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Nabari Ningaikyo Blog
Posted by - 2026.07.04,Sat
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Posted by 中 相作 - 2014.06.18,Wed

 6月15日、日曜、はれ。

 「乱歩の恋文」の千秋楽は、といったって、前日が初日だったわけなんですけど、明治34年開業の芝居小屋、永楽館で午前11時に幕を開けました。

 ほぼ満席のにぎわいで、当方は二階席から観劇。

 花道に袴姿の男が現れ、ゆっくり歩きながら手にした原稿を読みあげると、客席のざわめきはたちまち引いてゆきます。

 男が読んでいるのは、「新青年」の昭和9年4月号に掲載された「『悪霊』についてお詫び」という文章で、とかこまごま書いてた日にはいつまでたっても終わりませんから、さーっとはしょって、さて「乱歩の恋文」、つつがなく閉幕を迎えました。

 私はこのお芝居、2010年の初演をDVDで拝見していたのですが、などと記すと、DVDながめただけで芝居みた気になってんじゃねーよこのすっとこどっこい、とおっしゃるかたが必ずやわいて出てくるはずなんですけど、ほんにそのとおりでございます、と申しあげたうえでさらにつづけますと、今回の芝居小屋バージョンはあたかも初演のごとき新鮮さでみることができました。

 それはもちろん、公演会場のちがいによってもたらされた感覚で、私は先日、永楽館にかんしてこんなことを記しました。

 「なにしろあんな面白い劇場ですから、演出の専門家の手にかかれば永楽館ならではの演出プランがぽんぽん出てくるはずで、そうなるとこの公演、劇団vs劇場のバトル、それも現代の劇団にとっては異種格闘技戦に近い戦いになるのではないかしら、とも推測される次第です」

 これはこれでまったく見当はずれな推測でもなかっただろうとは思いますものの、実際に観劇したあとでは、「乱歩の恋文」という現代演劇と永楽館という古い芝居小屋とが、思いもよらぬほど高い親和性を示していたことに一驚を禁じえませんでした。

 2010年の初演の舞台は、いうまでもなくとても面白く、とくに主役を張った女優さんの熱演が印象的でしたが、見終わったあとには金属質の残響のようなものが耳の底で響いていたような記憶があります。

 しかし今回は、終幕に聞こえてきた木の音、戯曲からそのまま引けば「コーンコンコン……と船の帰港を知らせる高い板木の音」が遠く長く尾を引いているように感じました。

 そんなのは、木造の劇場でみた、という事実から生じた思い込みではないか、とおっしゃる向きもありましょうけど、それはそうだとしても、そう感じたのは事実であって、ことほどさように、「乱歩の恋文」の芝居小屋バージョンは、作品と小屋とがしっくり調和を保ちつつ新鮮な印象で迫ってまいりました。

 で、これはいったいなんなんだろうな、ということなんですけど、ただ単に、大正から昭和初年にかけてという作品の時代背景が劇場のたたずまいにぴったりだった、というだけではなくて、木造の古い小屋が女主人公の女性性をくっきりと際立たせた、ということではなかったのか。

 女性性、といってしまうとなんだかあいまいですけど、要するに妹の力というやつではないのか。

 妹の力、は、いもうとのか、じゃなくて、いものちから、って読んでね。

 永楽館という古い芝居小屋、それも、都市ではなく地方に存在する芝居小屋が、女主人公の妹の力をきわやかに描き出すことに大きく関与していたのではないか、という気がします。

 とかいっても、お芝居をごらんになってないかたには、なにがなにやらさっぱりおわかりにならんでしょうから、簡単にご紹介申しあげておきますと、昭和9年のとしはじめ、乱歩はもうぼろぼろになってたのね。

