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Posted by 中 相作 - 2018.03.20,Tue
ウェブニュース

スポーツ報知
 平成30・2018年2月25日 報知新聞社

美輪明宏が明かした三島由紀夫との思い出 カニが嫌いな三島が…
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美輪明宏が明かした三島由紀夫との思い出 カニが嫌いな三島が…

2018年2月25日16時40分 スポーツ報知


 歌手の美輪明宏(82)が25日放送のTBS系「人生最高レストラン」(土曜・後11時半)に出演し、数々の偉人との交友歴を語った。

 美輪は17歳の頃、東京・銀座にあったシャンソン喫茶「銀巴里」で働き始めた。銀巴里には、数々の偉人が通っていたといい「岡本太郎さんは、『僕にも歌わせて』と飛び入りしてフランス語で歌を歌った」「江戸川乱歩さんが三島由紀夫さんを連れてきて、三島由紀夫さんが川端康成さんを連れてきた」と話した。

 三島由紀夫とは特に仲が良かったといい、「三島さんともいろいろあって、亡くなるまで18年間付き合っていた」と明かした。

 ある日、三島と演出家と美輪と3人で舞台セットについて話し合うため、しゃぶしゃぶをつつきに日本料理「瀬里奈」に行くことになった。

 しかし、瀬里奈はその頃、肉のしゃぶしゃぶから、カニのしゃぶしゃぶに食材を変更していた。三島は鳥肌が立つくらいカニ料理が嫌いだったが、「僕が選んだからここでいい」と店を変えることなく真っ青になりながらも最後まで話し合いを続けたという。

 美輪は「そういったところが、三島さんの純粋なところですよね」と振り返った。

 最後に「誰でもすぐに幸せになる」と美輪。「何でもないことにも感謝すれば幸せになれる」としずかに語った。
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Posted by 中 相作 - 2018.03.19,Mon
ウェブニュース

ステージナタリー
 平成30・2018年3月12日 ナターシャ

喜多村緑郎ら自主公演「怪人二十面相」に河合雪之丞「情けが身にしみる」
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喜多村緑郎ら自主公演「怪人二十面相」に河合雪之丞「情けが身にしみる」

2018年3月12日 20:30

Photo■「怪人二十面相 ~黒蜥蜴 二の替わり~」記者懇親会より、左から春本由香、貴城けい、喜多村緑郎、河合雪之丞、齋藤雅文。

3月30日から4月1日まで東京・サンシャイン劇場で上演される「怪人二十面相 ~黒蜥蜴 二の替わり~」。開幕に先駆け本日3月12日、東京都内で記者懇親会が開催された。

江戸川乱歩による原作を、齋藤雅文が脚色・演出する本作は、劇団新派の喜多村緑郎と河合雪之丞による自主公演。新派からは春本由香が出演し、ゲストに緑郎の妻でもある貴城けいを迎える。なお同劇団は昨年2017年6月に「黒蜥蜴」を上演しており、今年6月には「黒蜥蜴 全美版」として同作を再演する。

舞台は昭和初年。富豪・河野家には怪人二十面相(河合雪之丞)から財宝を狙う予告状が届いていた。明智小五郎(喜多村緑郎)が捜査に乗り出すが、一人娘の不二子(春本由香)は誘拐されてしまう。レビューのスター・花菱蘭子(貴城けい)も関わり、事態は思わぬ方向へ……。

Photo■「怪人二十面相 ~黒蜥蜴 二の替わり~」記者懇親会より、齋藤雅文。

記者懇親会には齋藤、緑郎、雪之丞、春本、貴城が出席。齋藤は本作の創作の動機を「『黒蜥蜴』の匂いのあるものを作りたい」と述べる。同じく乱歩が生み出した正体不明のキャラクター・怪人二十面相を題材とすることで、「黒蜥蜴」の雰囲気を残しながらも新たなドラマを立ち上げることを目指すと話した。また齋藤は劇団新派のレパートリーに、大衆小説の戯曲化が多かったことに言及。本作を伝統の流れの中にある新作と位置づけると同時に、「現代に通用するエンタテインメントにしたい」と抱負を語る。さらに今回は同じく乱歩の「幽霊塔」を作品に取り入れながら、“女賊”として怪人二十面相を描くと述べ、二十面相を中心に「生きることの切なさや、運命に翻弄された弱い女性がなぜ変化していったのかというドラマ」を、劇団新派の「遊女夕霧」といったほかの作品から“本歌取り”しながら表現することを明らかにした。

