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Posted by - 2026.07.23,Thu
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Posted by 中 相作 - 2014.02.06,Thu
書籍

新羽精之探偵小説選 Ⅰ 論創ミステリ叢書71
 新羽精之
 平成26・2014年1月20日初版第一刷 論創社
 A5変型判 カバー 320ページ 本体3600円

関連
推理小説のふるさと
 評論・随筆篇 > p298-300
 初出:幻影城 昭和50・1975年7月増刊号(第1巻第7号)
解題
 横井司
 p305-320

推理小説のふるさと

 昭和ひとけた生れの人たちには共通していることだろうが、読書のはじめに乱歩先生がある。
 幼稚園のころでは、キンダーブックの絵模様が夢のように浮かんでくるが、小学二年のころから、毎月の少年倶楽部が待ち遠しかった。
 少年探偵団、怪人二十面相、妖怪博士など乱歩先生の一連の探偵小説や山中峯太郎の冒険小説をわくわくする思いで読んだものであった。

解題

横井司  

 1

 一九七五年二月に創刊された雑誌『幻影城』は、当初、江戸川乱歩から始まる日本探偵小説史の再検討を主として、過去に発表された懐かしい探偵小説の再録が中心だった。それと並行して、新人賞の募集が行なわれ、翌年に泡坂妻夫が佳作デビューした他、連城三紀彦のような逸材を輩出したが、そうした新人による新作とは別に、かつて探偵文壇に足跡を残した作家たちに、新たに創作の筆を執らせてもいる。

 Amazon.co.jp:新羽精之探偵小説選〈1〉 (論創ミステリ叢書) [単行本]
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Posted by 中 相作 - 2014.02.03,Mon
ウェブニュース

高知新聞
 平成26・2014年1月31日 高知新聞社

小社会
 Home > 高知のニュース > 小社会 > 記事

小社会

2014年01月31日08時08分

 江戸川乱歩の短編「鏡地獄」にこんな話が出てくる。金属の鏡に日光を当てて壁に影を映すと、白い丸形の中に、多少形が崩れているが、「寿」という文字が強い光で現れている…。

 魔法のような現象がなぜ起こるのかの説明は省くが、鏡の裏面の文様を映し出す魔鏡だ。中国では紀元前1世紀ごろから作られ、日本では江戸時代に隠れキリシタンが使った十字架やマリア像の現れる鏡が知られる。禁制下での信仰に欠かせなかったのだろう。

 「卑弥呼(ひみこ)の鏡」と呼ばれる三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)がこの魔鏡だったことが分かった。3世紀後半の古墳から出土した三角縁鏡の精巧な複製を使った実験の結果だ。きのうの本紙に掲載された写真でも、壁に浮かび上がった文様が見てとれる。

 古代の人々にとっては鏡そのものが驚きだったはず。理屈を知る現代人でも不思議な魔鏡現象には恐れおののいただろう。魏志倭人伝に「鬼道に仕え、よく衆を惑わす」と記された卑弥呼が、カリスマ性を高める上で重要な役割を果たしたかもしれない。

 複製作りで活躍したのは3Dプリンター。計測データなどを基にしたコンピューター上の設計図に従い、立体物を作り出す装置だ。物づくりの技術が古代史の解明に一役買ったといえる。

 「万能細胞」を簡易に作る世界初の手法の発表もあった。こちらは再生医療の将来への大きな期待につながる。科学技術の役割をあらためて考える。
Posted by 中 相作 - 2014.02.02,Sun
ウェブニュース

WEB本の雑誌
 平成26・2016年1月30日 本の雑誌社、博報堂

どんどん豊穣になる「ビブリア古書堂」の世界
 杉江松恋
 Home > NEWS本の雑誌 > 杉江松恋 > 記事

【今週はこれを読め! ミステリー編】

どんどん豊穣になる「ビブリア古書堂」の世界

文=杉江松恋



『ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)』
三上延
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
599円(税込)

