Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2012.05.15,Tue
書籍
探偵小説と叙述トリック ミネルヴァの梟は黄昏に飛びたつか?
笠井潔
平成23・2011年4月28日初版 東京創元社
B6判 カバー 342ページ 本体3000円
関連箇所
6 言い落としの「うさん臭さ」
II 言い落としと近代小説の亀裂 > p62-68
初出連載:ミステリマガジン 2005年11月号-2008年4月号
初出タイトル:ミネルヴァの梟は黄昏に飛びたつか?(第91回-第120回)
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6 言い落としの「うさん臭さ」
エドガー・アラン・ポオ「『お前が犯人だ』」と同じく、江戸川乱歩の「二銭銅貨」も三層にわたる探偵小説的プロットを構造化している。「上」の章で語られる紳士盗賊の犯行と逮捕の顛末が第一層とすれば、「中」および「下」の章の大半が、第二層に費やされる。「場末の下駄屋の二階の六畳」で同居している松村は、私が手に入れた二銭銅貨の空洞から念仏の句「南無阿弥陀仏」を用いた暗号文を発見し、紳士盗賊の戦利品とおぼしい札束にたどりつく。
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▼東京創元社:探偵小説と叙述トリック
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