たまには乱歩の話題を綴りたいと思います。
というか、先日の、というか、かなり以前のエントリのつづきです。どこのつづきか。
▼2015年2月26日:奇譚から探偵趣味へ
▼2015年3月01日:語り手の秘密ならびに海彼の黄金時代
ずいぶん長くご無沙汰していたわけですが、じつは「奇譚から探偵趣味へ」のあと、「探偵趣味から探偵小説へ」というのを書いて、それでおしまいにしようと考えておりましたところ、思いがけず「二銭銅貨」にひっかかってしまいました。
で、いまやもう完璧に「二銭銅貨」の成立過程が判明いたしました、といったような気がしないでもありませんので、以下に少々。
まず、乱歩は大正3年、ポーの「黄金虫」を読んで、驚愕に近い感じを受けました。
大正9年5月になって、「黄金虫」の圧倒的な影響のもと、乱歩は「二銭銅貨」の「荒筋」をまとめ、ほぼ同時期にその草稿を執筆しますが、この時点では、暗号はいまだ二重の解を与えられてはいませんでした。
翌10年、乱歩は「改造」3月号で谷崎潤一郎の「私」を読みました、かどうかは確認することができないのですが、これはもう、きっと読んだにちがいない、読まなかったはずがない、ということにしておきたいと思います。
谷崎といえば、港ヨコハマの神奈川近代文学館では4月4日、谷崎潤一郎展が開幕しました。
▼神奈川近代文学館:Home
さて、「私」を読んだ乱歩は、たぶんびっくりしたのではないかと思われます。
どんなところに驚いたのか、私という一人称の語り手のせりふから引いてみます。
君たちは善良な人たちだが、しかし不明の罪はどうしても君たちにあるんだよ。僕は此の間から幾度も幾度も正直な事を云ったじゃないか。
ねえ君、そうだろう、僕は決して一言半句もウソをつきはしなかったゞろう。ウソはつかないがなぜハッキリと本当の事を云わなかったんだと、君たちは云うかも知れない。やっぱり君等を欺して居たんだと思うかも知れない。しかし君、そこはぬすッとたる僕の身になって考えてもくれ給え。僕は悲しい事ではあるがどうしてもぬすッとだけは止められないんだ。けれども君等を欺すのは厭だったから、本当の事を出来るだけ廻りくどく云ったんだ。僕がぬすッとを止めない以上あれより正直にはなれないんだから、それを悟ってくれなかったのは君等が悪いんだよ。
「私」の語り手は、たしかにうそはついていませんが、ほんとのことをすべて喋っているわけでもありません。
で、はっはーん、と乱歩は思ったのではないか。
そういうのがありなら、「二銭銅貨」の暗号は、もっとすごいものにできるはずだ。
そこで乱歩は、暗号にふたつめの解を与えることにしました。
ひとつめの解は、六字名号=点字、という仕掛けに気がついたら、読者にもたどりつけるものです。
これすなわち、論理的に解ける謎、と称してよろしいでしょう。
しかし、ふたつめの解には、読者は逆立ちしたって到達できません。
八文字ずつ飛ばして読む、なんて仕掛けに、論理的に想到することは不可能です。
これすなわち、論理的な謎なんかではさらさらありません。
では、なにか。
秘密である、というしかないでしょう。
「私」の語り手と同様、というか、「私」の語り手の真似をして、と私は決めつけているわけなんですけど、「二銭銅貨」の語り手もまた、ほんとのことをすべて喋っていたわけではありませんでした。
語り手にすべてを喋らせず、秘密を抱えさせることで、乱歩はおおきに読者をびっくりさせたわけなんですけど、これすなわち、謎が論理的に解かれていったあと、予告も前触れも伏線も布石もなしに、いきなり秘密が暴露されたということであって、つまり「二銭銅貨」は、謎と論理の探偵小説として幕を閉じようとする寸前、プロットの奇を追い求める奇譚の世界に横滑りしてしまった、という寸法です。
「二銭銅貨」の暗号は、謎と秘密との奇怪なキメラのごときものであった、と申しあげておきたいと思います。
乱歩の生涯を一貫していたようにみえる謎と秘密の混同は、これこのとおり、「二銭銅貨」からも窺えるのではないかと思われます。
この項、つづきます。
しかしまあ、いったいなにをやっておるのか。