 「新青年」の水谷準からは、「悪霊」のつづきを書けと矢のような催促。

 しかし、書けない。

 どうしても書けない。

 乱歩は重大な精神的危機に直面し、どうしようもなくなって失踪してしまいます。

 乱歩の奥さん、平井隆子は、乱歩を追って浅草を訪れ、糸あやつりの人形芝居をみせる紅座という小屋に足を踏み入れます。

 で、あれこれいろいろさまざまなことがあるわけですが、隆子は妹の力によって乱歩を無事に再生させました。

 同じ昭和9年の夏、夢の世界からうつし世に帰還した乱歩は、すっかりくつろいじゃってもうこんな感じ。


 めでたしめでたし。

 しかし、こんなことでは、「乱歩の恋文」を紹介したことにはならんかもしれんなあ。
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Posted by 中 相作 - 2014.06.17,Tue

 おかげさまで、山田風太郎記念館永楽館ゴールド劇場おふたりさまツアー、無事に敢行できました。

 14日土曜日朝の近鉄特急で名張駅を出発、鶴橋駅で降りてJR大阪環状線に乗り換え、鶴橋駅から一区間だけではありましたが、あろうことか女性専用車両に乗車してしまうという失態を演じつつ、大阪駅で降りて午前9時10分発の特急こうのとり3号で、と小学生の作文みたいなこと書いてたらいつまでたっても終わりませんから、さーっとはしょって、ツアーの眼目、「乱歩の恋文〜芝居小屋バージョン〜」のおはなしです。

 会場は、兵庫県豊岡市出石町にある永楽館。

 出石、は、でいし、じゃなくて、いずし、って読んでね。

 永楽館は、こんなとこです。


 14日午後、「乱歩の恋文」終演後のアフターイベントに、JR山陰本線八鹿駅から、諸事情あってタクシーで乗りつけました。

 八鹿、は、はちしか、じゃなくて、ようか、って読んでね。

 ところが、アフターイベントはその日の公演をみた人でなきゃ入れないことになっております、とのことで、え? と思ったのですが、日本劇作家協会関係者のかたの格別のご高配により、なんとか潜入することができました。


 今回の公演は、てがみ座メンバーが6月9日に出石に入り、現地に滞在してお芝居をつくりあげてゆく試みでした。



 当方の差し入れも、ちゃんとご紹介いただいておりました。


 出石はお蕎麦が名物で。


 おふたりさまツアーでは、出石に来ることはもう二度とないだろうから、ってんで、14日と15日の両日、名物のお蕎麦を食しました。

 というか、永楽館界隈でなにか食べようと思っても、お蕎麦屋さんしかないみたいでした。

 さて、観劇したのは15日日曜の公演。


 たしかに鳥肌ものでした。


 以上、すべてひとさまのツイートでお送りいたしました。

 以下、あすにつづきます。
Posted by 中 相作 - 2014.06.13,Fri

 本日午後、名張のまちにあるイオン名張店にちょっとした所用があり、済ませて帰ってきたところなんですけど、乱歩生誕百二十年を記念した名張まちなか廃墟ツアーもいいけれど、こういうのはどうよ、と思いつきました。

乱歩生誕120年記念 名張まちなか見納めツアー

 きょうも名張のまち、あいかわらずさびれきっておりましたが、百二十年前の明治27年、乱歩がこのまちに生まれたのはたしかな事実ですから、百二十年後の名張のまちをごらんいただくのも一興ではないか。

 と申しますのも、ひとつ前のエントリに記しましたとおり、衰退一直線の名張市におきましては、この先、乱歩関連でなにかイベントを催す、とくに、ちまちましたご町内イベントならともかく、遠方からでも行ってみようかなと思っていただけるイベントを催す、ということがなくなると思われますので、乱歩が生まれた名張のまちにいちどは行ってみたいな、とお思いのかたにも、あるいは、おいでいただいたことのあるかたにも、名張のまちを実際に歩いていただく最後の機会を提供すべきなのではないか。

 そこで、乱歩ゆかりのスポットをめぐりつつ、廃墟ツアーの醍醐味も満喫できるツアー、としたほうがよくはないか、と思い直したのですが、いかがなものでしょう。

 それから、あす14日から15日にかけて山田風太郎記念館と永楽館、ゴールド劇場をめぐるツアーのほうは、先日もお伝えしましたとおり、14日午前11時30分、山陰本線八鹿駅の駅前に集合です。

