Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2016.03.23,Wed
雑誌
少年マガジンエッジ 4月号
平成28・2016年4月1日 第2巻第4号 講談社
B5判 876ページ 650円(本体602円)
乱歩アナザー 明智小五郎狂詩曲
薫原好江
原作:江戸川乱歩
協力:平井憲太郎
第2回〈第1章 黒蜥蜴 II〉
p321─360
▼少年マガジンエッジ公式サイト:Home
少年マガジンエッジ 4月号
平成28・2016年4月1日 第2巻第4号 講談社
B5判 876ページ 650円(本体602円)
乱歩アナザー 明智小五郎狂詩曲
薫原好江
原作:江戸川乱歩
協力:平井憲太郎
第2回〈第1章 黒蜥蜴 II〉
p321─360
▼少年マガジンエッジ公式サイト:Home
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Posted by 中 相作 - 2016.03.22,Tue
ウェブニュース
ダ・ヴィンチニュース
平成28・2016年3月19日 KADOKAWA・DWANGO
「作家陣豪華すぎるだろ」「このアンソロジー買うしかない」豪華すぎる作家陣が江戸川乱歩の名作と初代ルパンを現代に蘇らせる!
Home > 文芸・カルチャー > 小説・エッセイ > 記事
ダ・ヴィンチニュース
平成28・2016年3月19日 KADOKAWA・DWANGO
「作家陣豪華すぎるだろ」「このアンソロジー買うしかない」豪華すぎる作家陣が江戸川乱歩の名作と初代ルパンを現代に蘇らせる!
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「作家陣豪華すぎるだろ」「このアンソロジー買うしかない」豪華すぎる作家陣が江戸川乱歩の名作と初代ルパンを現代に蘇らせる!
2016.3.19
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“日本のミステリーの父”と呼ばれる小説家の江戸川乱歩。2014年には同氏の誕生120年を記念して、オマージュ・アンソロジー『みんなの少年探偵団』が発売された。湊かなえ、万城目学といった5人の豪華作家陣が乱歩の“怪人二十面相”に挑んだ同書は「5人の作家の『少年探偵団』への愛が伝わってきた」「同じ登場人物なのに、作家により描写が異なり様々な視点から楽しめる!」と絶賛の声が上がっていた。
そんな「少年探偵団アンソロジー」待望の第2弾となる『みんなの少年探偵団2』が、2016年3月11日(金)に発売となった。さらに今回は、“少年探偵団”と双璧を成す“怪盗ルパン”シリーズのオマージュ作品『みんなの怪盗ルパン』も同時発売されることに。これには発売前から「作家陣豪華すぎるだろ」「あの超豪華なアンソロジーをルパンでもやるのか!」「オマージュ・アンソロジーは第1弾がめちゃくちゃ面白くて印象深いので今回も楽しみ!」「小林泰三さんに近藤史恵さんに湊かなえさんて楽しみすぎる…。このアンソロジー買うしかない」「ルパン好きというのもあるが、真山仁のルパンってなんだよ、という興味が一番でかい」など、大きな注目が集まっていたようだ。
『みんなの少年探偵団2』を手掛けるのは、有栖川有栖、歌野晶午、大崎梢、坂木司、平山夢明といったミステリー作家5人。有栖川は“未来人F”を名乗る新たな怪人が現れる「未来人F」。歌野は、かつて少年探偵団ごっこをしていた中年男性が旧友の葬式をきっかけに再び集まる「五十年後の物語」。大崎は、祖母の家に怪人二十面相から犯罪予告が届いた小雪を描く「闇からの予告状」。坂木は、少年から青年に成長した“小林少年”を描く「うつろう宝石」。平山は、明智が日本に不在の中“溶解人間”が現れるという「溶解人間」を手掛けている。
一方、『みんなの怪盗ルパン』を手掛けるのは、小林泰三、近藤史恵、藤野恵美、真山仁、湊かなえの5人。小林は、ルパンと名探偵ホームズのエピソードゼロともいうべき戦いを描いた「最初の角逐」。近藤は、怪盗紳士ルパンらしいロマンチックな物語の「青い猫目石」。藤野は、強きを助け弱きを挫く怪盗紳士ルパンはどのように誕生したのかを描く「ありし日の少年ルパン」。真山は、親しくする軍人の無実を証明するため暗躍をするルパンが活躍する「ルパンの正義」。湊は、窮地に陥った美人姉妹の前に現れた謎の紳士の物語「仏蘭西紳士」を描いた。
豪華作家陣が名作を現代に蘇らせた同2冊。『みんなの少年探偵団2』には「皆さん色んな工夫をこらされ、苦労しているのがよくわかる。しかし、皆さん…(私もですが)、怪人二十面相シリーズ大好きなんですね!」「一気読みしました! とにかく珠玉の作品ばかりだった」「どの作品も読後感が良く、にんまりしたり、すっきりしたり、しんみりしつつも、最後にはほんわかした気持ちになった」と、読了した人からの感想が聞かれた。また、『みんなの怪盗ルパン』には「いずれの作品もよく考えられていて面白かった!」「子どもの頃を思い出した。近藤さんと真山さん目当てでしたが、どれも魅力的でした」とこちらも好評のようす。これほど豪華で多くの作家を魅了する乱歩の描くルパンは、偉大であるということがわかる。このオマージュ・アンソロジーで過去の乱歩作品が再び読まれる機会も増えていくだろう。
さらに、「本屋さんでなつかしいルパンと少年探偵団に会ったよ。小学校の図書館に必ずあったあのシリーズ。あの表紙絵懐かしい」や「平山夢明氏の書き下ろし目当てなんだが、歌野晶午氏も嬉しい。表紙も小学校の図書室思い出して嬉しいねぇ」と、“元”少年少女たちの心を鷲づかみにする表紙も注目ポイントのようだ。実は『みんなの少年探偵団2』の表紙には、カバーをめくると本体の表紙とは違う絵柄が現れる仕掛けがあるのだ。何が現れるかは秘密なので、ぜひ手にとって確かめてみてほしい。また、かつての懐かしい表紙をそのままに復刊した大人向けの文庫「ポプラ文庫クラシック」シリーズもあるのでこちらも要チェックだ。
子供時代に乱歩作品に胸を躍らせた豪華作家陣が集結し、乱歩作品に挑んだ今回のオマージュ・アンソロジー。作家陣に惹かれて買うもよし、少年時代に読み漁った“少年探偵団”や“怪盗ルパン”シリーズの往年のファンでもよし、第1弾からのファンもよし、未だ江戸川乱歩作品と怪盗ルパンに触れたことのない人にもオススメの1冊といえるだろう。
■『みんなの少年探偵団2』
著:有栖川有栖、歌野晶午、大崎梢、坂木司、平山夢明
価格:1,500円(+税)
発売日:2016年3月11日(金)
出版社:ポプラ社
■『みんなの怪盗ルパン』
著:小林泰三、近藤史恵、藤野恵美、真山仁、湊かなえ
価格:1,500円(+税)
発売日:2016年3月11日(金)
出版社:ポプラ社
Posted by 中 相作 - 2016.03.20,Sun
ウェブニュース
Book Bang
平成28・2016年3月10日 新潮社
新刊のミステリー 短篇集が粒揃い!