 私の持っている創元推理文庫の一部には、ある方の蔵書印が押されている。ミステリー古書好きの間では結構知られた名前で、同じ蔵書印の本を持っているという人間は多い。本人に会ったことはないのだが、なんとなく親近感が湧く。古本を通じ、また同じ読書、同じミステリーというジャンルを通じてつながっているという感覚もある。古本屋で本を買うと、目に見えない関係も一緒についてくるのだ。

 三上延『ビブリア古書堂の事件手帖』は、古本屋の一角で今日も生まれているであろう、微かなつながりを描いたミステリー連作だ。版元がメディアワークス文庫というライトノベル・レーベルだったことでも話題となり、テレビドラマ化もされるなどすでに多くのファンを獲得している。この1月には、最新刊『ビブリア古書堂の事件手帖5~栞子さんと繋がりの時~』が刊行された。

 本作で探偵役を務めるのは、篠川栞子という若い女性だ。彼女は神奈川県鎌倉市北鎌倉でビブリア古書堂を経営している(実際には北鎌倉には古本店舗はない)。非常に聡明で、書誌や文学史に関する膨大な知識を有する人物なのだが、極端な人見知りなのである。〈俺〉こと五浦大輔はほとんど読書をせずに過ごしてきた青年なのだが、縁があってこの古書店でアルバイトをすることになった。ちょっと挙動不審なところもあるが愛らしい栞子の動向は、この大輔の視点から語られることになる。

 シリーズでは毎回、何かの本が謎を呼び込むきっかけとなり、各話の題名もそこから採られる。本書の第一話「『彷書月刊』(弘隆社・彷徨舎)」は、かつて存在した古書の専門誌にまつわる物語だ。古本屋を訪れて売れ残っている「彷書月刊」をすべて買い取り、別の店にまとめて売る。そういう行為を繰り返している女性がいるのだという。どんな行為にも必ず意味があるものだが、本の特定のバックナンバーを探すにしては無駄の多いやり方だ。それではなぜ、というところに推理の必然性が生まれてくる。

 第二話「手塚治虫『ブラック・ジャック』(秋田書店)」は、オリジナルのチャンピオン・コミックス第四巻にだけ収録されている回をめぐるエピソードだが、名作漫画には復刻版が数バージョン存在する、という出版界の通例を利用してプロットを組み上げたと思しい。『ブラック・ジャック』という作品の歴史が、ある一家の家族史と重なるところが本篇の美点だろう。第三話で扱われるのは寺山修司の第一作品集『われに五月を』(作品社)だ。雑誌・漫画・詩集と、多岐にわたるジャンルに題材を採っているのは、連作をマンネリ化させないための工夫だろう。そういえば前作の『ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~』は江戸川乱歩尽くしの巻だった。

 本シリーズの特徴は、脇役のひとりひとりが精彩をもって描かれていることである。過去の事件の関係者が思いがけないときに再登場して、重要な役割を担うこともある。古本を通じた見えないネットワークが、そうした形で具象化されているのだ。開幕当初、栞子のプロフィールはほとんど明かされず謎めいた存在として描かれていたが、彼女のはるか上を行く古書マニアの母親がいることも前作で明らかにされた(『美味しんぼ』における海原雄山に近いキャラクターだ)。登場人物が増えるたびに世界はどんどん豊穣になっていく。

 今回の目玉は、前作の最後で栞子と大輔の間に訪れた変化が、どのような形で決着するかという点にある。ファンは固唾を呑んで見守っているはずなので、その結果について明かすのは遠慮したい。確認したい方は現物をどうぞ。こんな書き方をすると未読の方から「さっぱりわからないぞ」とクレームがつきそうだが、本書のエピローグとプロローグが「リチャード・ブローティガン『愛のゆくえ』(新潮文庫)」から採られていることからなんとなく察していただきたい。もう、野暮ねえ。

(杉江松恋)

