでもなく平井通を題材にした随筆ですが、私は随筆という形式による評伝として扱いました。

 ネット古書店「日本の古本屋」で検索してみると、限定三百五十部、昭和49年刊、A5判、函カバー、五十六頁、みたいな本で、気になるお値段は四千円台から八千円台といったところです。

 ただしこの本、版元ご所蔵のものを借覧することを得ましたので、繙読するための出費はゼロで済みました。

 しかし、『蒼太の美学』を読む以前から私にはある先入観があって、それは要するに、斎藤夜居は大丈夫? といったことでした。

 というのも、松村喜雄の『乱歩おじさん』に、斎藤夜居が「乱歩の作品の半分以上は、弟の平井通氏の代筆である」と話していた、というエピソードが書きとめられていたのを憶えていたからです。

 で、『蒼太の美学』における斎藤夜居は大丈夫だったのかどうか、といいますと、大丈夫だったり大丈夫じゃなかったりしてました。

 知り合って以降の通について記したところはまあ大丈夫そうなんですけど、それ以前、つまり通から聞かされた回顧談を綴ったあたりはやはりあんまり大丈夫そうではなく、たとえば通の初婚は昭和2年だった、と斎藤夜居は書いてるわけですけど、これは大正13年だったとみるべきです。

 とはいえ、『蒼太の美学』が生身の平井通を知るために不可欠の資料であることはまちがいありません。

 そんなものべつに知りたかねーよ、とおっしゃるひとがほとんどであることはようわかっとりますが。
Posted by 中 相作 - 2013.07.17,Wed

 しっかしなあ、過ちて改めざるこれを過ちという、とか、過ちてはすなわち改むるに憚ることなかれ、とか、こういうのはお役人さまにはいっさい通用しないフレーズだからなあ。


 名張市立図書館の新しい館長さんに、図書館として前非を悔い、一から出直してけろ、とお願いしてみても、結局むなしいだけだろうなあ。

 この漫才でも地の文のとこに書きましたけど──


 とにかくもうね、「市民からなにを指摘されてもいっさい非を認めようとせず、ひたすらその場しのぎに走るのがお役人っつーものだ」なわけなの。

 だから、乱歩関連資料収集の目的はなに? なんてことを尋ねても、まともな答えが返ってくることは期待できないわけで、実際、一対一でやりとりするってえと、のれんに腕押し、ぬかに釘、みたいな感じ。

 もうひどい話でな、これもまた漫才に書いたところから引用すると──

「でもお役所の人ゆうのはよくフリーズしますから」
「フリーズしたらどないなりますねん」
「黙ってうつむいてしまいます」
「うつむいてなにしますねん」
「その場をやり過ごすわけですね」
「そんなことでやり過ごせるんですか」
「真っ赤な顔してうつむいたままずーっと黙りとおしてたらやがて幸福な瞬間が訪れるんです」
「幸福な瞬間といいますと」
「相手があきれ返ってこんな○○相手にしとってもしゃあないとあきらめてしまう瞬間です」
「ずーっと黙ってたらあきらめるしかないですわね」
「そうなったらお役所の人の勝ちなんですね」
「勝ち負けがあるんですか」
「相手があきらめたとたんに頭のなかで勝利のファンファーレ鳴らして心のなかでこのクレーマー早よ帰れと毒づいてるのがお役所の人なんです」
「なんですねんそれはいったい」

 こういう感じで万事休す、みたいなことになってしまうんですけど、名張市公式サイト「市長への手紙」を利用して、乱歩関連資料収集の目的はなんだべか、という質問にたいする名張市立図書館の公式見解を要求する、みたいな流れにすれば、図書館としてもフリーズ大作戦でその場しのぎに走るわけにもいかんだろうなあ。

 もちろん、そういう流れになったとはしても、やっぱりまともな回答は返ってこないだろうなとは思われますけれど、まともじゃないならまともじゃないで、名張市立図書館の、というよりはもう名張市という自治体の実態を「伊賀百筆」の誌面を通じてひろく発信し、あらえっさっさー、とまいりたい。