瀧井朝世
Home > レビュー > 記事
Book Bang
平成28・2016年3月10日 新潮社
新刊のミステリー 短篇集が粒揃い!
瀧井朝世
Home > レビュー > 記事
新刊のミステリー 短篇集が粒揃い!
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書籍情報:版元ドットコム
新刊のミステリー 短篇集が粒揃い!
[レビュアー] 瀧井朝世(ライタ-)
今回は新刊のミステリー短篇集のなかから数冊を。まず、フェルディナント・フォン・シーラッハの『罪悪』。二〇一二年の本屋大賞翻訳小説部門第一位となった『犯罪』に続く第二短篇集だ。弁護士の「私」が遭遇したさまざまな罪悪を簡潔に語っていく。町のブラスバンドの男たちが祭の夜に起こした暴行事件、若かりし頃に罪を犯したものの、結婚して平穏に暮らしてきた男女のその後、寄宿学校で起きたいじめが思わぬ事故を引き起こす悲劇……。理不尽な結末を迎える事件もあればユーモアが漂うエピソードや、法の解釈をめぐってのスリルある展開など、テイストはさまざま。いずれも、人の心の不可思議さ、不確かさが描かれている。
一方、犯罪とは無縁な謎が出てくるのは碧野圭『菜の花食堂のささやかな事件簿』(だいわ文庫)。東京・武蔵野にあるレストラン〈菜の花食堂〉では月に二回、料理教室が開かれている。参加者たちが抱える事情を、鋭い観察眼で見抜いてしまうのが店のオーナーの靖子先生。その様子を見守る助手の優希が視点人物だ。生徒の一人が突然恋人に別れを告げられた理由は? 職場の大切な先輩のために、当日購入したケーキが傷んでしまったのは誰のしわざ? 明るく家族思いの女性が珍しく息子を怒らせたのはなぜ? どの謎も料理や食べ物が絡むが、立ち上ってくるのは隠されていた人々の想い。靖子先生や優希にもそれぞれ事情があり、彼女たちのキャラクターにも惹きつけられる。
推理を楽しみたいなら桜庭一樹編『江戸川乱歩傑作選 獣』と湊かなえ編『江戸川乱歩傑作選 鏡』(ともに文春文庫)を。乱歩没後五十年記念のアンソロジーだ。現代の人気作家二人が、どんな作品を選んだのかが興味深い。桜庭氏はデビュー作「二銭銅貨」から始まり問題作「陰獣」に至る並びで、初期の乱歩の素顔に迫ろうと試みる。湊氏は「湖畔亭事件」を中心に本格推理ものを集め、パズラーとしての乱歩を解読しようとする。選者の意図によって、大乱歩がまた違う表情を見せてくれているのが魅力だ。
新潮社 週刊新潮 2016年3月10日号 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
新潮社
対象書籍
『罪悪』
著者・出版社
フェルディナント・フォン・シーラッハ [著]/酒寄進一 [訳](東京創元社)
価格
778円(税込)
『菜の花食堂のささやかな事件簿』
著者・出版社
碧野 圭 [著](大和書房)
価格
702円(税込)
『江戸川乱歩傑作選 獣』
著者・出版社
桜庭 一樹 [著]/江戸川 乱歩 [著](文藝春秋)
価格
702円(税込)
『江戸川乱歩傑作選 鏡』
著者・出版社
江戸川 乱歩 [著]/湊 かなえ [著](文藝春秋)
価格
702円(税込)
Posted by 中 相作 - 2016.03.19,Sat
ウェブニュース
産経ニュース
平成28・2016年3月11日 産経新聞社、産経デジタル
【映画深層】人妻と一夜を共にして…日本オタクのスペイン人が描く脅迫の連鎖「マジカル・ガール」のカルロス・ベルムト監督
藤井克郎
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産経ニュース
平成28・2016年3月11日 産経新聞社、産経デジタル
【映画深層】人妻と一夜を共にして…日本オタクのスペイン人が描く脅迫の連鎖「マジカル・ガール」のカルロス・ベルムト監督
藤井克郎
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2016.3.11 14:00
【映画深層】
人妻と一夜を共にして…日本オタクのスペイン人が描く脅迫の連鎖「マジカル・ガール」のカルロス・ベルムト監督
(1/4ページ)
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スペイン映画「マジカル・ガール」を手がけたカルロス・ベルムト監督=東京都渋谷区(伴龍二撮影)
スペインで日本の漫画やアニメが浸透しているというのは聞いていたが、ここまで日本文化に精通している映画監督がいるとは思わなかった。3月12日公開の「マジカル・ガール」を手がけたカルロス・ベルムト監督(36)は、年に4カ月ほど東京で暮らしているという日本通で、初の劇場映画となるこの作品にも日本文化の影響が色濃く反映されている。「西洋では何を語っているかが重要なのに対し、日本ではどう語っているかに重きを置いている」と研究の一端を披露する。(藤井克郎)
「マジカル・ガール」はなんとも不思議なテイストに満ちた作品だ。基本的には3つの章からなるフィルムノワール(犯罪映画)なのだが、それぞれの章で主人公が入れ替わり、脅迫の連鎖が悲劇を招くという構図になっている。
最初の主人公は、12歳の娘、アリシアが白血病で余命わずかと宣告されているルイス。失業中の彼は、なんとかまな娘の夢をかなえてやりたいと、一夜を共にした人妻のバルバラを脅して大金を手に入れる。だがアリシアの夢の実現には欠けているものがあることがわかり、さらにバルバラをゆすろうとしたことから取り返しのつかない事態に陥っていく…。
【映画深層】
人妻と一夜を共にして…日本オタクのスペイン人が描く脅迫の連鎖「マジカル・ガール」のカルロス・ベルムト監督
(2/4ページ)
前半にいくつもの謎がちりばめられ、それらが徐々に明かされていくのだが、すべての謎が明らかになるわけではない。「謎を謎のままにしたのは、一つは観客に脳を使ってほしいということと、もう一つはいつまでも心にとどめておいてほしかったからです」とベルムト監督。一昨年のサンセバスチャン国際映画祭(スペイン)ではグランプリと監督賞を受賞するなど、デビュー作にして高い評価を受けている。
