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Nabari Ningaikyo Blog
Posted by - 2026.07.04,Sat
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Posted by 中 相作 - 2014.05.15,Thu

 乱歩生誕百二十年の年もそろそろ、とかなんとかいいながらおとといのこと、ちょっとした用事がありましたので、ひさしぶりで名張のまちに足を運びました。

 ちなみに、私は名張のまちの生まれなのですが、いまは名張のまちに住んでおらず、あのすっかりさびれきった名張のまちには、最近ではあまり用事もありません。

 で、お会いした名張のまちのひとから、名張市は乱歩生誕百二十年でなにもせんのか、とのお尋ねをいただきました。

 いまのところ、なにも予定はないのではないか、しかし、いまのところない、ということは、もうずーっとなにもない、2014年度が終わるまできれいになにもない、ということになるのではないか、とお答えしておきました。

 ほんと、なんにも、ないんだもん。

 しいていえば、これはまだくわしい日程も決まっていない未公開情報なんですけど、今年の10月、名張のまちにある名張公民館を会場に乱歩をテーマにした市民講座みたいなのが開催され、僭越ながら私が講師をあいつとめることになっているのですが、それをのぞけば、乱歩生誕百二十年だからといって、とくになんにもないのではないか、とお答えするしかないわびしさ、はかなさ、なさけなさ。

 ま、いたしかたありません。

 いっぽう、乱歩生誕百二十年を記念して『奇譚』の活字化を実現するべく創刊準備を進めている「伊賀一筆」の件ですが、ついでだから名張市立図書館の江戸川乱歩リファレンスブック3『江戸川乱歩著書目録』の増補もやっとくか、と思いついて検討中、ということは先日も記したとおりです。

 むろん、著書目録の増補なんてのは、どう考えたって名張市立図書館がやんなきゃなんないお仕事ではあるんですけど、無理無理とても無理、ということは「伊賀一筆」第一号の手記「新・僕の図書館戦争」に縷々つづることにしておりますのでここまでとして、著書目録の増補もそうなんですけど、ついでだから、とか、この際だから、とか、そういった感じでついついページ数が増えそうになってくるのが困りものです。

 本日は、その一例を。

 大正14年の「D坂の殺人事件」で、明智小五郎がこんなことをいってました。

 「君はポオの『ル・モルグ』やルルーの『黄色の部屋』などの材料になった、あのパリーの Rose Delacourt 事件を知っているでしょう。百年以上たった今日でも、まだ謎として残っているあのふしぎな殺人事件を。僕はあれを思出したのですよ。今度の事件も犯人の立去った跡のない所は、どうやら、あれに似ているではありませんか」

 昭和31年、『探偵小説の「謎」』に書き下ろされた「密室トリック」には、こんな記述があります。

 探偵小説史で、この密室の「不可能」を最も早く主題とした作品はポーの「モルグ街の殺人」であるが、このポーの作品や、ずっと後に出たルルウの「黄色の部屋」にテーマとして示唆を与えた実際の事件があった。私は今から四十余年前、一九一三年十二月号の「ストランド・マガジン」に、ジョージ・シムズがそれを書いているのを読み、いまもノートに貼りつけてある。

 乱歩はこのあと、「Rose Delacourt」を「Bose Delacourt」と誤記するケアレスミスも犯しつつ、というより、これは誤植の校正漏れか、とにかくジョージ・シムズの文章を要約しているのですが、乱歩が「いまもノートに貼りつけてある」としているのが、『奇譚』にスクラップされた「The Strand Magazine」の切り抜きにほかなりません。

 私は当初、というのは、地域雑誌「伊賀百筆」に「奇譚(抄)」を掲載してもらおうと考えていたころのことですが、できるだけ誌面を節約したかったものですから、この切り抜きのことは脚注に、スクラップがありま〜す、とあたかもSTAP細胞のごとき軽さで簡略に説明を加えておけばいいだろうと考えていたのですが、「伊賀一筆」を出すことになってから考え直し、もうついでだから、なにしろこの際だから、これを機会にこの記事の全文を「奇譚(抄)」に収録しておくべきだろうと判断して、『奇譚』に貼りつけられたスクラップ、拡大コピーと首っ引きでテキスト入力し、しかるべき位置に追加で挿入する挙に出てしまいました。