2014年1月30日17:07
Posted by 中 相作 - 2014.02.01,Sat
ウェブニュース

Dream News
 平成26・2014年1月29日 グローバルインデックス

トーハン「朝の読書」25周年記念アンケート結果~学校での読書活動が読書の喜びと心の成長を育む土台に~
 Home > 株式会社トーハン > 記事

株式会社トーハン
2014年01月29日 15:00

トーハン「朝の読書」25周年記念アンケート結果~学校での読書活動が読書の喜びと心の成長を育む土台に~



1988年にスタートした「朝の読書」推進運動は、2013年に25周年を迎え、実施校は27,800校を突破しました。全国で970万人の小・中・高校生が朝の読書をしています。そこで、朝の読書推進協議会の事務局を務める株式会社トーハンは、「朝の読書」を中心とする学校時代の読書体験を問うアンケートを実施し、2014年1月28日に調査結果を発表しました。

1988年にスタートした「朝の読書」推進運動は、2013年に25周年を迎え、実施校は27,800校を突破しました。全国で970万人の小・中・高校生が朝の読書をしています。そこで、朝の読書推進協議会(大塚笑子理事長)の事務局を務める株式会社トーハン(本社・東京都新宿区、藤井武彦社長)は、「朝の読書」を中心とする学校時代の読書体験を問うアンケートを実施し、2014年1月28日に調査結果を発表しました。



アンケート実施期間は2013年10月1日から11月30日までで、学生時代に「朝の読書」を実施していたか、小・中・高校それぞれにチェックをしてもらい、思い出に残っている本のタイトルや学校時代の読書体験の感想などを回答してもらいました。回答していただいた755名の内250名が「朝の読書」を経験しており、半数以上(56%)が20代以下という結果でした。若い世代ほど浸透しており、25年間で広がった運動の成果が裏付けられました。

「朝の読書」を経験した学校(複数回答)については、経験者に占める割合が小学校68%、中学校56%、高校17%で、朝の読書推進協議会調べによる全国実施率調査と同様に小・中学校で朝の読書を経験した人が多いことがわかりました。[グラフ(1)]

次に、年代別実施率を見ると10代では回答者の93%、20代では67%が「朝の読書」を経験しており、全国で「朝の読書」を実施する学校が急速に増えた2000年以降に学校生活を送った20代までの実施率が高くなっています。[グラフ(2)]



思い出に残っている本にはたくさんのタイトルが集まりました。学校図書館や学級文庫の蔵書と思われる国内外のロングセラー作品が最も多く、児童文学、古典名作に続いて各年代のベストセラーも登場しています。延べ467冊の回答があり、特定の作品に集中することはない中で、最も多くの人が答えたのが「ハリー・ポッター」シリーズでした。この他「赤毛のアン」「シートン動物記」「シャーロック・ホームズ」「ダレン・シャン」「モモ」といった海外の名作を挙げる人が多い中、国内の作品では「かいけつゾロリ」「バッテリー」など人気シリーズや昨年学校図書館の閲覧制限が波紋を呼んだ「はだしのゲン」に複数の回答が集まりました。著者別では、夏目漱石、江戸川乱歩、星新一などの複数の作品に回答が寄せられ、幅広く読まれていることがわかりました。

「朝の読書」についての思い出では、「朝の読書で心が落ち着き、授業に入れた」「朝の読書と教室の雰囲気をセットで思い出す」「友だちと読んだ本を交換したり、本の話題で盛り上がった」「無理やりの読書でも、だんだんと本の面白さがわかり自分と合う本を知る喜びを知った」など本の楽しさや読書の習慣が身についたことに好意的なコメントが多く寄せられました。
また、「朝の読書」以外にも読書推進に熱心な先生による読み聞かせや学級文庫の本を読む活動、「図書だより」の制作、「感想文大会」「読書マラソン」「読書貯金」などオリジナルの読書活動体験についての回答も目立ちました。「先生が学級文庫の本をそろえてくれていた」「毎週少しずつ本の読み聞かせをしてくれたのが楽しみだった」「朝の読書後に、その本に関連した史跡に連れて行ってくれた」「自分が読んだ本を担任の先生も読んでいて、ふとした時に『あれおもしろいよね』と声をかけられた」「司書の先生からすすめられたシリーズを読破した」など先生が率先して読書の環境を整えてくれたことを嬉しかった思い出として回顧しています。
 
