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平成25・2013年2月6日 CINRA
生田斗真が悪を裁く無感情な殺人者役に挑む『脳男』、連続爆弾魔の二階堂ふみと死闘
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生田斗真が悪を裁く無感情な殺人者役に挑む『脳男』、連続爆弾魔の二階堂ふみと死闘
2013/02/06 18:27
生田斗真主演のバイオレンスミステリー映画『脳男』が、2月9日から全国東宝系で公開される。
同作は、『第46回江戸川乱歩賞』を受賞した首藤瓜於による同名小説が原作。主人公の「脳男」こと鈴木一郎は、生まれつき並外れた知能と肉体を持ちながら人間としての感情を持たず、正義のために犯罪者を抹殺する殺人ロボット。都内で発生した無差別連続爆破事件の共犯者と見なされた脳男が警察に確保されたことをきっかけに、脳男や精神科医、刑事、爆弾魔など様々な登場人物の「正義」が交錯する予測不能なドラマが描かれる。
主人公の脳男役を生田斗真、性善説を信じて脳男の謎に挑む精神科医の鷲谷真梨子役を松雪泰子、連続爆破事件を追い続ける茶屋刑事役を江口洋介、爆破犯の緑川紀子役を二階堂ふみ、緑川を信奉する水沢ゆりあ役を太田莉菜が演じる。監督は『犯人に告ぐ』『星守る犬』の瀧本智行、脚本は『八日目の蝉』の成島出と『毎日かあさん』の真辺克彦が担当。主題歌にはKing Crimsonの“21st Century Schizoid Man”が起用されている。
『脳男』
2013年2月9日(土)より全国東宝系で公開
監督:瀧本智行
原作:首藤瓜於『脳男』(講談社文庫刊)
脚本:真辺克彦、成島出
主題歌:King Crimson“21st Century Schizoid Man”
出演:
生田斗真
松雪泰子
江口洋介
二階堂ふみ
太田莉菜
大和田健介
染谷将太
光石研
甲本雅裕
小澤征悦
石橋蓮司
夏八木勲
ほか
配給:東宝
(画像:©2013 映画「脳男」製作委員会)
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Walkerplus
平成25・2013年2月6日 角川マガジンズ
狂気の爆弾少女に扮した二階堂ふみが18歳の思いを語る!「イメージを裏切ることが楽しい」
成田おり枝
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狂気の爆弾少女に扮した二階堂ふみが18歳の思いを語る!「イメージを裏切ることが楽しい」
MovieWalker 2013年2月6日 11時30分 配信
『脳男』で連続爆弾魔に扮した二階堂ふみにインタビュー!
『ヒミズ』(12)で日本人初となる第68回ヴェネチア国際映画祭最優秀新人俳優賞を受賞、日本だけでなく世界にその名を轟かせた二階堂ふみ。公開作が相次ぎ、女優道を驀進中だ。2月9日(土)より公開の『脳男』では、連続爆弾魔役に扮して、息を呑むような迫力を見せつけてくれる。「見てくれる人のイメージを裏切るのが楽しい」と目を輝かせる彼女に、撮影裏話から女優としての思いまでを聞いた。
本作の原作は江戸川乱歩賞を受賞した首藤瓜於の同名小説。天才的な知能と恐るべき身体能力を持ち、正義のためには殺人すら厭わない謎の男“脳男”(生田斗真)と、彼を追う者たちの姿を描くバイオレンスアクションだ。二階堂が演じるのは、残忍な手口で人を殺める狂気の連続爆弾犯・緑川紀子。原作では男性だった緑川だが、映画版では女性に書き換えての抜擢だった。オファーを受けた感想をこう振り返る。「(瀧本智行)監督に初めてお会いした時に、『この役は二階堂さんしかいない。二階堂さんがやるための役です』と、すごい嬉しい言葉をくださって。『うわ、頑張ろう』と思っていたら、監督は『他の女優さんだったら、イメージもあるからこんな役はやらない』とか言って。『何だよ、それ!』って思いましたね(笑)」。
