書籍
Writing the Love of Boys: Origins of Bishonen Culture in Modernist Japanese Literature
Jeffrey Angles
平成23・2011年 University of Minnesota Press
21×13センチ ペーパーバック 302ページ 25セント
主要関連箇所
3 The Appeal of the Strange: Same-Sex Desire in Edogawa Ranpo's Mystery Fiction
p107ー141
4 (Re)Discovering Same-Sex Love: Ranpo and the Creation of Queer History
p143ー192
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3 The Appeal of the Strange: Same-Sex Desire in Edogawa Ranpo's Mystery Fiction
The 1920s and 1930s were a time of massive change in Japan. As the nation recovered from the devastating Kantô earthquake of 1923, the consumer market underwent a period of unprecedented expansion, as did the publishing industry and the related mechanisms of censorship. Meanwhile, the economy swelled then collapsed, driving the Japanese to increase colonial holdings on the Asian mainland. In conjunction with these developments, there emerged an increasingly complex, cosmopolitan, and hybrid modern culture that profoundly transformed Japanese life and expression.
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4 (Re)Discovering Same-Sex Love: Ranpo and the Creation of Queer History
In getting medieval, Carolyn Dinshaw writes that one of the reasons people explore queer history is to make cross-temporal connections between "on the one hand, lives, texts, and other cultural phenomena left out of sexual categories back then and, on the other hand, those left out of current sexual categories now." She notes such impulses are grounded in the attempt to extend "the resources for self- and community-building into even the distant past," and she describes her own wish for "partial affective connection, for community, for even a touch across time." In Feeling Backward, Heather Love further explains this desire for connection when she remarks, "The longing for community across time is a crucial feature of queer historical experience, one produced by the historical isolation of individual queers as well as by the damaged quality of the historical archive."
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雑誌
ビジネスジャンプ 7月6日号
平成23・2011年6月15日発売 第27巻第14号(通巻730号) 集英社
B5判 328ページ 定価290円(本体276円)
江戸川乱歩異人館
山口譲司
連載第15回〈異人ノ八 ~蜘蛛男~前編〉 p251ー270
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ビジネスジャンプ:『江戸川乱歩異人館』 山口譲司
雑誌
月刊コミックビーム 7月号
平成23・2011年6月10日発売 第17巻第7号(通巻188号) エンターブレイン
発売:角川グループパブリッシング
B5判 484ページ 定価540円(本体514円)
ビーム映像集
スペシャル付録DVD
収録:フランス語版「芋虫」プロモーションビデオ(原作・江戸川乱歩×丸尾末広)
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コミックビーム:2011年7月号
書籍
四十面相クリークの事件簿 論創海外ミステリ95
トマス・W・ハンシュー
訳:鬼頭玲子
平成23・2011年5月25日初版第一刷 論創社
B6判 カバー 427ページ 本体2600円
関連箇所
名探偵の世紀──四十面相クリークと生みの親ハンシュー──
戸川安宣
p405ー427
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名探偵の世紀──四十面相クリークと生みの親ハンシュー──
戸川安宣
〔……〕
四十面相クリークの横顔 一九三六(昭和十一)年、江戸川乱歩が講談社から少年物を書かないか、と持ちかけられて誕生させたのが、怪人二十面相である。変装の名人、素顔を持たぬ謎の人物という設定は、このトマス・W・ハンシューの四十面相クリークからヒントを得たと言われる(実際、二十面相はその後、四十面相と改名する)。
だが、本書を読むと、それはヒントを得たという程度ではないことがわかる。
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書籍
声に出して読みたい日本語 2
齋藤孝
平成23・2011年2月10日第一刷 草思社 草思社文庫
A6判 カバー 253ページ 本体570円
初刊・旧版:2002年8月6日 草思社
関連箇所
『怪人二十面相』 江戸川乱歩
八、物語の世界に浸る > p204ー207
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『怪人二十面相』
江戸川乱歩
明智は、安楽イスのクッションにふかぶかと身をしずめ、辻野氏におとらぬ、にこやかな顔で答えました。
「ぼくこそ、きみに会いたくてしかたがなかったのです。汽車の中で、ちょうどこんなことを考えていたところでしたよ。ひょっとしたら、きみが駅へ迎えに来ていてくれるんじゃないかとね。」
「さすがですねえ。すると、きみは、ぼくのほんとうの名前もごぞんじでしょうねえ。」