とかなんとかいいながら、10ページなかばまで進みました。で、名張市公式サイトのこのページ──
▼名張市:名張市議会 > 議員名簿
ここでアドレスを調べて、教育民生委員会の委員長、幸松孝太郎先生にこんなメールをお送り申しあげました。
件名は「教育民生委員会の行政視察についてお聞きします」といたしました。
幸松孝太郎様
はじめてメールをさしあげます。雄鶏屋ほんだわらと申します。怪しい者ではございません。昨年10月には名張公民館の講演会「乱歩と名張」にご来場たまわり、まことにありがとうございました。なんともつたない芸におつきあいいただき、恐縮しております。
さて、今秋発行予定の地域雜誌「伊賀百筆」第二十五号(伊賀百筆編集委員会発行)の付録雑誌「伊賀別筆」第一号(名張人外境発行)に掲載すべく漫才「僕の図書館戦争完結篇」を執筆しております。今月3日には名張市議会事務局にメールで質問を送信し、7日に回答を頂戴いたしました。経緯は当方のブログの下記のエントリに記しておりますので、お手数ですが、ご確認いただければと存じます。
2015年4月3日
http://nabariningaikyo.blog.shinobi.jp/Entry/3008/
2015日4月7日
http://nabariningaikyo.blog.shinobi.jp/Entry/3024/
議会事務局のご協力のおかげで、「僕の図書館戦争完結篇」は10ページなかばまで書き進めることができました。PDFファイルでご覧いただきたいと存じます。
http://www.e-net.or.jp/user/stako/20150409.pdf
つきましては、本年1月に実施された教育民生委員会の行政視察にかんしまして、委員長でいらっしゃる幸松先生に次の点をお尋ねいたしたく、不躾ながらメールをお送り申しあげる次第です。
(1)視察先、視察テーマなどの検討は、いつ、どこで、どなたによって始められたのでしょうか。
(2)検討にあたって、視察先、視察テーマなどのうち、最初に決定されたのは、どういう要件だったのでしょうか。
(3)岡山県倉敷市「介護支援いきいきポイント制度」の視察を提案されたのは、どなたでしょうか。
(4)岡山県岡山市「ごみの減量化の取組み」の視察を提案されたのは、どなたでしょうか。
(5)福岡県北九州市「いのちをつなぐネットワークの取組み」の視察を提案されたのは、どなたでしょうか。
(6)上記三件以外の視察候補地は、どこだったのでしょうか。
(7)視察の決定は、いつ、どこで、どなたによっておこなわれたのでしょうか。
以上、勝手ながらぜひともお教えをたまわりたく、ご多忙のところまことに恐縮ではございますが、よろしくお取り計らいくださいますよう願いあげます。
なお、「僕の図書館戦争」シリーズは昨年12月発行の個人雑誌「伊賀一筆」第一号の誌面で大々的に全国発信しております。伊賀地域の書店には並んでおりませんが、オンライン書店アマゾンでお買い求めいただけますので、ご講読のうえお仕事にお役立ていただければ幸甚これに過ぎるものはございません。
http://www.amazon.co.jp/伊賀一筆-中%E3%80%80相作/dp/B00PVVI7SU/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1420175596&sr=1-1&keywords=伊賀一筆
もちろん、名張市立図書館でもお読みいただけます。
それでは、なにとぞよろしくお願い申しあげます。
2015/04/09
しかし、ほんとに、おれはいったいなにをやっておるのだ、と思うておりましたところ、きようはまた名張市教育委員会事務局教育総務室からもメールを頂戴し、今月2日にお尋ねした件へのお答えをたまわりましたので、とりあえずこんなお礼のメールを
名張市教育委員会事務局教育総務室
