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Posted by 中 相作 - 2012.11.03,Sat

ウェブニュース

 

毎日jp

 平成24・2012年10月31日 毎日新聞社

 

宮瀬規矩:謎多き生涯を資料で解く 鳥羽郷土史会が特集号 清白らとの写真、エピソード掲載 /三重

 林一茂

 Home > 特集・連載 > 記事

 

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宮瀬規矩:謎多き生涯を資料で解く 鳥羽郷土史会が特集号 清白らとの写真、エピソード掲載 /三重

 

毎日新聞 2012年10月31日 地方版

 

 鳥羽市で新聞記者の傍らさまざまな文化活動に携わってきたとされる宮瀬規矩(きく)(1896~1971年)の生涯をまとめた特集号が、鳥羽郷土史会(浜口巖会長)によって発刊された。漂泊の詩人、伊良子(いらこ)清白(せいはく)をはじめ、多彩な交友関係を持ちながら謎に包まれてきた宮瀬の足跡を豊富な資料で明らかにしており、関係者の注目を集めそうだ。【林一茂】

 

 特集号(A4判、42ページ)は、市文化財専門委員の野村史隆さん(64)と郷土史会員の尾崎徹さん(64)が2年をかけ、宮瀬の生家の遊郭「待合 津の国」に残されていた資料を基にまとめた。1000点を超す資料は、清白が宮瀬に宛てた書簡33通や、歌人の与謝野鉄幹・晶子夫妻、詩人の西条八十、画家の竹久夢二らの短冊や色紙、写真、新聞の切り抜き、鳥羽で公開された映画ポスターなど多種多様だ。

 

 宮瀬は約40年間、地方・全国紙記者として中央文化人らと交友関係を結ぶ一方、清白が選者となっていた鳥羽・志摩の歌人らの月刊短歌誌「白鳥」(1930~51年)の編集事務を担当した。また、映画のロケ現場を訪れては長谷川一夫や上山草人など当時の映画スターと交流を重ね、映画ポスターの収集にも力を注いだ。宮瀬の実弟は民俗・男色研究家で知られる岩田準一(00~45年)だ。

 

 特集では38年に鳥羽の清白の自宅を訪ねた西条八十と、清白、宮瀬の3人が写った写真を掲載。清白を再評価したのは「明治大正詩史」を著した日夏(ひなつ)耿之介(こうのすけ)とされるが、西条が「最初に清白を正当に再評価したのは、私だ」と語ったというエピソードを記している。

 

 竹久夢二と江戸川乱歩との交流も紹介。夢二と親しかった準一が、鳥羽で夢二の展覧会を計画、宮瀬が勤務する新聞紙上で5回にわたり応援告知記事を書いたことや、宮瀬が保管していた夢二の短冊写真を掲載した。また乱歩とは、出征する準一を見送った時の写真を掲載した。

 

 野村さんは「鳥羽の文化を知るうえで重要な人物にも関わらず、市史の人物編にも載っていない。特集号が宮瀬規矩研究のきっかけになれば幸いだ」と話している。希望者は鳥羽歴史文化ガイドセンター(0599・25・8255)。

 

〔三重版〕

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Posted by 中 相作 - 2012.11.02,Fri

書籍

 

妹尾アキ夫探偵小説選 論創ミステリ叢書55

 妹尾アキ夫

 平成24・2012年9月10日初版第一刷 論創社

 A5変型判 カバー 352ページ 本体3600円

 

関連箇所

牛鍋

 評論・随筆篇 > p329ー331

 初出:別冊宝石 昭和29・1954年11月号(第7巻第9号)

解題

 横井司

 p332ー352

 

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牛鍋

 