Photo■「怪人二十面相 ~黒蜥蜴 二の替わり~」記者懇親会より、喜多村緑郎。

緑郎は、昨年17年に雪之丞を劇団に迎えたことに触れて「今までと何か違う風を新派に吹き込みたい」と意気込み、「役者たるもの、口を開けてお仕事が飛び込むのを待つよりも、自分たちで掴み取る姿勢を見せたい」と自主公演の企画の経緯を明かす。本作については「去年、今年の黒蜥蜴にも勝るものを作りたい。これは超えられるなと思っております」と自信を持って語った。また今回緑郎は、明智小五郎と狂言回し役・悟道軒円玉の2役を担当。「遊女夕霧」の登場人物でもある講談師・円玉役を熱望していたと言う緑郎は、喜びを語りながら「声が少し枯れていますけれども(笑)、講談師の声帯を作っているところです」と円玉に備えた役作りを笑顔で明かした。

Photo■「怪人二十面相 ~黒蜥蜴 二の替わり~」記者懇親会より、河合雪之丞。

自主公演に際して制作にも携わると言う雪之丞は「芝居を1から作り上げることを勉強できるのは、役者としてありがたい」と述べ、「芝居を作るうえで成長できるのではないかと思います」とコメント。雪之丞の今作での役柄について、齋藤が「本作は地下迷宮で宝物を探す話で、暗がりに恐怖を持っているキャラクターを作りたいと思っています。この作品を通して、雪之丞さんの新たな一面を目撃できるのでは」と期待を煽ると、雪之丞も「引き出しにない演技をやれるのは、自主公演の魅力だと思います。挑戦できるのがすごくうれしい」と真摯に述べた。また「新派を若者に見てほしい」という雪之丞は、本公演のチケットの価格設定についても協議したことを明かし、「お若い方でもいいお席で、きちっとしたお芝居を観ていただきたい。できるだけ多くの方に来ていただけたら」と呼びかけた。

Photo■「怪人二十面相 ~黒蜥蜴 二の替わり~」記者懇親会より、貴城けい。

これまでも新派の作品を観劇してきたと話す貴城は「大変緊張しておりまして、胃がキリキリと痛くなっているんですけれども、芸達者な方々の中で足を引っ張らないように、花菱蘭子として精一杯お稽古したい」と意気込む。さらに夫の緑郎に視線を送り、「主人の自主公演なので……成功しないと家計に響いてまいります! 切羽詰まっております(笑)。皆さんぜひご声援のほど、よろしくお願いいたします」と記者に呼びかけると、会場は大きな笑いに包まれた。また結婚後初となる緑郎との共演には、「こんなこと言っていいかわからないけど、主人の芸が好きで惚れているので。いっぱい見て吸収したいなと思います」と笑顔を見せた。

Photo■「怪人二十面相 ~黒蜥蜴 二の替わり~」記者懇親会より、春本由香。

緑郎のオファーから本作への出演が決まったと言う春本は、「貴城さんという宝塚(歌劇団出身)の方と初めて共演させていただくので……緊張することばかりで」と胸中を明かす。二十面相に誘拐される令嬢という春本の役どころを、齋藤は「『黒蜥蜴』の早苗と近いかもしれないけど、今度は複雑な生い立ちを持った、陰のあるキャラクター」と紹介。それを受けて春本は「今まではわがままで明るいお嬢さんでした。私本人が暗い人間なものですから(笑)、今回はぴったし! ずっとやりたかった陰がある女性でうれしいです」と齋藤に感謝を述べた。