お仕事ご苦労さまです。今月2日、名張市の歴代図書館長と図書館開設以降の歴代教育長について、メールで質問をお送りした雄鶏屋ほんだわらでございます。怪しい者ではございません。本日、メールによるご回答を拝受いたしました。公務ご繁多のところ、さっそくにご丁寧なお答えをたまわり、心からお礼を申しあげます。お志を無にすることなく、少しでも面白い漫才を世に問うことで、より明るい市民生活の実現に寄与すべく微力を尽くしたいと念じております。今後ともなにとぞよろしくお願い申しあげます。
2015/04/09
で、これを送信いたしましたあと、回答のメールをなにしようとしたところ、じつはあれなことが判明しましたので、再度こんなメールをば。
名張市教育委員会事務局教育総務室
お仕事ご苦労さまです。雄鶏屋ほんだわらでございます。何度も申しわけございません。本日メールでお送りいただきました添付ファイルでございますが、愚かしくもお恥ずかしいことに、パスワードの使用方法がわからないためファイルを開くことができません。お手数をおかけしてまことに恐縮でございますが、ご回答のテキストデータを直接メールソフトに流し込んで、再度お送りいただけないでしょうか。余計なお手間をおかけいたしますが、どうぞご寛恕くだいますよう。なにとぞよろしくお願い申しあげます。
2015/04/09
ほんと、なにをやっておるのであろうなあ。
こんなことやってるから、なんやかんや押せ押せになって、きょうの夜、伊賀市の上野公園で催されるお花見の宴を、くっそー、欠席せねばならぬ羽目になってしもうたではないか。
まいったなあ。
ていうか、こんな日に夜桜見物なんて、ものすごく寒いだろうなあ。
欠席で正解だったかもしれんなあ。
一件目。
春陽堂書店の『孤島の鬼』脱文の件は、4月4日、たなはしさんとおっしゃるかたにツイートしていただいておりました。
がんばらないのね春陽堂書店 http://t.co/MPdsERpkGC
— たなはし (@bizzyradio) 2015, 4月 4
お手数をおかけしたたなはしさんに、やや遅ればせながらお礼を申しあげます。
くだんの『孤島の鬼』をお買い求めになったみなさんには、あわせてこちらもお読みになるよう、かなり強くお勧め申しあげる次第です。
つづきまして、この件。
「でもこのままやと漫才がつづけられなくて僕とても困るんですけど」と記しておきましたところ、本日、名張市議会事務局総務調査室からメールでお答えを頂戴いたしました。
こんな内容でした。
中 相作 様
ご照会頂きました「平成26年度教育民生委員会行政視察」に関してご回答いたします。
(日 程)平成27年1月28日(水)~30日(金)
(視 察 先)①岡山県倉敷市、②岡山県岡山市、③福岡県北九州市
(視察内容)①介護支援いきいきポイント制度、②ごみの減量化の取組み、③いのちをつなぐネットワークの取組み
(宿泊施設名)ダイワロイネットホテル岡山駅前、リーガロイヤルホテル小倉
(視察結果報告)委員会提出の研修視察報告書
(参加議員氏名)幸松孝太郎、富田真由美、三原淳子、森脇和德、浦崎陽介、足立淑絵
(随行職員氏名)惠村和生
なお、視察結果報告については、参加議員個々が作成したものではなく、委員会提出のものとなります。写しをご入用の場合はお手数ですが、別途情報公開請求をお願いいたします。
****************************************
名張市議会事務局 総務調査室
〒518-0492 三重県名張市鴻之台1番町1番地
[TEL] 0595-63-7834 [FAX] 0595-64-8870
[MAIL]gikai@city.nabari.mie.jp
****************************************
3日付メールで「参加議員個々による市民への視察結果報告の有無」を尋ねたのは、議員先生がそれぞれに、支援者や後援者、ないしは一般市民にたいして進めていらっしゃる活動報告、つまり、こんな感じのやつですけど──
こうした個々の議員活動のなかで、視察結果をどのように報告していらっしゃるのか、それを知りたいな、と考えた次第ですが、そのあたりは議会事務局では把握していない、というか、把握する必要がない、ということでしょう。