 25年をかけて推進してきた「朝の読書」は、これまで実践する教師の交流活動から学力向上や生活面での落ち着きなどの効果が報告され、学校で取り組む読書活動として全国に広がってきました。今回のアンケートでは、初めて「朝の読書」をしていた児童・生徒の立場から読書活動についての声を広く収集することができました。子どもたちにとって学校での毎日の読書時間は、勉強とは切り離された時間として、予想以上に心に残る活動として記憶されていたことがわかりました。また「朝の読書」の経験が読書の喜びや心の豊かさを育む土台となっていることが伺える調査結果となりました。
 トーハンでは、この結果を基に引き続き学校での「朝の読書」への支援に取り組み、社会全体への読書啓発に努めます。そして実践する学校および先生方の励みとなり、「朝の読書」の一層の広がりを期待しています。

◎ 朝の読書公式ホームページ http://www1.e-hon.ne.jp/content/sp_0032.html
Posted by 中 相作 - 2014.01.31,Fri
書籍

江戸川乱歩異人館 8
 山口譲司
 平成26・2014年1月22日第一刷 集英社 ヤングジャンプ・コミックス
 B6判 カバー 182ページ 本体562円

異人ノ二十三 傀男~悪魔人形~
 p3-26
 初出:グランドジャンプ 平成25・2013年8月21日号
異人ノ二十四 媚女~秘中の秘~
 p28-54
 初出:グランドジャンプ 平成25・2013年9月4日号
異人ノ二十五 明智小五郎×蛭男~吸血鬼~一
 p55-78
 初出:グランドジャンプ 平成25・2013年9月18日号
異人ノ二十五 明智小五郎×蛭男~吸血鬼~二
 p79-102
 初出:グランドジャンプ 平成25・2013年10月2日号
異人ノ二十五 明智小五郎×蛭男~吸血鬼~三
 p103-129
 初出:グランドジャンプ 平成25・2013年10月16日号
異人ノ二十五 明智小五郎×蛭男~吸血鬼~四
 p131-157
 初出:グランドジャンプ 平成25・2013年11月6日号
異人ノ二十五 明智小五郎×蛭男~吸血鬼~五
 p159-182
 初出:グランドジャンプ 平成25・2013年11月20日号

 集英社マンガネット:江戸川乱歩異人館 8
Posted by 中 相作 - 2014.01.30,Thu
催事

明智小五郎登場90年記念 守口と江戸川乱歩
 平成26・2014年1月11日-28日
 大阪国際学園COC地域交流センターくすくすひろば(大阪府守口市河原町10-15)
 主催:大阪国際大学、大阪国際学園地域連携室
 後援:守口市、守口市教育委員会

大阪国際大学:「明智小五郎登場90年記念 守口と江戸川乱歩」(2013年12月16日)

江戸川乱歩(1894~1965)は、日本の推理小説作家の草分けとして知られ、その幻想的、耽美的な独自の作風はいまもなお高い人気を誇っています。乱歩は様々な作品を世に送り出しましたが、中でも彼が生み出した名探偵、明智小五郎の明快な推理、颯爽たる活躍は、多くの人を楽しませてきました。

若き日の江戸川乱歩は1920年からの5年間を守口やその付近で過ごしました。そしてこの時、デビュー作にして、日本人の手になる初の本格推理小説「二銭銅貨」が執筆されたのです。また、名探偵、明智小五郎がはじめて登場する作品「D坂の殺人事件」もここで書かれています。