☆ ☆ ☆
このアリシアの夢が、日本のポップカルチャーと密接にかかわっている。彼女は架空のアニメ「魔法少女ユキコ」の大ファンで、そのコスチュームを着て踊ることを夢見ているという設定なのだ。父親がようやく手に入れたコスチュームを着てアリシアが踊る曲は、長山洋子がアイドル時代に歌っていた「春はSA-RA SA-RA」だし、ほかにも江戸川乱歩の原作で美輪明宏の当たり役の「黒蜥蜴」が重要なモチーフとして用いられている。
これらのアイテムをどれだけのスペイン人が理解できるのか。「もちろん乱歩とか美輪明宏とか、スペインでは日本よりは知られていないと思う。そもそもオタクという人は、漫画とか食べ物とかには多いかもしれないけど、映画にはなかなか波及しないからね。日本の映画でATG(1960年代から80年代にかけて良質のアート作品を提供した映画会社)が好きだなんて言っているスペイン人は僕だけだと思う」と笑う。
【映画深層】
人妻と一夜を共にして…日本オタクのスペイン人が描く脅迫の連鎖「マジカル・ガール」のカルロス・ベルムト監督
(3/4ページ)
4歳のときに母親に連れられて「悪魔のいけにえ」を見にいって以来、ホラーやミステリー映画が大好きだったが、やがてテレビアニメの「ドラゴンボール」がスペインでもヒットし、日本のアニメに興味を抱くようになる。特に10歳のころに出合った大友克洋監督の「AKIRA」には衝撃を受けた。「なぜこんなに暴力的なのか、なぜアニメなのにここまで厳しく描くのか。実存的な疑問が次々と湧いてきて、哲学的思考を大いに刺激してくれた」と振り返る。
マドリードの美術学校に進学して最初は映像を専攻したが、漫画をやりたくてイラストのコースで研鑽を積む。やがてコミック作家として4~5作品を発表するものの、スペインでは漫画で食べていくのは難しかった。「映画は作りたかったけど、多くの人とチームを組んで作業するというのは僕には怖くてできないと思っていた。自分のアイデアを最後まで完成させたいと思っていたんです」
そのうち動画機能付きのデジタルカメラが登場し、友人と遊びで撮影してはインターネットに上げるようになる。2009年には短編映画「マケータス」がノトド映画祭(スペイン)でグランプリを受賞するなど高い評価を獲得。自主映画を経て、今回の初の劇場作品へとつながっていった。
【映画深層】
人妻と一夜を共にして…日本オタクのスペイン人が描く脅迫の連鎖「マジカル・ガール」のカルロス・ベルムト監督
(4/4ページ)
☆ ☆ ☆
実は初の短編となるこの「マケータス」にも、すでに日本文化が投影されている。「アニメだけでなく、ゴジラやガメラといった怪獣映画も好きでよく見ていたが、いつも疑問に思ったのは、ゴジラの尻尾で倒されたビルの中にいた人はどうなったのだろうということです。きっと誰かの子供だったり母親だったり、いろんな人がいるはずで、そんな人たちの物語を描きました」とベルムト監督。
ほかにも映画だと勅使河原宏監督や増村保造監督、小説では安部公房など、好きな作家の名前が次々と飛び出してきたが、生まれ育ったスペイン文化の影響も受けているはず。それらは創作においてどのような兼ね合いで表れるのか。
「自分では合理的に説明できるものはなくて、興味のあるものがあれば、日本だけでなくどこの国の文化でも研究して取り入れたいと思っている。例えば勅使河原宏監督の『他人の顔』で、人体のパーツが水の中に落ちていく映像を見た瞬間、自分はこんなふうに自由に想像して映画を作りたいと思った。それは無理やり誰かにオマージュをささげるというものではない。もちろんスペイン文化にもそういうものはあると思うが、スペイン人としてではなく、一人の映画監督として自由に取り入れていきたいと思っています」ときっぱりと語った。
Posted by 中 相作 - 2016.03.18,Fri
ウェブニュース
伊賀タウン情報YOU
平成28・2016年3月15日 ユー
名張の6社寺・乱歩生誕地などつなぐ「ライン」歩く 3月20日
Home > 総合 > 記事
伊賀タウン情報YOU
平成28・2016年3月15日 ユー
名張の6社寺・乱歩生誕地などつなぐ「ライン」歩く 3月20日
Home > 総合 > 記事
名張の6社寺・乱歩生誕地などつなぐ「ライン」歩く 3月20日
編集部 (2016年3月15日 17:47)
名張市の著名な6社寺と茶臼山、さらに中間地点にある同市出身の探偵小説家・江戸川乱歩の生誕地をつなぐ、北緯34度37分の一本のライン――。『ミステリー』が詰まった、この存在を知ってほしいと、名張のまちおこしを目指す市民団体「名張ふるまち応援団」は3月20日、「歴史ウオーク・名張ミステリーラインを行く」を開催する。先着20人で、参加費500円。
ラインを発見したのは同団体の小島敏孝代表。名張の四季の祭りで関わりの深い宇流冨志禰神社(平尾)、愛宕神社(新町)、蛭子神社(鍛冶町)の3神社が地図上で一直線の位置にあることに気付き、詳しく見るうちに名張藤堂家の菩提寺である「徳蓮院」、春日大社の奥宮「積田神社」、茶臼山の三角点も同じ緯度であることを発見。名張のまちなかの歴史を掘り起こす機会にと、乱歩ゆかりの地にあやかり「名張ミステリーライン」と名付け、イベントを企画した。
当日は名張駅東口の乱歩像前に集合し、スタート。東端の積田神社から徳蓮院、宇流冨志禰神社、蛭子神社、栄林寺、乱歩生誕地、やなせ宿、愛宕神社、一の鳥居までの約6キロをたどりながら、現地で歴史について話を聞く。道中では乱歩パイ、さらにミステリーラインをイメージして開発した串団子、乱歩作品と同名のせんべい「二銭銅貨」の3つの和菓子も用意されているという。
開催日は太陽の動きも真東から真西に動く春分の日。小島代表は「一直線に動く太陽の動きと、ラインを感じてもらいながら歩いてもらえたら」と話している。
参加申し込みは、小島さん宛てに住所、氏名、年齢、電話番号を当日までに電話(0595・63・0919)で連絡、またはファクス(同)して申し込む。
Posted by 中 相作 - 2016.03.18,Fri
ウェブニュース
Real Sound
平成28・2016年3月12日 blueprint