こうなると、ちょっと面倒だな、と思いましたけど、とりあえず、お礼のメールはお出ししておきました。
こんな内容といたしました。
名張市議会事務局総務調査室
お仕事ご苦労さまです。今月3日、教育民生委員会による行政視察にかんして、メールで質問をお送りした雄鶏屋ほんだわらでございます。怪しい者ではございません。本日、メールによるご回答を拝受いたしました。公務ご繁多のところ、さっそくにご丁寧なお答えをたまわり、心からお礼を申しあげます。お志を無にすることなく、少しでも面白い漫才を世に問うことで、より明るい市民生活の実現に寄与すべく微力を尽くしたいと念じております。今後ともなにとぞよろしくお願い申しあげます。
2015/04/07
それでまあ、えーっと、今月2日に名張市教育委員会へお出ししたメールへのお答えは、いまだ頂戴しておりませんので、しつこくも、
「でもこのままやと漫才がつづけられなくて僕とても困るんですけど」
と書きつけておきたいと思います。
それから、ついさっき気がついたんですけど、「名張はどーしてくれてますのどなー」という意味不明なタイトルをつけた写真ページの「平尾」に、「参急屋」とあるのは「賛急屋」の誤りです。
どうもすいません。
お詫び申しあげたうえで、近く訂正することにいたします。
以上、そそくさとお知らせ二件ッしたー。
乱歩の母校たる愛知県立瑞陵高校では、感喜堂という名の旧講堂が生まれ変わりました。
▼YOMIURI ONLINE:瑞陵高の旧講堂 耐震工事終え歓喜の復活(2015年3月31日)今年秋には旧講堂内に同窓会の展示コーナーが開設され、乱歩関連資料も常設展示される予定だとのことです。
さて、乱歩関連資料といえば、いわずと知れた名張市立図書館ですが、市議会方面についつい寄り道をしてしまった「僕の図書館戦争完結篇」、いつはてるとも知れない展開になってきてしまいました。
いやー、市議会まわりの話題には柳生大輔先生で軽くオチをつけ、そそくさと図書館戦争の本題に突入するつもりでいたんですけど、ただぎゅうぎゅうゆうてるだけで終わってしもうたがな。
しかも、このまま進むと、図書館は図書館でも、伊賀市の図書館問題にさらに寄り道してしまうことにもなりかねませんがな。
というのも、被災者は死ね発言でおなじみの福田博行先生ですけど──
名張市議福田博行氏「反対派の皆さんが言うように危険なものなら、毎日がれきのそばで生活している被災者の皆さんに『死ね』と言っているように聞こえた」【市議発言の一部 議事録から削除 名張市議会】12/8中日新聞三重版 #がれき #名張市 pic.twitter.com/oNwlQrmj
— blur (@thama51) 2012, 12月 8
この先生、市長と名のつくひとにしっぽを振るのが三度のめしよりお好きらしくて、公立図書館のTSUTAYA化問題では佐賀県武雄市までしっぽを振りに行ってらっしゃったことが、ネットをちょいと検索するだけですぐわかります。
▼facebook:樋渡 啓祐 (元の投稿: 武雄市役所)2012年5月4日
ここにほれ、こげなもんが。
福田 博行 すごい!尊敬します。どうして、人を巻き込む(説得する・言葉悪いが利用する・共感させるなどなど)が、上手いのか。とりわけ力のあるかたを!実行した施策以上に素晴らしく感じます。図書館のTUTAYA化、市民喜ぶ・図書機能の向上、グーです。また、視察にお伺いします(^_^)
2012年5月4日 1:41 · 3
なあにが「グーです」なんだかようわかりませんけど、「視察にお伺いします(^_^)」ってことは、当然、名張市民の税金でいらっしゃったんだと思います。
こうなるともう、名張市立図書館の乱歩関連資料問題は二の次三の次、公立図書館TSUTAYA化作戦に血道をあげる伊賀市にものの道理を説いてさしあげ、返す刀で名張市議会の先生がたに、いやいや、いかんいかん、こんなことをゆうておってはいかんぞなもし。
しっかしなあ。
4月1日から沖縄に住んでいる親戚の中学一年生女子から、
「ブログ始めたから、ぜひ見てみて~~~!」とメールが届きましたので、見てみてやって~~~!
