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Nabari Ningaikyo Blog
Posted by - 2026.07.12,Sun
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Posted by 中 相作 - 2014.06.12,Thu

7月

書籍
映画狂時代
 編:檀ふみ
 平成26・2014年7月1日 新潮社 新潮文庫
映画の恐怖
Entry

書籍
江戸川乱歩の迷宮世界
 編:井上裕務
 平成26・2014年7月2日 洋泉社 洋泉社MOOK
幻影城に眠るお宝「乱歩本」大公開
乱歩作品を彩る美女図鑑
第1部 日本探偵小説を牽引した大乱歩の素顔
第2部 乱歩ワールドの迷宮~全小説114作品徹底詳解~
Entry

雑誌
asta* 7月号
 編:井上裕務
 平成26・2014年7月6日 第9巻第7号 ポプラ社
全員少年探偵団
 藤谷治
Entry

雑誌
サライ 8月号
 平成26・2014年7月10日発売 第26巻第8号 小学館
特集 文士の孫付き合い
Entry

雑誌
小説野性時代 8月号
 平成26・2014年7月11日 第12巻第8号 角川書店
探偵、魔都に集う 明智小五郎対金田一耕助 後篇
 芦辺拓
Entry

ウェブニュース
盛岡経済新聞
 平成26・2014年7月11日 ラヂオもりおか
「野村胡堂・あらえびす」発刊-岩手の偉人紹介
Entry

書籍
わたしのミステリー
 逢坂剛
 平成26・2014年7月15日初版第一刷 七つ森書館
乱歩のことども
ルバン対明智小五郎
Entry

雑誌
日本古書通信 7月号
 平成26・2014年7月15日 第79巻第7号 通巻第1020号 日本古書通信社
幻影の人・江戸川乱歩
 加納一朗
Entry

雑誌
グランドジャンプ 7月16日号
 平成26・2014年7月16日 第3巻第15号 集英社
江戸川乱歩異人館
 山口譲司
Entry

ウェブニュース
WEDGE Infinity
 平成26・2014年7月17日 ウェッジ
理科系から文転し、仏教学を科学的に立証する 佐々木閑氏 (花園大学文学部教授)
 中田正則
Entry

書籍
死の快走船 ミステリ珍本全集04
 大阪圭吉
 編:日下三蔵
 平成26・2014年7月18日初版 戎光祥出版

Entry

雑誌
ユリイカ 8月臨時増刊号
 平成26・2014年7月20日 第46巻第9号 通巻第647号 青土社
「ホームズの冒険」について
Entry

ウェブニュース
毎日新聞
 平成26・2014年7月22日 毎日新聞社
SUNDAY LIBRARY:岡崎 武志・評『井田真木子著作撰集』『ガタロ』ほか
 岡崎武志
Entry

ウェブニュース
LITERA
 平成26・2014年7月28日 サイゾー
殺した相手に「白い靴下」を履かせる連続殺人犯の“歪んだ性”
 高橋ユキ
Entry

オーディオブック
お勢登場
 平成26・2014年7月30日 NHKサービスセンター
Entry

ウェブニュース
京都新聞
 平成26・ 2014年7月30日 京都新聞社
洋館風内装のブックカフェ人気 京都・大山崎
Entry

ウェブニュース
演劇ニュース
 平成26・2014年7月31日 moon-light
江戸川乱歩オーディオブック 永作博美など朗読
Entry
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Posted by 中 相作 - 2014.06.12,Thu
書籍