魔法少女のステッキが導くノワールーージャポニズムに彩られた『マジカル・ガール』の美学
牛津厚信
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Real Sound
平成28・2016年3月12日 blueprint
魔法少女のステッキが導くノワールーージャポニズムに彩られた『マジカル・ガール』の美学
牛津厚信
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魔法少女のステッキが導くノワールーージャポニズムに彩られた『マジカル・ガール』の美学
牛津厚信
2016.03.12
この映画には絶頂がない。いやむしろ全編にわたり静かな絶頂に達し続けているというべきなのか。いざ扉を開けば最後。観客はまるで悪魔と契約を交わすかのような「手と手」の儀式に出くわし、そこからは芋づる式に悪夢の予感がしずしずと物語を満たしていくのを、ただ呆然と見守るしか術がない。一寸先すらも闇。何がどう展開するのか全くもって予測不能。そして観客の多く、特に日本人は、次の言葉に衝撃を受けることになる。
「魔法少女ユキコ」
本作の登場人物のひとり、12歳の少女アリシアが熱狂する日本の(架空の)アニメーションである。そう、この映画には濃厚なジャポニズム要素が漂う。
本作の監督、30代のカルロス・ベルムトは自身が愛してやまない日本のカルチャーを随所に挿入し、ある種のフィルムノワールとしてのまとまりの良さを放棄してみせた。高らかに鳴り響く長山洋子の「春はSA-RA SA-RA」。そうやって化学変化、あるいは突然変異とも言える肌感が像を帯び、ノワール世界に紛れ込んだ男たちは、魔法少女の持つ不思議スティックに導かれるまま、運命を右へ左へ、上へ下へと蛇行させていく。
出逢い、絡まり、錯綜する4つの目線
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Una produccion de Aqui y Alli Films, Espana. Todos los derechos reservados(c)
冒頭、教師が「何がどう転んでも、2+2=4なのだ」と口にする。面白いことに、この群像劇のメインキャラも4人だ。まずは少女アリシアと失業中の父ルイス。運命の審判は突如下される。娘が白血病に侵されており余命も短いことが判明。父は思う。元気なうちに好きなことをさせてあげたい。そこで娘のノートに書き記してあった「魔法少女ユキコのコスチュームが欲しい」という願いを叶えるべく危ない橋を渡ることに。
一方、スペインの全く別の場所では、バルバラという美しい女が予測不能の行動を見せる。精神的に不安定な彼女には夫がいるのだが、彼は物語の周辺で右往左往するばかりで語り手として入り込んでくることはない。
そして、もう一人。バルバラが電話をかける相手、初老の男ダミアンがいる。刑期を終えたばかりで、ジグゾーパズルが好きらしい。獄中でも模範的な暮らしを送っていたようで、人々からの信頼も厚い。
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Una produccion de Aqui y Alli Films, Espana. Todos los derechos reservados(c)
かくしてピースは揃った。教師の言葉が本当ならば、「2+2=4」は絶対的な真理であり、完全なる真実なのだとか。その命題を証明するかのように、4つの目線は思わぬ形で邂逅を遂げ、「魔法少女ユキコ」のコスチュームが欲しいという純真な願いはいつしか登場人物の誰しもを運命の螺旋階段へと突き落としていく。果たして事の顛末に、パズルは一体どのような完成図を見せるのか――。
我々は、この研ぎ澄まされた語り口に魅了されるあまり、クライマックスよりもむしろ、次に何が待ち構えているのか、その一瞬一瞬を待ちきれなくなる。だからこそ、絶え間ない絶頂。芋づる式の悪夢。
魔法少女のステッキが導くノワールーージャポニズムに彩られた『マジカル・ガール』の美学
省略の美学。そして黒蜥蜴。
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Una produccion de Aqui y Alli Films, Espana. Todos los derechos reservados(c)
この魅惑的な語り口を可能とした要因には、カルロス・ベルムトによる省略の美学が挙げられよう。イラストレーター、そして漫画家でもある異色の映像作家は、冒頭の「手と手」の会話に象徴されるように、重要な場面で必要な情報を躊躇なく削ぎ落としてシンプル化、あるいは象徴的な絵図で代弁させる。
ヒゲモジャのベルムト監督は、魔法少女のステッキをひと振り、ふた振りしながら、登場人物たちの感情表現さえも削ぎ落としていく。表情からも恐れや怯え、喜び、痛み、悲しみ、絶望はほとんど読み取れない。それどころか、感情移入に不可欠な登場人物のバックグラウンドや、そこで実際に何が起こったのかの具体性すらも大胆に省略する。
たとえば、「悪魔のような女」と呼ばれるバルバラ。彼女は中盤、黒蜥蜴の紋章があしらわれた部屋と対峙することになる。ここに入室して耐え抜けば一度に大金を掴むことができる。しかし具体的な描写の一切は切り落とされるのだ。
この「黒蜥蜴」だが、ベルムト監督によるとやはり江戸川乱歩へのオマージュとして引用した模様。さらにエンディングでは美輪明宏の作詞作曲した「黒蜥蜴の唄」のカバー曲が深い海に沈むような余韻を漂わせてやまない。ベルムトの傾倒ぶりはかなりのものと言える。
思い返すと、乱歩の「黒蜥蜴」では、タイトルロールの女盗賊が御開帳するアジトに、人間たちの剥製がずらりと陳列されていた。この『マジカル・ガール』がそれと同じとは言わないが、本作では部屋の一切をブラックボックス化して「黒蜥蜴」の紋章のみにて象徴させる。いつしかこのマークが映るたびに、パブロフの犬のように勝手に想像力を起動し始める我ら。バルバラの額から流れる血や傷痕もまた、どこか蜥蜴を思わせる流麗な湾曲を宿しながら、その顔面を這う。彼女自身も心の内側にブラックボックスを抱えた一人であるといわんばかりに。