▼annys-hermitcrabのブログ:Top
ついこのあいだまで小学六年生女子だったにしては、さすがおれの親戚、なかなかしっかりした文章を書くではないか。
よう考えてみたら、血は全然つながっておらんのやけど。
さて、藍峯舎の『鬼火』の件です。
藍峯舎様のHPを更新しました。なんと横溝正史・竹中英太郎『鬼火 オリジナル完全版』(250部限定)が初夏に、乱歩自選短編集『幻想と怪奇』200部限定(うち特装本25部)が秋に刊行予定です。『幻想と怪奇』は坂東壯一の新作銅版画6葉。 http://t.co/3mRFmViECn
— たけがみ (@takegami_akira) 2015, 4月 2
平成27年4月3日(金) (株)藍峯舎様より横溝正史&挿絵・竹中英太郎の「鬼火」の完全復刻版が「限定250冊(記番入り)」近日発売になります。 http://t.co/JZcaUAFaLl 湯村の杜・竹中英太郎記念館館長日記です
— 湯村の杜 竹中英太郎記念館 (@takenakaeitaro) 2015, 4月 3
この出版は、竹中英太郎の挿絵原画が奇跡的に、といってしまうのは大げさかもしれませんが、かなりのレアケースであるのはたしかでしょう、良好な状態で保存されていたからこそ実現した企画で、正史ファン、英太郎ファンには見逃すことのできない一冊どっせ。
むろん乱歩ファンも、懐に余裕のあるかたは、ぜひどうぞ。
▼株式会社藍峯舎:『鬼火 オリジナル完全版』横溝正史 挿画竹中英太郎
私の解説は結構大変で、なにが大変かといって、正史、英太郎からイスラム国まで、登場人物の交通整理だけでもかなりの手間となりました。
生まれてはじめて、買った本に蛍光ペン、ボールペン、色鉛筆で書き込みをする、なんて真似もやらかしてしまいましたし。
本をコピーすれぱよかったんですけど、なんか、ついつい、えーいッ、とか思って、しでかしてしまいました。
とくに反省もしておりませんが、愛書家のかたからごらんになれば、天人ともに許さぬ所業でございましょう。
どなたにともなく、ひとこと、お詫びを申しあげておきたいと思います。
えろうすんまへん。
ともあれ、『鬼火 オリジナル完全版』、どうぞお楽しみに。
いっぽう、乱歩没後五十年で、本日はこんなことに。
東京新聞日曜版は江戸川乱歩! pic.twitter.com/lgEUa4ug8W
— 古書すずめ (@kosyosuzume) 2015, 4月 5
中日新聞日曜版にも掲載されておりました。
東京新聞または中日新聞、購読してらっしゃるかたは、ぜひ見てみて~~~!