2014年は、1924年に「D坂の殺人事件」が執筆されてから90年にあたります。このたび、明智小五郎登場90年を記念し、守口市内にキャンパスを構える大阪国際学園の主催で、COC地域交流センター くすくすひろばでのミニ展覧会「守口と江戸川乱歩」を開催いたします。

江戸川乱歩の人生と、彼が守口で生み出した作品について、国際コミュニケーション学科の博物館学芸員課程で学ぶ学生たちが執筆し、情報デザイン学科の学生たちがデザインしたパネルで紹介しながら、奇想天外なトリックも再現展示し、その魅力に迫ります。90年前の守口で生まれた、乱歩の個性あふれる豊かな世界に遊んでください。

主な展示
守口時代の名作「二銭銅貨」「一枚の切符」「D坂の殺人事件」「心理試験」「人間椅子」「屋根裏の散歩者」などについてのあらすじ紹介
・初期の名作のトリック再現。
・処女作に登場する「二銭銅貨」の実物展示
・大正期頃の守口市内写真

関連企画
1月11日(土) 10:15~ ギャラリートーク・村田隆志(国際コミュニケーション学部専任講師・本展監修者)
1月26日(日) 14:00~ 「江戸川乱歩を語る」椙本孝思(作家・本学OB)×村田隆志(本展監修者)

主催  大阪国際大学・大阪国際学園地域連携室
後援  守口市・守口市教育委員会
日時  2014年1月11日(土)~28日(火)10:00~19:00
(水・木・祝日は閉室)
会場  大阪国際学園COC地域交流センター くすくすひろば
(京阪守口市駅前テルプラザ1F)
〒570-0038 守口市河原町10-15
Tel 06-4397-7778 Fax 06-4397-7798
入場料 無料
総合監修  村田隆志(大阪国際大学国際コミュニケーション学部専任講師)
デザイン監修  森友令子(大阪国際大学現代社会学部専任講師)
問い合わせ先  ta-murat@oiu.jp


大阪国際大学:守口と江戸川乱歩展(2014年1月17日)



1月11日(土)からくすくすひろばで「明智小五郎登場90年記念 守口と江戸川乱歩展」を開催しています。展示パネルは国際コミュニケーション学部の村田先生と学生が制作し、挿絵と展示してあるジオラマは現代社会学部情報デザイン学科の森友先生と学生が制作しました。



初日には学生と先生による手作りのテープカットが行われ、守口市教育委員会から北山義人生涯学習課長にご参加いただきました。学生の力を活用しての展覧会ということで、テープカットのリボンは学生が持ち、にぎやかに開会しました。



テープカットの後、村田先生によるギャラリートークが行われ、江戸川乱歩が守口のどこでどのように過ごしていたか、守口時代の作品とはどのようなものだったのかなどの紹介をされました。

また、午後からは、村田先生、森友先生と学生がFM-HANAKOに生出演しました。

1月26日(日)には本学OBで気鋭の作家椙本孝思さんと村田先生との対談「江戸川乱歩を語る」を行いますので、是非お越しください。


大阪国際大学:本学卒業生の作家、椙本孝思先生を迎えての「守口と江戸川乱歩」展記念対談「江戸川乱歩を語る」が開催されました。(2014年1月30日) 



1月26日(日)、大阪国際学園COC地域交流センター くすくすひろばで開催中の「守口と江戸川乱歩」展開催記念企画「江戸川乱歩を語る」が開催されました!守口市民や展覧会を担当した学生に加え、OBやOG、熱心な乱歩ファンの方々にお集まりいただきました。

大阪国際大学OBで、ホラーやミステリー、サスペンス作品を続々と発表している気鋭の作家、椙本孝思先生と、展覧会の監修者、村田隆志先生(国際コミュニケーション学科)が1時間にわたって江戸川乱歩とその魅力について対談しました。