かくして語るべき場所において必要な情報を欠損させることで、それがかえって独特の呼吸を生む。こうやって生まれる語り口がストーリーを力強く際立たせ、なおかつ観客に委ねられた想像力も追い風となって、『マジカル・ガール』の抗いがたい陶酔を深めていくのである。
繰り返される「手と手」
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Una produccion de Aqui y Alli Films, Espana. Todos los derechos reservados(c)
最終的に本作は、すべての要素がブーメランのように旋回しながら元の場所に戻っていく。「願い」は「願った者」へと返球され、「脅し」もまた「脅した者」へと返却される。冒頭にて交わされた「手と手」もまた、契約の履行を証するかのようなタイミングでもう一度リフレイン。それらの場面では手のひらにあるはずのものが、忽然と消えている。ある意味、「ある」と「ない」という概念を等価で結ぶフィクションの構造を示しているかのよう。そして何よりもこうして完成されるストーリーの軌跡は、さながら幾何学模様のように精緻かつ流麗で美しい。
これが長編第二作となったカルロス・ベルムト。今しがた、ふとYouTubeをチェックすると彼の短編作”Maquetas”と”Michirones”が見つかった。いずれもたった数分のうちに彼独特の陶酔をしっかりと忍ばせ、言葉がわからなくても十分に楽しむことができる。
奇しくもスペイン経済危機の中で頭角を現したその才能はホンモノだ。彼にしか持ち得ない魔法のステッキで、これから一体どんな世界を描き出してくれるのか。我々は期待と賞賛を込めてすっと手を出し、次なる手が呼応するのを楽しみに待ちたい。多分、次作はもっとすごいことになる。
『マジカル・ガール』予告編
■牛津厚信
映画ライター。明治大学政治経済学部を卒業後、某映画放送専門局の勤務を経てフリーランスに転身。現在、「映画.com」、「EYESCREAM」、「パーフェクトムービーガイド」など、さまざまな媒体で映画レビュー執筆やインタビュー記事を手掛ける。また、劇場用パンフレットへの寄稿も行っている。Twitter
■公開情報
『マジカル・ガール』
3月12日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショー
監督:カルロス・ベルムト
出演:ホセ・サクリスタン、バルバラ・レニー、ルイス・ベルメホ、ルシア・ポジャン
2014年/スペイン/カラー/127分/シネスコ
配給:ビターズ・エンド
Una produccion de Aqui y Alli Films, Espana. Todos los derechos reservados(c)
公式サイト:http://www.bitters.co.jp/magicalgirl/
Posted by 中 相作 - 2016.03.17,Thu
書籍
金田一耕助、パノラマ島へ行く
芦辺拓
平成28・2016年2月25日初版 KADOKAWA 角川文庫19607
A6判 カバー 238ページ 本体640円
金田一耕助、パノラマ島へ行く
初出:小説野性時代 平成27・2015年3月号、4月号
明智小五郎、獄門島へ行く
初出:小説野性時代 平成27・2015年9月号、10月号
あとがき──あるいは好事家のためのノート
▼角川書店: 金田一耕助、パノラマ島へ行く
▼NDL-OPAC:金田一耕助、パノラマ島へ行く
金田一耕助、パノラマ島へ行く
芦辺拓
平成28・2016年2月25日初版 KADOKAWA 角川文庫19607
A6判 カバー 238ページ 本体640円
金田一耕助、パノラマ島へ行く
初出:小説野性時代 平成27・2015年3月号、4月号
明智小五郎、獄門島へ行く
初出:小説野性時代 平成27・2015年9月号、10月号
あとがき──あるいは好事家のためのノート
▼角川書店: 金田一耕助、パノラマ島へ行く
▼NDL-OPAC:金田一耕助、パノラマ島へ行く
Posted by 中 相作 - 2016.03.17,Thu
ウェブニュース
MOVIE Collection
平成28・2016年3月12日 キッチュ
【映画を聴く】前編/日本のアイドル文化に漂う薄幸さとは? 長山洋子や美輪明宏の曲が使われた絶賛スペイン映画
伊藤隆剛
Home > NEWS > 記事
MOVIE Collection
平成28・2016年3月12日 キッチュ
【映画を聴く】前編/日本のアイドル文化に漂う薄幸さとは? 長山洋子や美輪明宏の曲が使われた絶賛スペイン映画
伊藤隆剛
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(2016年 3月 12日)
【映画を聴く】前編/日本のアイドル文化に漂う薄幸さとは? 長山洋子や美輪明宏の曲が使われた絶賛スペイン映画
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『マジカル・ガール』
Una producción de Aquí y Allí Films, España. Todos los derechos reservados©
[ムビコレNEWS] 『マジカル・ガール』
オープニングで流れる曲がアイドル時代の長山洋子のデビュー曲「春はSA・RA・SA・RA」、エンディング・テーマはピンク・マルティーニによる美輪明宏のカヴァー「黒蜥蜴の唄」。新人監督のカルロス・ベルムトによるスペイン映画『マジカル・ガール』は、そんな意表を突く演出と先の読めないストーリー展開、洗練された映像美で見る者をぐいぐい引き寄せる最新鋭のフィルム・ノワールだ。
誰かへの愛のために行動を起こしたはずなのに、それが思いもよらぬ方向へ独り歩きし、本人たちにもコントロールできないほど大きな出来事に膨れ上がっていく。複雑に絡み合う人間関係や時系列をすっきり整然と分かりやすく見せてしまう構成力がまず素晴らしく、ペドロ・アルモドバル監督ほか世界中から賛辞の声が多く寄せられているのも納得できる。