一か月ほど前、こんなエールを送ったものでしたが。
▼2015年3月6日:がんばれ春陽堂書店春陽堂書店ががんばってくれないみたいですので、当ブログががんばってみることにいたしました。
というのも、3月6日付エントリをお読みになって、昭和30年の乱歩全集に附されていた「『孤島の鬼』脱文」をスキャンしてお送りくださったかたがあり、すなわちこれです。
ただし、とても読みにくい。
そこで、文庫本サイズでこんなのを組んでみました。
リニューアル版『孤島の鬼』をお買い求めのかた全員にお知らせいたしたく、どなたかツイートして拡散していただければ幸甚です。
戦争の途中ではありますが、臨時ニュースを申しあげます。
藍峯舎の初夏の新刊が発表されました。▼株式会社藍峯舎:Home
第四弾は横溝正史の『鬼火』、むろん竹中英太郎の挿絵つきです。
秋には第五弾、乱歩の『幻想と怪奇』も控えております。
どうぞお楽しみに。
さて、拙宅のあたりでは、梅につづいて桜がみごろになってまいりました。
敷島の大和心をひと問わば、赤き着物か白き着物か、みたいなことで、本日の大本営発表は名張市議会方面となります。
▼名張市:なばり市議会だより【最新号】
上のページの「メールでお問い合わせ」を利用して、こんなことをお尋ねいたしました。
名張市議会事務局御中
お仕事ご苦労さまです。雄鶏屋ほんだわらと申します。怪しい者ではございません。今秋発行予定の地域雜誌「伊賀百筆」第二十五号(伊賀百筆編集委員会発行)の付録雑誌「伊賀別筆」第一号(名張人外境発行)に掲載すべく漫才「僕の図書館戦争完結篇」を執筆しております。まだ五ページまでしかできあがっておりませんが、PDFファイルでご覧いただきたいと思います。
http://www.e-net.or.jp/user/stako/20150401.pdf
つきましては、本年1月に実施された教育民生委員会による行政視察の日程、視察先、宿泊施設名、参加議員個々による市民への視察結果報告の有無をお知らせいただきたく、また、参加された議員のみなさんと職員のみなさんのお名前もあわせてお教えいただきたく、公務ご繁多のおりからまことに恐縮ではございますが、よろしくお取り計らいいただきますようお願い申しあげます。「伊賀別筆」第一号巻末の協力者一覧には、貴事務局のお名前を記載させていただきます。
なお、「僕の図書館戦争」シリーズは昨年12月発行の個人雑誌「伊賀一筆」第一号の誌面で大々的に全国発信しております。伊賀地域の書店には並んでおりませんが、オンライン書店アマゾンでお買い求めいただけますので、ご講読のうえお仕事にお役立ていただければ幸甚これに過ぎるものはございません。
http://www.amazon.co.jp/伊賀一筆-中%E3%80%80相作/dp/B00PVVI7SU/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1420175596&sr=1-1&keywords=伊賀一筆
もちろん、名張市立図書館でもお読みいただけます。
それでは、なにとぞよろしくお願い申しあげます。
2015/04/03
行政視察の詳細がわからないことには、爆笑漫才「僕の図書館戦争完結篇」がつづけられません。
要するに、議会事務局のご返事待ち、ということになります。
しかし、名張市議会方面に嬉々として横すべりしてしまったら、途方もない廻り道をすることになるかもしれんなあ。
面白い話題であることはまちがいないんですけど、中綴じの付録雑誌にするのは諦めねばならんかなあ。
えーっと、「! am not ABE」のむこうを張ってみたんですけど、なにしろ英語がからっきしなものですから、これでいいんだかどうなんだか。
おれはほぼABEだ、という意味が表現されていればいいんですけど。さて、エイプリルフールも過ぎて新年度二日目、名張市教育委員会にご挨拶のメールをお送りいたしました。
名張市の公式サイトがリニューアルされていて、ちょっと迷子になってしまったんですけど、このページの「メールでお問い合わせ」から送信した次第。