Photo■「怪人二十面相 ~黒蜥蜴 二の替わり~」記者懇親会より、左から春本由香、貴城けい、喜多村緑郎、河合雪之丞、齋藤雅文。

最後に雪之丞が「『出てもいいよ』と言う方には、『ぜひ出演していただきたいんですけど、ご無理をなさらないようにお願いしますね、いかんせん“自主”でございますので……』とお声がけしました。これだけ大勢の方がご賛同くださって、何よりもありがたいことだなと。『人の情けが身にしみます』と明智のセリフがありますけども、参加してくださる方々のためにもしっかりと作り上げていきたい」と共演者やスタッフに謝辞を述べ、取材は終了した。

「怪人二十面相 ~黒蜥蜴 二の替わり~」

2018年3月30日(金)~4月1日(日)
東京都 サンシャイン劇場

原作:江戸川乱歩
脚色・演出:齋藤雅文
出演:喜多村緑郎、河合雪之丞、春本由香 / 伊藤みどり / 只野操、三原邦男、鈴木章生、児玉真二、市村新吾、川上彌生、石原舞子、矢野淳子、小山典子、小川絵莉、村岡ミヨ、喜多村一郎、河合誠三郎、河合穂積、桂佑輔、河合宥季、尾瀧一眞、滝口泰介、水津竜也、斉藤沙紀、深谷美由姫、大野梨栄、伊庭朋子、磨貴こずえ、菅原ゆり
ゲスト出演:貴城けい
Posted by 中 相作 - 2018.03.18,Sun

 文春文庫の一月の新刊だった小林信彦さんの『女優で観るか、監督を追うか』をいまごろ読んでいるのだが、そのせいで、じぇじぇじぇ、という流行語を思い出し、ひさしぶりに、じぇじぇじぇ、といって驚いた。

 ちなみにこの『女優で観るか、監督を追うか』の「〈ベストテン〉というもの 3」には、昭和48・1973年の邦画ベストテンを回顧して「この頃、『仁義なき戦い』への反発は容易なものではなかった。つまり、『仁義なき戦い』を受け入れるのか拒否するのかが、この年のベスト・テン選出のひとつの目安となったといえる」と記したくだりがあり、この年の「キネマ旬報」ベストテンには「仁義なき戦い」のベストワン獲得を阻止すべく未公開だった「津軽じょんがら節」を授賞対象とするために卑怯姑息な奥の手が弄されたと明かされております。

 読んでいて思い出したのは平成16・2004年10月刊行の『子不語の夢 江戸川乱歩小酒井不木往復書簡集』の受賞を阻止すべく本格ミステリ作家クラブや日本推理作家協会が弄したまことにお粗末な奥の手のことで、本格ミステリ作家クラブは「評論・研究部門」に天城一さんの『天城一の密室犯罪学教程』を、日本推理作家協会は「評論その他の部門」に日高恒太朗さんの『不時着』を拉し来たってずいぶんみっともない真似をさらしてくれましたっけ。

 けけけ。

 腐れ団体はとっとと死ねよ。

 けけけけけ。

 みたいなことはどうでもいいとして、じぇじぇじぇの件。

 じぇ。

 じぇじぇ。

 じぇじぇじぇ。

 これが驚かずにいられるか。

 あっというまに二十位圏外に去ってしまっているではないか。

 アマゾン:作家研究 の 売れ筋ランキング

 そんなに早く去るなよ。

 何よこのつかのまの栄光。

 こうなりゃ腐れ公務員のひとりふたり道連れにして圏外も圏外、大気圏外まですっ飛んでってやろうじゃないの。

 遠く圏外に去ってしまった人間の恐ろしさをたっぷり思い知らせてやるぜ。
Posted by 中 相作 - 2018.03.17,Sat

 ああ、十二位に転落してしもうた。

 アマゾン:作家研究 の 売れ筋ランキング

 春雨にもはやキングの背も見えず。

 しかし、いまだ発売もされていない本のことでどうしてこんな屈辱にまみれなければならぬのであろうな。

 ここまでの不幸に見舞われると、自殺者が出たって別にいいんでないかい? という気がしてくる。

 というより、名張市役所の腐れ公務員はとっとと死ねや死にさらせやあッ、と強く強く思われてくる。

 といったところで、本日はカバーをごらんいただきます。


 発売は3月30日となっております。
Posted by 中 相作 - 2018.03.17,Sat
ウェブマガジン

コミックガム
 平成30・2018年3月7日 ワニブックス

怪人二十面相
 たくま朋正
 原作:江戸川乱歩
 第七話〈悪魔の知恵、巨人と怪人〉

 コミックガム:怪人二十面相
Posted by 中 相作 - 2018.03.16,Fri

 けさ、ついに第二位になりまして、スティーヴン・キングはおとなしくおれの後塵を拝してろよ、けけけ、とか口走りながら嬉々としてスクリーンショットを保存したんですけど。