 そんなことより、きょうの苦労話ですけど、平井通の評伝を書くったって、取材するとこなんてほとんどないわけね。

 津市と甲賀市に足を運んで、いずれも空振りに終わったあとは、もうどこにも行くとこがありません、ということになってしまいました。

 しいていえば、近所のお医者さんに行った程度か。

 通は三十歳くらいで脊椎カリエスにかかったんですけど、脊椎カリエスってのがどんな病気なんだか、私にはもうひとつよくわかりませんでした。

 そこで、ざっと調べられるところを調べて文章化し、近所のお医者さんへ血圧のお薬をもらいに行ったついでに、主治医の先生にその文章を添削していただきました。

 先生は、こういうことは整形の先生にお訊きいただいたほうがいいんですけど、と前置きしながら懇切に教えてくださったのですが、あれもまあ、取材といえば取材といえるか。

 いえないか。

 ま、どっちだっていいやそんなこと。

 ちなみに、脊椎カリエスが脊髄カリエスになったり、その療養に用いるギプスがギブスになったり、世間にはことばの誤用が少なからずみられ、たとえば乱歩は誤って「脊髄カリエス」と書いてますけど、原文のまま引用していちいち訂正はしませんでしたし、ギプス、つまり独語のGipsを半濁音ではなく濁音でギブスといってしまう例もまた多いわけですけど、ほんとはギブスじゃなくてギプスだったんぞ、とっ、とうちゃんッ。


 いやー、苦労が絶えねえなあまったく。
Posted by 中 相作 - 2013.07.16,Tue

 苦労話です。


 平井通のお墓の場所がわかんないのは、評伝としてなんかかっこわりーなー、とは思いましたけど、わかんないものはしかたありません。

 ですから、通の墓所はどこどこにある、という締めくくりはすっぱりあきらめ、通の死去を前倒しすることにしました。

 つまり、評伝全体を前半と後半にわけたとして、前半がおしまいになる時点ではやばやと、通は昭和46年に死にました、ということを明かしてしまう作戦に出たわけです。

 前半のおしまいで死んでしまったら、後半のおしまいになるころには、通の墓所はどこにあったのか、なんてことはもうどうでもよくなってるのではないか、という深謀遠慮にもとづく戦略でした。

 ところが、破れかぶれでリサーチするうち、通の遺骨の行方がひょっこり判明してしいましたので、だったらそれも書いとかなきゃ、ということになり、後半の終盤になってまた、通は昭和46年に死にました、ということをあらためて書きつける仕儀となってしまいました。

 しかも、前半のおしまいですでに明かしてしまってありますから、通が昭和46年に死にました、という事実をいまさら締めくくりにもってくるわけにもまいりません。

 じゃ、締めくくり、どうするよ、というわけで、私は途方に暮れました。

 さて、おはなし変わって、こちらつぼ八名張駅西口店。

 有栖川有栖さんの講演会が開かれた4月20日の夜、遠来のお客さんがつぼ八名張駅西口店でふと口にされた、

 「こんどの館長さんは、乱歩のことをちゃんとしてくれるひとなんですか」

 というひとことをめぐる一件ですが、最初は意外の感に打たれたものの、よく考えたらごく当然のことでした、ということは先日も記しました。

 おおもとの話をすれば、名張市立図書館にちゃんとしてほしい、ということです。

 乱歩関連資料を収集する、というのであれば、それなりのことをふつうにちゃんとやってほしい、というのが、たとえばその遠来のお客さんの、あるいは、ほかならぬこの私の、ほんのささやかな願いです。

 それは難しいことでもなんでもなくて、ごく簡単にできることであり、というか、ふつうにできてなくちゃおかしいことなんですけど、名張市立図書館では、なぜか、全然できてないわけです。

 しかも、これから先も、永遠にできない、ということはわかってる、と私には思われます。

 ところが、このあたり、世間のみなさんにはなかなか理解していただけないようです。

 げんに、遠来のお客さんも、名張市立図書館の館長からはうれしくない目に遭わされていらっしゃったわけなんですけど、それでもなお、図書館長が代わったとなると、図書館運営に変化が出るかもしれない、という期待をお抱きになるわけです。

 なぜか、というと、さっきも書きましたけど、乱歩関連資料の収集を、ふつうにちゃんとする、というのはごくごく簡単なことだからでしょう。

 名張市立図書館の館長が代わったと聞けば、いままでの館長さんはふつうのことがまったくできない役立たずでいらっしゃったようだけど、こんどの館長さんは、もう少しましなふつうのひと、いやいや、ふつうのひと、などとぜいたくはいわない、ふつうにちかいひと、くらいの線でよござんす、できればふつうがいいけれど、それが無理ならせめて、いままでの館長さんよりはふつうにちかいひとに館長さんになっていただいて、名張市立図書館における乱歩関連資料の収集をちゃんとしたものにしていただきたいものだ、と思っておしまいになるわけでございましょうなあ。