 はっきり思いだせない。大震災より前だったのか、後だったのか。場所はたしか赤坂見附へんの、濠を渡った、暗い森の中の料理屋の離れだった。

 集まったのは十五六人、誰々だったか、正確には分らない。司会者は森下雨村だった。(探偵作家クラブの名誉会長は、二人でもいいのだから、この人もすいせんすべきで、この人が名誉会長でないのは、間違っているのだ)。こんな時よく顔を出す長谷川天渓は見えなかったが、馬場孤蝶はいたようなきがする。大阪神戸から、江戸川乱歩と横溝正史が遊びにきたので、みんなですきやきをつつきながら、飲もうと云うのであった。

 

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解題

 

横井司  

 

 1

 

 第二次世界大戦前・戦後にかけて数多くの訳筆をふるい、日本の探偵小説文壇に寄与した妹尾アキ夫は、一八九二(明治二五)年三月四日、岡山県津山市に生まれた。本名・韶夫。鮎川哲也がまとめた未亡人へのインタビューによれば、妹尾家は津山藩士で、長兄は職業軍人だったという(鮎川哲也「気骨あるロマンチスト・妹尾アキ夫」『幻影城』一九七六・五。以下、引用は『幻の探偵作家を求めて』晶文社、八五から)。

 

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 Amazon.co.jp:妹尾アキ夫探偵小説選 (論創ミステリ叢書)

Posted by 中 相作 - 2012.11.01,Thu

ウェブニュース

 

毎日jp

 平成24・2012年10月27日 毎日新聞社

 

特集:第58回学校読書調査 本の貸し借り通じ、友達と楽しさ共有(その1)[2]Entry1

 中村美奈子、福田昌史、山口昭、小山寛二

 Home > 特集・連載 > 記事

 

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特集:第58回学校読書調査 本の貸し借り通じ、友達と楽しさ共有(その1)

 

龍の子太郎          5  0

 

ダレン・シャン        6  1

 

チョコレート工場の秘密   23  2

 

トム・ソーヤーの冒険    16  1

 

ドリトル先生アフリカゆき   6  1

 

長くつ下のピッピ      15  1

 

西の魔女が死んだ       5  0

 

ハリー・ポッター      41  8

 

ふしぎなかぎばあさん     9  1

 

冒険者たち          3  0

 

ぼくは王さま        17  1

 

魔女の宅急便        41 11

 

モモ             5  1

 

妖怪レストラン       63 14

 

ライオンと魔女       10  1

 

ひとつもない         5  0

 

 ◆(中学生に)あなたは、次に挙げた人の本をいままでに読んだことがありますか(複数回答)。また、その中で、あなたが一番好きな作家は誰ですか。

 

芥川龍之介         16  1

 

あさのあつこ        33  8

 

石田衣良           3  0

 

井伏鱒二           1  -

 

上橋菜穂子          4  1

 

江戸川乱歩         12  2

 

志賀直哉           2  -

 

島崎藤村           2  0

 

太宰治           16  1

 

梨木香歩           3  0

 

夏目漱石          27  2

 

成田良悟           2  1

 

東川篤哉          13  4

 

東野圭吾          23  7

 

星新一           16  4

 

宮沢賢治          41  7

 

宮部みゆき         11  2

 

森絵都            7  1

 

森鴎外            4  0

 

山田悠介          33 18

 

湯本香樹実          1  0

 

ミヒャエル・エンデ      2  0

 

ダニエル・キイス       2  0

 

サン=テグジュペリ      7  1

 

コナン・ドイル       14  3

 

L・M・モンゴメリ      7  1

 

C・S・ルイス        7  1

 

モーリス・ルブラン      3  0

 

エミリー・ロッダ       8  2

 

J・K・ローリング     20  5

 

ひとりもない        19  1

 

 ◆(高校生に)あなたは、次に挙げた人の本をいままでに読んだことがありますか(複数回答)。また、その中で、あなたが一番好きな作家は誰ですか。

 

芥川龍之介         33  3

 

赤川次郎          15  2

 

朝井リョウ          2  0

 

特集:第58回学校読書調査 本の貸し借り通じ、友達と楽しさ共有(その1)

 

浅田次郎           2  0

 

有川浩           13  4

 