 いま見ると四位に転落してます。

 あしたに二位になればゆうべは四位でも可なり。

 それはそれとして、書影が出ました。

 Amazon.co.jp:乱歩謎解きクロニクル

 つづきまして、この件。

 2018年3月5日:とても感動したことについて

 お答えが返ってまいりました。

 中 相作 様

 市長への手紙をお寄せいただきありがとうございました。
 お尋ねのありましたことについて、以下のとおり回答させていただきます。

 平成28年2月に、年間のネーミングライツ料を50万円以上とする市立図書館を対象としたネーミングライツ・パートナーを募集しましたが、応募くださる事業者等はありませんでした。ネーミングライツ料を減額しての再募集も検討したところですが、募集期間中にこの件に関しての問い合わせもなかったことから、再募集については今後の検討課題としました。
 その後は、県内・県外の公立図書館におけるネーミングライツ導入の動向や、事業者の応募に関する意向等について情報収集を続けており、今後とも引き続き情報収集にあたるとともに、財源確保に向け努力してまいりたいと考えております。

 平成30年3月15日
 名張市長 亀井利克

 ネーミングライツというのはいわゆる命名権で、一例をあげれば大阪ドームが京セラドームになったあれなんですけど、名張市におきましてもたとえば市営野球場の命名権はめでたく買い手が見つかってメイハンスタジアムという名前になっております。

 公立図書館のネーミングライツも、数こそ少なけれ、そこらの企業などの法人によって取得された事例は存在します。

 名張市もその線を狙ったわけで、昭和44・1969年の開館以来一貫して乱歩関連資料の収集をつづけ、ということは来年が開館五十周年か、それはともかく館内には小さいながら郷土ゆかりの乱歩コーナーも開設している名張市立図書館が命名権を売りに出したら引く手あまたで嬉しい悲鳴をあげなきゃならんはずなんですけど、おっかしいなあ。

 誰も手をあげてくれず、それどころか、募集期間中に一件の問い合わせもなかったというんですから、おっかしいなあ。

 そんなことになるはずないんだけどなあ。

 ほんとにおっかしいなあ。

 しかしまあ、上に転載しました「市長への手紙」へのお答えを拝読するかぎり、それも無理からぬところかもしれんなあと思えてきます。

 応募がなかったからといってあっさり諦めず、再募集すればたかだか年間五十万円のネーミングライツ料、出してくれるところはいずれ見つかるんじゃないの? と思われますから、どうしてそうした不断の努力をつづけんのですか、とお聞きしたところ、募集しても応募がなかったので再募集はしておりません、というお答えが返ってきたとですばい。

 答えにも何もなっとらんやないか。

 せめて、よそでやってんの見かけましたんでそれ真似して思いつきでちょっと募集してみましたんやけど誰も相手にしてくれしませんでしたさけあほくさ思てそれっきりですねさな、みたいなことを正直にお答えいただければ市民としてもまだ納得できるところがあったんですけど、どうも釈然としませんので、しつこいようじゃが再質問してみようかな。

 以下、その文面。

 お世話さまです。

 名張市立図書館のネーミングライツパートナー募集の件、「再募集については今後の検討課題としました」とのお答えをたまわり、また、「県内・県外の公立図書館におけるネーミングライツ導入の動向や、事業者の応募に関する意向等について情報収集を続けており」とのお知らせもいただいて、心から安堵いたしました。

 つきましては、最初の募集以降、再募集に関する検討がいつ、何回にわたって、誰によって行われ、どういった情報が収集されているのか、さらに、現時点でどのような検討結果が得られているのか、ぜひご説明いただきたいと思います。