 ですから、名張市立図書館には愛想も小想も尽きはてているにはしても、もしかしたら、こんどの館長さんは、こんどの館長さんこそは、ふつうにちかいひとかもしれない、いくら名張市だって、代々の館長にえりすぐりの役立たずばかりを送り込みつづける、などという超絶技巧めいた芸当ができるはずはないもんな、とついつい思ってしまうのが人情ってやつだとは思いますけど、なんのなんの、名張市役所に役立たずの数は尽きまじ、哀れなるかなイカルスが、いくたりも来ては落っこちる、みたいな感じで次から次へ、いくらでも送り込まれてゆくわけなのよね役立たずが。

 だから、私としては、乱歩関連資料の収集をふつうに進める、などという芸当は、名張市立図書館には、これから先も、永遠にできない、ということは骨身にしみてわかってるわけなんですけど、しかし、ここに、わずかおひとりとはいえど、

 「こんどの館長さんは、乱歩のことをちゃんとしてくれるひとなんですか」

 と思ってくださっているかた、換言すれば、名張市立図書館にいまだにかすかながらも期待をお寄せくださっているかたがあるのだとすれば、それを踏みにじるわけにはいかないかな、とも思うわけです。

 じゃ、乱歩のことをちゃんとする、というのは、具体的にどうすることなのか。

 まず、ちゃんと考えて、ちゃんと決める、ということをしなければなりません。

 乱歩関連資料を集めるというのなら、いったいどんな資料を集めるのか、集めた資料をどんなふうに体系化し、それにもとづいてどんなサービスを提供するのか、みたいなことを、ちゃんと考えて、ちゃんと決める、ということが必要です。

 こんなことは、名張市立図書館が開館したときにできてなければならなかったことなんですけど、いまだにできてないわけですから、過ちて改めざるこれを過ちという、過ちてはすなわち改むるに憚ることなかれ、悔い改めて一から出直します、乱歩のことをちゃんとやります、というのであれば、遠来のお客さんも、むろんかく申すおいどんも、幸甚これに過ぐるものはありもはん。

 だったら、だめでもともと、いっちょやってみる?

 ほんというと、以前から記しておりますとおり、名張市長の判断と責任を問う、というステップに進んで、それを「伊賀百筆」用漫才の後半の目玉にすることをもくろんでいたんですけど、そのまえにもういちど、館長さんが代わったことでもあり、その館長さんに期待を寄せてくださっている乱歩ファンのかたがいらっしゃることでもあるわけですから、名張市立図書館の現在ただいまの意向ないしは方針といったものを確認しておいたほうがいいかもしれません。

 しかし、たとえば乱歩関連資料の収集方針なんて、いくらただしてもまともな回答は返ってくるわけないしな、と危うく堂々めぐりに踏み迷いかけましたけど、なんとか踏みとどまって、一点だけ問題にしてみようか、と思いつきました。

 これも以前からいってたことであって、ブログ内を検索してみたところ、たとえばこのエントリでぼやいてました。

 2013年1月24日:体系性を徹底的に無視してどうするよ

 ちょっと引いてみる。

 なんどもいうけど、市民生活にはいっさいかかわりがなく、市民からはまったく必要とされていないのが乱歩関連資料なわけで、そんなのをあえて集めようというんだから、てゆーか、すでにしこたま集めてしまったわけなんだけど、だったらなおさら、集めた目的をはっきり説明できないことには、かなりまずいと思う。

 つまり、とりあえず、まず第一に、このあたりの説明をお願いしてみればいいのではないか。

 資料収集の目的を明確にする、ということは、収集した資料をどんなふうに体系化し、それにもとづいてどんなサービスを提供するのか、ということを明確にする、ということでもありますから、これができなきゃ名張市立図書館、まったく無駄なことをつづけてきた、ということになります。

 名張市立図書館って、乱歩関連資料をせっせと収集してるらしいけど、目的はなに? と市民から尋ねられたら、さあ、どう答えるか、みたいなことを、名張市立図書館にはいまから準備してもらっといたほうがいいと思う。

 さて、おはなし変わって、こちら滋賀県甲賀市。

 通の奥さんの実家を求めて甲賀市まで行ってみたものの、なにも得るところなくむなしく帰ってまいりました、というおはなしはこのエントリに記しました。

 2013年3月21日:ワレ発見セリ

 いやまったく、実ることのない苦労ばかりがつづきましたなあ。

 以上、苦労話でした。
Posted by 中 相作 - 2013.07.14,Sun

 ひとつ前のエントリに「訃報:三井永一さん93歳=挿絵画家」というウェブニュースを無断転載いたしましたが、1920年生まれ、つまり大正9年生まれだった三井永一さんがどんな乱歩作品の挿絵を手がけたのか、というと、たぶん、戦後になって探偵小説誌にリバイバル掲載された短篇、ということになるものと思われます。