池井戸潤           1  0

 

石田衣良           7  1

 

岩崎夏海           4  0

 

江國香織           4  0

 

小川洋子           3  0

 

恩田陸            6  1

 

海堂尊            6  1

 

重松清           11  2

 

太宰治           31  3

 

梨木香歩           4  0

 

夏目漱石          35  3

 

灰谷健次郎          1  0

 

東川篤哉           8  2

 

東野圭吾          39 12

 

星新一           16  4

 

湊かなえ          23  4

 

宮沢賢治          35  3

 

宮部みゆき         16  3

 

村上春樹          14  1

 

森絵都           12  2

 

山田悠介          51 22

 

よしもとばなな        9  1

 

ダニエル・キイス       2  0

 

ロアルド・ダール       4  1

 

J・K・ローリング     23  5

 

ひとりもない        12  1

 

 注)数字は%、小数点以下を四捨五入。0は0.5%未満、無回答は省略。

Posted by 中 相作 - 2012.11.01,Thu

ウェブニュース

 

毎日jp

 平成24・2012年10月27日 毎日新聞社

 

特集:第58回学校読書調査 本の貸し借り通じ、友達と楽しさ共有(その1)[1]Entry2

 中村美奈子、福田昌史、山口昭、小山寛二

 Home > 特集・連載 > 記事

 

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特集:第58回学校読書調査 本の貸し借り通じ、友達と楽しさ共有(その1)

 

毎日新聞 2012年10月27日 東京朝刊

 

20121101a.jpg

 

 毎日新聞と全国学校図書館協議会(全国SLA)が合同実施した「第58回学校読書調査」からは、興味を持った本に出会えた子どもたちが次々に続編を読んだり、本の貸し借りを通して友達とコミュニケーションを図っている様子がうかがえた。雑誌を除く本の読書量は、小中学生は昨年より微増し、高校生は微減だった。【中村美奈子、福田昌史、山口昭、小山寛二】

 

 ◇「記録付け」から習慣に

 

 本を読んだ後の行動で最も多かったのは「その本の続編やシリーズの本を読んだ」で、小学生の82%、中学生の76%、高校生の65%が挙げた。

 

 次いで「同じ種類の本を読んだ」「同じ作者の本を読んだ」「読みたくなった本を図書館や本屋に探しにいった」が、小学生はそれぞれ7割台、中学生は6割台、高校生5~6割だった。

 

 読書活動に力を注ぐ教師が、子どもに習慣づけさせたいと考えているものの一つに読書の記録付けがあり、埼玉県川越市では「読書マラソン」として市を挙げて取り組んでいる。調査で、本を読んだ後に「読書の記録として、本の名前や作者の名前を書いた」かどうか聞くと、「はい」と答えたのは、小学生で43%、中学生で28%、高校生で9%だった。

 

 本が子どもたちのコミュニケーションの手段になっていることも分かった。「友達と本の貸し借りをした」に小学生の35%、中学生の46%、高校生の38%が「はい」と回答。特に中学生女子が63%と高く、高校生女子も46%だった。小、中、高を通じて男子より女子の方が活発で、ピークは中2(67%)。後は中3~高3にかけ66%→55%→47%→38%と減っていった。

 

 「友達や家の人とおすすめの本を紹介しあった」を挙げたのは小、中学生の4割弱、高校生の3割弱。これも小、中、高を通じて女子の方が多かった。女子は小5で半数近くに急増し、その後も中3まで2人に1人が「口コミ」による本の情報交換を続けていた。

 

 「その本の作者について調べた」は小、中、高の全学年で約2割と一定していた。

 

 また、「作者や出版社に手紙を書いた」は小学生で6%、中学生で4%、高校生で2%だったが、1カ月間(今年5月)に雑誌を「10冊以上」読んだと答えた子に限ると、小学生で10%、中学生で9%が手紙を書いていた。全体として、多くの本や雑誌を読む子の方が、読書を「次」の行動につなげていた。