江戸川乱歩の迷宮世界
 編:井上裕務
 平成26・2014年7月2日 洋泉社 洋泉社MOOK
 A5判 ── 198ページ 本体1400円

探偵小説への劣等感と情熱

編集部

幻影城に眠るお宝「乱歩本」大公開

文:野村宏平 撮影:遠山高広

乱歩作品を彩る美女図鑑

文:野村宏平 イラスト:永井秀樹

p10-17

第1部 日本探偵小説を牽引した大乱歩の素顔

p22-70

インタビュー 幼児性と皮膚感覚 乱歩作品の逸脱の魅力

三上延 聞き手・構成:松田孝宏

p24-29

写真で見る探偵作家・乱歩の生涯

坂井由人

p30-35

乱歩と名古屋 涙香、槐多と出会った少年期

小松史生子

p36-37

乱歩と大阪 乱歩を生み出し、忘れた土地

芦辺拓

p38-39

乱歩が影響を受けた作家たち

小松史生子

p40-45

キーワードで読み解く江戸川乱歩

p46-57

エロティシズム 大正14年作品に見るフェティシズムの水脈

植島啓司

p46-48

蒐集癖・記録魔 自己蒐集、ミニチュア志向…自分をパノラマ化する試み

新保博久

p49-51

乱歩作品を10倍楽しむマニアック辞典

野村宏平

p52-57

平井太郎少年の初恋の儀式

門賀美央子

p58-59

乱歩と戦争 戦争は乱歩を変えたのか!?

中岡潤一郎

p60-63

インタビュー 乱歩作品の“いかがわしさ”の魅力

綾辻行人 聞き手・構成:松田孝宏 撮影:外村光知浩

p64-69

Column 1 合作&連作の数々

p70

第2部 乱歩ワールドの迷宮~全小説114作品徹底詳解~

p71-198

探偵作家・乱歩の作品世界

落合教幸

p72-75

明智小五郎の世界

p76-103

名探偵・明智小五郎の変貌

落合教幸

p76-77

D坂の殺人事件/心理試験/黒手組/幽霊/屋根裏の散歩者/一寸法師/蜘蛛男/何者/猟奇の果/魔術師/黄金仮面

青木逸美、津端亮子、坂井由人、坂井直人

p78-89

昭和ヒーローものに見る「黄金仮面」の系譜

野村宏平

p90-93

吸血鬼/黒蜥蜴/人間豹/悪魔の紋章/暗黒星/地獄の道化師/兇器/化人幻戯/影男/月と手袋

青木逸美、津端亮子、坂井由人

p94-103

Column 2 無念の中絶作

p103

乱歩作品の探偵名鑑

野村宏平

p104-106

乱歩作品の愛すべき探偵たち

p107

少年探偵シリーズ

p108-133

子どもたちが胸躍らせた少年向け探偵小説を開拓

落合教幸

p108-109

怪人二十面相/少年探偵団/妖怪博士/大金塊/新宝島/智恵の一太郎/青銅の魔人/虎の牙/透明怪人/怪奇四十面相/宇宙怪人/鉄塔の怪人/海底の魔術師/灰色の巨人/探偵少年/魔法博士/黄金豹/天空の魔人/妖人ゴング/サーカスの怪人/魔法人形/まほうやしき/赤いカブトムシ/夜光人間/奇面城の秘密/塔上の奇術師/鉄人Q/ふしぎな人/仮面の恐怖王/かいじん二十めんそう(たのしい二年生)/かいじん二十めんそう(たのしい一年生)/電人M/おれは二十面相だ/怪人と少年探偵/妖星人R/超人ニコラ

坂井直人、坂井由人

p110-133

名探偵たちの饗宴

坂井由人

p134-139

長編小説

p140-159

これぞ大衆娯楽、長編小説の世界

落合教幸

p140-141

闇に蠢く/湖畔亭事件/パノラマ島奇談/陰獣/孤島の鬼/盲獣/白髪鬼/恐怖王/妖虫/緑衣の鬼/大暗室/幽霊塔/幽鬼の塔/偉大なる夢/三角館の恐怖/十字路/ぺてん師と空気男

中江文一、霧崎遼樹、青木逸美、坂井由人、中岡潤一郎

p142-159

乱歩作品の怪人名鑑

野村宏平

p160-162

読者を震撼させた怪人たち

p163

本格短編

p164-178

生涯追求した本格探偵小説

落合教幸

p164-165

二銭銅貨/一枚の切符/恐ろしき錯誤/二癈人/双生児/日記帳/算盤が恋を語る話/盗難/指環/夢遊病者の死/一人二役/疑惑/接吻/毒草/覆面の舞踏者/灰神楽/鬼/火縄銃/石榴/断崖/堀越捜査一課長殿/妻に失恋した男