▼名張市:名張市教育委員会事務の点検・評価
内容はこんなんでした。
名張市教育委員会御中
お仕事ご苦労さまです。雄鶏屋ほんだわらと申します。怪しい者ではございません。今秋発行予定の地域雜誌「伊賀百筆」第二十五号(伊賀百筆編集委員会発行)の付録雑誌「伊賀別筆」第一号(名張人外境発行)に掲載すべく漫才「僕の図書館戦争完結篇」を執筆しております。まだ五ページまでしかできあがっておりませんが、PDFファイルでご覧いただきたいと思います。
http://www.e-net.or.jp/user/stako/20150401.pdf
つきましては、お名前の表記などに誤りが生じるのを防ぐため、名張市立図書館の歴代館長のお名前と在任年度、また、同館が開設された1969年以降の歴代教育長のお名前と在任年度をお教えいただきたく、公務ご繁多のおりからまことに恐縮ではございますが、よろしくお取り計らいいただきますようお願い申しあげます。「伊賀別筆」第一号巻末の協力者一覧には、貴委員会のお名前を記載させていただきます。
なお、「僕の図書館戦争」シリーズは昨年12月発行の個人雑誌「伊賀一筆」第一号の誌面で大々的に全国発信しております。伊賀地域の書店には並んでおりませんが、オンライン書店アマゾンでお買い求めいただけますので、ご講読のうえお仕事にお役立ていただければ幸甚これに過ぎるものはございません。
http://www.amazon.co.jp/伊賀一筆-中%E3%80%80相作/dp/B00PVVI7SU/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1420175596&sr=1-1&keywords=伊賀一筆
もちろん、名張市立図書館でもお読みいただけます。
それでは、なにとぞよろしくお願い申しあげます。
2015/04/02
さて、ほぼABEちゃんは、結構本気でがんばっちゃうぞ。
いよいよ4月です。
お役所では新年度がスタートいたしました。ならば、やつがれのほうも、僕の図書館戦争完結篇、そろそろ開戦とまいります。
しかし、いかん。
どうも、いかん。
地域雑誌「伊賀百筆」の付録雑誌「伊賀別筆」の漫才が、どんどんどんどん長くなってしまいそうですばい。
しかも、漫才ばっかじゃあれだから、とか思って写真のページも設けてみたんですけど、そげなこつしたらよけいにあれじゃろうが。
ともあれ、ごらんください。
図書館とは関係ない方向に、もう嬉々として横すべりしとりますがな。
こんなことじゃ、B6サイズ中綴じの付録雑誌、みたいなものにはとても収まらんかもしれんなあ。
とかいいつつも、エイプリルフールは避けてあすあたり、名張市教育委員会に軽くご挨拶を申しあげるか。
乱歩没後五十年とはとくに関係ありませんが、アーサー・コナン・ドイル原作、押川春浪翻案、北原尚彦さん編の『険奇探偵小説 ホシナ大探偵』が刊行されました。
▼書肆盛林堂:険奇探偵小説 ホシナ大探偵―押川春浪 ホームズ翻案コレクション―なぜかご恵投いただきましたので、おかしいなと思ってぱらぱら眼を通してみたところ、北原さんの解説に乱歩の「奇譚(抄)」が引用されておりました。
乱歩の『奇譚』が引用されるのは、論創ミステリ叢書63『菊池幽芳探偵小説選』の横井司さんによる「解題」につづいて二回目ですが、と思いますが、「伊賀一筆」第一号の「奇譚(抄)」からの引用は、今回の北原尚彦さんによる編者解説「幻の翻案、ここに復活」が初めてだと思われます。
乱歩は春浪についてほとんど語っていませんが、『奇譚』を読むと少年時代、春浪に結構はまっていたことがわかります。
また『奇譚』は、ドイル作品の受容を知るうえでも貴重な資料となっております。
それでは、北原尚彦さんと書肆盛林堂の小野純一さんに、心からお礼を申しあげつつ。
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