 

 ◇「かいけつゾロリ」「ハリポタ」… シリーズもの人気

 

 子どもたちは、どんな本をどのくらい読んでいるのか。小学生には書名を、中、高校生には作家名を選択肢の中から挙げてもらった(複数回答)。

 

特集:第58回学校読書調査 本の貸し借り通じ、友達と楽しさ共有(その1)

 

 小学生の8割が「読んだことがある」と答えたのは「かいけつゾロリ」(原ゆたか)。続いて6割が「妖怪レストラン」(松谷みよ子)を挙げた。いずれもシリーズもので50巻以上刊行されているため、単行本と単純比較はできないが、群を抜いて読まれている。

 

 上位5位まではシリーズものが占め、3位の「ハリー・ポッター」(J・K・ローリング)と4位の「魔女の宅急便」(角野栄子)が4割超、5位の「それいけズッコケ三人組」(那須正幹)が3割近くだった。

 

 同じ選択肢から選ぶ「いちばん好きな本」も上位は同じような傾向で、1位は「かいけつゾロリ」で25%、2位が「妖怪レストラン」14%、3位が「魔女の宅急便」11%。以下、「ハリー・ポッター」8%、「織田信長」5%と続く。「織田信長」は複数の出版社や著者による同一書名の本が約40冊あり、シリーズものと同様、単行本より回答率が高くなっている。

 

 男女別では男子の1位が「かいけつゾロリ」で3割超、女子が「魔女の宅急便」で2割弱。ベスト5のうち「織田信長」と「怪盗ルパン」は男子だけ、「魔女の宅急便」と「赤毛のアン」は女子だけに入った。

 

 一方、中学生が「いままでに読んだことのある作家」(複数回答)の上位は、1位が「宮沢賢治」で41%。2位が「あさのあつこ」、3位が「山田悠介」で各33%(小数点以下を四捨五入したため同一)。4位が「夏目漱石」27%。5位が「東野圭吾」23%。男女別では男子は文豪と言われる作家が多く、女子は今の人気作家が多いが、トップはともに「宮沢賢治」だった。

 

 同じ質問で高校生は半数超が「山田悠介」を挙げ、大差でトップとなった。山田悠介はホラー作家で、男子の4割超、女子の6割弱が読んでいる。2位は「東野圭吾」で4割弱。3~5位は「宮沢賢治」「夏目漱石」「芥川龍之介」と続き、いずれも30%半ばでわずかな差だった。女子は3~7位の割合が30%台、8~10位の差もわずかで、男子に比べて人気作家に回答が集中している。

 

 小学生は、読んだことのある本が選択肢に「ない」と答えた子に男女差はほとんどなかったが、中、高校生では読んだことのある作家が「ない」は、男子の方が10ポイント近く多かった。

 

==============

 

 ◆小学生が読んだことのある本ベスト10

 

 ◇男子

 

 (1)かいけつゾロリ(原ゆたか)

 

 (2)妖怪レストラン(松谷みよ子)

 

 (3)ハリー・ポッター(J・K・ローリング)

 

 (4)それいけズッコケ三人組(那須正幹)

 

 (5)織田信長(著者複数)

 

 (6)魔女の宅急便(角野栄子)

 

 (7)怪盗ルパン(訳者複数)

 

 (8)三国志(著者複数)

 

特集:第58回学校読書調査 本の貸し借り通じ、友達と楽しさ共有(その1)

 

 (9)チョコレート工場の秘密(ロアルド・ダール)

 

(10)ぼくは王さま(寺村輝夫)

 

 ◇女子

 

 (1)かいけつゾロリ(原ゆたか)

 

 (2)妖怪レストラン(松谷みよ子)

 

 (3)魔女の宅急便(角野栄子)

 

 (4)ハリー・ポッター(J・K・ローリング)

 

 (5)赤毛のアン(訳者複数)

 

 (6)チョコレート工場の秘密(ロアルド・ダール)

 