 そのあとも、日本劇作家大会の現地で、自由に合流していただいて結構です。

 日本劇作家大会2014豊岡大会:⑪ 出石永楽館上演!演劇ユニットてがみ座『乱歩の恋文 −芝居小屋バージョン-』
 日本劇作家大会2014豊岡大会:㊻ 復活!ゴールド劇場特別公演 ゴールド劇場上演! 二本松企画『松野井雅ひとり芝居~万華鏡三景~』

 14日は永楽館の「乱歩の恋文〜芝居小屋バージョン〜」アフターイベント、ゴールド劇場の「松野井雅ひとり芝居~万華鏡三景~」最終回、豊岡駅前近辺に宿泊して、15日にはまた永楽館の「乱歩の恋文~芝居小屋バージョン~」、といったあたりに出没いたしますので、お気軽にどうぞ。
Posted by 中 相作 - 2014.06.13,Fri

 支那は不思議の国あるよぽこぺん、みたいなことを乱歩も『奇譚』に書いてますけど、といった感じで中国ネタに移行しようと考えてたんですけど、路線を修正して米国ネタをつづけます。

 先日、『江戸川乱歩著書目録』を増補するべく英語圏の書籍をネット上でチェックしていたときのことですが、アンソロジーの電子書籍を買ったことがあったっけ、と思い出しました。

 この本です。

 Amazon.co.jp:Noir Nation: International Journal of Crime Fiction No. 2 [Kindle版]

 乱歩の「断崖」が収録されてますから、『江戸川乱歩著書目録』を増補するのであればこれも当然カバーしとかなきゃ、と思ったんですけど、どうやら電子書籍が出ているだけで、紙の本は出版されてないみたいです。

 電子書籍を追っかけるのは大変ですから、少なくとも「伊賀一筆」第一号における『江戸川乱歩著書目録』の増補では、電子書籍はすべて無視するという方針を立てておりますゆえ、そのあたりのことはまあいいんですけど、この『Noir Nation: International Journal of Crime Fiction No. 2』のことを確認するにあたって、まずこのブログ内を検索し、このエントリにたどりつきました。

 2012年12月9日:こんな尻ぬぐいも承っております

 一年半前のエントリですけど、またお叱りを頂戴しました、みたいなことが書いてありました。

 昨秋発行された「伊賀百筆」第二十三号にも記しましたけど、私は乱歩のことで、というか、名張市ないしは名張市立図書館のことで、全国の乱歩ファンのみなさんからおんどれやあほんだらこらと叱られることがときどきあって、この一昨年12月のエントリでも、名張市立図書館のことで叱られたからメールでお詫びする羽目になたあるよぽこぺん、みたいなことをぼやいております。

 しかしまあ、考えてみれば、乱歩ファンのかたからお叱りを頂戴したのはあれが最後であった、よかったよかった、と「こんな尻ぬぐいも承っております」を読んで思い返した次第ですが、その後のことを記しておきますと、昨年4月、この乱歩ファンのかたが名張までおいでくださって、そのときの大宴会の席上、苦笑まじりに教えてくださったところによると、「こんな尻ぬぐいも承っております」というエントリを掲載した翌日の日付で、名張市立図書館から郵便物が届いたそうです。

 しゃーねーなーまったく。

 名張市の職員のみなさんってのは、手前どもはなにも考えさせていただかないことにさせていただいており、また、できるだけ働かさせていただかないようにさせていただいておるところではございますが、自己保身だけには全身全霊で全力投球をさせていたただく所存でございますので、なにとぞよろしくお願い申しあげます、とかそんなことでいいと思ってんのかよ。

