書籍
江戸川乱歩異人館 4
山口譲司
原作:江戸川乱歩
平成24・2012年7月24日第一刷 集英社 ヤングジャンプ・コミックス
B6判 カバー 192ページ 本体562円
異人ノ十二 秘男~妻に失恋した男~
p3-33
初出:グランドジャンプPREMIUM 第2号 2012年1月20日
異人ノ十三 抱男~人でなしの恋~
p35-66
初出:グランドジャンプPREMIUM 第3号 2012年2月22日
異人ノ十四 狡男~灰神楽~
p67-92
初出:ビジネスジャンプ 2011年11月2日号
異人ノ十五 明智小五郎×渇男~地獄の道化師~〈一〉
p94-122
初出:グランドジャンプPREMIUM 第4号 2012年3月23日
異人ノ十五 明智小五郎×渇男~地獄の道化師~〈二〉
p123-160
初出:グランドジャンプPREMIUM 第5号 2012年4月23日
異人ノ十五 明智小五郎×渇男~地獄の道化師~〈三〉
p161-193
初出:グランドジャンプPREMIUM 第6号 2012年5月22日
▼集英社:江戸川乱歩異人館 4
ウェブニュース
週刊金曜日ニュース
平成24・2012年7月17日 週刊金曜日
明治大で展示 時代に抗う発禁本ズラリ
片岡伸行
Home > 文化、社会 > 記事
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なぜこれが? という発禁本も。(写真/片岡伸行)
時の権力はいつの時代も、民衆の目と耳そして口をふさごうとする。東京・神田駿河台の明治大学中央図書館1階ギャラリーで7月22日まで開かれている「出版検閲と発禁本」展示。これは、“社会秩序を乱す思想書、猥褻文書だ”として抹殺され、時代に埋没した思想と表現の歴史の一端である。
同大学が発禁本蒐集家の城市郎氏(90歳)から寄贈された約7000点の中から約250点を初公開。奇書、エログロ、思想書など時代に抗った受難の書物や文献が並ぶ。
発禁本の「番付」も掲げられていて、東の横綱は藤村操をかたった偽書『煩悶記』、大関は労働詩集『どん底で歌ふ』、小結に小林多喜二の『蟹工船』。これらは社会の安寧を乱したとされる。西の横綱は江戸川乱歩の『蜘蛛男』、前頭には坂口安吾の『吹雪物語』も。これらは風俗を害するとされ発禁に。
「大正10年(1921年)くらいからは検閲の基準があったとされています」と、同図書館の鈴木秀子さん。つまりは、権力側に都合の悪い思想や表現を取り締まる基準ができたということだ。この時期、ロシア革命が起き、朝鮮で大規模な反日デモ、上野公園で日本初のメーデー、いわゆる大正デモクラシーも広がったが、治安維持法施行目前である。そんな時代背景を想像しながら発禁本を見ると、怒りと抵抗の息吹が伝わってくる。
(片岡伸行・編集部、7月6日号)
書籍
悪のしくみ 中学生までに読んでおきたい哲学2
編:松田哲夫
平成24・2012年7月10日初版 あすなろ書房
A5変型判 カバー 245ページ 本体1800円
関連箇所
探偵小説に現われたる犯罪心理
江戸川乱歩
初出:文化人の科学 昭和22年3月
p165ー175
解説「自分自身の奥底から湧きだしてくる悪」
松田哲夫
p234ー242
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探偵小説に現われたる犯罪心理
江戸川乱歩
探偵小説はその本来の目的が複雑な謎を解く論理の興味に在るため、犯罪者の心理を正面から描くことはほとんどない。「犯人の意外性」という事が一つの条件となっているほどであるから、犯人は小説の最後までその正体を現わさない。したがって犯人の心理や性格を詳しく描写するいとまが無く、犯人が暴露すれば探偵小説はそこでお終いになるというのが普通の形である。別の云い方をすれば、探偵小説は犯罪事件を探偵の側から描く小説であって、探偵の性格は克明に描写されるが、犯人のそれは間接な方法でしか描かれない。描かれるのは犯人の人間ではなくて巧妙な犯罪手段なのである。しかし、それにもかかわらず、優れた探偵小説には犯罪者の心理と性格とがよく現われている。正面から描写はしないけれども、非常に感銘深く犯罪者の人間が浮き出している場合がある。
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解説「自分自身の奥底から湧きだしてくる悪」