 また、3月5日付「市長への手紙」にスキャン画像へのリンクを設定して冒頭一ページをお読みいただきました「あとがき」は、その後、全文を公開いたしましたのでお知らせ申しあげます。

http://nabariningaikyo.blog.shinobi.jp/Entry/5134/

 上記リンク先のエントリではアマゾンの「作家研究の売れ筋ランキング」第三位となっておりますが、現時点では第〓位に転落しております。

 めでたく第一位を獲得できるよう、まことに僭越ではありますが、名張市役所のみなさんに打って一丸となったご支援をお願い申しあげる次第です。

 件名は「心から安堵しました」とでもして、週明けに送信することにしましょうか。

 しかしなあ、いわゆる森友学園問題みたいに、自殺者が出ては困るからなあ。
Posted by 中 相作 - 2018.03.16,Fri
ウェブニュース

スポーツ報知
 平成30・2018年3月12日 報知新聞社

喜多村緑郎が貴城けいと結婚後初共演!…自主公演「怪人二十面相」PR会見
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喜多村緑郎が貴城けいと結婚後初共演!…自主公演「怪人二十面相」PR会見

2018年3月12日15時12分 スポーツ報知

Photo■ 会見した(左から)春本由香、貴城けい、喜多村緑郎、河合雪之丞

 劇団新派の喜多村緑郎(49)、河合雪之丞(47)が12日、都内で自主公演「怪人二十面相 ~黒蜥蜴 二の替わり~」(30日~4月1日、東京・サンシャイン劇場)のPR会見を行った。

 喜多村は2013年に結婚した元宝塚歌劇団宙組トップスターの貴城けい(43)と、夫婦になって初共演。喜多村は「ダメもとで出てくれない? と聞いてみたら、いいわよと」と説明したが、貴城は「迷いました。けど、ものすごく困ってそうだったのでちょっとでも力になれたらと思って。主人の自主公演ですから、成功しないと家計に響いてくる。切羽詰まっております」と笑わせた。

 家では一緒に台本の読み合わせもしているそうで、貴城は「(喜多村は)読めない漢字をすべて教えてくれて、セリフのイントネーションも教えてくれたので、胃が痛いのがちょっと軽減された。主人の芸は好きでほれているので、お稽古場で一緒に出来るので見て吸収したい」と仲の良さを見せていた。

 江戸川乱歩の代表作が原作で、喜多村が探偵・明智小五郎を、河合が怪人二十面相を演じる。出演はほか春本由香(25)ら。6月には花形新派公演として同じ江戸川乱歩原作の「黒蜥蜴」と三越劇場で上演する。
Posted by 中 相作 - 2018.03.15,Thu
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毎日新聞
 平成30・2018年3月6日 毎日新聞社

SUNDAY LIBRARY|岡崎武志・評『蒼き山嶺』『イップス』ほか
 岡崎武志
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SUNDAY LIBRARY

岡崎 武志・評『蒼き山嶺』『イップス』ほか

2018年3月6日

今週の新刊

◆『蒼き山嶺』馳星周・著(光文社/税別1500円)

 馳星周の新作長編『蒼(あお)き山嶺(さんれい)』は、読者も寒さに耐えながら読む酷寒の山岳小説。元山岳遭難救助隊員の得丸は、下山途中の白馬岳で、公安刑事の池谷と再会する。二人は大学の山岳部で同期だった。

 池谷は得丸にガイドを依頼、残雪期の白馬を登攀(とうはん)していく。途中、出会った若い女性・ゆかりは、山岳部時代の仲間でアルプスで死んだ友人の妹だった。得丸には、二十数年前の雪山の合宿で、池谷に救われた借りがあった。

 やがて、池谷が何者かに追われる身であると知った得丸に、池谷は拳銃を突きつける。目指すは日本海のそのまた向こう、北朝鮮だった。刺客、行く手を阻む低気圧の嵐、斜面。それでも得丸は、体力を失った池谷をおぶって日本海を目指す。「山じゃ誰も死なせない」が山男である得丸の矜持(きょうじ)なのだ。