 するってえと、この記事だけでほぼ二ページを消費することになり、それはまあいいんですけど、そうなると挿入したあとのページでは見出しや脚注がずるずるずるずるずれまくってくるわけで、それを修正する作業が必要になってきます。

 なんか、面倒だぞほんとに。

 しかし、明智小五郎が言及していた Rose Delacourt 事件、君は知っているでしょう、と尋ねられても、ほとんどの読者が知らんがなそんなもんと答えるしかなかった密室殺人事件の全容が、「伊賀一筆」第一号でついに明らかにされるという寸法です。

 もっとも、事件の概要は光文社文庫版乱歩全集『屋根裏の散歩者』の注釈に平山雄一さんがお書きになってますから、それでこと足りるといえばこと足りるわけで、こんなことする必要があるのかな、と思わないでもないんですけど、とにかくまあ、どうぞご期待ください、と書いときます、
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Posted by 中 相作 - 2014.05.13,Tue

 名張市出身、セレッソ大阪所属の山口蛍選手が、サッカーワールドカップ日本代表に選出されました。

 伊賀タウン情報YOU:山口蛍選手代表選出 会見のパブリックビューイングで祝う 名張市(2014年5月12日)

 こんにちはッ、でおなじみの鈴木えーけー知事もお喜びです。


 山口蛍選手へのご声援、どうぞよろしくお願いいたします。
Posted by 中 相作 - 2014.05.13,Tue

 うっかりしていて気づくのが遅くなってしまいましたが、乱歩賞に先がけて推理作家協会賞が発表されておりました。

 時事ドットコム:推理作家協会賞に恒川氏ら(2014年4月22日)

 ここに祝意を表する次第です。

 とくに谷口基さんの『変格探偵小説入門』は、これは評論その他の部門の大本命だな、とひそかに確信していた一冊で、ご受賞はとてもうれしく喜ばしいことです。

 どうもおめでとうございます、と重ねて祝意を表したいと思います。
Posted by 中 相作 - 2014.05.13,Tue

 今年の乱歩賞が決定いたしました。

 YOMIURI ONLINE:乱歩賞に下村敦史さん「無縁の常闇に嘘は香る」(2014年5月12日)

 ここに祝意を表する次第です。

 いっぽうで、松山俊太郎さんのご逝去が報じられました。

 YOMIURI ONLINE:松山俊太郎氏=インド学研究者(2014年5月12日)

 謹んで弔意を表する次第です。

 さらにまたいっぽう、これは読売新聞が抜いてきたらしいんですけど、やはり、と申しますか、ついに、と申しますか、とにかくこんな一報が。

 YOMIURI ONLINE:TPP交渉、著作権保護期間「70年」で合意へ(2014年5月13日)

 再来年1月1日から乱歩作品が青空文庫で読めるようになる、という皮算用は、どうやら取らぬ狸となってしまいそうな雲行きです。
Posted by 中 相作 - 2014.05.12,Mon

 乱歩生誕百二十年の年も、すでに5月中旬。

 旧乱歩邸では5月10日の土曜日、日本推理作家協会の土曜サロンが開催されたみたいで、ざっと検索してみたところ、芦辺拓さんが画像つきツイートを大量に発信していらっしゃいました。

 Twitter:芦辺 拓

 16日の金曜日には、旧乱歩邸の特別公開がはじまります。

 第9回新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館:旧江戸川乱歩邸 特別公開&トーク

 おなじく16日には、きのうお知らせしたBS-TBSの情報番組も。

 BS-TBS:THE 歴史列伝〜そして傑作が生まれた〜

 藍峯舎の豪華本も、5月中旬刊行、とのことですから、そろそろ世に出ることでしょう。

 株式会社藍峯舎:Home

 こんな本らしいです。


 そして17日の土曜日、四国は徳島で、いよいよこれが。

海野十三先生没後65年◎江戸川乱歩先生生誕120年★特別記念大企画
海野十三忌2014★中相作講演会

「永遠の十三~海野十三と江戸川乱歩」

日時◎2014年5月17日(土)14時半開演(開場14時)

会場◎北島町立図書館・創世ホール 2階ハイビジョン・シアタ-
   771-0207徳島県板野郡北島町新喜来字南古田91
   (北島町役場となり)
   電話088・698・1100

入場料◎無料(申し込み不要)

講師◎中相作(なかしょうさく 江戸川乱歩研究家、名張人外境主宰者、
       名張市在住)