「春はSA・RA・SA・RA」や「黒蜥蜴の唄」といった楽曲が使われているのは、ベルムト監督が大の日本フリークだから。日本の文化全般に造詣が深く、好きな映画監督は黒澤や小津のほか新藤兼人、寺山修司、大島渚、今村昌平、勅使河原宏など。現代でも園子温、岩井俊二、塚本晋也らを敬愛しているという。こういった並びを見るだけで、最近までのかなり広範な日本映画をチェックしているようだ。
そのほか「聖闘士星矢」、手塚治虫、水木しげる、丸尾末広、浦沢直樹らのコミックも大好物で、「ドラゴンボール」にいたっては愛するあまりに本家を再解釈した「Comic Dragon」というコミックを自分で出版している(彼はもともとイラストレーターでもある)。好きな日本人ミュージシャンは浅川マキだというから、そのマニアぶりは徹底している。(後編へ続く…)(文:伊藤隆剛/ライター)
【映画を聴く】後編/日本のアイドル文化に漂う薄幸さとは? 長山洋子や美輪明宏の曲が使われた絶賛スペイン映画
(…前編より続く)
劇中では長山洋子や美輪明宏の曲以外にも随所で日本文化へのオマージュが散りばめられている。白血病を患う12歳の少女アリシアは、架空の日本アニメ「魔法少女ユキコ」の大ファン。そのコスチュームに憧れる彼女の思いから物語は転がっていくことになる。また、心を病んだヒロインのバルバラが訪れる謎の豪邸には、江戸川乱歩「黒蜥蜴」を想起させるマークを掲げた謎の部屋が。この部屋の存在も、本作にいっそうミステリアスな雰囲気を加味している。
江戸川乱歩つながりで「黒蜥蜴の唄」が選ばれるのは理解できるとして、どうして長山洋子なのか? しかも「春はSA・RA・SA・RA」なのか? 今や演歌ではベテランと言っていい存在だが、本人もまさか自分のアイドル時代のデビュー曲が、遠くスペインで撮られた映画に使われるとは思わなかっただろう(映画の公式サイトに驚き&喜びのコメントを寄せている)。
カルロス・ベルムト監督がこの曲を見つけたのはまったくの偶然だったらしく、先の「魔法少女ユキコ」の主題歌として耳に残る日本の歌を探している時に出合ったと語っている。ベルムト監督から見ると日本のアイドル文化はかなり特殊で、人形のように歌わされている姿がある種の不幸に思えるという。そういった舞台裏の“影”が色濃く感じられる曲として、いかにもアイドルというキラキラした光に満ちたこの曲が選ばれたわけだ。
しかし、実はこの「春はSA・RA・SA・RA」はカヴァーで、オリジナルはEINIというフィンランドの歌手の「Kiitävän hetken hurma」という曲だったりする。北欧で生まれた楽曲が日本を経由してスペインへ辿り着くというのが、映画の構造と同様にある種の“捻れ”を含んでいて興味深い。
本作では、登場人物のダミアンがパズルのピースを埋めていくシーンが象徴的に何度か挟み込まれるのだが、最後の1ピースが埋まらず、その隙間が次第に全体を崩していくことになる。悲劇とも喜劇とも言えないエンディングまで含め、どこまでもダークで奇妙。これまでにない群像劇としても一見の価値ありだ。(文:伊藤隆剛/ライター)
『マジカル・ガール』は3月12日より公開。
伊藤 隆剛(いとう りゅうごう)
ライター時々エディター。出版社、広告制作会社を経て、2013年よりフリー。ボブ・ディランの饒舌さ、モータウンの品質安定ぶり、ジョージ・ハリスンの 趣味性、モーズ・アリソンの脱力加減、細野晴臣の来る者を拒まない寛容さ、大瀧詠一の大きな史観、ハーマンズ・ハーミッツの脳天気さ、アズテック・カメラ の青さ、渋谷系の節操のなさ、スチャダラパーの“それってどうなの?”的視点を糧に、音楽/映画/オーディオビジュアル/ライフスタイル/書籍にまつわる 記事を日々専門誌やウェブサイトに寄稿している。1973年生まれ。名古屋在住。
Posted by 中 相作 - 2016.03.16,Wed
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ダ・ヴィンチニュース
平成28・2016年3月11日 KADOKAWA・DWANGO
有栖川有栖「それぞれの作家の乱歩と小説への愛が詰まっている」江戸川乱歩のオマージュ・アンソロジー同時発売
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ダ・ヴィンチニュース
平成28・2016年3月11日 KADOKAWA・DWANGO
有栖川有栖「それぞれの作家の乱歩と小説への愛が詰まっている」江戸川乱歩のオマージュ・アンソロジー同時発売
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有栖川有栖「それぞれの作家の乱歩と小説への愛が詰まっている」江戸川乱歩のオマージュ・アンソロジー同時発売
2016.3.11
大人気ミステリー作家陣が、江戸川乱歩のオマージュに挑み大きな話題を呼んだ『みんなの少年探偵団』。待望の第2弾となる小説集『みんなの少年探偵団2』が、2016年3月11日(金)に発売された。さらに今回は、『少年探偵』と双璧を成す『怪盗ルパン』シリーズのオマージュ小説『みんなの怪盗ルパン』も同時発売! 5人のトップ作家が、胸躍る冒険譚を現代に蘇らせる。
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<『みんなの少年探偵団2』>
●「未来人F」有栖川有栖
“未来人F”を名乗る新たな怪人が現れて予言や犯罪予告をした。日本は騒然…二十面相は歯噛み。未来人とは一体何者なのか? 遂に怪人二十面相・明智探偵・小林少年に隠された謎も明かされる!?
●「五十年後の物語」歌野晶午
かつて「少年探偵団」ごっこをしていた中年男性たちが、旧友の葬式をきっかけに集まった。故人の思い出を語るうちに、秘密の「少年探偵団」の冒険が語られ… 50年の時を経て、明らかになる旧友の事情。
●「闇からの予告状」大崎梢
小雪の祖母宅になんと怪人二十面相から、犯罪予告が届く。小雪が機転を利かせてなんとか窮地を脱したかのように見えたのだが… 世代を超えた二十面相との対決が再び!
