ぎゃあぎゃあ。
ぎゃあぎゃあぎゃあぎゃあ。
ぎゃあぎゃあぎゃあぎゃあぎゃあぎゃあぎゃあ。
とにかく大騒ぎしなければ、話がまったく前に進まない。
ほんっとに、どうしてこうなんだろうね。
さて、こんなニュースが報じられた。
▼朝日新聞デジタル:市勢ガイドも電子化の波(2012年4月7日)
要するに、紙からウェブへ、というわけだ。
名張市の市勢要覧は紙に印刷して発行しておりましたが、そーゆーのはもうおしまいにして、名張市の公式サイトにデジタル版の市勢ガイドを掲載し、インターネット上でひろく発信することにいたしました、ということである。
ま、当然の流れだろうね。
そして、このニュースから推測されるのは、これが当然の流れだ、ということを、名張市役所のみなさんが、まあみなさん全員が、とはいえぬかもしれんけど、だいたいにおいて、おおむね理解していらっしゃるのであろうな、という事実である。
なにしろ、時代の趨勢、ってやつだからね。
現物はこれである。
▼名張市公式サイト:なばり市勢ガイド(PDF)
乱歩も出てくる。
乱歩が出てくるページだけ、JPGに変換して無断転載。
驚いたな。
乱歩都市交流会議、とかいうインチキ、まーだつづけてんのか。
つづけてんのか、というのは、実質的にはなんにもしてないんだけど、なんにもしないくせにごたいそうな看板だけどーんと掲げて、例によって例のごとく、うわつらたけとりつくろてかこつけてるあるよぽこぺん、みたいなこと、まーだ性懲りもなくつづけてんのかよ、という意味である。
この場合は、むしろ、三重県名張市はぽこぺんあるよ、ぽこぺんぽこぺん、都合のわるいことみな地べた埋めて知らん顔するあるよぽこぺん、三重県名張市は日本の中国あるよぽこぺん、の線で行ったほうがよかったのではないか。
以前にも書いたことがあるけど、ふつうのひとは、乱歩都市交流会議、なんてのができたと聞くと、その会議に加わってる都市が連携協力して、なんらかの事業を展開するのではないか、とか思ってしまうわけなのね。
だからわしなんか、これも以前に記したことなれど、たとえば東京でお会いした乱歩ファンのかたから、
「乱歩に関係のある都市が集まってなにかやる、という話はどうなったんですか」
とお尋ねをいただいたり、あるいは、鳥羽から名張へいらっしゃったかたから、
「せっかく会議を発足させたのになにもしないのはなぜか」
とお叱りをいただいたりする、みたいなことにもなるのじゃ。
だからここは、このさいだから、乱歩都市交流会議なんて、そんなものはなかった、ということにしてしまったほうが、よっぽどいいのではないか。
ちょうどあれだ、名張市立図書館が、みずから発行した乱歩の目録なんてなかったことにしてしまっている、みたいな感じにしてしまうのが、名張市らしくていいと思うぞ。
あるいは、ミステリ講演会「なぞがたりなばり」のごとく、というべきか。
あれはほんと、しれっとして、ほったらかし、とはこのことか、みたいな状態なんだもんなあ。
▼名張市公式サイト:なぞがたりなばり
せめて、この事業は2010年度で終了いたしました、くらいのことは、こそっとでいいから、公式サイトの片隅で告知しとけよ、とぞ思う。
ところで、たったいま、ネット検索でひっかかってきたのじゃが、こんなページがあったのね。
▼伊賀タウン情報YOU:「なぞがたりなばり」の情報 まだ?
ミステリ講演会「なぞがたりなばり」にかんする投書があって、それへの回答が寄せられた、という寸法である。
まったく気がつかなかったのだが、市民からこんな投書が寄せられたのであれば、名張市としては、とても知らん顔なんかしてられんがな。
しかしまあ、ほんとかよ、という気が、しないでもない。
ミステリ講演会のことを毎年、気にかけている四十代男性会社員、みたいなかたが、ほんとにいらっしゃるのであろうか。
ミステリ講演会のことを知りたいのであれば、名張市役所に電話を一本入れるだけで、すぐに答えが返ってくるはずだ。
だというのに、どうして、わざわざ投書するような迂遠な真似を、この男性はなさったのであろうな。
もしかしたら、このかた、ほんとはミステリ講演会になんかまったく興味をおもちではなく、じつは、いやいや、そんなことは、まあどうだっていいか。
とにかく、問題は名張市のほうであって、尋ねられましたので答えました、みたいなことだけで済ませてしまい、みずからの公式サイトでは事業の終了を告知しようとすらしない。
なんかもう、開き直ってんのか? みたいな感じですらある。
ちょっとほじくり返してみようか?