演題◎「永遠の十三~海野十三と江戸川乱歩」

主催●海野十三の会(小西  電話088・698・2946)

 主催者サイドからは、昨日、東京からもビッグネームおふたりが徳島入りしてくださいます、との連絡が入り、あッ、二銭銅貨煎餅お送りしとかなきゃ、と思いあたった次第でした。

 人間、一生にいちどは徳島県へ行ってみるべきだ、と私は確信しておりますが、用事やついでがまったくない、とおっしゃるかたは、ぜひこの機会にどうぞ。

 徳島名物には、こんなものがあります。

 Google:徳島名物

 たらいうどん、とか、鳴門うどん、とか、徳島ラーメン、とか、どれもまったく知りませんけど、とにかく17日の土曜日には徳島へどうぞ。
Posted by 中 相作 - 2014.05.10,Sat

 今年10月に創刊兼終刊号を発行する予定ではあるけれど先立つものが先立たなければすべては水泡に帰してしまう「伊賀一筆」第一号は、以前からお知らせしておりますとおり、漫才はもう満杯、新たに漫才を書いて掲載する紙幅はとてもないのですが、しかし、これまたつとにお伝えしておりましたとおり、伊賀市のほうからとびきりの上ネタが。

 伊賀タウン情報YOU:署名集めの再活動や議員発議も視野 伊賀市庁舎問題(2014年5月8日)
 伊勢新聞:伊賀市庁舎問題で署名無効 異議申し出を棄却 選管決定(2014年5月9日)

 一連の騒動に、伊賀上野市民オンブズマン、とかいう団体のみなさんが参戦し、伊賀名物の足の引っ張り合いがいよいよ泥沼の様相を呈してきたようです。

 こんな上ネタ、みすみす見逃す手はないではないか、と思いつつ、伊賀タウン情報YOUに掲載された写真をよくみてみたら、上野商工会議所会頭の木津龍平さんの横にちょこんとすわっていらっしゃるのは、忘れもしない十年前、芭蕉さんは行かずにたくさんのあほさんが行った三重県の官民合同事業「生誕三六〇年芭蕉さんがゆく秘蔵のくに伊賀の蔵びらき」で事務局長をお務めだったKさんではないか。

 この場合、Kは木戸の頭文字なんですけど、ちょっと検索してみたところ、なんだ、Kさんは現在ただいま、上野商工会議所で専務理事をお務めだそうではないか。

 いやー、上野商工会議所といい、名張商工会議所といい、専務理事なんてろくなもんじゃねーな、ということがよくわかります。

 ちなみに、名張商工会議所の専務理事は、かつて名張市教育委員会で教育次長をお務めだったMさんで、この場合、Mは増岡の頭文字なんですけど、公務中の発言にはいっさい責任をもちません、という公務員の鑑みたいなかたであったMさんが名張商工会議所の専務理事、いっぽう上野商工会議所では、知事が芋をお食べになったときには僭越ながら手前が一発放屁いたします、みたいなことをおっしゃってた元三重県職員のKさんが専務理事、いやー、なんかもう、無茶苦茶じゃね?

 てゆーか、これを要するに、「伊賀一筆」第一号に掲載する漫才「続・僕の図書館戦争」の最初のページに記した「虎は死して皮を残し伊賀の蔵びらきは大失敗に終わってあほを残す」という名言が、思いがけないKさんのご登場によってしっかり裏書きされた、ということになるではありませんか。

 ちなみに、漫才の誌面はこんな感じ。


 なんかもういろんなことが入り混じって面白すぎるこの騒動、漫才にしなくてどうするよ、とは思うんですけど。
Posted by 中 相作 - 2014.05.09,Fri

 今秋創刊してただちに終刊する予定の「伊賀一筆」第一号に掲載する「奇譚(抄)」のほうは、基本的には以前ごらんいただいた「伊賀百筆」用のレイアウトを踏襲いたしますが、できるだけ誌面を節約いたすべく、『奇譚』の現物では中扉となっていたところをわずか数行で済ませてしまったりしておりましたので、さすがにもう少し余裕をもたせることにした結果、だいたいまあこんな感じとなっております。