椙本先生の乱歩観や守口時代の各作品の感想に加え、創作のコツや苦心などまで語られ、乱歩ファンはもちろん、椙本ファンにも楽しめる贅沢な時間となっていました。先生が特にオススメする乱歩作品は、守口時代のものとしては「白昼夢」、東京移住後の作品としては「押絵と旅する男」や「陰獣」だそうです。

質疑応答も「読者が推理小説を読みながら、犯人や真相を看破することは可能なのでしょうか?」など、現役の作家である椙本先生に誰もがぜひとも訊ねてみたい!という内容も飛び出し、盛り上がりました。終了後は椙本先生の本を差し出してサインをお願いするファンの姿もあり、貴重な機会となりました。

大阪国際学園地域連携室では、今後も地域の文化を発信する、独自の企画展を開催する予定です。どうぞご期待ください。
Posted by 中 相作 - 2014.01.29,Wed
書籍

東京最後の異界 鶯谷
 本橋信宏
 平成25・2013年12月27日第一刷 宝島社
 B6判 カバー 301ページ 本体1429円

関連
乱歩作『陰獣』と「御行の松」
 第一章 陰と陽の街を歩く > p20-24

第一章 陰と陽の街を歩く

 乱歩作『陰獣』と「御行の松」

 昭和三年、月刊誌『新青年』に発表された江戸川乱歩の中編『陰獣』は、乱歩の作品群のなかでも傑作の誉れ高い。
 『陰獣』の主人公・探偵小説家の寒川は、上野の帝室博物館で古い仏像を見ているとき、実業家小山田六郎氏の美しい妻、静子と知り合う。いつしか二人は不倫関係に陥り、静子は寒川に探偵小説家・大江春泥から脅迫されていると打ち明ける。静子の元恋人である大江春泥が静子をつけ狙い、命を奪おうとしていると告白するのだ。寒川は静子を守ろうと決意する。

 宝島社:東京最後の異界 鶯谷
Posted by 中 相作 - 2014.01.27,Mon
ウェブニュース

OSAKA NICHINICHI
 平成26・2014年1月25日 週刊大阪日日新聞社

推理小説ファンを魅了 明智小五郎生誕90年記念「守口と江戸川乱歩」
 Home > ローカルニュース > 記事

2014/1/25

推理小説ファンを魅了 明智小五郎生誕90年記念「守口と江戸川乱歩」

奇想天外なトリックも

 守口市河原町の京阪守口市駅前テルプラザ1Fの大阪国際学園COC地域交流センター・くすくす広場で「明智小五郎 登場90年記念 守口と江戸川乱歩展」(大阪国際大学・同学園地域連携室主催)が1月28日まで開かれ、日本の推理小説の草分けとして知られる江戸川乱歩(1894~1965)ファンらが訪れている。



▲明智小五郎の登場90年を記念して開催中の「守口と江戸川乱歩展」

 会場では江戸川乱歩の人生と乱歩が守口で生み出した「一枚の切符」「D坂の殺人事件」「屋根裏の散歩者」などの作品を同大学国際コミュニケーション学科と情報デザイン学科の学生たちがあらすじ解説とデザインしたパネルで紹介。
 1月26日午後2時から同大学OBで作家、椙本孝思さんと同大学講師で同展監修者の村田隆志さんが「江戸川乱歩を語る」をテーマに対談する。入場無料。
 問い合わせは電話06(4397)7778
Posted by 中 相作 - 2014.01.26,Sun
雑誌

波瀾万丈の女たち 3月号
 平成26・2014年1月17日発売 第8巻第2号 ぶんか社
 A5判 996ページ 定価880円(本体838円)