▼名張市公式サイト:なぞがたりなばり
このページ、第十三回から第二十回までが書かれているんだけど、なぜか第十八回がみあたらない。
第十八回の講師は芦辺拓さんにおつとめいただいたんだけど、芦辺さんの回だけ掲載されてないのは、いったいどうしてなのかな、みたいなことを、以前、名張市公式サイト「市長への手紙」を利用して、質問したことがある。
▼名張まちなかブログ:なぞがたりの謎に挑戦する(2010年10月29日)
質問を抜粋。
(b)貴セクションにお訊きするのは筋違いかもしれませんが、名張市公式サイト「なぞがたりなばり」のページ(http://www.city.nabari.lg.jp/hp/menu000009200/hpg000009144.htm)にどうして第18回がみあたらないのでしょうか。
回答を抜粋。
第18回芦辺拓先生の講演の原稿起こしが完了していないからです。現在はテープ起こしをした粗原稿をチェックしています。ちなみに過去の講演の録音テープも順次原稿起こしをしています。
ほら。
またうそだよ。
大うそだよ。
第十八回がいまだに掲載されていないんだから、この回答は大うそであった、と判断するしかありゃせんじゃろうが。
いやいや、心配はご無用じゃ。
いまさら怒ったりはせんし、問題を蒸し返したりもせん。
平気でうそを並べて、その場しのぎをぶちかまし、それでしれっとしているのが、名張市役所のみなさんのクオリティってやつなんだからな。
いまさら怒ったり、問題を蒸し返したりしても、なんの意味もないあるよ。
ちょっとほじくり返してみただけで、それ以上のことをする気はない。
だから、心配は無用だ。
しかしなあ、よりにもよって、ミステリ講演会二十年の歴史のなかで、乱歩のことがメインテーマとなった唯一の回、つまり、乱歩の話題には冒頭でちょこっとふれるだけ、というのが講演の一般的なパターンだったわけなんだけど、芦辺拓さんの回だけは、最初から最後まで乱歩のことをテーマにしていただいたというのに、よりにもよってその回をはずすってのは、いったいどういう了見なんだろうな。
そういえば、芦辺さん、このウェブニュースにご登場である。
▼毎日jp:わが町にも歴史あり・知られざる大阪:/246 江戸川乱歩寓居跡 /大阪(2012年4月5日)
これまたうかつにして知らなかったんだけど、守口市にあった乱歩が住んでた家、いつのまにか姿を消してしまっていたのか。
この記事によれば、芦辺さんは以前、「行政が関わって、書斎を再現するなど保存すべき」とおっしゃってたそうなんだけど、それもかなわなくなってしまった。
てゆーか、行政なんて頼りにゃならんぞまったく、ということは、名張市をみててもわかる。
よくわかる。
とてもよくわかる。
なにしろ、ちょっとほじくり返してみるだけで、びっくりするような話がいくらだって出てくるわけなのであって、そんなとこが頼りになんかなるわけねーじゃんよ。
なんなら、もっとほじくり返しちゃろうか。
いやいや、そんなことはどうだっていい。
終わってしまった事業のことは、ひとまずおいといて、乱歩都市交流会議の話だ。
名張市は、乱歩都市交流会議を売りにしたい、と考えているらしいな。
よし。
わかった。
合点だ。
そういうことなのであれば、わしとて名張市民のはしくれ、協力するにやぶさかではない。
たとえば、乱歩都市交流会議をネタにした漫才を書いて、インターネット上でひろく発信する、というのはどうじゃ。
いやいや、ネット上だけでなく、紙媒体での発信も可能じゃ。
地域雑誌「伊賀百筆」に掲載してもらえば、伊賀地域一円の住民のみなさんに、書店でお買い求めいただき、お読みいただき、長く保存もしていただける。
だいたいが、わし、「伊賀百筆」に書かなきゃならん漫才、書きかけたまま、ずーっとほったらかしなわけなのね。
これだがや。
たとえば「アウトレイジ」の話題なんて、いまやすっかり古くなってしまっているわけだから、また最初から書き直さなければならんわけなのではあるが、それにしても、ふとみずからを顧みれば、一年ほど前にくらべると、ずいぶん変わったな、という気がする。
去年の5月2日には、漫才のことで思いわずらっていたものじゃ。
3・11のせいで、とても漫才なんて書けんがや、と思っていたのであった。
▼2011年5月2日:連休の谷間に漫才のことで思いわずらう
それが、いまでは、漫才を書くことに、なんのためらいもないんだもんな。
それにまた、乱歩と伊賀、という問題もある。
つまり、これね。
乱歩都市交流会議には、伊賀市は参加していないんだけど、伊賀市と乱歩のあいだにも浅からぬ関係があるわけだから、乱歩都市交流会議をネタに漫才を書く、ということになったら、乱歩と伊賀のかかわりを説明することが必要になる。
だから、このさい、伊賀地域と乱歩の関係について、伊賀地域住民のみなさんを対象に、漫才のかたちでわかりやすく説明しておけば、それが地域研究の資料としても意味をもってくる、ということになるはずである。
なるはずではあるが、それはそれとして、てゆーか、乱歩都市交流会議のことなんか、ほんとにどうだってよろしいのであって、たいせつなのは幻影城プロジェクトなのである。
実際のところは、葛葉さんへの昨日付コメントにも記したとおり、「ご期待をいただいております幻影城プロジェクトにつきましては、スタートダッシュで出遅れる、といった観もなきにしもあらずなのですが、ま、いいだけ出遅れてる話ですから、ぼちぼち行くことにいたします」みたいな感じなんだけど、要するに、名張市の市勢要覧がデジタル化されたのは時代の趨勢というものである、というのが本日のポイントなのであって、じつは幻影城プロジェクトもまた、まさしく電子化やデジタル化という時代の趨勢によって要請されるところのものではあるのじゃが、そんな当然の流れを実現するためにはきちがいみたいにぎゃあぎゃあ、ぎゃあぎゃあぎゃあぎゃあ、ぎゃあぎゃあぎゃあぎゃあぎゃあぎゃあぎゃあ、声をかぎりに叫びつづけなければならない、というのがここ名張市というところなのであってな、ても厄介なことじゃわい、ということもまた本日のポイントとなるのじゃ。
では、また、あしたな。
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