 (7)それいけズッコケ三人組(那須正幹)

 

 (8)長くつ下のピッピ(訳者複数)

 

 (9)ぼくは王さま(寺村輝夫)

 

(10)怪盗ルパン(訳者複数)

 

 ◆読んだことのある作家ベスト10

 

    男子           女子

 

 ◇中学生

 

 (1)宮沢賢治      (1)宮沢賢治

 

 (2)夏目漱石      (2)あさのあつこ

 

 (3)あさのあつこ    (3)山田悠介

 

 (3)山田悠介      (4)東野圭吾

 

 (5)J・K・ローリング (5)夏目漱石

 

 (6)芥川龍之介     (6)J・K・ローリング

 

 (7)東野圭吾      (7)東川篤哉

 

 (8)コナン・ドイル   (8)星新一

 

 (9)太宰治       (9)宮部みゆき

 

(10)星新一      (10)太宰治

 

 ◇高校生

 

 (1)山田悠介      (1)山田悠介

 

 (2)芥川龍之介     (2)東野圭吾

 

 (3)宮沢賢治      (3)夏目漱石

 

 (4)夏目漱石      (4)宮沢賢治

 

 (5)東野圭吾      (5)湊かなえ

 

 (6)太宰治       (6)芥川龍之介

 

 (7)J・K・ローリング (7)太宰治

 

 (8)星新一       (8)赤川次郎

 

 (9)宮部みゆき     (9)J・K・ローリング

 

(10)村上春樹     (10)宮部みゆき

 

==============

 

 ■主な質問と回答

 

 ◆(小学生に)あなたは、次に挙げた本をいままでに読んだことがありますか(複数回答)。また、その中で一番好きな本はどれですか。

 

             読んだ 好き

 

赤毛のアン         20  3

 

アンデルセン童話集     11  1

 

アンネの日記         8  1

 

エーミールと探偵たち     3  0

 

織田信長          22  5

 

かいけつゾロリ       80 25

 

怪人二十面相        12  2

 

怪盗ルパン         22  3

 

カラフル           5  1

 

銀河鉄道の夜        14  1

 

車のいろは空のいろ     13  1

 

三国志           17  2

 

シートン動物記       14  2

 

それいけズッコケ三人組   28  3

 

大草原の小さな家       4  0

Posted by 中 相作 - 2012.10.31,Wed

書籍

 

蒼井雄探偵小説選 論創ミステリ叢書54

 蒼井雄

 平成24・2012年8月10日初版第一刷 論創社

 A5変型判 カバー 312ページ 本体3600円

 

関連箇所

解題

 横井司

 p297ー312

 

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解題

 

横井司  

 

 1

 

 蒼井雄といえば、長編『船富家の惨劇』(一九三六)の作家という印象が強い。あるいは長編「瀬戸内海の惨劇」(三六~三七初出)という読者もいるかもしれない。この二大長編は、戦前には珍しい、謎解きの興味を中心とするいわゆる本格探偵小説の長編として、日本探偵小説史上に燦然と輝いている。浜尾四郎『殺人鬼』(三二)、小栗虫太郎『黒死館殺人事件』(三五)などとも並び称せられることが多いのだが、デビュー作『狂躁曲殺人事件』(三四)以下の中短編に関しては、あまり言及されることはない。それは蒼井雄が長編作家だと自他ともに目し目されていたからであろう。

 

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 Amazon.co.jp:蒼井雄探偵小説選 (論創ミステリ叢書)

Posted by 中 相作 - 2012.10.30,Tue

書籍

 

大下宇陀児探偵小説選 II 論創ミステリ叢書53

 大下宇陀児

 平成24・2012年7月10日初版第一刷 論創社

 A5変型判 カバー 376ページ 本体3600円

 

関連箇所

探偵小説の目やす

 評論・随筆篇 > p343ー344

 初出:宝石 昭和22・1947年4月号(第2巻第3号)

解題

 横井司

 p362ー376

 