絶対悪ともいえる緑川というキャラクターに、どのようにアプローチしていったのだろうか。「緑川に共感できる部分は一切なかったんです。そう思ってはいけない役。なので、緑川と私は全く違うんだ、と一線を引いてお芝居をしていました。もし共感したり、共存しようとしたら、倫理的な部分で、二階堂ふみがポロっと出てしまうと思ったんです。それが一番怖かった。二階堂ふみをシャットダウンするためにも、切り替えが必要だと思って。だからこそ、あそこまで吹っ切れたんだと思います。こういうやり方もあるんだって、また一つ学びました」。
生きている実感に飢えているような、狂気のただ中にいる女性。セリフの発し方にも、こだわりがあったという。「緑川の“舌を切る”という行動は、言葉に縛られたくないという意味合いもあって。言葉を道具としか扱わない人間で、そのなかに嘘が見え隠れしている。小説から引用して、ものをポロポロと言っているような感じを出したかったので、気持ちを乗せずに、言葉を発していきました。でも、後半になるにつれて、その嘘がなくなっていくんですね。追い詰められて、それでも突き進んで行こうとする。私は、現場に入る前に、悪役が輝いている映画を見たりしたんですが、今度は誰かに、緑川をそういう存在の一つにしてもらえたら嬉しいですね」。
『悪の教典』(12)では、伊藤英明演じるサイコパス・蓮実聖司に狙われる女子生徒役を演じた。悪に対して、理解を深めたところはあっただろうか。「悪を身に感じる役と、悪を発する役とが続いて。血が出るものが続いているんですね。『悪の教典』では、ハスミンに狙われて、恐怖というものを前にして、自分があまりにも無力だという現実を突きつけられる役。『脳男』の緑川は、また違った弱みを持っている人間。この2作品を通じて、人間は悪を持っているものというよりかは、悪に惹かれる生き物なんだなっていうことを、すごく感じたんです。無秩序というものに、若い頃は誰しもが憧れたりしてしまう。『脳男』は、人間が悪に惹かれてしまう部分も描けているし、その奥にある『正義とは』という思いも表現できていると思う」。
『ヒミズ』で、様々な感情をぶつけあった染谷将太とは、『悪の教典』『脳男』でも共演することになった。「ストーリーができたみたいですよね。『ヒミズ』のふたりが、更正して高校生になって、ハスミンの被害者になって、『脳男』でふたりともグレちゃうって(笑)。染谷君は、私にとって本当に特別な存在。初めて同年代で『ヤバイな』って思った役者さんで、唯一無二の存在です。でも、負けたくないっていう気持ちはないし、そもそも私、ライバルとかっていないんです」。
では、何が二階堂ふみを動かす原動力になっているのだろうか。「現場が楽しいということに尽きますね。役をこなすということではなく、現場に行くことで成長できるんじゃないかと思っていて。もともと映画が好きで、このお仕事を始めさせてもらったんですが、実際に映画の現場に行くようになってからは、監督がいて、スタッフがいて、みんなで一つのものを作っているということを意識するようになった。それからは、もっと映画が好きになったんです」と弾けるような笑顔を見せた。
続けて、演じることへの思いをこう明かしてくれた。「演じること自体は苦しいことですよ。難しいですから。でも、女優って、『こういう娘だと思っていたのに』というイメージを、どんどん裏切ることができる。それが楽しいですね。今回は5kgやせるのも大変だったし、眉毛もそりましたが、そういうことだって楽しい。『脳男』の後には、大河ドラマと、園子温監督の『地獄でなぜ悪い Why don’t you play in hell?』(3月公開予定)、深田晃司監督の『ほとりの朔子』(2013年内公開予定)と、怒涛の“現場3本縫い”を経験して。この3つって、どれも全然違う役柄。『おいしいな』と思いましたね(笑)」。
「緑川はしょっちゅう出会えるような役じゃない。出会えて幸運だった」と笑う。自由で伸びやか、今を思い切り楽しむ18歳。スクリーンを所狭しと暴れまくる、二階堂ふみからますます目が離せない。【取材・文/成田おり枝】
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毎日jp
平成25・2013年2月6日 毎日新聞社