坂井由人、霧崎遼樹、青木逸美

p166-178

Column 3 明智異聞

p179

怪奇幻想短編

p180-193

怪談と位置づけた変格もの

落合教幸

p180-181

赤い部屋/白昼夢/百面相役者/人間椅子/踊る一寸法師/火星の運河/モノグラム/お勢登場/人でなしの恋/鏡地獄/木馬は廻る/芋虫/押絵と旅する男/虫/目羅博士/地獄風景/防空壕/指

坂井由人、中江文一、霧崎遼樹

p182-193

評論・エッセイ

p194-198

通底する探偵小説への情熱

小松史生子

p194-197

乱歩世界をより深く楽しむためのエッセイ10選

p198


 洋泉社:江戸川乱歩の迷宮世界
Posted by 中 相作 - 2014.06.11,Wed
ウェブニュース

毎日新聞
 平成26・2014年6月9日 毎日新聞社

日本劇作家大会:劇作家や俳優200人、兵庫・城崎で大会 12日から4日間
 Home > 文化 > 記事

日本劇作家大会:劇作家や俳優200人、兵庫・城崎で大会 12日から4日間

近畿最古の歌舞伎劇場「出石(いずし)永楽館」では、劇作家の長田育恵が代表作「 乱歩の恋文」を<芝居小屋バージョン>として上演。洞窟の玄武洞にステージを特設し、 劇作家の谷賢一と山崎彬の演出を融合させた舞台を上演する。

恵が代表作「乱歩の恋文」を<芝居小屋バージョン>として上演。洞窟の玄武洞にステージを特設し、劇作家の谷賢一と山崎彬の演出を融合させた舞台を上演する。  東日本大震災3周年、阪神大震災19周年を迎え、東北と関西在住の劇作家が地域の「再生」を考えるトークショーを開...2014年06月09日15時37分
Posted by 中 相作 - 2014.06.10,Tue
雑誌

グランドジャンプ 6月18日号
 平成26・2014年6月18日 第3巻第13号 集英社
 平成26・2014年6月4日発売
 B5判 412ページ 定価340円(本体315円)

江戸川乱歩異人館
 山口譲司
 第41話〈異人ノ二十九 戯女~畸形の天女~〉
 p175-198


 集英社グランドジャンプ公式サイト:Home
Posted by 中 相作 - 2014.06.09,Mon
ウェブニュース

MSN産経ニュース
 平成26・2014年6月6日 産経新聞社、産経デジタル

山口選手の地元、名張 活躍誓うビデオレター放映 三重
 Home > 地方 > 近畿 > 記事

山口選手の地元、名張 活躍誓うビデオレター放映 三重

2014.6.6 02:04

 サッカーワールドカップ(W杯)日本代表メンバーに選ばれたMF山口蛍選手(23)の出身地、名張市が13日からのブラジル大会を前に盛り上がっている。山口選手が市民に活躍を誓うビデオレターの放映が5日、市役所で始まり、出身地の錦生地区を走るコミュニティーバスはバスマスクで応援。一方、市は「蛍人気」に便乗し名張をPRしようと日本代表応援特設サイトに市内の観光地などを紹介するビデオクリップを掲載した。山口選手はW杯に向け日本時間の7日にアメリカ・タンパである国際親善試合のザンビア戦に挑む。

 1階ロビーの大型モニター3台で始まった映像で、山口選手は「名張市の皆さん、山口蛍です」と自己紹介し「ブラジルではしっかり全力でがんばっていきたいと思うので、応援よろしく」と決意を表明。市内で開催されるW杯のパブリックビューイングも案内し市政ガイドと交互に放映している。