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探偵小説の目やす

 

 探偵小説の本質論が、にぎやかであり、真剣だ。

 たいへん結構だが、私は私なりに物を言ってみたい。議論べたで、思うがままを書き流すが、何より私は作家たちが、むろんこの私も含めての話で、探偵小説の芸術的昂揚を心がける、というだけのことで、すべてハッキリすると思う。文学的昂揚というような言葉を、芸術的昂揚という言葉で置きかえてみると、話がわかりやすい。

 

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解題

 

横井司  

 

 1

 

 従来の大下作品に対する評価は、おおむね江戸川乱歩の「日本の探偵小説」(『日本探偵小説傑作集』春秋社、一九三五・九)を起点としたものである。そこで乱歩は大下を文学派の内の情操派として位置づけ、次のように論じている。

 

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 Amazon.co.jp:大下宇陀児探偵小説選〈2〉 (論創ミステリ叢書)

Posted by 中 相作 - 2012.10.29,Mon

雑誌

 

グランドジャンプPREMIUM 第11号

 平成24・2012年10月24日発売 集英社

 グランドジャンプ2012年11月30日増刊

 B5判 522ページ 定価500円(本体476円)

 

江戸川乱歩異人館

 山口譲司

 第11話〈異人ノ拾壱 虚男~二癈人~〉 p87-124

 

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20121029a.jpg

 

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 グランドジャンプWEB:江戸川乱歩異人館

Posted by 中 相作 - 2012.10.28,Sun

ウェブニュース

 

朝日新聞デジタル

 平成24・2012年10月24日 朝日新聞社

 

怪人二十面相 なりきって競おう

 岡本真幸

 Home > マイタウン > 三重 > 記事

 

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怪人二十面相 なりきって競おう

 

2012年10月24日

 

20121028a.jpg

 

怪人二十面相の衣装でチラシを配る人たち=昨年11月の隠街道市、名張市提供

 

 名張市中心部で11月10、11の両日、「第7回隠(なばり)街道市」(名張地区まちづくり推進協議会〈辻本武久会長〉主催)が開かれる。地元で生まれた推理作家江戸川乱歩の小説にちなむ「怪人二十面相なりきりコンテスト」が初めて催される。

 

 コンテストは、乱歩生誕の地をPRするのが目的。参加者が二十面相の帽子、メガネ、マントなどを工夫して用意し、アイデアや華やかさ、立ち居振る舞いなどを、審査員と来場者が審査、投票する。

 

 街道市の期間中、会場に出没し、11日午後2時10分から中町の一の鳥居前特設ステージ(雨天時は別会場)で、歌やダンスなど自分で考えた2分程度のパフォーマンスを披露してアピールする。最優秀賞(賞金2万円)などを決め、参加者全員に参加賞を贈る。

 

 参加無料。定員20組程度。応募多数の場合は抽選する。専用の申込用紙に必要事項を記入して30日必着で同協議会事務局の名張公民館に申し込む。

 

 また、11日午前9時半~午後3時に「初瀬街道地域防災サミット」を丸之内の市総合福祉センターふれあいで初めて開く。参加無料、申し込み不要。同街道周辺の防災取り組みの紹介や炊き出しなどがある。

 

 街道市会場は初瀬街道沿いの上本町、中町、榊町かいわい、南町の名張産業振興センターアスピア、平尾の宇流冨志禰(うるふしね)神社、新町の旧細川邸やなせ宿など。空き店舗を生かした作品展示や飲食物販売などに約180団体と個人を合わせ約1700人が参加する予定。人出は昨年並みの3万人を目指している。

 

 昼の催しは両日とも午前9時半~午後3時半。10日午前10時からは一の鳥居前イベント広場でダンスパフォーマンスまつり。夜の催しは10日のみで午後5~8時に行灯(あんどん)を点灯する。やなせ宿では午後7~8時にミニコンサートがある。

 

 問い合わせは名張公民館(0595・64・2605、土日曜・祝日休み)へ。(岡本真幸) 