黒蜥蜴
 魔木子
 原作:江戸川乱歩
 〈看板作家3本立て 魔木子スペシャル〉> P135-196
 初出:まんがグリム童話 平成16・2004年5月号

 ぶんか社:波瀾万丈の女たち 3月号
Posted by 中 相作 - 2014.01.25,Sat
ウェブニュース

BOOK asahi.com
 平成26・2014年1月15日 朝日新聞社

「獄門島」執筆、島に行けず 横溝正史、乗り物恐怖症で
 三浦宏
 Home > 本のニュース > ニュース > 記事

「獄門島」執筆、島に行けず 横溝正史、乗り物恐怖症で

[文]三浦宏  [掲載]2014年01月15日



「獄門島」のモデルとされる笠岡市の六島=市提供



横溝正史が「獄門島」の事件現場に借用した千光寺=倉敷市真備町岡田



「獄門島」に登場する了然和尚に扮して金田一耕助ファンの前に現れた千光寺の山本道雄住職=2013年11月23日、倉敷市真備町岡田



著者:横溝正史  出版社:出版芸術社 価格:¥ 2,100

 推理作家、横溝正史(1902~1981)が岡山県倉敷市に疎開中、名探偵金田一耕助シリーズの第2作として書いた「獄門島」。笠岡市沖の六島(むしま)がモデルとされる架空の島が舞台だが、実は横溝は狭い空間が苦手な乗り物恐怖症だった。疎開中も倉敷の中心部や岡山市に数回出かけただけ。「獄門島」は島を訪れることなく、人から聞いた話をもとに書き上げたという。
 「備中笠岡から南へ七里、瀬戸内海のほぼなかほど、そこはちょうど岡山県と広島県と香川県の、三つの県の境にあたっているが、そこに周囲二里ばかりの小島があり、その名を獄門島とよぶ」
 「獄門島」は、こんな書き出しで始まる。
 作品は、江戸川乱歩が探偵小説のおもしろさの3条件として挙げた「発端の不可思議性」「中途のサスペンス」「結末の意外性」を兼ね供え、ファンの間で横溝最高傑作との呼び声も高い。週刊文春が85年と2012年、日本推理作家協会員らにアンケートして選んだ「東西ミステリーベスト100」で、いずれも国内1位に選ばれている。
 横溝は46年、倉敷市真備町岡田の疎開宅周辺を舞台に、金田一の初登場作「本陣殺人事件」を発表した。当初、金田一を主人公にするのは1作だけのつもりだったが、「本陣」が予想以上に好評だったため、出版社から2作目を頼まれた。同時に、以前から孤島を舞台にした小説を書きたいとも思っていた。
 疎開宅近くに、真鍋島での教師経験がある加藤一(ひとし)さん(故人)が住んでいた。加藤さんと親しく付き合い、岡山の風習を教えてもらっていた横溝は、真鍋島の風景も詳しく聞き取った。「獄門島」には「笠岡を出てから三時間、真鍋島を出たころには」という記述もあることから、モデルは六島というのが通説。だが、笠岡市在住の横溝正史研究家、網本善光さん(53)は「本を読んで歩けばわかりますが、作品の雰囲気が感じられるのは真鍋島の方です」と話す。
 「獄門島」で、最初の死体が発見されるのは千光寺。横溝は疎開宅の北東300メートルにある千光寺の名を借り、当時の末永篤仙(とくせん)住職(故人)から曹洞宗の細かい決まりなどを教えてもらった。現在の山本道雄(どうゆう)住職(56)は「石段が50段もないのと、境内が広くないこと以外は、建物の配置などは正確で、僧侶でなければ知らないようなことまで詳しく書いてある。何度も何度も取材を重ねたんでしょうね」と語る。横溝は、千光寺の前に広がる水を張った田園地帯をながめながら、瀬戸内の海をイメージしたらしい。
 寺には毎年、百人近くの金田一ファンが訪れる。昨年11月23日には全国から集まった金田一の仮装行列も立ち寄った。山本住職が「獄門島」の了然(りょうねん)和尚になりきり、ちょうちんを手に石段を下って現れると、大きな拍手が起こった。
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