 代表登録の記者会見があった5月15日に大阪市で名張市市民スポーツ室の職員が撮影。山口選手は「帰省したときなど地元の応援がすごいと実感し、その気持ちが僕のエネルギー源」と話していたという。

 その地元では「祝 2014年サッカーワールドカップ出場 山口蛍選手(錦生地区出身)」と書かれたバスマスク(縦45センチ、横80センチ)を正面にはったバスが運行。同市東田原、深山運送の観光部「名張エフバス」が製作し、車体右側と後部にも応援看板を掲げている。

 ヒートアップする山口人気。市が制作した応援ビデオクリップは、日本代表応援歌をバックに市出身の小説家、江戸川乱歩の作品に登場する怪人二十面相が「がんばれ日本代表」の文字を掲げ市内の観光地や史跡約10カ所を紹介し、来訪を呼びかけている。また、市サッカー協会トレーニングセンターに所属する小学4年から6年までの約60人も登場し、応援バナーで「がんばれ日本代表」と声援し締めくくっている。

 映像はSAMURAI BLUE「夢を力に2014」特設サイトか、日本代表公式フェイスブックで試聴できる。同室の西田雅美さん(38)は「山口選手の人気で世界が名張に興味を持ってもらいたい」と話した。
Posted by 中 相作 - 2014.06.08,Sun
ウェブニュース

毎日新聞
 平成26・2014年6月6日 毎日新聞社

やなせ祭り:「ひやわん」と写真撮ろう ステージや模擬店…イベント多彩──あすから・名張 /三重
 Home > 地域 > 三重 > 記事

やなせ祭り:「ひやわん」と写真撮ろう ステージや模擬店…イベント多彩−−あすから・名張 /三重

地域住民や高校生らによるステージショーや模擬店などを予定しているほか、今年は名張の新しいキャラクター、ひやわんの ... 江戸川乱歩にちなんで、怪人二十面相や 子どもを描いたデザインで、くり抜かれた子どもの顔の部分に自分の顔を ...

...江戸川乱歩にちなんで、怪人二十面相や子どもを描いたデザインで、くり抜かれた子どもの顔の部分に自分の顔を入れて撮影できる。  また、特設ステージでは、ウィッツ青山学園高校(伊賀市)の生徒による歌や子どもたちによるダンス、犬のショーなどが日替わりであるほか、
Posted by 中 相作 - 2014.06.07,Sat
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神戸新聞NEXT
 平成26・2014年6月5日 神戸新聞社

竹下恵子さんら参加、劇作家大会 豊岡5会場で公演や講座
 神谷千晶
 Home > 兵庫県内 > 文化 > 記事

2014/6/5 10:30

竹下恵子さんら参加、劇作家大会 豊岡5会場で公演や講座



日本劇作家大会豊岡大会での上演作品の一つ、てがみ座「乱歩の恋文」の一場面

 全国から劇作家や俳優らが集まる市民参加型イベント「日本劇作家大会」が6月12~15日、兵庫県豊岡市城崎町の城崎国際アートセンターなど同市内5会場で開かれる。地域や文化の「再生」をテーマに、公演や講座など約50の企画が行われる。

 同大会は、日本劇作家協会などが主催し、1994年にスタート。今回が9年ぶり6回目で、関西では初開催となる。

 同センターのほか、豊岡市民プラザ(同市大手町)や出石永楽館(同市出石町)などを会場に、総勢約300人の演劇関係者が参加。竹下景子さんや辰巳琢郎さんらが出演する朗読劇、平田オリザさんによる演劇講座、東京の演劇ユニット「てがみ座」による公演などがある。同協会の坂手洋二会長は「町を巡って楽しむと同時に、劇作家の存在意義や演劇の面白さを感じてほしい」と話している。

 一般の参加・鑑賞は4日間共通で千円(一部有料企画を除く)。詳しい日程や参加登録は同大会サイト(http://toyooka-geki.org/)で。実行委豊岡事務局TEL0796・23・0341(神谷千晶)
Posted by 中 相作 - 2014.06.07,Sat
ウェブニュース