 いやいや、こんなこと書いたってご閲覧の諸兄姉にはなんのことやらさっぱりおわかりにならないでしょうけど、ともあれ一件落着、ということになりました。

 それで、なんの話かというと、大宴会の話なんですけど、乱歩生誕百二十年の年くらい、生誕地の当地で記念の大宴会が開けぬものか、とは思うけど、記念事業がなにもないんだから、それにあわせて大宴会を開く、なんてことはできない、ということは先日も記しました。

 2014年5月24日:乱歩生誕百二十年記念大宴会という夢物語

 乱歩生誕百二十年だからといって、お金はないけど知恵もない、でおなじみの名張市はなにもしませんし、乱歩蔵びらきの会あたりもなにを考えておるのか、なにも考えておらぬのか、ようわかりません。

 ただ、先日、現時点では名張市内でただひとつの乱歩生誕百二十年記念事業として、名張公民館主催の講演会の日程が決定した、ということはお知らせしましたものの、私の講演なんてわざわざお運びをいただくようなものではとてもありませんから、さてどうしたものか、と思案投げ首。

 しかし、名張市内ではこの先、来年も、再来年も、さらにその先もずーっと、乱歩にちなんだイベントが開催されることはもうないでしょうから、そしたらやっぱり、年内に当地で最後の大宴会を開いておくべきではないか、とも思われます。

 それで考えたんですけど、名張公民館主催の乱歩生誕百二十年記念講演会は10月5日の日曜に開催されますので、その前日あたりになにかイベントをでっちあげ、その夜に大宴会を催して、ついでだから行っとくか、とおっしゃるかたには翌日の講演会をご聴講いただく、ということにできないだろうか。

 もしもできるとしたら、講演会前日のイベントはなにがいいか。

 というので、ふと思いついたのが、これでございます。

乱歩生誕120年記念 名張まちなか廃墟ツアー

 乱歩の生まれた名張のまちは、いまやさびれきって廃墟マニア垂涎の的ではないか、といったことは過去にも記しました。

 2013年11月15日:ポーまで行かせて

 で、先日、名張市のおとなり伊賀市に行って、夏本番を思わせる驟雨に見舞われた日のことですけど、自動車で伊賀市役所の前を通過しましたところ、同乗していた親戚の女の子が、あの古くて薄汚れた伊賀市役所をながめつつ、

 「廃墟ツアーにぴったり」

 と感嘆の声をあげておりましたので、なるほど、名張のまちでも廃墟ツアーならできるのではないか、とぼんやり思いあたり、それを乱歩生誕百二十年にからませてみたら、こんなことになったという寸法です。

乱歩生誕120年記念 名張まちなか廃墟ツアー

 いかがなものでごぜーやしょうか。
Posted by 中 相作 - 2014.06.12,Thu

 わっかんねーなあ。

 さっぱりわかんね。

 やっぱ、英語を死ぬほど苦手とする人間がアメリカの本を買ってみたって、なにがなんだかまるでわからん、ということなんでしょうけど、それにしてもわけがわかんなさすぎるような気もします。

 なんのことか、と申しますと、今秋発行予定の「伊賀一筆」第一号に名張市立図書館の江戸川乱歩リファレンスブック3『江戸川乱歩著書目録』の増補分を収録すべく検討中、ということは少し前からお伝えしておりますが、わかる範囲内で海外にも視野をひろげておくか、と思い、とりあえず英語の本を日本のアマゾンでちょっとだけ買ってみたんですけど、なかにこんなのがありました。

 Amazon.co.jp:The Edgar Allan Poe of Japan - Some Tales by Edogawa Rampo - With Some Stories Inspired by His Writings (Fantasy and Horror Classics)

 なに。

 なにこれ。

 タイトルからしていかがわしいんですけど、収録作品がかなり変。

 列記しますと、

 The Boy Who Drew Cats
 The Hell of Mirrors
 The Caterpillar
 The Red Stockade
 The Human Chair