 池谷の隠された過去、兄の遺体を探しにK1行きを胸に秘めるゆかり。命を懸けた男と女の壮絶な闘いの果てに感動が待つ。

◆『イップス 魔病を乗り越えたアスリートたち』澤宮優・著(角川書店/税別1500円)

 阪神ファンにとっての憂鬱は、若きエース藤浪の不調。平成29年の四球45、死球8は呪われているようだ。選手生活の危機とまで言われた。その不調の背後に囁(ささや)かれたのが『イップス』。肝心な場面で失敗する運動障害を指す。

 これは藤浪だけではない。澤宮優は、この悪夢のような症状を、プロ野球選手、プロゴルファーの取材から解き明かす。彼らは、どうやって“悪魔”と手を切ったのか?

 元日ハムの岩本勉は陽気な人気選手だったが、じつは入団から数年、捕手にボールが届かず苦しんだ。元ヤクルトの内野の名手・土橋勝征(かつゆき)は、何度やっても送球がスライドする。彼らは苦しみ苦しむ日々を送る。知らなかった!

 原因は不明、克服法もなく解雇寸前。しかしコーチの熱心なサポートがあり、最後はみな自分との闘いで立ち直る。岩本は「どんなときも明るさを失わないこと、人を信じること」で明日を掴(つか)む。澤宮はいつも弱き者を描く。熱き「人間論」は常に読む者の胸に迫る。

◆『小村雪岱随筆集』真田幸治・著(幻戯書房/税別3500円)

 電子化が進み、紙の本が劣勢になったら、泉鏡花『日本橋』を手に取ればいい。美術工芸品でもあるこの本の装幀、挿絵を手がけたのが小村雪岱(せったい)。繊細な線描による美人画はいかにして生まれたか。

 『小村雪岱随筆集』は、名著『日本橋檜物町』に、新たに発掘された44編を加えた決定版。モデルを使わず、「私の内部にあるもの」で美人を描く。それらの言説は、豊富な図版を見れば、確かにと思わされる。装幀・組版と解説を担当した編者真田幸治の思いが全編に漲(みなぎ)り、美しい本に仕上がった。

◆『文豪文士が愛した映画たち』根本隆一郎・著(ちくま文庫/税別950円)

 根本隆一郎編『文豪文士が愛した映画たち』は、井上靖、大岡昇平、遠藤周作など、昭和の作家による映画に関する文章を集めたオリジナル・アンソロジー。江戸川乱歩の一文はヒッチコック会見記。来日したホラーの巨匠は、特別のワインしか飲まず、日本料理も口にしない「傍若無人」な態度だったが、夫人がそれをフォローした。「こんな愉快な映画を、ついぞ見たことがない」と檀一雄が絶賛したのは、デ・シーカの「昨日・今日・明日」。川端康成と安部公房のモンロー論など興味津々だ。

◆『外国人が熱狂するクールな田舎の作り方』山田拓・著(新潮新書/税別740円)

 田畑と山に囲まれた飛騨の里山に、今や毎年数千人の外国人旅行者が訪れる。これを手がけたのが山田拓。『外国人が熱狂するクールな田舎の作り方』で、そのユニークな戦略を開陳する。そこにあるのは、蕎麦畑に建つ古民家、田んぼで鳴くカエル、道端の湧き水でいれたおもてなしのお茶……。この「何気ない日常」こそが、訪問者の99%が絶賛のコメントを寄せるコンテンツとなる。しかし、そこに至る道のりは遠かった。格闘と模索の末に、著者が得た「逆転の戦略」とは?

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岡崎武志(おかざき・たけし)
 1957年、大阪府生まれ。高校教師、雑誌編集者を経てライターに。書評を中心に執筆。主な著書に『上京する文學』『読書の腕前』『気がついたらいつも本ばかり読んでいた』など

<サンデー毎日 2018年3月18日増大号より>
Posted by 中 相作 - 2018.03.14,Wed
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ステージナタリー
 平成30・2018年3月11日 ナターシャ

小泉今日子が黒チャイナ姿披露「お蘭、登場」ビジュアル&公演詳細発表
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小泉今日子が黒チャイナ姿披露「お蘭、登場」ビジュアル&公演詳細発表