辻野氏のなにげないことばには、おそろしい力がこもっていました。興奮のために、イスのひじ掛けにのせた左手の先が、かすかにふるえていました。
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乱歩は、怪しさと妖しさを混ぜ込んだ「あやし」の作家だ。乱歩には、『屋根裏の散歩者』『陰獣』『人間椅子』『芋虫』『押絵と旅する男』など、タイトルからしてあやしげな(内容はもっとあやしい)ものが多い。屋根裏を歩きまわってのぞき見をする男、椅子に入り込む男など、どうにもならない人間が引き起こす事件は、読者ののぞき見趣味をくすぐって飽きさせない。声に出して読むのははばかられる作品も多いが、ハマると楽しい。
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冊子
甦る江戸川乱歩の世界展
A5判 12ページ
会期:平成22・2010年7月22日ー8月4日
会場:東武百貨店池袋店6階美術画廊
p2ー3
江戸川乱歩と少年探偵団
藤井淑禎
乱歩年譜
p4
貸本屋の時代と少年探偵団
藤井淑禎
p5
少年探偵手帳
山前譲
p6ー7
少年探偵団と東京
p8ー11
江戸川乱歩とクリエイター
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江戸川乱歩と少年探偵団
藤井淑禎
江戸川乱歩のデビュー作は大正12年の「二銭銅貨」である。以後、「D坂の殺人事件」などの傑作ミステリーを立て続けに発表し、ミステリー作家として不動の地位を築いた。昭和4年、初めて娯楽雑誌に通俗ミステリー「蜘蛛男」を連載し、大衆読者の喝采を博した。「吸血鬼」、「人間豹」などの通俗ものは関東大震災後の都市生活のモダン化と大衆社会状況とを背景として、トリックや謎解きの面白さだけにとどまらない大衆小説としての奥行きを示した。
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貸本屋の時代と少年探偵団
藤井淑禎
戦後、乱歩は昭和24年に少年探偵団シリーズの「青銅の魔人」で復活を果たし、以後はもっぱらこの少年探偵団ものを中心に、膨大な量の作品を残した。そしてそれらの作品群は戦後のメディア状況の拡大とも噛み合って、爆発的に支持を拡げていった。少年雑誌や貸本屋から出発して、映画、ラジオ、歌、そしてテレビ、さらにはおもちゃや雑誌付録にと、活躍の範囲を拡げていったのである。
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少年探偵手帳
山前譲
小林少年をリーダーとする少年探偵団の必携品といえば、BDバッジなどの「少年探偵七つ道具」だが、少年探偵手帳もそのひとつである。
じつは作中ではあまり触れられていないその手帳、昭和30年代に入って、少年探偵団シリーズを連載していた雑誌「少年」が、懸賞クイズの賞品や付録にしたことで、憧れのアイテムとなった。ラジオやテレビでも少年探偵団が活躍していたから、「探偵ごっこ」が大流行である。BDバッジと少年探偵手帳を手にすれば、みんなヒーローの仲間入りなのだ(後には通信販売もされた)。
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江戸川乱歩とクリエイター
──うつし世はゆめ よるの夢こそまこと──
乱歩小説の多様な魅力は、没後も様々なクリエイターたちの脳細胞を刺激し続けている。今なお乱歩の小説が読み続けられているのは、ミステリー小説界への影響は当然のことながら、舞台、映画、漫画、絵画などの身近なメディアに何度も登場しているからと言えるかもしれない。乱歩の残した「うつし世はゆめ よるの夢こそまこと」の言葉に誘われたクリエイターたちの手で、変幻自在の世界が繰り広げられる。
ウェブニュース
YOMIURI ONLINE
平成23・2011年6月8日 読売新聞社
『D坂の殺人事件』 江戸川乱歩著
恵
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やぼったい「明智探偵」登場
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ポプラ社の少年探偵シリーズを卒業してこの短編を読んだ時あれ?と思った。
モジャモジャ頭に「よれよれの兵児帯へこおび」姿の明智小五郎。煙草たばこ屋の2階に間借り? 開化アパートの事務所で背広を颯爽さっそうと着こなす超人探偵と全然違う。
本書は関東大震災の翌々年の1925年、乱歩31歳で発表した明智の初登場作。「D坂」すなわち東京・千駄木の団子坂で、明智の幼なじみである古本屋の女房が絞殺される。日本家屋における密室殺人、食い違う目撃証言、そして疑われる探偵!
冒頭に、商店が並ぶ坂の途中は「狭かった通りが市区改正で取り拡ひろげられ」たとある。城下町から首都へ、進む東京の変容。大震災後、内務大臣・後藤新平が主導した復興計画で幹線道路が整備され、30年の事業終了をもって近代化を達成する。少年探偵シリーズ開始は36年。怪人二十面相が暗躍したのは復興後の新東京だから、明智も必然的に“近代化”したのだった。
人気イラストレーター、中村佑介氏による表紙は創元推理文庫創刊50周年の期間限定版。古き良き東京への郷愁をかきたてる。(恵)
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1987年、創元推理文庫刊。表題作ほか9編を収録。26刷12万部、520円。
(2011年6月8日 読売新聞)
雑誌
ビジネスジャンプ 6月15日号
平成23・2011年6月1日発売 第27巻第13号(通巻729号) 集英社
B5判 328ページ 定価290円(本体276円)
江戸川乱歩異人館
山口譲司
連載第14回〈異人ノ七 額男~押絵と旅する男~〉 p177ー200
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ビジネスジャンプ:『江戸川乱歩異人館』 山口譲司
ウェブニュース
YOMIURI ONLINE
平成23・2011年5月30日 読売新聞社
『探偵小説の室内』 柏木博著
野家啓一
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評・野家啓一(科学哲学者・東北大教授)
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探偵小説といえば密室殺人がつきもので、室内の見取図が欠かせない。
だが著者は、室内が外部空間と同時に「インテリア=内面・精神」でもあるという視点から古今の小説を読み解く。「室内は、そこに生活する人の内面や精神が映し出される」からである。
取り上げられる作品は、ドイル『緋色の研究』やクロフツ『樽』など探偵小説の古典から、橋本治『巡礼』やシュリンク『朗読者』など現代小説の佳品に及ぶ。
たとえば江戸川乱歩『悪魔の紋章』を論じて話はポオ『アルンハイムの地所』に転じ、そこに描かれた風景が内臓(インターナルズ)にほかならないことが、中井久夫(精神医学)や中野美代子(中国文学)のエッセイを手がかりに明らかにされる。鮮やかな手並みは著者の面目躍如といったところである。
さらに水村美苗『私小説』を、漲みなぎる喪失感を梃子てこに「家族の記憶のデータベースとしての室内の喪失を深層に置いた小説」と読むなど、思わず唸うならされる指摘も数多い。
「室内」を導きの糸として紡ぎ出された読書案内としても興味深い一冊である。(白水社、2400円)
(2011年5月30日 読売新聞)
雑誌
探偵随想 第111号
平成23・2011年5月25日 秋田稔
B5判 12ページ
とりとめのない話
秋田稔
p1ー12
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