松田哲夫
子どもといえども、この人間社会に生きている限り、悪と触れあう機会は必ずあるものです。ちょっとした弾みに万引きしてしまったり、いけにえにされた子を取り囲むいじめの輪のなかに入ったりしているかもしれません。そういうときに、当事者の子どもはもちろん、教師や親などの大人も、ただ悪を退けるのではなく、悪とは何かを考えてみるべきかもしれません。
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▼あすなろ書房:中学生までに読んでおきたい哲学 (2)悪のしくみ
書籍
突然のキス 恋愛で読み解く日本文学
植島啓司
平成24・2012年3月10日第一刷 筑摩書房 ちくま文庫
A6判 カバー 356ページ 本体840円
関連箇所
15『陰獣』江戸川乱歩
p209-225
初出連載:IN★POCKET 2009年1月号-2010年8月号
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15『陰獣』江戸川乱歩
1 マゾヒスト乱歩
乱歩の『陰獣』の出だしはかなりエロティックだ。上野の博物館で上品で美しい女性と偶然出会う。そして、なにげなく項に鞭で打たれたような痣を見てしまう。彼女には外見からはとても想像できないマゾヒスティックな血が流れているのだろうか。主人公の探偵作家(「わたし」)は彼女に興味を抱き、文通を重ねるにつれて次第に惹かれあっていく。彼女は実業家小山田六郎氏の夫人小山田静子であり、最近大江春泥という主人公のライバルの探偵作家に脅迫されていると打ち明ける。
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▼筑摩書房:突然のキス ─恋愛で読み解く日本文学
ウェブニュース
nikkansports.com
平成24・2012年7月10日 日刊スポーツ新聞社
神谷浩史が江戸川乱歩作品を朗読
Home > アニメ・ゲーム > 記事
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人気声優神谷浩史が、ニッポン放送「モバラジ研究会」(日曜深夜1時半)でパーソナリティーを務め、特番「モバラジ研究会 神谷浩史スペシャル」に挑む。
7月15日から2週連続で放送され、江戸川乱歩作の短編小説「人間椅子」を朗読する。人間椅子は、椅子の中に潜む醜い男の淫靡(いんび)な感触の世界と偏執的な愛を描く。乱歩の初期短編の中でも怪奇幻想味の強い作品で、この作品を神谷がどう表現するのかが注目だ。
放送後は、番組でのトークや朗読が、スマートフォンアプリで配信される。
[2012年7月10日19時45分]
ウェブニュース
朝日新聞デジタル
平成24・2012年7月7日 朝日新聞社
乱歩原作 狂言で復興を
岡本真幸
Home > マイタウン > 三重 > 記事
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2012年07月07日
2004年11月の「押絵と旅する男」の名張市での初公演での一場面=同市教育委員会提供
■生誕地の名張で創作 10月宮城・塩釜公演
名張市生まれの推理作家、江戸川乱歩の短編小説「押絵(おしえ)と旅する男」を原作にした創作狂言が、東日本大震災後の職員派遣で交流が始まった宮城県塩釜市で10月に上演される。名張市教委は「狂言の笑いを復興支援の力に」と話している。
「押絵と旅する男」は、絵の中に描かれた美女に魅せられた男たちのロマンを、遠めがねやのぞきからくりといった道具を交えながら幻想的に描いた1929(昭和4)年発表の作品。2004年の市制50周年を記念して名張の造り酒屋を舞台に、名張市教育委員会が能楽師の帆足正規(まさのり)さんに狂言風に脚色してもらい、上演した。
今回は、9月に名張市で上演するほか、塩釜市と乱歩が晩年を過ごした東京都豊島区でも初めて上演する。塩釜市へは震災後に名張市が職員を派遣し、避難所支援や被災状況調査などにあたった。
名張市教委は、脚本を担当する帆足さんに、塩釜公演では地元の塩釜神社にちなむ話や方言を、東京公演でもご当地の話を盛り込んでもらうよう頼んだ。