Posted by 中 相作 - 2012.10.27,Sat

ウェブニュース

 

毎日jp

 平成24・2012年10月22日 毎日新聞社

 

B-1グランプリ:名張牛汁「アピールできた」 目標8位以内届かず──北九州 /三重

 矢澤秀範

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B-1グランプリ:名張牛汁「アピールできた」 目標8位以内届かず--北九州 /三重

 

毎日新聞 2012年10月22日 地方版

 

 21日閉幕したB級ご当地グルメの祭典「第7回B-1グランプリ」(北九州市)で、初舞台を踏んだ「名張牛汁協会」(名張市)は目標の8位以内には届かなかった。林一樹事務局長(46)は「牛汁以上に名張のことを全国に知ってもらうことができた。これからも仲間とともにまちおこしに情熱を注いでいきたい」と振り返った。【矢澤秀範】

 

 各団体の料理やもてなしの総合評価で、来場者が投じたはしの重さで順位が決まった。グランプリ発祥の地・青森県八戸市の「八戸せんべい汁研究所」がゴールドグランプリ(1位)に輝いた。

 

 地元産の牛肉と焼きおにぎり、野菜が詰まった名張牛汁のブースは、21日も長い列ができた。前田國男副市長も応援に駆け付け、約30人のスタッフが我が町をPR。イベントステージでは、名張ゆかりの江戸川乱歩や観阿弥を紹介し、他団体とも交流を深めた。

 

 閉会式では、肩を組んで健闘をたたえ合い、涙を浮かべるスタッフも。県立名張西高3年、永田大士さん(18)は「来場者の多さに圧倒されたが、地元の良さをしっかりアピールできた」と笑顔。奥田哲也会長(41)は「汁ものでも上位に食い込めると確信した。これからも地元をもり立てていきたい」と力強く語った。

 

 2日間で過去最多の61万人(主催者発表)が詰めかけ、全国31道府県63団体の料理やパフォーマンスを満喫した。来年は愛知県豊川市で開かれる。

 

〔伊賀版〕

Posted by 中 相作 - 2012.10.26,Fri

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 平成24・2012年10月21日 産経新聞社、産経デジタル

 

最後の浮世絵師「没後120年記念 月岡芳年」 「血みどろ絵」で閉塞感を打破

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【美の扉】

 

最後の浮世絵師「没後120年記念 月岡芳年」 「血みどろ絵」で閉塞感を打破

 

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「東錦浮世稿談 幡随院長兵衛」大判錦絵 慶応3(1867)年

 

 折れたやりが足に突き刺さり、血が足を伝わり床に流れ出る。壁には血染めの手形。そんな状況で平然とおけのお湯を飲む男。挾客(きょうかく)の元祖ともいわれる幡随院長兵衛(ばんずいいん・ちょうべえ)が、丸腰の風呂場で刺殺された場面とされる。なんとも残虐でおぞましい。

 

 「最後の浮世絵師」といわれた月岡芳年の絵だ。その作品は、切腹などで血が噴き出た過激な表現が特徴で「血みどろ絵」とも「残酷絵」ともいわれている。作家の江戸川乱歩、谷崎潤一郎、三島由紀夫らが絶賛。芥川龍之介にいたっては「血みどろ絵」を一時期所蔵していたほどだ。

 

 没後120年を記念した「月岡芳年」展が、東京の太田記念美術館で開催されている。

 

 首がスッパリと刀で切られたり、身体中に矢を受けていたり、妊婦が逆さづりにされたり…。あまりにもショッキングなシーンに、ドキドキしてしまう。歌舞伎や講談の刃傷場面を題材にした「英名二十八衆句(しゅうく)」というシリーズは、画面に血があふれ、凄惨(せいさん)極まりない。ではなぜ芳年は、それほどまでに生臭い血に執着したのか。

 

 「血を多用することで場面を盛り上げたのでは」と、太田記念美術館主幹学芸員の日野原健司さん(37)は解説する。確かに鮮烈な血は人目を引く。

 