毎日新聞
 平成26・2014年6月3日 毎日新聞社

SUNDAY LIBRARY:岡崎武志・評『本棚探偵 最後の挨拶』『虚ろな十字架』ほか
 岡崎武志
 Home > 特集・連載 > 記事

SUNDAY LIBRARY:岡崎 武志・評『本棚探偵 最後の挨拶』『虚ろな十字架』ほか

2014年06月03日

 ◇マニアのこだわりがギッシリ

◆『本棚探偵 最後の挨拶』喜国雅彦・著(双葉社/税抜き2800円)

 次はどの手でくるかと、みんなドキドキ。お待たせ! マンガ家にして、希代の古本マニア・喜国雅彦による古本エッセイ「本棚探偵」シリーズ第4弾(完結)『本棚探偵 最後の挨拶』が出た。

 なにしろ、いまどき函入り。しかも、これまでにも月報を挟み、検印、蔵書票、2分冊など造本上の冒険をやり放題。今回はカラー口絵つき、ときた。文庫化されても元本の価値がますます上がるというシロモノ。

 内容もまた、濃い古本ネタが加速。只見「本の街」ルポに始まり、乱歩「少年探偵団」で小林少年が見せた「書遁の術」再現、古本魔王の日下三蔵氏宅探訪記など、炸裂しまくる。「気になる本はすべて買った。気にならない本も買った。欲しくない本まで買った」というから、そりゃ増える。

 ただ、この著者のいいところは、マニアの典型としての病弊を抱えつつ、閉じずに明るく開いていくのだ。古本バカを自覚し、戯画化しているため、読者は安心して笑っていられる。ありがたし!

◆『虚ろな十字架』東野圭吾・著(光文社/税抜き1500円)

『虚ろな十字架』は、東野圭吾の新作長編。葬儀社を経営する中原のもとに捜査一課からの電話がかかる。元妻の小夜子が何者かに刺殺されたという。「離婚していなかったら、私はまた遺族になるところだった」と中原。11年前には、8歳だった娘が殺された。小夜子の殺人事件は、単なる金目当てと思われたが……。いくつもの死、絡み合った過去、青木ヶ原樹海、死刑を求める審判は? 緻密に組み立てられたプロットが驚くべき結末を招く。

◆『口福だより』広田千悦子/絵・文(小学館/税抜き1400円)

 食べることの幸福を「口福」という。どちらも「コウフク」。広田千悦子の絵・文と広田行正の写真による『口福だより』は、四季折々の季節感を大切にしながら、食べる喜びを満喫するためのレシピを紹介する。「夏」は、干さないで作るカンタン「梅漬け」や、三浦半島名産の「タタミイワシ」と油揚げの炒めもの。「秋」には、ミョウガのお寿司が「疲れた体をしゃっきりとさせてくれます」。写真もいいが、著者の絵も色使いがとてもキレイ。

◆『とんぼさま』仁志耕一郎・著(幻冬舎/税抜き1500円)

SUNDAY LIBRARY:岡崎 武志・評『本棚探偵 最後の挨拶』『虚ろな十字架』ほか

 仁志耕一郎『とんぼさま』は書き下ろし時代長編。帯に「能もない 策もない 胆力もない この殿、生きる意味は、どこにあるのか。」とある。「極楽とんぼ」とあだ名のついた小笠原家十七代当主の長時。実在の武将だ。世は信長、信玄、謙信が覇権を争う戦国時代。名将の父の死で、松本平・深志城の城主になったが、かなり頼りない。そんなアンチヒーローが乱世で70歳まで生き延びる。その秘訣は? いやあ、長時のファンになりました。

◆『モンフォーコンの鼠』鹿島茂・著(文藝春秋/税抜き2000円)

