ゴールデンウィークだからといって、とくにどこかへ出かけるでもなく、家のなかでただごろごろしてるだけ、というような明け暮れは、嫌いではない。
とはいうものの、どうしても出かけなければならない用事、というのも当然あって、きのうは親戚筋の法事からその流れで酒席へ、みたいなことにあいなった。
昼間っから酔っ払って、夜、ぼーっとしてたら、ジュリーがテレビに出るらしい、ということがわかって、迷わず視聴した。
いま調べたところ、番組的にはこんなんであった。
▼NHKネットクラブ:沢田研二LIVE2011~2012 ツアー・ファイナル 日本武道館
酔っ払って、ぼーっとみておっただけやけど、「シーサイド・バウンド」の間奏で、ジュリーをまんなかにメンバー三人、往年と変わらぬ、ということはないやろうけど、軽やかそうにステップを踏んでいたシーンなど、まさしく感涙ものであった。
それにしても、ジュリーはとても恰幅がよくなっていて、じつは、ちょっと、びっくりした。
なんか、市村正親さんと京極夏彦さんを足して二で割った感じ、とかゆうてしまうと、あちらこちらからお叱りをいただくかもしれんのやけど、しかしあたいは、ジュリーは相変わらず、面白くてかっこいいな、と思った。
きのうの午後9時からは、こんな番組もあった。
▼日本テレビ:金曜ロードSHOW! > K-20 怪人二十面相・伝
来週はナウシカらしい。
▼日本テレビ:金曜ロードSHOW! > 風の谷のナウシカ
3・11以降の眼でみると、ナウシカはどんな感じに映るのであろうな、とか思いつつ、3・11といえば、あるいは、ジュリーといえば、きのうはこんなウェブニュースもあった。
▼朝日新聞デジタル:言おうよ、言いたいこと タブーと向き合う2人に聞く(2012年5月4日)
朝日新聞のデジタルへの移行は無残な結果にいたりつつある、とも仄聞するんだけど、この記事、お金を出さないとフルテキストを読めない仕組みになっておる。
しかし、検索してみると、なかにゃこんなプログもあるわけ。
▼どこへ行く、日本。(政治に無関心な国民は愚かな政治家に支配される):言いたいこと言おうぜ 憲法記念日 沢田研二さん、山本太郎さんに聞く(2012年5月4日)
こういうことになるんだから、デジタル移行が無残な結果になるのも無理からぬところか、とも思うけど、とにかくこの記事には、「アイドル時代、『表現の自由』はなかった。『華麗なジュリー、セクシーなジュリーに似合わないことは、言えなかった』」とある。
しかし、沢田研二さんは昔から社会事象への関心を隠そうとしないことがときにあって、色川大吉さんもある著作で、アイドル時代のジュリーが芸能雑誌のインタビューで学生運動への共感を表明しているのを読んで驚き、いたく感心した、みたいなことをお書きであったと記憶する。
しかし、ジュリーももう、六十三歳なわけなのな。
そういえば、ゴールデンウィークだからといって、とくにどこかへ出かけるでもなく、家のなかでただただごろごろして、本を読んだり、昼寝したり、犬と遊んだり、というような明け暮れこそがまことに望ましいのではあるけれど、やはり用事というものはあるものであって、おとといは、大阪で開かれたきわめてささやかな酒宴に足を運んだ。
ごく少数だった出席者はほぼ同世代だから、未来を明るく語る、なんてことはまったくなくて、なんかもう、昔話ばっかなわけね。
バーン・ガニアのスリーパーホールド、みたいな話題がいきなり出てきて、そういえばそんなプロレスラーがいた、と思い出し、いま検索してみるとこんなのがあった。
▼YouTube:ミネソタの猛虎バーン・ガニア
そんな話のなかに、往年のグループサウンズのメンバーが、なんかばたばた死んでるよね、みたいなのもあったんだけど、そういった流れのなかであらためて、そうか、ジュリーももう六十三なのか、とぞ思う。
さらにまた、そんな話のなかに、先日記した乱歩の定義のことも出てきたんだけど、つづきはあしたということに。
じゃ、最後に、「シーサイド・バウンド」をどうぞ。
きょうはもう立夏で、いつのまにか若葉の季節だ。
では、YouTubeで「花の首飾り」でも検索すっか。
Powered by "Samurai Factory"