 ということになります。

 最初の「The Boy Who Drew Cats」は、ラフカディオ・ハーンの作品です。

 SurLaLune Fairy Tales:The Boy Who Drew Cats
 京都外国語大学・京都外国語短期大学:猫を描いた少年

 なんでハーンと乱歩がポーの名のもとに抱き合わせになってるのか、それがまず理解できません。

 つづく二作はご存じの「鏡地獄」と「芋虫」ですけど、そのあとの「The Red Stockade」ってなによ。

 作品は「We was on the southern part of the China station」という書き出しではじまり、こりゃ乱歩作品じゃないな、ということはすぐに見当がつくのですが、作者名が書かれているべきところには「A Story Told by the Old Coastguard」と書かれていて、まったくわけがわかりません。

 ただ、タイトルを検索すると作品の素性はすぐに知れて、これがなんとブラム・ストーカーの短篇、「A Story Told by the Old Coastguard」はサブタイトルでした。

 Bram Stoker:The Red Stockade

 なんでハーンと乱歩とストーカーがワンセットになってんのか、編纂の意図はどのへんにあるのか、みごとなまでに意味不明。

 なおかつ、この本のどこにも、「The Red Stockade」の作者はブラム・ストーカーである、とは書かれていません。

 いったいなんなんだ。

 のみならず、そもそも乱歩作品をだれが訳したのか、それも記されておりません。

 もしかしたらJ・B・ハリスの訳文か、と思いあたり、さっそく確認してみようと思ったんですけど、よく考えてみたら私は『Japanese Tales of Mystery & Imagination』をもってないではありませんか。

 なんなんだいったい。

 ばかなのかおれは。

 わっかんねーなあ。

 さっぱりわかんね。

 とはいえ、アメリカの本はまだましというべきで、ほんとにわけわかんないのは中国の本です。

 しかも、乱歩作品がそこそこ出回ってるみたいですし。

 なんなんだいったい。

 ていうか、もうやだ、と思います。
Posted by 中 相作 - 2014.06.11,Wed

 こんなツイートがおました。


 八千円もするのか。

 発行から、いつのまにやら十七年。

 本来であれば、乱歩生誕百二十年あたりを機に増補改訂版が刊行されてもおかしくないんですけど、そんな心配だけはご無用ですからご安心ください。

 というか、どうもすいませんね。

 これがふつうの図書館だったら、かりそめにも日本でただひとつ、乱歩関連資料を専門的に収集してるとあれば、目録の増補改訂なんかふつうにできてるとこなんですけど、とてもふつうじゃありませんから、ふつうのことはできません。

 そこらのことは今秋創刊予定の、とかこんなことばっかいってますけど、「伊賀一筆」第一号にくわしく記しますのでここまでとして、わが名張市では先日、市議会6月定例会が開会し、十四億円あまりの一般会計補正予算案が上程されました。

 が、やはり、この補正予算には乱歩生誕百二十年記念事業の予算はまったく盛り込まれていないみたいです。

 なにしろ現在ただいま、サッカーW杯ブラジル大会の開幕を控えて、名張市内は郷土の誇り、山口蛍選手の応援ムード一色です。

 名張市議会の定例会開会日にも、こんな光景がくりひろげられました。

 伊賀タウン情報YOU:名張市議会開会 議場で山口蛍選手にエールも(2014年6月9日)

 大名張翼賛市議会の先生がたも、こういうことだけはちゃんとやってくれるみたいです。

 ほかにやることねーのか、とあきれてる市民もあるみたいですけど、どうにもいたしかたありません。

 したがいまして、名張市にはなにも期待できず、頼みの綱の民間団体にもいまのところなんの動きもなく、愛想のないことで恐縮至極ではございますが、先日もちょっとだけ、日程未定の段階でお伝えいたしました件、乱歩が生まれた名張のまちにある名張公民館が主催する乱歩生誕百二十年記念事業の内容が、ついきのう、決定いたしました。