映画:順調なロケ「富山のお陰」 「脳男」瀧本監督、知事を訪問しお礼 /富山
大森治幸
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映画:順調なロケ「富山のお陰」 「脳男」瀧本監督、知事を訪問しお礼 /富山
毎日新聞 2013年02月06日 地方版
9日公開の映画「脳男」の瀧本智行監督が5日、県庁の石井隆一知事を表敬訪問し、ロケ地として県内各地の道路や建物を使用したお礼を伝えた。撮影は爆破シーンも多かったことから、瀧本監督は「爆破とアクションは映画の華だが、最近ではなかなかできなくなった。いろいろなことを鷹揚(おうよう)に受け入れてくれた富山のお陰です」と恐縮。石井知事は「これを機会にもっと違う映画も撮っていただければ……」と場を和ませた。
同作品は、江戸川乱歩賞を受賞した首藤瓜於さんの原作で、連続爆破事件を巡るミステリー。生田斗真さんが主演で、ほかに松雪泰子さんや江口洋介さんらが出演している。撮影は昨年夏に約1カ月間行われ、新湊大橋周辺(射水市)▽とやま健康パーク(富山市)▽旧氷見市民病院--などがロケ地になった。
瀧本監督は「爆破シーンの撮影のため、6車線の道路を3日間封鎖していただいた」などと振り返って感謝。石井知事は「県民は親切で温かい人が多かったでしょう」と応じ、撮影が無事に終わったことをねぎらった。
富山県が同作品のロケ地になったことに伴い、県と射水市観光協会はロケ地マップ約5万部を制作。関東の主な映画館や県庁、同協会などで配布している。【大森治幸】
書籍
戦後変格派・山田風太郎 敗戦・科学・神・幽霊
谷口基
平成25・2013年1月20日第一刷 青弓社
B6判 カバー 405ページ 本体3000円
主要関連箇所
5 「伊賀の散歩者」──乱歩を書く、その「懐かしさ」を甦らせるために
第1章 戦後変格派・山田風太郎の教養──奇想の源泉 > p63-86
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5 「伊賀の散歩者」──乱歩を書く、その「懐かしさ」を甦らせるために
一九五〇年代後半から六〇年代にかけて、風太郎は『甲賀忍法帖』を皮切りに、総計三百数十万部のベストセラーとなる忍法帖シリーズを確立、探偵小説から遠ざかった反面、大衆読者との距離を一気に縮めることに成功した。読書人風太郎の〈教養〉と元医大生の専門知識に裏づけられた奇想が人気を呼び、発表媒体の多くが一般週刊誌、漫画週刊誌であったことも手伝い、風太郎の読者層は爆発的な拡がりをみせた。六〇年代、会社帰りの居酒屋では若いサラリーマンの間で「忍法ふるまい酒!」「忍法雲隠れ!」の声が飛び交い、高校や大学の教室では密やかに「忍法エスケープ!」という囁きが交わされていたと伝えられている。
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▼青弓社:戦後変格派・山田風太郎
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デイリースポーツonline
平成25・2013年2月5日 デイリースポーツ社
生田斗真 新作映画「衝撃を楽しんで」
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2013年2月5日
俳優・生田斗真(28)が5日、大阪市内で行われた主演映画「脳男」(9日公開)の試写会で、共演の松雪泰子(40)とともに舞台あいさつをした。
同作は江戸川乱歩賞を受けた作家・首藤瓜於(しゅどう・うりお)の同名小説を映画化。生まれつき並はずれた知能と身体能力を持つ一方で、感情がなく、自身の正義のためには殺人すらいとわない主人公を演じる生田は「(完成した)この映画を初めて見た時、手に汗握って興奮しました。衝撃をどうぞ楽しんで見てください」とPRした。
また、主人公の抱える謎の解明に挑む精神科医を演じる松雪も「私も完成した作品を見て、本当に興奮しました。かかわった人間が全員見て、熱い思いになるのはなかなかないです」と自信をみせていた。