 19世紀後半、パリは大規模な都市改造が実施されるが、鹿島茂『モンフォーコンの鼠』は、それより少し前、1931年パリが舞台。中世のままの都市に人口が密集し、糞尿と廃馬の処理場が郊外に。太った鼠が町を走り回る。そんなパリ地下道に暗躍する悪党、政界入りを狙うバルザックと思想家フーリエ、あるいはジャヴェール警部(レ・ミゼラブル!)と、地下と地上を巡り、虚実入り乱れてのてんやわんや。これは、さすがの鹿島ワールドだ。

◆『読まずにいられぬ名短篇』北村薫・宮部みゆき/著(ちくま文庫/税抜き900円)

 北村薫と宮部みゆきが古今東西、あらゆるジャンルから厳選して作る短編集も、これで5作目。『読まずにいられぬ名短篇』には、今回も幸田文、ジャック・ロンドン、中島敦、小池真理子など、ごった煮の18作を収録。目玉は第五部。松本清張「張込み」の後に、倉本聰のテレビ台本「武州糸くり唄」と続くのは、倉本が清張作品を下敷きに、江戸に置き換え「文吾捕物絵図」の一回分を書いたから。同様に倉本作「若狭 宮津浜」の元ネタは?

◆『「科学者の楽園」をつくった男』宮田親平・著(河出文庫/税抜き920円)

 宮田親平『「科学者の楽園」をつくった男』は、タイムリーな復刊。オボちゃん、STAP細胞論文捏造疑惑で、くり返しニュースネタとして報じられた理化学研究所。通称「理研」が作られたのは1917年。三代目所長・大河内正敏のもと、日本の科学の基礎を作った男たちがいた。鈴木梅太郎、朝永振一郎、寺田寅彦、仁科芳雄など、錚々たる顔触れが、この「理研」に集い、輝かしい成果を上げていった。魅力たっぷり、人間くさい理系物語。

◆『和食とはなにか』原田信男・著(角川ソフィア文庫/税抜き800円)

SUNDAY LIBRARY:岡崎 武志・評『本棚探偵 最後の挨拶』『虚ろな十字架』ほか

 “和食”メニューの代表格、すき焼き、てんぷら、寿司。これらは専門の料理人の手によるものではなく、庶民が長い歴史を経て考案したもの。庶民はすごい。『和食とはなにか』で原田信男は、西洋料理のブイヨンやソースに比べ、コンブやカツオの出汁は短時間で簡単にとれるが、その素材作りに驚くような時間をかけるところに和食の特色があるという。庶民の創意工夫と見えないところにかけるエネルギーによる和食は、確かに日本人の財産だ。

◆『宮本式・ワールドカップ観戦術』宮本恒靖・著(朝日新書/税抜き720円)

 いよいよ目前に迫るブラジルW杯。02年日韓、06年ドイツと日本代表として参戦し、主将も務めた宮本恒靖が、ここに『宮本式・ワールドカップ観戦術』を読者に伝授する。W杯は、サッカースタイルを競う「見本市」であり、リーグ戦とは違う視点でゲームを見よ。注目はルーニー、バロテッリ、ロッペン、アザールなど。日本代表の課題は立ち上がり。下がり気味だけど腰は引けていないDFの駆け引きが勝敗を決する。テレビ観戦の傍らにこの一冊。

◆『「はみ出し者」たちへの鎮魂歌』正津勉・著(平凡社新書/税抜き780円)

 日本では、万葉以来、詩人は死者をことばで偲び、それを詩のかたちで悼んできた。正津勉『「はみ出し者」たちへの鎮魂歌』は、与謝野鉄幹から石原吉郎、金子光晴、吉本隆明などが死者に捧げた、鎮魂の詩を読むことで、この世を生きぬく力を得る、ユニークな試みだ。谷川俊太郎が父・徹三を悼む「父の死」の末尾は「父はやせていたからスープにするしかないと思った」。これは「食葬」ということばがキーワード。裏返しの愛情なのだ。