●「うつろう宝石」坂木司
少年から青年へと成長した小林少年。紋切り型の「二十面相VS明智探偵」に疑問も感じ始めている。そんななか起こった事件… 小林少年が感じる、本当に怖いものとはなにか。
●「溶解人間」 平山夢明
明智先生が海外の事件のため日本に不在のなか、人を溶かしてしまう世にも恐ろしい溶解人間が現れた。この事件には国家的な化学研究所が関係しているようだ。窮地に陥った小林少年たちを救ったのは意外にも…
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<『みんなの怪盗ルパン』>
●「最初の角逐」 小林泰三
ルパンとホームズの歴史はここから始まった!? 同時代を生きたはずの、名探偵と若き日の怪盗紳士の対決が描かれるエピソードゼロ。
●「青い猫目石」 近藤史恵
初恋の人に恋焦がれる画家。その思い人の家にルパンから予告状が届いた。初恋の人のために画家はどうするのか、ルパンはどのような華麗なテクニックで盗んでいくのか・・・ 怪盗紳士らしいロマンチックな物語がここに蘇る。
●「ありし日の少年ルパン」 藤野恵美
強きを助け弱きを挫く、怪盗紳士ルパンはどのように誕生したのか… 幼少期からその片鱗をみせる少年“ラウール”の胸のすくエピソードはルパンファン必読!
●「ルパンの正義」 真山仁
ルパンが親しくする軍人ドレフェスにスパイの容疑がかかった… ドレフェスの無実を証明するため暗躍をするルパン。しかし軍にはびこる腐敗に阻まれ、なかなか容疑を晴らせず…
●「仏蘭西紳士」 湊かなえ
窮地に陥った美人姉妹の前に現れたのは、フランスからやってきた紳士。フランス紳士はどのように姉妹を救うのか、紳士の正体は・・・?
同2冊の発売に合わせて行われた『ダ・ヴィンチ』4月号のインタビューでは、『みんなの少年探偵団2』で「未来人F」を手掛けた有栖川有栖、そして『みんなの怪盗ルパン』で「仏蘭西紳士」を手掛けた湊かなえが、それぞれ執筆の舞台裏を語っている。
本格ミステリーが好きになった最初の一撃は乱歩という有栖川有栖は、「こんなに楽しいことを江戸川乱歩はしてたんだ、と思いました」「乱歩は極めて大勢の人たちを楽しませましたよね。しかもそこから、次の創作者を生む作品群をたくさん生み出してくださった。『みんなの少年探偵団2』には、それぞれの作家の乱歩と小説への愛が詰まっている。ぜひお手に取ってその愛を感じていただきたい」と語った。
自身のミステリー作家としての原点にも「ルパン」があるという湊かなえは、「私、やっぱり最強のキャラクターはルパンだろうと思うんです」「この二つのシリーズは、本当に王道を教えてくれます」「時代を超えた面白さがあります。そういうものをぜひ読んでほしいなと思います」とコメントした。
豪華作家陣が現代に蘇らせた“名作”たち。子ども時代に胸躍らせた人も、この2冊から読み始める人も楽しめること間違いなしだろう。
■『みんなの少年探偵団2』
著者:有栖川有栖、歌野晶午、大崎梢、坂木司、平山夢明
価格:1,500円(+税)
発売日:2016年3月11日(金)
出版社:ポプラ社
■『みんなの怪盗ルパン』
著者:小林泰三、近藤史恵、藤野恵美、 真山仁、湊かなえ
価格:1,500円(+税)
発売日:2016年3月11日(金)
出版社:ポプラ社
Posted by 中 相作 - 2016.03.16,Wed
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Real Sound
平成28・2016年3月10日 blueprint
増村保造、三島由紀夫、『ドラゴンボール』……『マジカル・ガール』監督が語る、日本文化からの影響
宮川翔
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Real Sound
平成28・2016年3月10日 blueprint
増村保造、三島由紀夫、『ドラゴンボール』……『マジカル・ガール』監督が語る、日本文化からの影響
宮川翔
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増村保造、三島由紀夫、『ドラゴンボール』……『マジカル・ガール』監督が語る、日本文化からの影響
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2016.03.10
スペイン映画『マジカル・ガール』が3月12日より公開される。白血病を患った余命わずかな少女アリシアの願いを叶えるため、失業中の父ルイスが、高額なアニメのコスチュームを手に入れようとしたことから、登場人物たちの運命の歯車が狂っていく模様を描いた作品だ。第62回サン・セバスチャン国際映画祭で作品賞と監督賞に輝いた本作を手がけたのは、本作が劇場デビュー作となるスペイン出身の映画監督カルロス・ベルムト。イラストレーター、漫画家としても活動するベルムト監督は、架空の日本のアニメ「魔法少女ユキコ」や、長山洋子の「恋はSA-RA SA-RA」など、作品内で日本からの影響を見受けられるアイテムを多数使用している。リアルサウンド映画部では、本作のPRのために来日したベルムト監督に取材を行い、日本文化からの影響や自身の映画製作のルーツ、撮影にあたり意識したポイントなどについて、話を訊いた。
「影響を受けたのは、アルモドバル、タランティーノ、増村保造など」
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Una produccion de Aqui y Alli Films, Espana. Todos los derechos reservados(c)
ーーまず、タイトルから想像していた内容とはまったく異なったストーリーで驚きました。
カルロス・ベルムト監督(以下、ベルムト):最初はフィルム・ノワールを作るつもりで、“脅迫の連鎖”ということだけを考えていたんです。タイトルも別のものでした。ところが、“娘の希望を叶えるために父親が別の人を脅迫する”というストーリーを考えていくうちに、劇中に出てくる『マジカル・ガール』のコスチュームのアイデアが浮かび、それが物語を展開していく上での大きな動力になったので、タイトルもそのまま『マジカル・ガール』になったんです。
ーー監督はマンガ家としても活動されていますが、劇中に出てくるアニメ「魔法少女ユキコ」も監督自身のアイデアですか?
ベルムト:「魔法少女ユキコ」も私が作りました。もともとはひとつのシリーズとしてリアリティが出るように、全部マンガにして紹介しようと思いました。ただ、制作費の問題などがいろいろあったので、内容よりも信じられるものになればいいということで、ポスターと人物だけを作りました。コスチュームは衣装さんに頼んで、日本のアニメに見えるようにお願いして作ってもらって、ポスターは自分でデザインして作りましたね。
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ーー監督は日本の文化からかなり影響を受けられているそうですが、そのルーツはやはりマンガやアニメにあるのでしょうか?