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cafeglobe
平成25・2013年2月2日 メディアジーン
豆まきの夜にふさわしい、鬼にまつわる傑作ミステリ3選
六島京
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2013.02.02
明日、2月3日の節分はご存知の通り、立春の前日。暦の上ではもうすぐ春ですが、まだまだ寒さは続いてますね。節分と言えば「鬼」ですが、今回は題名に鬼が使われている傑作ミステリをご紹介します。
『鬼火』(横溝正史)
まずは横溝正史の『鬼火』(出版芸術社)。
名探偵・金田一耕助の生みの親として有名な横溝正史ですが、彼の名作は金田一耕助シリーズに限りません。戦前、横溝は結核を患い信州で療養中に耽美で幻想的な物語を何作か執筆しています。『鬼火』はその中の一作で、彼の違う一面を垣間見ることができます。
物語は「私」が荒れ果てたアトリエを発見することから始まります。そこには、かつての主に置き去りにされた1枚のカンバス。不気味な裸形の女が描かれていました。「私」は事情を知る俳諧師の竹雨宗匠の庵を訪れ、ある男たちの物語を聞き出します。彼らの名は万造と代助。従兄弟同士なのに憎み合う2人は共に上京して美術学校に進み、モデルの女性お銀を巡って骨肉の争いを繰り広げます。想像を絶する足の引っ張り合いはやがて悲劇へと発展し――。
この作品の鬼気迫る描写は、結核で死に瀕した横溝だからこそできたものかも知れません。気になる物語のクライマックスは、是非ともご自分の目でお確かめください。
『孤島の鬼』(江戸川乱歩)
続いては江戸川乱歩。名探偵明智小五郎と怪人二十面相の生みの親です。
今回ご紹介する作品は『孤島の鬼』(東京創元社)。残念ながら明智小五郎の登場はありませんが最高傑作と評される長編です。乱歩の得意とする、怪奇・幻想・グロテスク・耽美などがこれでもかと詰め込まれた作品です。
主人公の蓑浦金之助は同僚の木崎初代と激しい恋に落ち、結婚を約束します。初代は捨て子で見元は分からないのですが、破れた系譜図を持たされていました。そんなある日、彼女は殺害され、系譜図も奪われてしまいます。復讐を誓って真相を追う蓑浦は恐ろしい出来事に巻き込まれ、その出来事がきっかけで蓑浦青年は一夜にして白髪になってしまいます。彼をそこまで追い詰めたものの正体は――?
"孤島の鬼"の真相を確かめるべく、是非ともご一読ください。
『安達ケ原の鬼密室』(歌野晶午)
最後は、歌野晶午氏の『安達ヶ原の鬼密室』(講談社)です。
1988年に『長い家の殺人』でデビューした歌野氏は、以来『白い家の殺人』『動く家の殺人』(すべて講談社)など、主に本格推理小説を発表し続けています。『安達ヶ原の鬼密室』もその1つで、いきなり面くらってしまうような物語の幕開けが印象的な作品。
戦時下、疎開先から出奔した梶原少年は、行き倒れになったところをある老婆に助けられ、異国情緒漂う屋敷に運び込まれます。その夜、鬼の姿を目撃した少年は老婆にその話をするのですが信じてもらえません。そんな中、陸軍兵士数名が宿を求めて屋敷を訪れます。老婆はしぶしぶ兵士たちを泊めるのですが、翌日から兵士たちの遺体が次々と発見され、ついには老婆も亡くなります。唯一の生存者である少年は記憶喪失になってしまい、事件は未解決のまま迷宮入りに。その後、50年の歳月を経て、探偵・八神一彦が真相究明に乗り出します――。
構成が面白く、内容を書き過ぎるとネタバレの恐れがあるので、多くを語れないのが辛いところ。ネタバレはミステリファンにはマナー違反ですので、面白い小説を紹介する時は一番神経を使います......。
節分の豆まきがひと段落したら、謎解きミステリの世界にどっぷり浸かってみてくださいね。
(文/六島京)
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web R25
平成25・2013年1月31日 Yahoo! JAPAN
「著作権切れ」作品が日本を救う?