最後の浮世絵師「没後120年記念 月岡芳年」 「血みどろ絵」で閉塞感を打破

 

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 芳年は若くして才能を発揮した。浮世絵師の歌川国芳(1797~1861年)に入門し、3年がたった15歳のころに描いた「源平合戦」の絵が高く評価される。20歳のころには売れっ子絵師として活躍した。「血みどろ絵」の一方で、「芳年武者无類(むしゃぶるい) 源牛若丸 熊坂長範」といった軽快でさわやかな絵もある。ひらりと宙に舞って太刀を振るう牛若丸の劇的な構図は、現代の劇画のようでもある。

 

 芳年が生きた幕末は不穏な時代だった。1853年には黒船が来航。55年には安政の大地震、60年には桜田門外の変が起きた。一揆が多発し、暗殺が横行。そうした不安な時代にあって、人気を博した。

 

 芳年は昨年あたりから雑誌などで特集されたり、本が出版されるなど隠れたブームとなっている。新人物往来社では昨年6月に『衝撃の絵師 月岡芳年』(平松洋解説、2205円)を出版。担当編集者は「現代の劇画に通じる現代性が受けているかも」と、好調な売れ行きの背景を推測する。一方、美術評論家の平松洋(ひろし)さん(49)は「芳年は実際の死体を見て描いているのでリアリティーがある。先が見えない現代も幕末と似ていてリアルな表現が求められているのかもしれない」と話す。

 

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 閉塞(へいそく)感に包まれた時代には、平穏な絵よりも、むしろ血のほとばしるリアルで激しい色彩の絵の方が刺激的で、好まれるのかもしれない。(渋沢和彦)

 

 

幕末が生んだ特異な3絵師

 

 月岡芳年の師匠は、江戸時代末期に活躍した浮世絵師の歌川国芳(くによし)だった。高い塔のある風景を描き、現代では「江戸のスカイツリー」などといわれて話題になった鬼才だ。「宮本武蔵と巨鯨」という作品では、鯨と戦う武蔵を描き、強さを強調。巨大な骸骨や鋭い爪を持つ化け猫を描くなど、奇想天外な作品を送り出した。芳年は、この特異な絵師に師事したことも自身の芸術に大きな影響を与えたようだ。

 

 国芳の門人には、河鍋暁斎(かわなべ・きょうさい)(1831~89年)という個性的な絵師もいた。川で拾った生首を写生したという伝説も持つ。目が飛び出たような人物を描写するなど奇怪さが特徴。幕府と長州藩の対立を無数のカエルの兵隊に見立てた風刺的な作品も多い。

 

 3人の絵師は、おどろおどろしい画風から、これまでは芸術的な視点ではあまり認められていなかったが、近年は研究者の間で再評価の機運が高まっている。

 

 

【プロフィル】月岡芳年

 

 つきおか・よしとし 天保10(1839)年、江戸に生まれた。歴史画、美人画、武者絵など多様な浮世絵を制作。浮世絵が需要を失いつつあった時代の中で売れっ子になった。神経衰弱に悩まされながら制作を続け、明治25(1892)年に53歳で死去した。

 

 

【ガイド】「没後120年記念 月岡芳年」は11月25日まで、太田記念美術館(東京都渋谷区神宮前1の10の10)。代表作や新発見を含む240点で全容を紹介する。休館日は月曜と展示替えの29日~31日。入館料一般1000円、大学生700円、中学生以下無料。問い合わせは、ハローダイヤル(電)03・5777・8600。

 

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「芳年武者无類 源牛若丸 熊坂長範」 大判錦絵 明治16(1883)年 太田記念美術館蔵

 

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「文治元年平家の一門亡海中落入る図」大判錦絵三枚続 嘉永6(1853)年 個人蔵

 

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「松竹梅湯嶋掛額」 大判錦絵竪二枚続 明治18(1885)年

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