ベルムト:私が子どもだった頃、アニメやマンガなど日本文化ブームみたいなものがあって、子どもたちは大きく分類すると、アニメ派か武道派かに分かれました。私はアニメにすごく興味があったので、もちろんアニメ派でした。いろいろな作品を見ていく中で、アニメにも多様性があり、一括りにはできないと思い始めるようになったんです。小さい頃に観ていたのは、『ドラゴンボール』や『聖闘士星矢』、『幽遊白書』などでしたが、次第に大人向けのミステリーというか、謎が多いもの、江戸川乱歩や三島由紀夫の作品に触れていくようになりました。
ーーこれまで何回か日本に来たことがあるんですか?
ベルムト:今回が10回目の来日です。一番最初は観光客として来たんですが、それ以降は浅草に行ったりだとか、写真を撮ったりだとか、いわゆる観光っぽいことはせずに、2~3ヶ月ぐらい滞在しながら、日本で日常を過ごしていました。日常を過ごすとは言っても、仕事に行くわけではないので、日本に住んで、作品を書いたり、友達と一緒に過ごしたり、いろんなものを見たり、研究をしたり、いろいろです。それがわかるようになったのは、上を見ながらではなく、下を見ながら歩くようになったことですね。目線が上にいくときは、何か写真を撮るものがあるんじゃないかという感覚ですが、目線が下にいくということは、もう日本の方と同じように日常を過ごしているということですからね(笑)。日本に来るときは新宿ゴールデン街や新宿二丁目、上野の国立科学博物館などによく行きますね。
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ーーかなりの日本通なんですね(笑)。今回、初の長編監督作ですが、ご自身の映画製作のルーツはどこにあるんでしょうか?
ベルムト:私が影響を受けた監督たちはたくさんいます。同じスペイン人としては、カルロス・サウラ、ルイス・ブニュエル、ペドロ・アルモドバルなどです。国外だと、クエンティン・タランティーノ、ラース・フォン・トリアーから影響を受けています。日本だと、勅使河原宏や増村保造が好きですね。
増村保造、三島由紀夫、『ドラゴンボール』……『マジカル・ガール』監督が語る、日本文化からの影響
「非常に複雑な物語なので、単純な構図にしたかった」
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ーー今名前が挙がったペドロ・アルモドバル監督は、今回の作品にコメントを寄せていますが、交流はあるんでしょうか?
ベルムト:アルモドバル監督に関しては、映画を観てもらいたくて招待したら、観に来てくれたんです。もともと自分がファンだったこともあり、ドキドキしてなかなか話しかけられなかったのですが、上映後、アルモドバル監督が私のほうに来て、「ちょっとトイレに行ってくる」と言ったんで、「ああ、ダメだったんだな」と思って諦めたんです(笑)。けど、外に出るとアルモドバル監督がいて、「すごく好きだ」って言ってくれて、電話番号をくれたんです。そこから話をしたり会うようになったりしましたね。増村保造や武満徹の映画の話を2人でしたりして、新しい発見などもあり、非常にいい関係が築けています。次の新作はアルモドバル監督に製作してもらうことになりました。
ーーそうなんですね! 日本からの影響でいうと、長山洋子さんの「春はSA-RA SA-RA」が非常に印象的な使われ方をしていますが、この楽曲の使用の経緯はどういう流れだったのでしょうか?
ベルムト:最初、「魔法少女ユキコ」のテーマ曲になるような音楽を探していたんです。そのような経験があるスペインの作曲家や音楽家に頼もうかとか、グループを探そうかとか、いろんなオプションがありました。ただやはり、ここでも予算や製作日程の問題に直面しました。また、スペイン人に頼んで日本っぽい音楽ができても、日本のものでないとリアリティがないと思ったので、ネットで80年代~90年代のアイドルの曲をたくさん調べて聞いて、その中から選びましたね。
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ーーシーンが移り変わるときの“間”が通常の映画と比べて長かったのが印象的でした。
ベルムト:“間”というコンセプトがとても好きなんです。言葉で説明するのはなかなか難しいのですが、時間の中にある空間だと私は思っています。それは今も研究し続けているのですが、例えば、ひとつのシーンが終わって次のシーンに移るときというのは、機械的ではなく、物語がそこでどう動くかを最も含める箇所だと思うんです。日本はやっぱり“どう語るか”をすごく詳細に決めるので、その語り方に近いと思います。そういうことを意識して映画を作っている部分もありますが、これだけ日本文化に浸ってきたので、もしかしたら無意識に出ているかもしれませんね。
ーー撮影で意識したことはありますか?
ベルムト:撮影において、まず一番最初に意識したのは、構図です。フレーム内に人がいるという、非常に単純な構図になっています。構図については、私自身常に気にしている部分です。今回は、物語が非常に複雑なので、絵自体は非常に単純な、簡潔なものにしたかったんです。何台もカメラを置いて、いろんなアングルで撮るようなことはしたくなかった。単純な構図でシーンを明確に分かるようにして、あとは物語の複雑性をどのように映像として出すかというところにこだわりました。
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ーーすべてが描かれずに“謎”のまま残る部分も多くありますね。
ベルムト:今回の作品の場合、脅迫が接点になって人が繋がっていくということなので、その人たちの人生がどう変わるのか、運命がどうなっていくのかという、非常に単純なことが重要だと思うんです。だから、無駄を省きたかったんです。必要のないものは入れないということを、一番最初に決めていました。例えば、ダミアンとバルバラの関係など、この映画の中で描かれないのは、過去のことなんです。これは彼女たち2人だけの映画ではなく、もっといろいろな人たちが絡んだ群像劇でもあります。誰かに偏った映画にはしたくなかったので、平等に描くように心がけ、無駄なことはすべて省きました。バルバラが部屋の中で何をされているのかについても、説明すればするほど恐くなくなってしまうので、謎のまま、皆さんの想像力に任せています。“謎”が一番恐ろしいものだと思いますね。
(取材・文=宮川翔)
■公開情報
『マジカル・ガール』
3月12日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショー
監督:カルロス・ベルムト
出演:ホセ・サクリスタン、バルバラ・レニー、ルイス・ベルメホ、ルシア・ポジャン
2014年/スペイン/カラー/127分/シネスコ
配給:ビターズ・エンド
Una produccion de Aqui y Alli Films, Espana. Todos los derechos reservados(c)
公式サイト:http://www.bitters.co.jp/magicalgirl/
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