 どんなもんでしょうか。
Posted by 中 相作 - 2014.05.08,Thu

 乱歩の『奇譚』をフィーチャーして今秋創刊し、たちどころに終刊を迎える予定の「伊賀一筆」第一号の件ですが、ついでだから著書目録の増補も載せとくか、と思いついたのが運の尽き、だーっとレイアウトしてみたところ、三段で組んで誌面をできるだけ節約したにもかかわらず、三十五ページほどになってしまいました。

 一ページ目がこれ。


 名張市立図書館の『江戸川乱歩著書目録』は21世紀最初の年、つまり西暦2001年までをカバーしてましたから、「伊賀一筆」第一号では2002年から2013年までを増補することになるんですけど、しかし、こんなことやってた日には、「伊賀一筆」第一号の赤字がいや増すばかりではないか。

 いかんいかん。

 こんなことではいかんではないか。
Posted by 中 相作 - 2014.05.04,Sun

 ゴールデンウイークもそろそろ終盤ですが、連休明けに控える乱歩関係のイベント、すでにお伝えしたところを再度お知らせしておきますと、現在ただいま、こちらが開催中となっております。

 2014年4月9日:横尾探検隊 LOST IN YOKOO JUNGLE

 こんな感じだそうです。


 5月11日には、これがあります。

 2014年4月20日:江戸川乱歩朗読サロンin中央公会堂

 5月15日には、これが開幕。

 2014年4月25日:第9回新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館

 池袋では旧乱歩邸の特別公開とギャラリートーク、さらにはトークショー「昭和の豊島区と作家・芸術家たち~新興の土地と新興の芸術~」がくりひろげられる5月17日、四国徳島ではこんな催しがささやかに。

 2014年4月26日:海野十三忌講演会

 海野十三の没後六十五年と江戸川乱歩の生誕百二十年を記念して、僭越ながら「永遠の十三〜海野十三と江戸川乱歩」と題したおはなしでご機嫌をうかがうことになっております。

■徳島が生んだ日本SFの父・海野十三(うんの・じゅうざ)は、一九四九年五月十七日に五十一歳で世を去りました■没後六十五年目の命日の日、江戸川乱歩と十三の友情について、史上最強の乱歩書誌資料を編纂した気鋭の乱歩研究家が語ります、多数ご参集下さい!

 講演会のフライヤーには上掲のごとく記していただいてあるのですが、多数のご参集はとても無理であろう、と思われますので、せめておまけで釣ろう、ということにいたしました。

 まずは、これ。

 Google検索:二銭銅貨煎餅 の画像検索結果

 名張市名物の恋する二銭銅貨煎餅、先着五十人のみなさんにプレゼントいたします。

 さらに、海野十三の会からは「JU通信」の復刊第十七号、4月21日に出たばかりのを無償でお配りいただけるそうです。


 この最新号、なにしろ第一ページには私の写真が掲載されておりますので、そんなのいらねーよばーか、とおっしゃるかたもおありかとは思いますけど、そんなことおっしゃらずにどうぞじっくりお読みください。

 全六ページ、充実した内容となっております。

 講演会資料のほうも、全八ページに十三と乱歩の魂が宿ったかとみえる渾身のできばえ。

 にもかかわらず、気になるお値段はなんとゼロ円。

 アベノミクス効果を実感していただける逸品となっております。


 十三忌講演会のざっとしたところは、まんずまんず、下記のごときあんばいでごぜーやす。

海野十三先生没後65年◎江戸川乱歩先生生誕120年★特別記念大企画
海野十三忌2014★中相作講演会

「永遠の十三~海野十三と江戸川乱歩」

日時◎2014年5月17日(土)14時半開演(開場14時)

会場◎北島町立図書館・創世ホール 2階ハイビジョン・シアタ-
   771-0207徳島県板野郡北島町新喜来字南古田91
   (北島町役場となり)
   電話088・698・1100

入場料◎無料(申し込み不要)

講師◎中相作(なかしょうさく 江戸川乱歩研究家、名張人外境主宰者、
       名張市在住)

演題◎「永遠の十三~海野十三と江戸川乱歩」

主催●海野十三の会(小西  電話088・698・2946)

 会場はこちらとなっております。

 北島町HOMEPAGE:北島町立図書館・創世ホール


 大宴会も予定されておりますので、どちらさまも5月17日の土曜日、お誘い合わせてどうぞ徳島へ。
Posted by 中 相作 - 2014.04.30,Wed

 『完本黒蜥蜴』、きょうからご予約いただけます。

 株式会社藍峯舎:Home

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