名張公演は市と市教委など、宮城、東京の公演は地元自治体の主催で、名張市がそれぞれ100万円を助成する。上演時間は約40分。名張公演は9月1日午後2時から松崎町のADSホールで。出演は大蔵流狂言師の茂山七五三(しめ)さんと長男の宗彦(もとひこ)さんら。宗彦さんらによる狂言「口真似(まね)」、名張子ども狂言の会の小中学生の「菌(くさびら)」も上演される。塩釜公演は10月6日、豊島区公演は12月16日に予定している。
名張市教委の担当者は「乱歩の生誕地名張の全国発信を図る。塩釜市や豊島区と観光を含めて文化交流を広げたい」と話している。
名張公演は全席自由で前売り2千円(当日2500円)。一門の茂山逸平さんが講師の舞台しぐさなどのワークショップが冒頭、15分ある。参加無料で先着10人。申し込み(12日まで)・公演の問い合わせは市教委文化生涯学習室(平日0595・63・7892)へ。(岡本真幸)
ウェブニュース
お笑いナタリー
平成24・2012年7月6日 ナターシャ
芸人が文豪役好演「ゴーストライターホテル」DVD化
Home > ニュース > 記事
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2012年7月6日 11:23 24
「ゴーストライターホテル」DVDジャケット。
桂三度、ケンドーコバヤシ、片桐仁、ますだおかだ岡田らが出演した映画「ゴーストライターホテル」のDVDが、7月11日に発売される。
伊東寛晃監督、阿部力主演の映画「ゴーストライターホテル」は、文豪の幽霊たちと作家志望の青年が繰り広げる騒動を描いたコメディ映画。三度が夏目漱石、ケンコバが宮沢賢治、フルーツポンチ村上が太宰治、かたつむり林が森鴎外、カンニング竹山が江戸川乱歩、おかもとまりが林芙美子役で登場するなど、多くの芸人が文豪役を好演している。
DVDには本編に加え、第3回沖縄国際映画祭舞台挨拶や、キャストの鈴木亜美も参加した湯島天神での大ヒット&合格祈願イベントの模様を特典映像として収録。そのほか、ピース又吉が特別ゲストとして登場し文豪たちについて熱く語った「映画『ゴーストライターホテル』を10倍楽しむ文豪トークショー」なども収められる。よしもとアール・アンド・シーのオフィシャルサイトではPR動画も配信中なので、こちらもあわせてぜひチェックしてみよう。
新聞
中日新聞
平成24・2012年7月3日 中日新聞社
ゆかりの文人 多いんです/坪内逍遙、江戸川乱歩、杉浦明平…/「あいちウェブ文学館」見て知って/HP開設、資料本も刊行/地元作家ら 作品舞台分かる地図掲載
石屋法道
15面〈文化〉
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ゆかりの文人 多いんです/坪内逍遙、江戸川乱歩、杉浦明平…/「あいちウェブ文学館」見て知って/HP開設、資料本も刊行/地元作家ら 作品舞台分かる地図掲載
愛知県にゆかりの文人と聞いて、誰が思い浮かぶだろうか。明治以降、戦後、現代まで、多くの文人が愛知で育ち、文学を創作してきた。中部ペンクラブ会長の三田村博史さん(七六)=愛知県東海市=が中心になって六月に開設したホームページ(HP)「あいちウェブ文学館」(同名で検索)で、そのことがよく分かる。三月末に刊行した「愛知県史 資料編35 近代12 文化」には、愛知ゆかりの文学者百人以上の資料が掲載されている。(石屋法道)
書籍
愛知県史 資料編35 近代12 文化
編:愛知県史編さん委員会
平成24・2012年3月31日 愛知県
A5判 函 1010ページ 別丁8 5000円(税込)
関連箇所
口絵
[細目]
口絵1 『貼雑年譜』江戸川乱歩作
口絵2 耽綺社同人の集まり(名古屋市の寸楽園にて)
第四節 探偵小説の出発とその周辺
第一章 文学 > p171-231
32 江戸川乱歩
第四節 探偵小説の出発とその周辺 > p172-181
[細目]
32-1 怒濤(笹舟の名で発表) 一九一〇年(明治四十三)一月
32-2 江戸川乱歩小酒井不木往復書簡 一九二四年(大正十三)十一月
32-3 蔵の中から 一九三七年(昭和十ニ)六月一日
32-4 三重県及名古屋市ニ於ケル住居移転図 一九四一年(昭和十六)四月
32-5 四才ノ春ヨリ同年末マデ父ノ住居(東海紡織同盟会書記長) 一九四一年(昭和十六)四月
32-6 内務省検閲ノ圧迫ヲ蒙ルコト甚シ 一九四一年(昭和十六)四月
34 耽綺社同人
第四節 探偵小説の出発とその周辺 > p203-206
[細目]