2018年3月11日 10:17

Photo■シス・カンパニー公演 日本文学シアターVOL.5江戸川乱歩「お蘭、登場」ビジュアル

4シス・カンパニー公演 日本文学シアターVOL.5江戸川乱歩「お蘭、登場」のビジュアルと公演詳細が発表された。

公開されたビジュアルは、中央に黒のチャイナ服姿の小泉今日子、左右に縄で縛り上げられた高橋克実と堤真一が配され、インパクトある画となっている。公演は6月16日から7月16日まで東京・シアタートラム、7月19日から26日まで大阪・サンケイホールブリーゼにて。チケットの一般販売は5月12日に開始される。

「お蘭、登場」は、近代日本文学へのリスペクトを込め、北村想のオリジナル戯曲を発表する「日本文学シアター」シリーズの第5弾。「お勢登場」をはじめ、江戸川乱歩の複数の作品をモチーフにした新作を、tsumazuki no ishi・寺十吾の演出で上演する。

Photo■シス・カンパニー公演 日本文学シアターVOL.5江戸川乱歩「お蘭、登場」チラシ表

Photo■シス・カンパニー公演 日本文学シアターVOL.5江戸川乱歩「お蘭、登場」チラシ裏

Photo■小泉今日子

Photo■高橋克実

Photo■堤真一
Posted by 中 相作 - 2018.03.13,Tue
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西日本新聞
 平成30・2018年3月10日 西日本新聞社

政界の黒幕、インド緑化の父… 夢野久作一族の企画展 芦屋町・芦屋歴史の里で開催[福岡県]
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政界の黒幕、インド緑化の父… 夢野久作一族の企画展 芦屋町・芦屋歴史の里で開催 [福岡県]

2018年03月10日 06時00分

Photo■展示を紹介する杉山満丸さん(奥)

 少年期を芦屋町で過ごし、後に政界の黒幕とも呼ばれた杉山茂丸(1864~1935)や、茂丸の子で福岡市出身の作家夢野久作(本名杉山泰道、1889~1936)など、杉山家のゆかりの資料を集めた企画展「杉山家の人々」が、芦屋町山鹿の芦屋歴史の里で開かれている。

 久作、茂丸に加え、福岡藩の外交官的役職に就き、後に芦屋町に居を構えた時期もある茂丸の父、杉山三郎平(1838頃~1902)と、戦後に私財をなげうってインドの緑化活動に尽力した久作の子、杉山龍丸氏(1919~87)の4代展として、明治維新150年の節目に合わせ企画された。

 茂丸に関する展示では、陸軍大将の児玉源太郎や、「電力の鬼」と呼ばれた松永安左エ門など、明治から昭和期にかけて築いた政財界の幅広い人脈を紹介。茂丸が支援した日本最初の週刊誌「サンデー」や、没後に作家江戸川乱歩が寄せた追悼書簡もある。

 三郎平に関しては、職務で出入りした芦屋町の薬屋「塩田屋」の資料や、三郎平が詠んだ歌などを紹介。独特の文学観で知られ、九州日報(西日本新聞の前身)の記者経験もある久作については、小説「ドグラ・マグラ」や「犬神博士」の生原稿などを展示している。

 会場には、杉山家と世界の動きを一覧できる大型年表も掲示。茂丸が1898年、金融王と呼ばれた米のJ・P・モルガンと単独面会し、日本への借款の約束を取り付けた話など、4代にまつわる興味深いエピソードが盛り込まれている。

 芦屋歴史の里の山田克樹学芸員は「芦屋に縁を持ち、各界に多大な影響を与えた一族を通じ、日本の近現代史を見直してほしい」と来場を呼び掛けている。

 龍丸氏の長男満丸さん(62)=筑紫野市=は「久作の展示はこれまでにあったが、4代をまとめた展示は初めて。芦屋が原点となって、杉山家の先祖が輩出されたことを知ってほしい」と話している。

 5月27日まで。入館料は中学生以上200円、小学生100円。18日と4月14日には、山田学芸員によるギャラリートークがある。

=2018/03/10付 西日本新聞朝刊=
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