 要するに、私が講演する、というただそれだけの話なんですけど、詳細はまた。
Posted by 中 相作 - 2014.06.09,Mon

 いやー、ほんとに暑くなりました。

 きょう、ちょっとした所用で名張市役所へ行ってきたんですけど、やっぱ、とても暑かったです。

 これが衰退一直線の暑さか、というよりは、火の車の熱さか、といったほうがふさわしいのか。

 とにかく、とっても暑いの。

 それでなくたっておつむの働きが鈍いひとの場合、あの暑さのなかじゃ完全な戦力外、ということになってしまうであろうな。

 さて、おとといのこと、ひらやまさんからコメントを頂戴し、よってもってかくのごときお返事をいたしました。

 2014年6月7日:城崎温泉でこッ、こんなひとり芝居がッ > 無題(2014年6月8日)

 ちなみに、ひらやまさんから教えていただいたのは、このブログ記事です。

 ホームズ・ドイル・古本 片々録 by ひろ坊:宇野浩二と乱歩と三上於菟吉……(2014年6月7日)

 ひらやまさんへのお答えに記しましたとおり、宇野浩二の『文芸草子』、「日本の古本屋」で検索していちばん安いのを注文いたしましたところ、その古本屋さんから、はじめてのお取り引きの場合は先に代金を頂戴しておりま〜す、とのメールが届きました。

 代引きで支払うつもりでしたから、ちょっと面倒かな、みたいな。

 ただし、これも平山さんへのコメントに記したことですが、宇野浩二のこの文章は名張市立図書館の『乱歩文献データブック』をつくったときには調べがついてなくて、というのも、あのころの私はまったくの素人で、名張市立図書館のあまりなまでのレベルの低さに眼がくらみ、激怒し、ばかがこら目録くらいつくれよ低能、と名張市立図書館スタッフをいいだけ叱り飛ばしてはみたものの、じつは古本のことなんかまったく知らなくて、雑誌に書いてある巻数とか号数とか、その意味さえ知らないようなうぶな娘でございましたゆえ、いやいや、娘ではございませんでしたけど、とにかく古本なんていっさい、といっていいほど買ったことがなく、書誌的な調べものなどきれいに未経験、ですからくだんの宇野浩二の文章も、気にはなりながら初心者の悲しさ、現物をつきとめることが結局できず、それが収録された単行本が存在していることには考えも及ばず、ただ乱歩の自伝にみえる記述をそのまま踏襲してこんにちにいたったわけなんですけど、ようやくにして宇野浩二の文章にめぐりあうことができそうで、こうなるともう、私の乱歩人生、悔いはありません、ここで卒業発表しよう、と思いましたが、しませ〜ん、とかこじはるの真似して喜んでんじゃねーよ変態、とかいわないでくださいね。

 しかし、えらい雨でしたね、おとといのAKB選抜総選挙。

 テレビでずっとみてましたけど。

 いやもう知らない子が多くて多くて。

 いやいや、そんなことはどうでもいいんですけど、夏がくれば思い出すのは8月15日、あの暑い日の敗戦ですが、いかんいかん、今秋創刊予定の「伊賀一筆」に発表する手記「新・僕の図書館戦争」のネタにする戦争、まだはじめてもおらんではないか。

 これはいかんな。

 ここ名張市においては、市長選挙も終わり、一般会計補正予算の内容も確定したところですから、いよいよ機は熟せり、そろそろ開戦だな、ということになりますけど、ここはけっして真珠湾のごとき奇襲攻撃には出ず、まずこのブログで正々堂々、攻撃内容を明らかにしてから出撃することにしたいと思います。

 小嶋陽菜ちゃんの卒業しません宣言の向こうを張って、奇襲攻撃は、しませ〜ん、とここに宣言しておきたいと思います。

 なんか、STAP細胞は、ありま〜す、みたいだな、という感じがしないでもありませんけど。
Posted by 中 相作 - 2014.06.09,Mon

 暑くなりました。

 完全に夏です。

 当地ではきのうなど、といっても、所用あって赴いたおとなりの伊賀市でのことですけど、午後には夏そのものの驟雨に見舞われました。

 伊賀市も名張市も、とにかく暑い。

 そういえば、名張市立図書館はおとといあたり、利用者のかたからこんなご要望を頂戴しておりました。


 暑さのせいで、というか、爪に火をともすような節電のせいで、なにかとご迷惑をおかけしているようです。

 要するに、財政難で行政サービスの質が低下している、ということなんでしょうけど、暑くてとても耐えられない、というような場合は、市立図書館の責任者である図書館長を呼びつけて、かくかくしかじかである、とお伝えください。