34-1 「南方の秘宝」の懸賞宝探し募集の広告 一九二八年(昭和三)七月一日
34-2 「南方の秘宝」の連載一回目 一九二八年(昭和三)七月一日
34-3 映画「南方の秘宝」の広告 一九二八年(昭和三)八月十一日
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第四節 探偵小説の出発とその周辺
先に黒岩涙香など海外探偵小説の紹介者はいたが、日本の探偵小説の創始者は江戸川乱歩といってよかろう。乱歩は三歳から名古屋の中心部で育ち愛知県立第五中学校卒業後まですごす。その間手刷りの雑誌『中央少年』を発行、のちに「心理試験」を書くと蟹江出身で名古屋市御器所に住んだ小酒井不木の激励を受け文壇への自信を得た。戦時中筆を折っていた時期には名古屋高等商業学校卒業の井上良夫の海外探偵小説研究に励まされる。
不木はずっと名古屋に住み、自らも探偵小説の研究、創作に努めるとともに乱歩、国枝史郎、長谷川伸、平山蘆江、土師清二らを中区七本松(現千代田)の「寸楽園」に集め創作合作組合「耽綺社」を設立、地元新聞を中心に発表。そばにいて不木、乱歩の代作もした横須賀町(現東海市)出身の岡戸武平は不木没後その全集を出し、自身も第一回直木賞候補になっている。国枝史郎は不木とともに新舞子に住居を構えたが不木の死により同時には住まなかった。
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▼愛知県:愛知県史『資料編20 近世6 学芸』『資料編35 近代12 文化』『別編 窯業3 中世・近世 常滑系』 3巻同時刊行しました。また、『愛知県史研究』第16号を刊行しました。
プログラム
黒蜥蜴
平成24・2012年6月1日 明治座
A4判 48ページ (1500円)
ご挨拶
三田芳裕
p1
出演者紹介
p4-21
大活劇&大悲恋のフルコースを!
斎藤雅文
p22
新たな黒蜥蜴伝説を
西川信廣
p23
ストーリー
p24-25
人物相関図
p26
「黒蜥蜴」と江戸川乱歩の世界
取材・構成:ペリー荻野
p27-30
リハーサル写真
p32-36
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ご挨拶
三田芳裕
あじさいの美しい季節になりました。皆様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
今月ご覧いただきますのは、江戸川乱歩氏原作の「黒蜥蜴」です。この作品は多くの読者を魅了し、今までにも映画、舞台、テレビと様々な形で取り上げられてきました。今回は、斎藤雅文さんの脚本、西川信廣さんの演出により、江戸川乱歩氏の世界をそのままに、あたらしい「黒蜥蜴」をお楽しみいただきます。
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大活劇&大悲恋のフルコースを!
斎藤雅文
テレビや小説は「探偵もの」で溢れている。正確にいうと「犯罪者と、その謎を解く探偵役とのドラマ」で溢れている。犯人は、お代官様から、恐るべき子供たちまでありとあらゆる人種で、追う側も、三毛猫からお婆さん、検察官まで幅広い。この国の人々は「謎解き」と追いつ追われつするハラハラドキドキの「捕物帳」が心底好きらしい。
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新たな黒蜥蜴伝説を
西川信廣
「ぼ、ぼ、僕らは少年探偵団…」という歌に胸躍らせ、小林少年にあこがれ、少年探偵団ごっこをした昭和生まれは沢山いらっしゃるのではないだろうか。私もその一人である。その少年探偵団をひきい、怪人二十面相の起こす怪事件を次々と解決する名探偵明智小五郎。もちろん、我らのヒーローである。
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「黒蜥蜴」と江戸川乱歩の世界
ペリー荻野
昭和を代表する推理小説家・江戸川乱歩。
「黒蜥蜴」は、大作家が唯一描いた“女怪盗”だった。
帝都の暗闇にうごめく黒蜥蜴の世界を、乱歩はどう創造したのか?
お孫さんの平井憲太郎さんの解説とともに、乱歩の歩んだ道をたどってみよう。
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