笹林司
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2013.01.31
古い映画の著作権には特別な規定があり、基本的に著作者全員が亡くなってから一定期間は権利が切れない。しかし、著名な監督ならまだしも、撮影監督などを含めて、すべての著作者の没年を確定するのは困難。著作権切れとして廉価版で売られているDVDのなかには、実際には著作権が切れていると言い切れないものもあるのだとか
過去の名作が無料で読める青空文庫。その青空文庫で、今年の1月1日から『宮本武蔵』などで有名な吉川英治の作品が読めるようになったと話題になっている。
これは、吉川英治が亡くなってから50年が経過して、著作権が切れたから。今年は同じように、『遠野物語』の柳田國男の作品も著作権が切れ、来年には、『銭形平次捕物控』『奇談クラブ』などで有名な野村胡堂の作品、2016年には谷崎潤一郎や江戸川乱歩の作品の著作権も切れる。
「でも、別にオレ、そんなに本好きじゃないし…」という人もいるだろうが、“著作権切れ”の効果はそれだけではない。著作権問題に詳しい、骨董通り法律事務所の福井健策弁護士はこう語る。
「著作権が切れると、基本的には誰でも自由にその作品を利用できるようになります。例えば、2005年に『星の王子さま』の日本における著作権が切れたときには、複数の出版社が新訳本を出版して、リバイバル・ブームになり、新たなファンも増えました。また、著作権料がかからないので、舞台化や映画化もされやすくなるともいえるでしょう」
他にも、作品の台詞を抜き出した名言集が出版されたり、作品をもとにした二次創作物やキャラクターが生まれたりするといった効果も考えられるとか。実は、この二次創作に使えるということが、とても重要なのだという。
「著作権で保護されている期間は、著作権者の意図から逸脱した作品は作りにくいといっていいでしょう。『銀河鉄道の夜』の主人公を猫にした傑作アニメは有名ですが、宮沢賢治の著作権がある間は、著作権者の許可が取れずに、実現出来なかったという逸話があります。著作権が切れれば、限度はありますが、二次創作の自由度はある程度高まります。例えば、吉川英治の『宮本武蔵』は、大河ドラマやマンガなどの原作になっていますが、これからは、さらに大胆な解釈として、新たな武蔵が生まれるかもしれません。著作権の切れた作品から新たな作品が生まれて、文化が継承されていくことも、著作権に期限がある重要な理由のひとつです」(福井弁護士)
そして、これらの新しく生まれた二次創作物には、新たに著作権が発生することも重要だ。例えば、柳田國男の『遠野物語』を原作に、日本情緒あふれる映画が制作されて、コンテンツとして外国へ輸出されたら、世界的な大ヒットになり、外貨を稼いでくれるなんてことも考えられる。
福井弁護士は言う。
「“クール・ジャパン”のコンテンツは、日本がこれから世界で闘うための数少ない武器のひとつ。著作権が切れた作品には、古き良き日本を描いているものも多く、二次創作物は、これから期待が持てるかもしれません」
(笹林司)
書籍
昭和のドラマトゥルギー 戦後期昭和の時代精神
許光俊
平成24・2012年11月10日第一刷 講談社 講談社選書メチエ
B6判 カバー 216ページ 本体1500円
関連箇所
第五章 「少年探偵団」──階級と隠された搾取の構造
p183-210
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第五章 「少年探偵団」──階級と隠された搾取の構造
1 怪人二十面相についての五つのテーゼ
江戸川乱歩(一八九四~一九六五)が子供たちのために書いた「少年探偵」シリーズは、その第一作目『怪人二十面相』が戦前の一九三六年に発表されてからのち、今日まで間断なく読み継がれているであろう人気作である。
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▼講談社BOOK倶楽部:昭和のドラマトゥルギー 戦後期昭和の時代精神
おかげさまで、風邪はほぼ全快したみたいです。
まだちょっとだけ、鼻がぐずぐずしますし、咳も少し出るんですけど。
それでまあ、「リィーガ」2月号のコメントの話のつづきですけど、もうね、ここらのひとにね、ちゃんと考えてくれ、というのがどだい無理なわけです。