 空調程度のことなら、名張市立図書館でもなんとかできるのではないか、と思います。

 それでは、暑さにはくれぐれも気をつけて、きょう一日を元気におすごしください。
Posted by 中 相作 - 2014.06.07,Sat

 乱歩生誕地の名張市におきましては、本日のトップニュースはこれになっております。

 伊賀タウン情報YOU:前市長の損害賠償請求訴訟の控訴審 名張市が全面勝訴(2014年6月6日)

 な。

 名張市ってのは、なんだかひどいとこじゃろ。

 やってることが無茶苦茶じゃろーが。

 だいたいが、前市長の責任は責任として、名張市における最高の意思決定機関である名張市議会、てゆーか、大名張翼賛市議会の責任はどうなるのであろうな。

 なんでもかんでも、よろしなよろしなそらよろしな、とそこらの犬っころよろしく、あ、いかんいかん、こんなこといったら犬に失礼だ、すまんな、犬よ許せ、とかそんなことはともかく、そのときどきの市長にしっぽ振るだけの簡単なお仕事です、とかほざいてんじゃねーよばーか、とかひどいこといってる名張市民もいるみたいですから、名張市議会の先生がたはくれぐれもご注意くださいね。

 改選も近づいてることですし。

 いっぽう、おとなりの伊賀市における本日のトップニュースは、やっぱこれでしょう。

 伊賀タウン情報YOU:岡本市長が住民投票条例案を上程へ 市議会6月定例会で(2014年6月6日)

 これは当然のことでしょう。

 少し前のエントリにも、ちょっと記しましたけど。

 2014年4月27日:君と世界の戦いでは、てゆーか漫才どうでしょう

 地域住民が法律によって定められた権利を支障なく十全に行使できるよう万障くり合わせ万難を排して取り計らうのが公務員の役目というものであって、それが果たせなかったというのであれば、そんなものはその自治体にとって恥以外のなにものでもありゃせんのだぞ。

 困ったもんだなまったく。

 さて、伊賀市も名張市もほっといて、6月14日から15日にかけて山田風太郎記念館と永楽館を駆けめぐるツアーの件ですが、参加ご希望のかたは14日午前11時30分、山陰本線八鹿駅の駅前にご集合ください。

 全但バスを利用して、山田風太郎の記念館と生家を見学、それからまた全但バスに乗り、出石で降りてめでたく永楽館へ、という日程になっております。

 その永楽館での本番が日一日と近づいている「乱歩の恋文」は、ここへ来てダイジェスト映像が公開されました。


 みてみたいけど永楽館へは行けない、とおっしゃる向きには、DVDという手もありますぜ、とお知らせしておきます。

 てがみ座:てがみ座STORE

 それから、YouTubeの「乱歩の恋文」関連動画として、こんなのが出てきたんですけど。


 篠山紀信さんと組んでちょっとしたトラブルを起こしたのを最後に、まったく姿をみかけなくなった、といったってむろん生の姿ではありませんけど、あのAV女優の原紗央莉ちゃんによく似た女優さんだな、と思って調べてみたところ、なんだ、なんだなんだ、原紗央莉あらため松野井雅さん、ということになっておったのか。