 ざっと検索してみましたら、昭和33年5月に出た「宝石」第十三巻第七号に再録された「黒手組」の挿絵が三井永一さんだったみたいです。

 まあまあようこそ!りっちゃんちへ!:ちっちゃな推理小説の図書室 “宝石” > “宝石”第13巻 目次

 どこのりっちゃんさんだかは存じあげませんけど、お亡くなりになったご尊父の蔵書にもとづいて「宝石」のデータをウェブサイトで公開していらっしゃるかたがあるというのに、こら、こらこら、こらこらこらこら名張市立図書館はこら、いったいなにをやっておるのだ。

 つか、どうしてなにもせんのだ。

 名張市立図書館にだって「宝石」全冊、さる探偵小説ファンのかたの貴重なコレクションをご寄贈いただいたものが所蔵されておるではないか。

 日本広しといえども、「宝石」全冊所蔵しておる公立図書館なんて、たぶん名張市立図書館だけだと思うぞ。

 だというのに、どうして、いつまでも死蔵したまま、知らん顔しておるのじゃ。

 なんなんだ。

 いったいなんなんだ。

 ばかか。

 ばかなのか。

 ばかかこら低能。

 どーしよーもねーなー。

 呼んでこいよ。

 いいから呼んでこいよこら。

 初代館長呼んでこいよこら。

 初代館長呼んでこいっつってんだろーが。

 おらおらおらおらおらおらおらおらあッ。

 こんにちはッ。

 県民に腐れきんたまを押しつける男ッ。

 三重県知事の鈴木えーけーでございますッ。

 ありゃま。

 いかんいかん。

 知事さん出てきちゃったよ。

 怒りのあまり、初代館長さんと知事さんを混同しちゃったよ。

 正しくは次のとおり。


 ここで、しつこくも、またくれぐれも、あらためて申しあげておくでがんすが、わりーのは初代館長さんだけじゃありゃせんのよ。

 名張市立図書館の関係者全員が、乱歩関連資料の収集ゆうことにかんして、そこらの高校の図書委員にもふつうにできることができないレベルのあほやった、ゆうことじゃけんね。

 ま、そんなことはどうでもいいから、平井通の話題。

 評伝を書くんだったら、やっぱ、平井通の墓所はどこどこにある、とか書いて締めくくりたいな、と考え、通のお墓はどこかしら、と三重県津市にある平井家の菩提寺に足を運んだものの、なーんもわかんなかった、というゆくたてはこのエントリに記しました。

 2013年2月18日:Hello folks, I'm a researcher.

 そういえば、きのうも津市に行きましたけど、べつに平井家とはなんの関係もなく、津市内某所にある某私立女子高校のバザーに行ってきただけの話です。

 それにしても、あんなにもたくさんのJKをまのあたりにしたのは、ちょうど一年前、その某私立女子高校の去年のバザー以来ではないか。

 つまり、毎年行ってんのね。

 つか、来年も行こうっと。

 で、私立女子高校のバザー会場でなんにも買わずにいると単なる不審者ですから、なんか買わなきゃ、と思って、布製の文庫本用カバー、百円で購入してまいりました。

 帰宅後、さっそく、手近にあった文庫本の一冊に装着してみました。

 いうまでもないことですけど、まんなかにあるのが縞模様の布製カバーをかけた文庫本です。


 それでまあ、今年2月におじゃました平井家の菩提寺では、お寺のかたにお手数をおかけしただけで、なーんにもわかんないまま帰ってきたんですけど、そのとき頂戴したパンフレットを無断転載しときます。

 まず表紙。


 表紙をめくる。


 当ブログ的に着目されるのは、「歴史」の四段落目。

 宝永四年(一七〇七年)に第四代藩主高睦公の生母平井氏の位牌を安置するに当って、輪王寺宮に請い、平井氏の法号松林院智月妙光大師より、山号を松林山と称した時もある。

 「高睦公の生母平井氏」とあるのが、出身地の名をとって冷川御前と呼ばれたという乱歩のご先祖さまにあたる女性で、宝永4年1月27日に逝去したあと、この浄明院に位牌が安置されたわけです。

 無断転載をもう少し。



 「江戸川乱歩先生墓碑」とかも書かれてます。

 ついでですから最後、表四も行っときます。


 はい、おしまい。
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