◆『ちばてつやが語る「ちばてつや」』ちばてつや・著(税抜き集英社新書/760円

 マンガ家生活58年の間に生み出した作品を手がかりに、ちばてつやが自己を語り尽くしたのが『ちばてつやが語る「ちばてつや」』。何をやってもうまくできない「ぐずてつ」がマンガと出会い、天職を得る。「あしたのジョー」の最後は原作者(梶原一騎)に一任された。ジョーは死んだのか? その答えは本書に。「のたり松太郎」は愛すべき乱暴者を3、4回で書く予定が、力士となり26年の人気マンガに。知れば知るほど、ちば作品を読みたくなる。

−−−−−

おかざき・たけし 1957年生まれ。高校教師、雑誌編集者を経てライターに。書評を中心に執筆。近著『上京する文學』をはじめ『読書の腕前』など著書多数

※3カ月以内に発行された新刊本を扱っています

<サンデー毎日 2014年6月15日号より>
Posted by 中 相作 - 2014.06.06,Fri
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BOOK asahi.com
 平成26・2014年5月25日 朝日新聞社

本棚探偵最後の挨拶 喜国雅彦さん
 野波健祐
 Home > 書評・コラムを読む > コラム別に読む > 著者に会いたい > 記事

著者に会いたい

本棚探偵最後の挨拶 喜国雅彦さん

[文]野波健祐  [掲載]2014年05月25日



丸田祥三さん=郭允撮影



著者:喜国雅彦  出版社:双葉社 価格:¥ 3,024

■古本を見ている人が好き

 まず装丁に驚く。いまどき珍しい函(はこ)入り。タイトルは手書きでイラストは安っぽく、おどろおどろしい。
 「古い探偵小説の装丁が好きなんです。特に仙花紙(戦争直後の古紙などを再生した粗悪な紙)本は、ざらりとした紙の手触りが気持ちいい。あの雰囲気を復元したかった」
 熱烈なファンを持つ漫画家が、少年期からの探偵小説への愛を、古書を通じてつづったエッセー。「小説推理」誌で1998年から続いた人気連載で、今作が「冒険」「回想」「生還」に続く第4弾となる。
 「なんでもやってみようの精神」に基づき、『ドグラ・マグラ』の朗読を聞きながら趣味のランニングをしたり、百科事典に化けて本棚に隠れる乱歩作品の場面を再現してみたり。マゾ的少年とサド的少女の純愛物語『月光の囁(ささや)き』の作者だけに、愛の発露がどこかねじれている。
 シリーズ定番となった、マニアたちとの古書探訪や蔵書巡りもそう。一般には理解しがたい古書愛ゆえの珍行動がほほえましく描かれる。「古本好きのわりに探訪先の書棚を見ていないんです。むしろ、本を見ている人を見るのが好き。対象に1・5倍の愛をそそいで書いてます」
 今作は随所に東日本大震災の影がちらつき、帯に「シリーズ完結!」とある。本人も被災地にボランティアとして訪れ、持ち主のいなくなった本の山を前に、心を痛めた。
 「同世代で亡くなる人も増えてきた。本は回り持ちだし、自分がいなくなることを考えると、集めるだけ集めるとはいかなくなりましたね」
 本棚探偵の活躍は終わるのか。タイトルがなぞっているホームズ短編集はもう1冊、あるのだけど。
    ◇
 双葉社・3024円
Posted by 中 相作 - 2014.06.06,Fri
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朝日新聞デジタル
 平成26・2014年5月25日 朝日新聞社

(著者に会いたい)『本棚探偵最後の挨拶』 喜国雅彦さん
 Home > 15面読書3 > 記事

(著者に会いたい)『本棚探偵最後の挨拶』 喜国雅彦さん

2014年5月25日05時00分



マンガ家の喜国雅彦さん

 ◇古本を見ている人が好き 喜国(きくに)雅彦さん(55歳)

 まず装丁に驚く。いまどき珍しい函(はこ)入り。タイトルは手書きでイラストは安っぽく、おどろおどろしい。

 「古い探偵小説の装丁が好きなんです。特に仙花紙(戦争直後の古紙などを再生した粗悪な紙)本は、ざらりとした紙の手触りが気持ちいい。あ…
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