 でもって、今回の日本劇作家大会にエントリーし、城崎温泉の閉鎖されたストリップ小屋を復活させて、三夜連続のひとり芝居、ってか。

 日本劇作家大会2014豊岡大会:㊻ 復活! ゴールド劇場特別公演 ゴールド劇場上演! 二本松企画『松野井雅ひとり芝居~万華鏡三景~』

 こーれ行かなくてどうするよ、とは思いますけど、定員は毎回十五人、ってか。

 ということは、チケット十五人分、一手に買い占めてしまえば、もしかしたら、すごいことになるのではないか。

 そういえば、少し前、YouTubeでみつけたこんな忍者映画、食い入るようにみたものであったが。


 あれも神のお導き、というやつであったか。
 
 それでは、どちらさまも、6月14日、兵庫県のどこかでお会いすることにいたしましょう。
Posted by 中 相作 - 2014.06.06,Fri

 日持ちするから、とかそういった理由で、ふだんは二銭銅貨煎餅ばかり贔屓にしてるんですけど、本日は乱歩ぱいをごらんいただきましょう。


 さて、乱歩生誕地の名張市について語るなら、当然これもついてきます、というわけで、『これでいいのか三重県』の「もはやマイホームに魅力なし/名張市から脱走する人の群れ」のページには「閉鎖的な村の恐怖/名張毒ぶどう酒事件」というコラムも添えられてます。

 ちょっと引用。

 この事件の恐ろしさは100人あまりの集落の村人が、こぞって逮捕された男性を犯人に仕立てあげるための証言を続けたことだ。というのも、男性が無罪となれば村の中に真犯人がいることになる。それは、再び村の平和を乱すことになると考えた村人たちは、スケープゴートをつくることで、平穏な日常を確保しようとしたのである。その術たるや、男性の家族を村八分にするなんてのはもちろんのこと、家に石を投げ、先祖代々の墓を破壊したというから、恐ろしい。
 なお余談ではあるが、事件の舞台となった集落の山を越えた先は、因習が悲惨な殺人事件を起こした月ヶ瀬である。

 ほんと、恐ろしいと思います。

 なにが恐ろしいって、集落こぞって無実の人間をスケープゴートにしてしまう、というのも恐ろしい話なんですけど、こんな記事がふつうに世に出回るほど奥西勝さんが無実であるという認識が一般化していて、にもかかわらず再審への扉は閉ざされたまま、しかも、たぶんその扉が開かれることなく奥西さんが死を迎えてしまうであろうということが、いやもう恐ろしいといえば死ぬほど恐ろしい。

 こうなると、あれですね、私、ちょっと考えてみたんですけど、名張市内に名張毒ぶどう酒事件記念館をつくったらどうじゃろうな。

 ホロコーストや原爆の記念館があるんですから、こんなとんでもない冤罪が二度と生じないように、という願いをこめた名張毒ぶどう酒事件の記念館があってもいいと思うの。

 場所としてはむろん、実際に事件が発生した葛尾という集落がいいんですけど、あそこはあなた、犯人は勝ですねてえッ、とか、勝がやりましてんてえッ、とか、そんな大うそばっかわめいてる冤罪のメッカの聖なる神殿みたいな場所なんですから、名張毒ぶどう酒事件記念館なんて絶対に建てさしてくんないと思います。

 だったら、今春閉校になった旧錦生小学校を名張市郷土資料館に、などとうわごとみたいなこと口走ってないで、旧錦生小学校を名張毒ぶどう酒事件記念館として整備する、といったようなことでいいのではないか。

 日本でただひとつの冤罪記念館として、おおいに注目を集めると思うんですけど、こういうのはいったい、どうやって話を進めたらいいんじゃろうな。

 とりあえず、旧錦生小学校の校区を地盤としている名張市議会議員の先生が頼りか。

 どなたじゃな、というと、無会派にして無所属、名張市黒田にお住まいの高田稔嗣先生か。

 名張市:窓口一覧 > 総務調査室 > 市議会議員名簿 > 議員名簿(定数20名中2名欠員)

 うーむ。

 無理じゃろな。

 そういえば、名張市議会は、というよりむしろ、大名張翼賛市議会は、といったほうがいいかとも思いますけど、今年の8月に改選を迎えるからといって、フライングにもほどがある、一週間ほど前に拙宅へおいでくださり、どぞよろしくうッ、とかご挨拶いただいた先生がありました。

 ちくられないように気をつけようね。
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