これだけしつこく記してるわけですから、ここいらのひとはなにも考えない、という私のことばには、いまや揺るぎないリアリティが付与されているはずだと思いますけど、とにかくなにも考えません。
たとえば、またしても例にあげますけど、石原伸晃環境大臣に尻ぬぐいしてもらいましたあッ、でおなじみ、震災がれきの三重県受け入れ問題でも、ここらのひとはなにも考えようとしませんでした。
むろん、三重県内全域、どこの自治体もべたなぎのごとくなにも考えなかった、というわけではなくて、あんなとんでもない問題が降ってわいたわけですから、ふつうはいろいろ考えます。
げんに、このブログにもおりにふれて記しましたとおり、当初から伊勢市や松阪市はまがりなりにも考えていたみたいなんですけど、なぜかここいら、名張市や伊賀市では、考える、というブロセスがまったくみられませんでした。
こうなるともう、土地柄の問題なのかもしれません。
土地柄的に、ものを考えない、ということなのかもしれません。
ふつうならそこでちっとは考えるだろうが、というような場合でも、ほんとになんにも考えません。
なんにも考えませんでしたので、こんなざまになってしまいました、という惨憺たる事例はいくらでもありますけど、ま、早い話、名張市立図書館もそうなんです。
そこで考えなきゃだめだろうが、というところで、なにも考えませんでした。
乱歩関連資料を収集する、と思いついたら、だいじなのはそのあとであって、そこでいろいろ考えなきゃだめだろうが、ということになるわけなんですけど、なにも考えませんでした。
考えた、という形跡が、まるでありません。
少しは考えなきゃ前に進めないはずなのに、なにも考えなかったということです。
そんなことじゃだめじゃろーが、といってやっても、とにかくまったく考えません。
土地柄でしょうな。
ですから、もうあきらめるしかありません。
この先とも、名張市立図書館が乱歩のことにかんしてちゃんとする、なんてことはありえません。
ほんとはちゃんとするべきですし、どうしたらちゃんとできるか、名張市立図書館がそれを考えるべきなんですけど、そんなことはとても無理、ということは、ご閲覧の諸兄姉にもいまやよくよくおわかりいただけることでしょう。
図書館のみならず、この名張という土地そのものが、なんだか手ひどくだめみたいだな、ということもご了解いただけているものと思います。
ほんと、もうだめ。
なんかもう、えらい勢いでだめになってしまったな、というのがうそいつわりのないところです。
ここ十年ほどのあいだに、名張市立図書館のこともふくめて、名張市が秘めていた乱歩にかんするなけなしの可能性が、ことごとくつぶされてしまったな、というのが私の実感です。
名張市立図書館のことも、あるいは、それ以外のことも、名張という土地が秘めている可能性が少しでも大きく育ってくれれば、と思い、およばずながら微力を尽くしてきたつもりではありますが、結局のところ、ま、土地柄につぶされてしまった、といえばいいのか。
みずからの無力を土地柄のせいにするのはなさけない話ですけど、とにもかくにも、名張市立図書館の今後のことは名張市立図書館がみずから決めるべきことであって、私は私なりにそこそこ手を尽くしたと自分で思ってはおりますけれど、これもまた無力ゆえに、ということになるのか、もうどうにもなりません。
ただし、先のことは知りませんけど、過去の尻ぬぐいだけはやっとかないとまずいな、というわけではあって、しかし、いかんな、鼻が急に激しくぐずぐずしてきましたので、本日はここまでといたします。
書籍
赤き死の假面
エドガー・アラン・ポー、江戸川亂步
平成24・2012年12月25日 藍峯舎
A5変型判 函 118ページ 別丁1 10000円
赤き死の假面
エドガー・アラン・ポー
訳:江戸川亂步
p5-21
ポー論集成
江戸川亂步
探偵作家としてのE・A・ポー
ディケンズの先鞭
ポーとディケンズ
エドガー・ポーの生と死
文学史上のラジウム
ポオと通俗的興味
病める貝
ポーとオリジナリティー
ポーの百年忌に
ポーとドイル
アモン酒の樽
わたしの古典
p23-107
ポーと乱歩 奇譚の水脈
中相作
p109-118
▼株式会社藍峯舎:Home
▼2013年1月4日:『赤き死の假面』まとめエントリ
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